主人が知り合いに頼まれたと言って演奏会の切符を買って来たので、午後から2人で出かける事にしていた。 バイオリン奏者は聞いた事が無い名前だが、ピアノの方は私でさえ知っている超有名世界的ピアニストの姉妹だそうで。 でも苗字が同じって事は、結構なお歳なのに未婚なのか、それとも芸名なのかしら……などとどうでもいい事を考えてしまった。
全席自由だし早目に行こうと、食事をしてすぐに車に乗り込んだが、何だか気分が優れない。 香水の匂いが気になって、胃の辺りがムカムカする。 先日買って貰ったばかりの香水を、今日は指に力が入り過ぎて大きく一噴きしてしまったのか。 会場に着いたらトイレで落とそうと思って、車中ずっと我慢していたが、口の中にどんどん、酸っぱい唾液が溜まって行く。 まずい、これは嘔吐の前兆だ。 「ごめん、具合悪いから先に行ってるわ」 会場前で車を停め、小走りでトイレに駆け込む。 濡らしたハンカチで香水を拭き取ると、幾らか匂いが取れたようで、少し楽になった気がした。 「大丈夫? 具合悪かったら帰ろうか」 ダーリンが心配してくれたが、 「大丈夫、もう治ったから」 と言って、ピアノの鍵盤が見える位置を探して座った。
しかし、鍵盤なんて見えなくても関係無かったのだ。 演奏会が始まって暫くすると、再び溢れるほどに唾が出て来るではないか。 治ったと思ったのは気のせいで、私は猛烈な吐き気と戦いながら、バイオリン・ソナタを聴く破目になった。 口の中は唾液で飽和状態である。 「何か悲しい事でも考えて、気を紛らわせるのよ、例えば……そう、戦争とか飢えた人々とか病気の子供とか」 ブリー・バン=デ=カンプの言葉を思い出すも、今の私には、演奏会の最中に客席で戻すという失態を仕出かす以外、悲しい事などあるだろうか、いや無い。(反語) バスの中ではないので、勿論エチケット袋など持っていないし、持っていたとしても客席で吐くのは如何なものか。 これは非常事態である。この場で席を立っても、緊急避難で許されるのではないか。 しかし常日頃、他の聴衆の態度が怪しからんと散々言っている私が中座するのでは、他人にとって顰蹙だ。それでは私が私を許せない。 だからと言ってここで戻したら、それこそ顰蹙なのだが。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、休憩時間まで私は生き抜いた。
ふらふらになってトイレから出て来ると、ロビーで主人が待っていた。 「さっきそこで、僕が券を買った先生に会ってさ、『大きくなったわね〜横に』って言われちゃった☆」 胃の中を空にしたら楽になって、そんな話にも一緒に笑えるぐらいには回復したので、結局演奏会は最後まで聴く事が出来た。 やっと音楽に耳を傾ける余裕が出来たのだが、バイオリンはボロボロだった。 主人がその先生から聞いた話では、どうやら今日は調子が悪かったそうで。私はてっきり、もう年齢的に駄目なんではと思ったのだが。 しかしピアノは流石だった。 どうせなら、最初からちゃんと聴きたかったが、粗相をしなかっただけでも良かったと思うべきだろう。
帰りに寄ったスーパーで再び具合が悪くなり、結局その日は3度吐いたのだった。 原因はどうやら、今朝の栗御飯だったらしい。主人はコーンフレークを選択したので、難を逃れたのだった。 昨日の朝炊いたものだが、暫く常温放置してしまったのが敗因だったか……混ぜ御飯系は、やはり危険である。
一難去って、また一難。 主人の親が、また栗を持って来てくれた。 この間貰った栗で栗御飯を作ったなどと、余計な事を言ってしまったのが失敗だったか。 まあそれでも、事前に予告電話をくれるようになったのは有り難い。
栗の皮剥きは、結構な労働である。 しかし、面倒だから明日やろうなどと思っていると、私の場合、その明日はなかなかやって来ない。 そして虫が湧く……。 私は重い腰を上げ、お湯を沸かした。 どうせなら大好きな渋皮煮にしたかったが、小粒な上に保存食として乾かした栗だったので、仕上がりがふっくらしないかも知れない。 量もあったので、栗御飯のほかに、主人のリクエストもあって、甘露煮を作る事にした。 夕方から、夕食を挟んで剥き続け、終わったのは夜中の1時だった。 この間よりはましか……。
翌日は朝から栗御飯。 残りの栗で、インターネットで作り方を探して、甘露煮に初挑戦。 初心者にしてはなかなか上手く出来た。 「凄いなシオン、どんどん進化するねえ。結婚当初と比べると、猿から人間の幼稚園児ぐらいになってるよ」 と主人は褒めてくれたが、もう当分、栗は見なくていいですよ……。 ずっと庖丁を握っていたから指は痛いし、爪は黒くなるし、手首の辺りが筋肉痛だし。 でもこんなに辛いのに、喜んでくれる人がいるとまた作ろうかなと思ってしまうのは何故だろう。
ゲームが大好きだ。 主人がrealarcadeやshockwaveでゲームを見付けてやっていると、私は必ず後ろにくっ付き、 「次は私がやる〜。終わったら代わって」 と言い、終わる前に代わらせる事も屡。 今日も気付くと 「あっ、もうこんな時間!」 慌てて夕食の後片付けに台所に立つ私。 ああ、あれに似ている。 「何だか、北島マヤみたいだわ。ああもうあたしって、どうしていつもこうなんだろう!みたいに」 と私が言うと、主人は反論した。 「いや、それは美化し過ぎだろ、幾ら何でも。せいぜい、猿とらっきょうだろう」 私は知らなかったのだが、らっきょうはどこまでも皮が剥けるので、猿は面白がっていつまでもらっきょうの皮を剥き続けるらしい。 なるほど、ゲームを前にした私も放っておくと自分では止められず、いつまでも続けるという事か。 つまり馬鹿だと言いたいんだな? そうなんだな?
