幼い頃、私はモンブランが嫌いだった。 私はモンブランを「蕎麦ケーキ」と呼んでいた。 ケーキの上に蕎麦が載っているのだと思い込んでいたのである。 つまり、食わず嫌い。 「騙されたと思って、一口だけ食べてごらん」と言って食べさせてくれた母に感謝である。 勿論それ以来、モンブランは大好物である。
百貨店の地下には、美味しそうな物が並んでいる。 時々行くと数回に1回は贅沢をして、何かを買って帰る。 1個200円のいなり寿司は、流石に美味しかった。 しかし5個で1,000円なので、滅多に買えない。
先日もふらふらと徘徊していると、これまた美味しそうなショートケーキがちょこんと鎮座していた。 しかも、私の大好きなモンブランで、一寸変わった形をしている。 まるで、硝子の向こうで私を呼んでいるよう……。 隣りの苺ショートと1個ずつ、思い切って買ってしまった。 夕食後に紅茶を淹れて、わくわくしながらケーキの箱を開けた。 ダーリンには苺ショート、私はモンブラン。 「頂きまあす♪」 と口に運んだ途端、私の表情が変わった。 「あれ。シオン、美味しくなかったか」 「うん」 眉間に皺が寄る。 「だってこれ、モンブランの蕎麦部分がバタークリームなんだもん!」 幼い頃は生クリームもバタークリームも大好きだったが、今では生クリームしか受け付けない体になってしまった私。 だってバタークリームって、しつこいんだもん……。 「これイラナイ。貴方にあげる」 と言って、皿ごとダーリンの前に押し遣ると、 「じゃあこっちのケーキをシオンにあげるよ。僕バタークリームでも平気だし」 と交換してくれた。 苺ショートはまあまあだったが、モンブランが見掛け倒しだった事に私は腹を立てていた。 高かったのに!!
そして今日、全国の美味しい物を集めた催事があったので、またモンブランを買って来た。 今度は東京のモンブランだ。 わざわざ東京から来るんだから、不味い筈がない。 そしてまた夕食後に 「頂きまあす♪」 と口に運ぶ。 「……」 「また駄目だったか」 「うん……これもバタークリームだわ」 リベンジならず。 何が東京の人気店だバカヤロー。 これなら近所のケーキ屋の方が100倍美味いじゃないかっ。 「美味しいケーキだなんて嘘吐きやがって、金返せええ!」 と怒りまくる私に、呆れるダーリン。 「本当に文句言いに行きそうで怖いなシオンは……」 杞憂ですよっ。
トリノ・オリンピック閉幕。 オリンピック観戦なんて総集編で充分、などと思っていたのに、今更ながらに後悔している。 だってねえ、スノボクロスがあんなに面白かったんだもの。 フィギュアだって全部見たかったのに、リアルの事情で見られなかったし、とても残念。 エキシビションも見逃したし……王子様をもう1度見たかったのに。 折角受信料支払っているNHK−BSで全競技(多分。殆ど)やってたんだから、見ときゃ良かったよ。
民放だと俄かコメンテーターのタレントが煩くて見る気がしないので、NHKの総集編を見た。 (それでも民放は長野オリンピックの時よりはましになったか。あの時フィギュアの放映権を持っていた民放は、ゴールデンタイムに生放送をやったのだが、普通にCMを入れてしまったために演技を見られなかった選手もいて、視聴者は苛々させられたのだった) アメリカ人としてフィギュア・スケートに出場した日本人女性は、ワイドショーでも話題になっていた。 この人は、スケートのペアで世界初の「スロー・トリプルアクセル」を飛んだのだという。 「スローって、そりゃスローモーションで再生するんだから、当たり前じゃないの?」 と画面を指して言う私に、ダーリンがすかさず言った。 「違う。スロー・トリプルアクセルと言うのは、男性が女性を投げて回転するからスローって言うんだろ……」 「!!」 slowじゃなくてthrowだったのか! 「全く、シオンは……」 呆れたように冷たい視線を投げ付けるダーリンに、私は猛抗議した。 「だってさ、普通日本語でスローって言ったら、ゆっくりの事じゃん! 解説者の発音が悪いんだよ!!」 「……シオン、それは逆切れと言うんだよ」 とんだ恥をかかされて、逆切れしたくもなるわい!