昨日は泣きそうな目に遭った。 というか、半べそかいた。
先日、主人の親が栗と一緒に冬瓜を届けてくれたのだが、漏れなくこれも暫く放置されていた。 しかし、食材を放置すると碌でもない事になると学習した私は、これも早く食べてしまわないと!と思い、主人に料理して貰う事にした。 だって私の実家では食卓に上らなかった食材だし、料理法がよくわからないのだ。 それに主人の実家からの物なのだから、彼が何とかするのが筋であろう。 という訳で、仕事から帰って来て疲れている亭主を容赦無く台所に立たせる鬼嫁が、暢気にゲームなどをしていると、 「駄目だ、これ、虫食ってるわ」 という声がした。 私は口を尖らせた。 「ええ〜、今日がごみの日だったのにぃ。次まで日があるから、何とかならない?」 「じゃあ虫がいない所だけ選んで何とかするよ」 との言葉を信じて、私は食事が出来るのを待った。
出来上がった冬瓜の炒め物は、なかなか美味しかった。 食後の片付けに台所に立った私は、流し台の俎板を見て固まった。 そこには、伸び縮みする謎の白い米粒のような物体が! 「来て! お願い! 今すぐ!」 飛んで来た主人は、あらあらとか言いながら、それを指で抓んでコーナーにポイッと捨てた。 「手、洗って!!」 「ハイハイ」 うう、虫ってこれの事だったのね……。 眩暈を起こしながらも私は薬缶にお湯を沸かし、虫が2度と這い上がって来れないよう呪いを込めて、コーナーに熱湯をぶっ掛けた。 はあはあ、これでもう生き返っては来まい。 気を取り直してお皿を洗おうとしたところ、床にピーマンの種が落ちているのが目に入った。 ああもう、あの人に料理をさせると後片付けが大変なのだったわ、と心の中で愚痴を言いながらしゃがむと、それはどうやらご飯粒のようだ。 しかし抓むと、ご飯粒にしてはぐにゃりとし過ぎている。 「!!」 目を近付けて確認する勇気さえ私には無かった。 どうか誰か、これはご飯粒だと言って!! 半狂乱でコーナーの中にそれを弾き飛ばし、泣きそうになりながらお皿を洗い終えた私は、ふと目を上げた。 正面のタイルには、伸び縮みする白い以下同文……しかも垂直方向下に向かって。 という事はつまり、一旦上へ上がったものの戸棚で行き止まり、復路を歩んでいたと言うのか。 それとも既に何往復かしたのか。 もう駄目。 その後私は半泣きで主人に訴え、コーナーと排水口の生ごみを即刻ビニール袋に2重にして梱包して貰い、インターネットで近隣地区のごみ収集日を調べさせ、その間自分は床に這い蹲り、目を皿のようにして4匹目を探した。 4回目の発狂は無かったが、生憎水曜日回収の地区は無いらしく、残りの冬瓜をどうするかという議題が残った。 外に出すと烏が突付く。しかし家の中には置いておきたくない。 考えた末、次の回収日までは厳重に黒いビニール袋に入れて、鳥除けのCDと共に、エアコンの室外機の上に放置する事に決定した。 勿論それらは全部、彼の仕事である。 「シオンごめんねえ、うちの親が虫だらけの物ばっかり持って来て。もう持って来るなって言おうか」 と彼は言う。 気持ちは有り難いが、口先だけの事である。 出来ない約束はしなくていいよ。 でももう、冬瓜は要らないわ……スーパーでも絶対買わない。
「デスパレートな妻たち」集中再放送3週目である。 1日目、つまり第1回と第2回だけ見逃したが、第3話から観始めて、どっぷり嵌まってしまった。 月曜日から木曜日までの深夜(実際には火曜日から金曜日までの午前)の放送なので、録画すれば良いものを、空きテープを探すのが面倒&新しいテープを買うのが勿体無いため、夜更かしして観ているのだ。 それでも朝は普段通りに起きていた。 深夜放送のために家事放棄では、流石に如何なものかと思うからである。 しかし、気を付けていたのに、とうとうやってしまった。
ダーリンの声で目を覚ますと、8時……! 始業時間ではないかっ。 それでも彼は、私を責めない。 「シオンのせいじゃないよ、僕が自分で起きればいいんだし。でも、スヌーズ機能付きの新しい目覚まし、買ってもいい?」 うーん、でもね、スヌーズ付いてても同じ事だと思うよ。 私の事だから、無意識のうちに大元を切って2度寝してしまいそう。
仕方が無いので、彼はすぐに職場に電話を入れ、朝の1時間だけお休みを貰っていた。 ホントにごめん……。
休日、ダーリンと駅ビルに行った。 私の誕生日前後にコンサートがあるというので、誕生日プレゼントとして券を買いに出かけたのだが、ホールでも百貨店の売り場でも、良い席はもう無かったのだ。 駅の売り場で中ほどの席を買い、昼食を摂り、時間があったので駅ビルをふらふらする事に。 「そう言えば、最近シオンに服を買ってあげていなかったなあ。何か買ってもいいよ」 とダーリンは言ってくれたが、殆ど家で過ごすため、新しい服なんて勿体無いと私は思っていた。 しかし、運命の出会いが。 可愛い服だなあとマネキンの前で足を止めると、売り子さんに声をかけられてしまった。 「試着してみませんか」 色はドンピシャ、先日のカラー診断でOKを出された煉瓦色と深緑である。 ダーリンも 「その服ならいいと思うよ」 と言ったばかりではなく、服の飾りの模様を見て、 「いいじゃん、これ、格好いいよ!」 と大層お気に入りの様子……そうか、格好いいのか。 私は変な模様〜と思ったのだが。 やはりその辺の感性は違うようで、その事を改めて再認識したのだった。 試着してみると、やっぱり私によく似合う。 「ああ、やっぱりいいねえそれ」 買っても良いとお許しが出た上、暑くてじんわり汗をかいてしまったので、2着とも買って貰ってしまった。 着るのはタダだしなと思っていたのに、全然タダじゃなかったな。 「ありがと、今度は貴方のお洋服を買いましょうね」 と言ったが、彼は 「ううん、イラナイ。仕事は背広だし、家では部屋着でいいもん。それに、僕は自分の服には興味無いんだよなー」 なのだそうで……いいのかそれで。 矢鱈と自分をプロデュースしたがる男も嫌だけれどな。 でもうちの亭主は、ちゃんと奥さんの事を見ている良い亭主だ。
お会計を見て吃驚。 2万円超えてしまった……ヒィ。 勧められるままにスカートまで買わなくて良かったわあ。
主人は犬が大好きだ。 しかし転勤族で、今はペット不可のアパート暮らし。 幾ら好きでも飼える環境ではない。 実家で飼っていた犬も死んでしまい、寂しい日々を送っている。
結婚1年目のとある休日、 「ペット屋に行こう」 と彼に言われた。 何しに? 金魚でも飼うつもりか? 世話は誰が?と思ったが、彼は犬を見たかったらしい。 彼にとっての無料の癒し空間、それがペット屋。
今日も買い物序でに、ペット屋に寄った。 休日という事もあるのだろう、人だかりが出来ている。 「可愛いなあ〜」 犬コーナーで、彼は早速メロメロである。 周囲の人々も、口々に可愛いと連発している。 「いいなあ犬は、皆に可愛いって言われて」 何故か彼が僻みっぽい事を言うので、 「あら、貴方も可愛いわよ」 と言って頭を撫でてやると、周囲の視線を感じた……変な人と思われたに違いない。 「シオン、変だよ」 と照れ隠しで彼は言うが、別に気にしなーい。 どうせ知らない人ばっかりだし。(仮令知人がいたとしても私は気にしないけれど)
パグを見て 「うわー、変な顔〜。しかも不細工の癖に値段高いし!」 と驚く私に、 「何を言うか。そこが可愛いんだよ」 と反論するパグ好きの彼。 「パグもブルドッグも可愛くないわよ。私はミニチュアダックスがいいなあ。ポメラニアンもかわええ〜毛糸玉みたいだ」 「ポメラニアンは煩いから駄目。すぐ噛み付くし歯が鋭いから痛いし。あっほら、ミニチュア・シュナウツァーだよ。昔飼ってた犬にそっくりだ。軍用犬だから賢いんだよ」 と彼は私の知らない薀蓄を披露するが、幾ら賢くとも私はあの犬種は好きではないのだ。 「ヤダ。あのバンダイク髭が、子犬の癖しておじさん臭いんだもん」 犬の好みも合わないのね、私達って……。
そこの店では、頼めば子犬を抱っこさせてくれるらしい。 「貴方も抱っこさせて貰ったら?」 と言ったのだが、彼は首を振った。 「抱っこしたら、そのまま連れて帰りたくなっちゃうから」 そうか、そうだろうな……。 特に犬好きでもない私でさえ、見ているうちに飼いたくなっちゃったもん。