あのワダエミ(和田勉の奥さんだという事を、つい最近知った。吃驚)に無理言って作って貰った衣装は微妙だし、ミスが重なって最後にはやる気なさそうに滑った安藤美姫。 4回転も前日の練習で7回飛んで7回目しか成功しなかったという話だ、無理も無い。 もう体も重くなっちゃったろうし。 浅田真央も体の軽い今のうちに出られれば良かったのに、つくづく残念である。 14歳でオリンピックで優勝した水泳選手がその後の人生下り坂だった事を思えば、年齢に関係なく優秀な選手はどんどん出したらいいと思う。いや、出すべきだ。 「男子では4回転当たり前みたいになってるけど、4回転半や5回転は出ないのかな」 とダーリンがいつものように変な事を言うので、 「もう4回転が限界なんじゃない?」 と真面目に答えてしまった。 「いっそフィギュアでも3Dとかやらないかなあ〜。フンッ、グルグルグルって(・∀・)」 ……この人はどうしてそういう発想が出て来るのだろう。
前々から、 「ズボンのポケットに穴が開いちゃった。気になるから直して」 とダーリンに言われていたのに、面倒臭くて放置していた。 しかし一昨日、帰宅した彼の着替えを手伝っていて(勿論子供じゃないんだから彼だって着替えぐらい1人で出来るが、私も偶にはそうやって奥さんらしい事をしてみたいお年頃なのだ)、ズボンをハンガーに掛けようとしたところ、裾が汚れているではないか。 「どうしたの、これ」 と彼に見せると、 「ああ、今日はあちこちに水溜まりがあったからね」 だと……。 まさか子供のようにわざと水溜まりの上を歩いた訳ではないだろうが、もう大人なのだから泥跳ねに気を付けて欲しいものだ。
いつも来てくれるクリーニング屋さんに頼んでも、月曜日には間に合わない。 店舗に持って行くにも、土日はダーリンが仕事で車を持って行ってしまうし、徒歩では辛い。 ドライマークが付いていたので一寸迷ったが、替えのズボンもないので仕方ない。 そんなに上等な物でもないし、春まで持てばいいのだ。 洗濯機のドライコースで、デリケート用洗剤と一緒にズボンをぶっこんだ。
汚れは落ちたが、裾がボロボロに擦り切れている……。 「ねえ、何でこんなになるの? 松の廊下でも歩いた?」 と私が暗に責めると、彼は、 「ああ、これ。本来のウエスト位置ってここなんだけどさ、お腹が邪魔で、穿いてるうちにズボンがここまで下がって来るんだよね。だから裾引き摺っちゃうんだ」 と服を捲って解説してくれた。 ……その腹何とかしろよ。 いっそ切ってしまえ!