結婚してからは、なるべくダーリンと一緒の時に服を買うようにしている。 服自体が気に入ったという動機だけでは自分とのバランスを考えられず、それが似合うかどうかを客観的に判断して貰うためだ。 しかし最近、少しだが服を縫うようになって、段々気になって来た。 自分には、どんな色が似合うのだろうか。 基本的には好きな物を着れば良いとは思うが、やはり合う・合わないがあるものだ。 同じ背格好でも妹は可愛く着られるのに、私には何故か、ふわりとしたスカートが似合わない。 これは歳以前の問題で、二十歳の頃から似合わないのだ。 どうせならこの際、自分に合う物とそうでない物を知っておくのも良いのではないだろうか。
そう思って、パーソナル・カラー診断というものを受けてみた。 ネットで探したら、幸い近くで受けられる所があったので、事前に申し込んで行った。 正しく診断して貰うためにすっぴんで行かなければならないのが少し恥ずかしいが、診断の後に似合うお化粧もしてくれるので、その後買い物などに行ってもOKなのが良い。 診断は、陽の光の下で行われるので、一応日焼け止めだけ塗って行った。
様々な色の布を首から下にかけ、顔色が明るく見えるものが似合う色なのだという。 わくわくして出かけて行った私だが、診断を受けるうちに、次第に気分が下向いて来た。 イエローベースなのはファウンデーションがそうなので何となく判っていたが、タイプ別に言うと、私は秋グループに属するらしい。 彩度が高く明度の低い、所謂アース・カラーが似合うのだという。 暗くて地味な色……私の嫌いな色ばかりである。 似合わないのは、青みの強い色や薄い色。濃い鼠色以外の灰色系も駄目。 嗚呼がっかり。
帰宅して、ダーリンにぶちまけた。 「抹茶色とか煉瓦色とかウンコ色とかが似合うんだってよ! 地味でババ臭い色ばっかりでつまんない。私は綺麗な色が好きなのに!」 流石にウンコとは言われなかったが、貰ったカラーチップにはそんな感じの色が並んでいる。 どれどれ、とカラーチップを見て、彼が言った。 「ほら、いつも僕がシオンに似合うって言ってるのばかりじゃん。シオンは顔が地味じゃないから、派手な色を合わせると煩くなって下品に見えちゃうから、こういう落ち着いた色が似合うんだってば」 「そうなのかな……」 彼の言い方は、非常に上手い。 流石、前世がソフィストだっただけある。(←憶測) これで私はいつも言い包められてしまうのだな。
アリスのカラータイプで言うと、スパイシー・リッチだと思われる。 香水は、森林やグリーンの香り、スパイシーな香りが良いと言われた。 となると、先日買って貰ったバニラは駄目なのか。 でもスパイシーって何だろう。胡椒じゃないよな? 全体の印象は、大人っぽくて知的、深みのある落ち着いた雰囲気のある人。 でも印象と実際の姿って、かなり異なるよね……。
連日の寝不足でヘロヘロだあ。 特に昨夜は。
先日、主人の親が立ち寄って、食料を置いて行ってくれた。 結婚して数年経つが、あれほど不機嫌な私を義父母に見せたのは初めてである。 それが効いたのだろう、今回はちゃんと前日に到着予定時間を報せる電話を入れ、中に入らずに玄関先で帰るという念の入れようだった。 いや、ちゃんと事前に連絡をくれたのだからお茶ぐらい出そうと私は思っていたのだが、仕事の途中で忙しかったらしい。
栗をくれたのだが、どうしよう、何に使おう、剥くの面倒だな……と思っているうちに数日経ち、昨日の夜になってとうとう神が降りて来た。 栗御飯を作ろう! 思い立ったが吉日、もう夜も遅いけれど、この機会を逃したらいつまた作ろうと思えるか判らない。 料理本を引っ張り出し、お米に対して必要な栗の重さを電卓で計算する。 (目分量というのが出来ないのだ……まだお料理初心者なので←何年経っても進歩ナシ) そしてボウルに入れようと、栗の入った網袋を箱から持ち上げたその時。 パラパラパラ……と、何やら砂粒のような音がする。 よく見ると、それは、
虫の糞。 ぎええええと思ったが、数日間放置していたのだから仕方ない、すぐに取り掛からなかった私が悪いのだと思い直すように努力した。 うう……ここ暫く栗の中で虫を飼っていたのかと鬱になりながらも、栗に熱湯をかけ、虫がいない事を祈りながら、栗を選んで鬼皮を剥く。 大丈夫そうな物は別のボウルへ、虫食いは生ごみコーナーへ、と選別するが、これが口で言うほど簡単な作業ではない。 「うちの親がまた変な物持って来てごめんよ。シオンは虫が嫌いだし、僕がやるよ」 などと口先では言っていたくせに、翌日仕事なので主人は既に布団の中。 すぐに夜中の1時になり、私は場所を居間に移して、TVドラマの集中放送を観ながら作業を続けた。 2時半、ドラマが終わっても作業は終わらず、結局3時半までかかって、どうにか必要量を剥く事が出来た。 虫食いじゃないのを探す方が難しいんだもん……剥いてみて大量の糞だらけなだけでも泣きそうなのに、虫とコンニチハしちゃった日には、発狂しちゃうよ。
翌朝、栗御飯大好き〜♪と言って主人が食べてくれたので、少しは苦労が報われた気がした。 でもでも、栗は欲しい時に自分で買うから、もう持って来なくてもいいですよ! (と言っても剥くのが大変だから、自分で買ってまで作ろうとは思わない私……)
7月から始まったこのドラマ、はじめは全く観ていなかった。 しかしある日、偶々観てみたら案外面白く、翌日からバックナンバーをネットで観始めた。 (YouTube万歳。途中から放送局が著作権侵害だと言って消したみたいだが、見る側からすると、けち臭い事言うなよ〜と思ってしまう) 1人、PCの画面前で、真昼間からうひゃうひゃ笑っている怪しい人……。 でもそれぐらい面白い。 特に夫(石黒賢)の妄想が。
夫に浮気されるわ、愛人には出来ても自分には子供が出来ないわ、その事で姑に嫌味を言われるわ、で踏んだり蹴ったりな妻(米倉涼子)の物語なのだが、どうしてそこまで酷い事をされても御主人か好きなの??と、私から見るととっても不思議なドラマである。 真面目に観るのも馬鹿馬鹿しいので、これはコメディなのだと割り切って観ていた。 そう思うと腹も立たず、夫の2重生活の慌てっぷりも笑えてしまう。 「楽しそうだね……」 と主人に言われたほどである。 「だって私からすると、全くの対岸の火事だもの。貴方は浮気なんてなさらないでしょう?」 「うん。絶対無いな」 浮気は絶対無いという夫に限って怪しいとはよく言うが、うちの亭主に限ってはまず無いと言っていい。と思う。 だってそんな事したら、ただでは済まさないもんね★ そう言えば独身の頃、職場のおじさまに 「結婚して、もし亭主が浮気したら、シオンちゃんならどうする?」 と訊かれて、 「1.愛していなかったら大金の慰謝料をふんだくってさっさと別れる。2.愛していたら庖丁持って追い回す。ですかねえ」 と答えた事があったなあ……。
夫とその仕事仲間(石田純一……まさに嵌まり役)の馬鹿っぷりに笑ったり、買い物依存症の姑が拵えた借金の支払いを妻が申し出る場面では 「夫に内緒で、嫁が姑の借金を肩代わりするなんてあり得ない! 自分のケツは自分で拭わせなきゃ、この姑はまた同じ事を繰り返すわよ〜」 と怒ったり、毎回大いに楽しんでいたこのドラマだが、最終回はそれまでの飛ばしっぷりが一気にトーンダウンしてしまって、一寸がっかりだった。 ええー? そんな一言で赦しちゃっていいのー?と思ったが、それが愛というものなのか。 夫婦の事は夫婦にしかわからないとはよく言うが、そういうものなのかも知れない。
「その髪型だと、もう少し明るい色でもいいかもね。黒髪だと重たく見えてしまうから」 と主人に言われ、髪の毛を染める事を初めて考えた。 世間では茶髪が流行っているが、私は今まで1度も髪を染めた事が無い。 独身の頃は実家暮らしだったので、そんな不良のような真似は親が絶対許さなかったし(耳にピアスの穴を空けただけで、売春でもしたかのように激怒された)、結婚してからは主人が茶髪嫌いだったため、染めるなら白髪が出てからでいいやと私も思っていた。 白髪は去年1本だけ見付かったが、その後行方不明となり、私の知る限り現在は生えていない。 この歳になっても白髪が無いのは、私が苦労知らずだからなのか。