裾上げの余り部分を数cm切り落とし、擦り切れた裾を3mmほど上げ、余り布を上から両面接着テープでアイロンを当ててくっ付けて修繕した。 近くで見ればちとアレだが、そこまで誰もチェックしないし。 外から見れば、擦り切れ部分も上手に隠せて、判らない(と思う)。 頼むぞ、これで夏服になるまで何とか持ってくれ。
2006年02月25日(土) |
東大出ても馬鹿は馬鹿 |
取り敢えず永田議員は、母親に言われた通り、議員辞職するのが1番良いと思う。 と言うか、36歳にもなって、ママンに言われないと判断が付かんのかお前は。 きちんとした裏付けのないままに、公の場でメールの写しを公表した本人も 馬鹿だが、ゴーサインを出した民主党の上役もどうかしてる。 自民党を追い込むための4点セットなどと言っていたのに、民主党がこんなところで自殺点を入れたために、折角の4点セットもどこかに行ってしまった。 もしかして永田は自民党の回し者か? 勢いの良かった頃、TVで得意気に、自分に惚れ込んでくれているフリーの記者が情報を回してくれたと語っていたが、その惚れ込んでくれた筈の記者はどこに行ったのだ。 学歴は立派でも、中身がどうしようもないな、こいつは。 こんな奴に食わせるために我々は税金を払っているのではない。 とっとと辞めちまえ。
そういや数年前に、ペパーダイン大学テニス部卒業学歴詐欺議員がいたが、あの時ダーリンとテリー伊藤は、 「あんまり追い詰めると、この人は自殺する可能性が高い」 と言っていたが、永田はどうなのだろう。 そう思ったのでダーリンに訊いてみると、 「いや、こいつは自殺しないな」 とあっさり。 そしてTVの前で辞めろコールを送る私に、 「別に辞める必要は無いと思うな」 とまたもやあっさり。 「だってメールを偽造したなら兎も角、この人は騙されたのであって、騙した人は他にいる訳でしょ。それに、選挙やり直ししたらまたお金がかかるし、こいつより変な奴が当選したら困るじゃない」 と言うのだ。 そうかな……。 武部さんの名誉なんて今更なのだからはっきり言ってどうでもいいが、あれだけ国会と世間を騒がせたのだから、済みませんでしたじゃ済まないと私は思うのだが。
2006年02月24日(金) |
トリノ女子フィギュア |
朝TVをつけても、どこの民放でもオリンピックについて触れていなかったので、こりゃ駄目だったかと思ってNHKに替えてみた。 そうしたら、荒川静香選手が金メダルとな。 真っ先に、スルツカヤはどうしたんだ、と思った。
転んじゃったのね……しくしく。 ワイドショーのコメンテーターで、 「スルツカヤが転んだ瞬間に、やった!と思った」 というような事を言った人がいたが、これは余りに酷い。 コメンテーターとしてというより、人としてどうなのさ。 あそこでジャンプが決まっていれば荒川の金は無かった訳だが、だからと言ってライバルのミスを喜ぶのは、俄かファンの浅ましさである。 日本人選手が優勝したのは嬉しいし、素晴らしいと思うが、スルツカヤの転倒は可哀相だった。 「死の舞踏」で滑ったショート・プログラムが良かっただけに惜しい。 それに比べてフリーはいまいち曲がパッとしなかったかなあと。 勿論スケートは滑りが1番重要だが、曲や衣装も人を惹き付ける要素だと思う。
フィギュア・スケートを見ていて気になるのは、演技が終わった後の外国人女性の座り方である。 滑り終わって息が上がっているのは理解出来るが、女性が大股おっ広げなのは如何なものかと。 折角の演技の美しさも台無し、興醒めである。 流石に日本人選手はきちんと膝を合わせて座っていたけれど。 表彰台に上った荒川は、立ち姿も綺麗だった。 背筋をピンと伸ばし、両脚を揃えて、まるでモデルのよう。 日本人は体型的に見劣りするものだが(その点で伊藤みどりは可哀相だった……酷いわっこなんだもん)、彼女は3人のメダリストの中で、1番美しかった。 顔や衣装だけでなく、立ち居振る舞いまで美しいっていいなあと思った。