お許しが出たので、生まれて初めて毛染めをしてみようと思い立った。 しかし、如何にも低収入低学歴低身分の人間がやるような明る過ぎる茶色は、もう若気の至りが通用しない年齢では、流石に恥ずかしい。 そうだ、髪の毛にも優しいというヘナを試してみよう。 美容院で染めて貰う事も考えたが、つい先日嫌な気分にさせられた店にお金を落として来たばかりなので、今は節約気分である。 インターネットでヘナを探して購入、自分で染めてみる事にした。 気分は赤毛のアン。 アンと違うのは、粉は緑色だが仕上がりは緑色ではない事である。 説明書通りに粉をお湯で溶く……ケホケホ。 粉の粒子が細かいらしく、喉に来る。 次回はマスクして溶かねば。 練り上がったヘナを、頭に少しずつ載せ、ぬりぬりするが、何だか説明のようには上手く行かない。 中央から徐々に周りの髪を纏めるようにとの注意はどこへやら、要は髪の毛全体に行き渡ればいいのよね!と、早くもO型の本領発揮。 30分放置と書いてあるが、1時間ぐらいでいいかな〜とヘアキャップを被って、片付けやら他の事を始めたら、いつの間にか1時間半が経過していた。やはりO雑把である。 お風呂に入って頭を洗うと、茶色いお湯が排水口に流れて行く。 しっかり洗えと書いてあったが、いつまで経っても切りが無いし、洗い続けるのもお湯が勿体無いので、適当なところで終わらせた。 頭を拭いたタオルも、茶色くなっていた。
お風呂から上がって鏡を見たが、使用前後で余り変わった気がしない。 説明書をもう一度見ると、
「黒髪は染まりません」 ……あれ? やはりO(以下略)
乾いた髪の毛を光に透かすと、茶色く見えた。 なるほど、はっきりとは染まらないが、光の加減で明るく見えるのか。 「うん、それぐらいならいいんじゃない」 と主人も言ってくれたので、これで良しとしよう。
2006年09月19日(火) |
1時間4,980円の価値あり |
縫い物をすると、肩が凝る。 特に私は、熱中するといつの間にかうんこ座りになり、集中すると息を止めてしまうのだ。 子供の頃から直らないな、この癖は……。
新しいマッサージ店の割引ちらしを貰ったので、出掛けてみた。 自分の肩凝り解消と、出来ればやり方を覚えて、後で主人にも試してみようと思ったのだ。 店内はアジアン・テイストの装いで、証明も薄暗く、音楽も煩くなく、如何にもリラックス出来そうな空間である。 お店で用意してくれたTシャツとゆったりズボンに着替えて待っていると、いよいよ施術開始。 ベッドにうつ伏せになり、体の上にタオルをかけられる。 そうか、オイル・マッサージではないのね。 いい気持ちだ……。
気が付いたら、1時間が経過していた。 店員によれば、肩と脚(運動などしていないのに何故だろう)も凝っていたが、首の凝りが1番酷いとの事。 ううーん……首かあ。自分では気付かなかったな。 基本的に私は、肩凝りを気にしない人間だ。 「肩凝り? そんなの気のせい! フンッ!!」 と、日頃から気にしないようにして生活している。 1度気にしてしまったら、それに支配されてしまいそうだからである。 でも少しは気にして、解すようにしないといけないのかも知れない。
夜、主人が帰宅したので、マッサージに行った事を報告した。 「でね、貴方にもやって上げようと思ったんだけれど、すんごく気持ちが良くって、その間の記憶が全く無いのよ。どうやら爆睡してたみたいで。アハハ☆」 「やっぱりね……どうせそういう落ちだと思ったから、期待してないよ」 ええー? その返答は一寸冷た過ぎない!?
今年もあいつがやって来た。 行くのはこれで3度目である。 しかし今年はいまいちだった。 何だろう、目玉と言うべきものが無かったような気が。 そして矢鱈と眠たかった。 しょっちゅう、隣のダーリンに突付かれて起こされていたな……。 曰く、 「前の席の人がグラングランに船漕いでてさ、もう大波小波って感じで。シオンもあんな風になったら見っとも無いから、小突き起こしていたんだよ」 と。 でも私、前の人の様子も気にならないぐらいに眠かったわ。 一方の彼は、気持ちが悪かったらしい。 そんな訳で、今年の出来はやっぱりいまいちだったかなあ。
それでも毎年恒例の、恐怖の心霊写真集は面白かった。 同じ写真でも、毎年形が変わってくるらしい。 毎度お馴染みの、水中から覗く霊の写真があるのだが、初めは横を向いていたのが、年が経つに連れて、次第に正面を向くように角度を変えているのだ。 霊感の乏しい私にはよく判らないが、この写真は毎回鳥肌が立つほど怖い、とダーリンは言う。 だから、よっぽど怖い霊なのだろう。
夜お布団に入って、 「ねーねー、こっち向いて」 と私が言うと、布団を顔半分に被ったまま、彼はゆっくりこちらを向いた。 「ほら、毎年角度が変わって、段々正面を向いて来るんだよ」 と言いながら……。 止めてよ! 怖くて夜中にトイレに行けなくなるでしょっ!!
ダーリンと百貨店に行った。
今まで使っていた物が無くなったので、新しい香水を買いたかった。 ダーリンは香りに敏感で、人工的な匂いが好きではない。 いつも一緒にいる人だし、彼が嫌いな物は付けたくない。 そう考えているので、今度はどんな香水が良いか、一緒に見て貰った。 「これなんてどう?」 と彼の鼻先でテスターの紙をひらひらさせたが、彼は鼻をぐすぐす言わせ、 「あんまりわかんないや」 との返事。 そうか、今は秋の花粉症の季節なのだった……。
それでも片っ端から匂いを嗅いで、 「これとこれとこれ」 と、候補を3つ挙げてくれたので、その中から1番安い物を選んだ。 インターネットで買えば安いのだろうが、匂いだけ嗅いで他所で買うのは流石に良心が咎めたので、ここで買う事に。 それでも色々と試供品を入れてくれたので、良しとしよう。
早速明日のお出かけに、付けて行くんだー♪
新しい美容院が出来たと聞いたので、行ってみた。 なかなかお洒落な店で、エステも付いているという。 ここまでは、前回の大失敗の教訓を生かすべく、実際の店に足を運んで、自分の目で確認した。 受付嬢に訊いてみたところ、開店したばかりの今なら予約無しでやって貰えると言う。 よーしそれなら。 散髪とパーマをお願いした。 店のトップがやってくれるし、大丈夫だろうと思った。
が、甘かった。
肩下まで伸びた髪をばっつり切って貰って暫くすると、首に不快感を覚えた。 ちくちくするので、髪の毛が着いているのかなと触ってみると、巻いたタオルと首の間には、切られた髪の毛が大量に溜まっているではないか。 私は刺激に敏感で、背中に髪の毛1本、顔に産毛1本着いているだけで、痒くて仕方が無い人間である。 すぐに助手の女の子に言って取って貰ったが、背中に入ったようで、今度は背中がちくちくし出した。 シャンプー台に載っても、気になって仕方ない。 もう早く帰りてーと思ったが、どんどん客を入れているようで店長はてんてこ舞い、無駄に待たされる時間の何と永かった事か。 しかもやっと終わると思ったら、最後に髪の毛をドライヤーで吹き飛ばしやがった。 繰り返すが、私は背中に髪の毛1本、顔に産毛1本着いているだけで、痒くて仕方が無い人間である。 美容院は絶対、仕上げ前に再度洗髪してくれる店でなければ駄目だ。 幾ら外観が綺麗でも、こんな無神経な店、2度と来るか〜! という次第で、この店も、私の2度と来るかリストに追加される事になったのだった。
支払いを済ませて歩き出すと、受付嬢が追いかけて来た。 「すみません、これお渡しするのを忘れてしまって。今、店の中がバタバタしていて、大変なんですよ〜」 ……店の中がどうなんて、客には関係無い事だと思うんだけれどね。 息を切らせて彼女が渡したのは、店の会員カードだった。 一応笑顔で受け取っておいたが、わざわざ届けてくれなくても良かったのに……どうせ2度と使わないんだし。 しかもよく見たら、名前間違ってるし! カードはゴミ箱直行決定よ!! 怒り心頭のまま帰宅すると、私はすぐにシャワーを浴びた。 勿論頭の天辺から。
「どう? この髪」 帰宅したダーリンに見せると、開口一番、 「クレラップ持って遊んでなよ〜」 と笑われた……。 うわあああムカつく!!
その後私が、「可愛い」と彼が言うまでしつこく「可愛い?」と迫ったのは、言うまでも無い。
寝不足だ。 今週は毎晩、夜中の1時に起き出して、BS2を見ているからである。 (録画すれば良いのだろうが、ビデオの時間をセットするのが面倒で、最近使っていない) こんなに面白いなら本放送観ときゃ良かったよ。 そして今日はとうとう、
ブリー・バン・デ・カンプが夢に出て来た。 怖かったよ〜!
帰宅したダーリンが、台所の様子を見て、 「あれ、今日の夕食は?」 と訊いた。 「え、今日はまだ指の傷がくっ付いていないから、貴方の好きなピザでも取ろうかと思っていたんだけれど」 「あ、そっか、指切ったんだっけね。ピザのちらしは?」 我が家の郵便受けには、時々ピザ屋の割引券付き宣伝ちらしが配られて入っている。 しかし、それを見る度に食べたい食べたいと彼が煩いので、次から次へと私が闇に葬って来たのだ。 「あは、無い。全部捨てちゃった☆」 「1枚もかよ……こんな時のために取っておいたらいいのに」 彼はぶつぶつ言いながらインターネットでピザ屋のメニューを見ていたが、 「何だかもう面倒になって来たな。何か作るよ」 と言って、台所に立ってくれたのだった。 晩御飯は、適当に作った割には、美味しかった。 さーすがー♪
後片付けまでさせるのは流石に悪いので、ゴム手袋を引っ張り出して、私が皿洗いをしたのだった。 早く治ると良いなあ。 面倒なんだもん、色々と。