今や荒川にばかりスポットが当たっているが、女子フィギュアには他にも村主章枝と安藤美姫が出場した。 4位入賞の村主は兎も角、大会前には最も期待されていた(と言うよりは持て囃されていた、か?)安藤は15位に終わっている。 これはやはり、選考に問題があった気がするのだが。 安藤より優れた選手がいない訳ではないのだから、大会の終わった今言ってみても仕方のない事だが、やはり安藤よりも恩田美栄や無理をしてでも浅田真央を出すべきではなかったのだろうか。 案の定、彼女は4回転を飛べなかったのだから。
ところでうちの主人、村主章枝が出て来る度に、 「あ、ふぐりすみえだ〜」 と言う。 お願いだから、止めて……。
寒さが緩む前のある日、百貨店に出掛けた。 ショッピングと言うよりは、ウィンドウ・ショッピングだが。 ぷらぷらと歩き回る間も、エスカレーターに乗っている間も……脚と脚の間に違和感を感じる。 何だろう、いつものやつが売り切れのため買った他社のナプキンを着けているからだろうか。 そう言えばいつものやつより大分厚みがあったもんなあ。 それでこんなにもぞもぞするのかと勝手に納得していた。 しかしエスカレーターを降りる時にふと目を落とすと、歩いているうちに静電気が発生したのか、なんと私はマフラーの長い方の端を股間に巻き込んでいたのだった。 マフラーを褌って……。 慌ててマフラーを引っ張って首にかけ直したが、長いコートに隠れて誰にも見られなかった事を必死に願う。 余りの恥ずかしさに、何も買わずにとっとと店を後にしたのは言うまでもない。 道理でもぞもぞする筈だよ。
その話をダーリンにしたら、とっっても冷たい目で見られた……何故笑い飛ばして欲しい時に笑い飛ばしてくれない。 「そういや昔、『ウールおじさん』ていたな」 だあれそれ、と私が訊くと、 「『触ってごらん、ウールだよ』って、知ってる?」 「知らない」 という私に解説してくれたところによると、昔の国際羊毛事務局(現ウールマーク・カンパニー)のCMにそういう台詞があって、当時とても流行したらしい。 「僕の学校の近くに変質者が出没したんだけど、コートの中は素っ裸、ってやつね。その時に『触ってごらん、ウールだよ』って言うんだって」 「それで『ウールおじさん』か……ウールには違いないけれど、嫌だなあ。それで貴方、触ってみたの?」 「いや、僕は遭遇した事ないから。女の子の前にしか出て来ないでしょ」 それもそうか。 幾らクリーニング済みでも、触りたくはないよな。
デンマーク紙がムハンマドの諷刺画を掲載し、イスラム教徒達がそれに反発、あちこちでデモやら焼き討ちやら起こしたもんだからさあ大変。 いつも思うのだが、どうしてイスラム教徒は過剰に反応するのか。 いつだったか、ナイキ社が運動靴に付けた「Air」のロゴがアラビア語の「アラー」に似ており、神を踏み付けにするとは何事だ!とのクレームが付き、製品を回収するという事態があった。 数年前にも、自動車のタイヤの溝の模様がコーランの文章に似ているというクレームにより、やはりその種類のタイヤが回収になっている。 殆どアメリカの訴訟のようないちゃもんとしか思えない。 しかも今回の諷刺画は、イスラム教徒が騒ぎ立てたお蔭で世界的なニュースとなり、デンマークのみならず、ヨーロッパ各国の新聞にも掲載される事となった。 「ここまで来ると、馬鹿かと思うわね。自分達で余計に騒ぎを大きくしているんだもの」 と私が呆れると、ダーリンはこう言った。 「でも、自分達の信じるものを馬鹿にされたんだから、イスラムが怒るのも尤もだよね」 「それは解るけどさ、ここまで来るともう勝手に怒ってれば?って気にもなるわよ。