ミシンはまだだが、研ぎ直しに出していたセラミック庖丁が帰って来た。 結婚する時に実家の物置から持って来た物で、主人には小さくて使い難いと不評だが、私は気に入って使っていたのだ。 しかし毎日使う物なので、あちこち刃が毀れ、切っ先は欠けてしまっていた。 どうしたらいいかなあと思っていたのだが、部屋の片付けをしていたら説明書が出て来て、研ぎ直し出来ると書いてあったので送ってみたのだ。 送ってしまってから気付いたが、幾ら厚紙や布で包んであっても、普通郵便はまずかったかな……。 それでも、ちゃんと戻って来た。宅配便で。 次回は私も宅配便で送ろうっと。
開封して感動した。 黄ばんでいた刃も、真っ白に生まれ変わっている。 流石京セラ。 下手すると、指までサクッと落としてしまいそうなほどの切れ味である。 気を付けなきゃ。
そう思っていたのに、やってしまった。 食材を切る時は張り詰めていた気が、庖丁を洗う時に緩んでしまったのだ。 あっと思った時には遅かった。 流血の惨事……。
食事の後片付けは頼んだ!>ダーリン あ、明日の晩御飯もお願いね♪
2006年09月13日(水) |
縫い物の神と共に肩凝りの神も降臨 |
直線ミシンは修理に出してしまったが、ロックミシンがあるではないか! という訳で、ニット・ソーイング(本当はこの言い方は好きではない。横文字だらけだから)をする事にした。 先月買ったものの、余りの暑さに寝かせていたスキッパーの型紙と、安売りで購入した3枚980円のニット生地を引っ張り出し、鋏を入れた。 しかし切り進むうちに、布帛のパーツも必要な型紙だった事を知る……つまり、直線ミシンで縫わなければならない部分があるという事だ。 しかも、それは1番初めの段階で。 取り敢えず裁断と芯貼りだけ済ませて、続きはミシンが退院してからと言う事に。 修理に2週間ほどかかるとは言われたが、2週間経ったらすっかり秋である。 縫い上がっても、着るのは来年か〜。
気を取り直して、普通のカット&ソーを作る事にした。 ニット・ソーイングは楽だと聞いていたが、ここまで楽だとは。 1日で出来たし、初めてにしては、なかなか上手く縫えた♪ しかし。 布の時はとっても素敵に見えた生地なのに、模様のせいかデザインのせいか、形にしてみると何だか婆臭い……。 でも、この生地はこの形にしようという選択は、間違っていなかった気がするんだな。
そして、記念すべきカット&ソー1作目は、実家の母の所に引き取られたのだった。
先日出かけた時、社民党のポスターが目に入った。 そこには、笑顔の福島党首と共に、こんな言葉が書かれていた。 『なくせ格差、まもれ9条、めざせ平和』 「なくせ格差って事は、めざせ共産主義って事? 共産主義と社会主義の違いって何だっけ?」 「まあ、似たようなものだよ。流石、社会党って感じだな。『なくせ9条、守れ平和、めざせ格差』」 ……意味がわかりませんよ、貴方。
夕方、テレビ朝日系列のニュースで、大阪のホームレス特集をやっていた。 自分の物ではない土地を勝手に占有し、そこを住処としてしまっている人々の話である。 ナレーションは明言していなかったが、物悲しい調子の曲が流れ、もしかして、格差社会の犠牲者とも言えるこの気の毒な人々をどうしたら良いでしょうか?という論調に持って行きたいのだろうかと思ってしまった。 深読み?
悪いがそれは、社会や政府のせいではなく、自分のせいだろう……。 自分の面倒は、自分で看ようよ。 世の中には子供夫婦に負んぶに抱っこという老人もいるようだが、子供夫婦は更にその子供の面倒を看なければならないのだ。 最低限の備えすらしていなかった、自分の無計画さを呪うしかないだろう。 福祉を否定はしないが、福祉に頼り切りなのも如何なものか。
10年の無宿生活から足を洗い、生活保護を受けて生きる夫婦は、まだましだと思った。 一旦故郷に戻ったものの、船酔いするから兄の漁仕事の手伝いが出来ず、兄貴も周囲も煩く言うから嫌だと、また大阪に舞い戻った60歳宿無し老人を見て、そんなに我が儘では誰も面倒を看てくれないだろうよと、我が儘な私でさえも思った。 ああはなりたくない。 結局、自分の人生、自己責任なのだ。
2006年09月11日(月) |
寿命か、使い方か、それとも呪いか |
やっと涼しくなって、折角お裁縫の神が降りて来たのに、ミシンがぶっ壊れた。 以前と同じ症状なので、釜がずれたものと思われる。 普通に縫っていたつもりなんだがなあ。 明日は朝からフリーダイヤルに電話か……ハァ。 不親切なんだよね、ジャガーって。 今時メールで受け付けてくれりゃいいのに、機種によっては未だに電話のみ。 しかも、回線1本しかないのか?ってぐらいに繋がらない。 頼むよ! 一応名の通った企業じゃないのか? 対応が悪いと、別の会社のミシンを新しく買っちゃうよ?
秋と言えば、秋の花粉症の季節。 私は埃に弱いが、花粉症は平気。 主人はその逆。 2人揃って調子が悪いよりはいいのか。
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