一寸した事で騒ぎ立てるんだもの、馬鹿にもしたくなるわよ。ドラマの「白夜行」では教会を破壊する演出をしていたけれど、キリスト教徒は暴動なんて起こさないでしょ? 流石に聖書の教えを無視してホモにまで寛容なのはどうかと思うけれど、イスラームはいちいち煩い」 しかし彼は、そうかなあと言う。 「貴方って、宗教が嫌いと言うくせに、やけに信者の方を持つのね」 「うん。平和を叫びながらも、戦争を起こしているのは宗教なんだもん。でもさ、この場合は、表現の自由よりも信教の自由の方が優先されるべきだと思う」 「まあね。そりゃ報道する連中は自分達の食い扶持に関係するんだから、表現の自由と叫ぶだろうけれど、私も信教の自由の方を支持するよ。でも、イスラームは騒ぎ過ぎ。過剰反応するから、新聞社だってからかいたくもなるのよ」 それから宗教の話題になり、救われるとはどういう事かという話になった。(因みに、我々夫婦は無神論者ではないが、特に何かの宗教を信奉している訳でもない) ダーリンは、終わりの日には全ての人が救われるという、仏教の考え方が好きだと言う。 しかし、私はそんなのは許せない。 悪い人も一緒に救われるんじゃあ、それまで善い事をして来た人とのバランスが取れないではないか。 やはり、罪人には罰を与えないと! そう私が主張すると、私にはよく解らないのだが、 「シオンはキリスト教的だね」 と彼は言う。 「やっぱり僕は、皆一緒に救われる仏教の方がいいなあ」 と言うので、私はフンと鼻で笑った。 「キリスト教と仏教の違いって、何だか知ってる? キリスト教は悩める青年のイメージだけれど、仏教は悟り切った中年のオッサンなんだってよ。加齢臭がするのよ」 貴方にぴったりね、と言うのは止めておいた。
主人は、絶対浮気をしないと言ったし、私もそれを信じていた。 それなのに。 「今日、この子うちに泊めるから。終電に間に合わなかったんだって」 と彼は言って、職場の若い女の子を連れて来た。 彼女は小さく挨拶すると、彼に案内されて部屋に引っ込んだ。 「あら、そう。じゃあお布団の用意をしなくちゃね」 私がそう言うと、それは適当にやっておくからシオンは休んでいいよと言われたので、素直に従った。 翌朝目が覚めると、隣りに主人がいない。 彼は、彼女の部屋から出て来た。 唖然とする私を尻目に彼女はさっさと出かけてしまい、私は平然としている主人に噛み付いた。 「一寸、これはどういう事? 浮気したのね!」 「ああ、そうだよ」 「離婚するわ。私は貴方の事が大好きだけれど、こんな事されて悲しいから、もう一緒にはいられない」 と私が言うと、彼はそれは駄目だという。 「離婚はしない。それだけは許さない」 「何故? 許す許さないは貴方じゃなくて私が決める事でしょ」 幾ら私が言っても、いつもの彼とは全くの別人で、取り付く島もない。 余りに理不尽な仕打ちに、私は絶望した。
そこで目が覚めた。 隣りでは、主人が寝息を立てている。 夢で良かった〜とは思ったが、夢とは言え考えてもみなかった事態を体験し、まだ心臓がどきどきしていた。 起きてから、 「こういう夢を見たの。とっても悲しかったの。浮気しないよね?」 と彼に言うと、 「しないよ。そういう夢を見たのは、自分の願望の裏返しだよ」 との返事。 つまり、私の浮気願望がそういう夢になって表れたのだと言う。 でも私、浮気願望なんて無いんですけれど。 嫌な夢だったので忘れたいが、余りに強烈でトラウマになりそうなのでネットで調べてみたところ、浮気される夢というのは相手が自分に夢中だという事らしい。 つまり、主人は私に首っ丈なのだ。 ああ良かった〜これでやっと安心した。 全く、あの人の言う事は本当のようでいて結構いい加減なんだから。
実家の母から電話があった。 用件は、関西に住む母の叔母の見舞いに行こうという話だったのだが、 「あ、それから1つお願いがあるんだけれど」 と母が言うので何かと思うと、 「サラ金からだけは、お金を借りないでね」 だと……どんなお願いだ。 サラ金なんて、頼まれたって借りたくありませんが。
母の話によると、実家の近所の人がサラ金の返済で大変らしい。 家族構成は、老夫婦と若夫婦と孫2人。 そこの若奥さんがサラ金に手を出して返済が焦げ付き、家族の知るところとなってしまった。 しかもその奥さん、なんと自分の勤務先のお金にまで手を付けていたとかで、老夫婦や夫がその分を負担する事で、何とか刑事告訴は勘弁して貰ったそうな。 家計は火の車、長男は専門学校を中退する破目になり、家族で若奥さんの拵えた借金を現在返済中との事である。
「うわー、バッカでえ」 私も知っている人の事だが、思わずそう口から出てしまった。 フジテレビ系列で毎朝やっている「こたえてちょーだい!」(言っちゃあ悪いが最下層的な、頭の足りなそうな人々の体験談によって構成される番組。見ていると胸がムカムカして来る)ではよくある話だが、身近な所にもあるとは驚いた。 「お父さんは『うちの子達は大丈夫だ』って仰るんだけれど、心配になっちゃって」 ヘンな所で心配性の母である。 「私は大丈夫よ。亭主の稼ぎで充分やって行けるし、そんなに贅沢しなけりゃ困る事はないもの。それに借りるならサラ金に行かずに、まずお父さんお母さんに借りるから」 「貸してあげるわよ、億は無理だけど。ドビーちゃん(妹)も大丈夫かしら」 「あの子もサラ金に手を出すほど馬鹿じゃないでしょ。そんなに心配すると禿げるわよ、お母さん。で、何故若奥さんは借金なんてしたのかね。パチンコでもやってたの?」 と私は訊いた。 主婦がサラ金に走るパターンとして考えられるのは、財政難とギャンブルである。 あそこの家は、老夫婦も若夫婦も大人は全員働いている。 お金が無くてサラ金に走るというのは考え難い。 という事は、パチンコ中毒だろうと私は推測したのだ。 「パチンコはやっていなかったみたいよ。あそこの若奥さん、着飾るのが好きでね、ブランド物に注ぎ込んだんじゃないのかしら。それに人に物を上げるのが好きな人だったから、それで色々買っていたみたいよ」 「そっちかあ。要するに分不相応の見栄っ張りな訳ね。あの家も、とんでもない嫁を貰ったって思っているんじゃないの」 私ったら、知っている人に対して酷い言い様である。 「貴女も気を付けてよ。とんでもない嫁だって言われないようにね」 と母。 それはもう思われているから大丈夫、とは流石に言えなかった。
私が早々に脱落した日曜劇場「輪舞曲」を、何故か主人が観ている。 ドラマなんてあんまり観る人じゃなかったのに、この時間帯には他に見たい番組も無いし、まあまあ面白いと言う。 私は一寸でも解らない箇所があるとストーリーが繋がらなくて話に付いて行けずに脱落するのだが、主人はそれを頭の中で補う事が出来るらしい。 しかもそれで話の辻褄が合っているので、殆ど当たっていると思われる。 彼を見ていると、TV欄の粗筋を見ても理解出来ない自分がとってもお馬鹿さんのような気がして、一寸凹む。
「シオンって、チェ・ジウと少しだけ似ているよね」 出し抜けに主人がそんな事を言うので、吃驚してしまった。 「どうしたのよ。私が以前、母にそう言われたと話したら、貴方全力で否定なさいましたよ? 敢えて言えば身長が似ているぐらいだと言われた覚えがあるんですが」 彼の褒め言葉を鵜呑みにすると、持ち上げといていきなり落とされるという事があるので、そう私が警戒すると、彼が答えた。 「目袋が無い所とか、鼻の頭から上唇にかけてとかさ」 え……それって、似ているというよりは、単なる共通点なのでは? 何だか釈然としない。
お風呂上がりの私の顔をまじまじと見て、うーんと唸る主人。 「似ているって、この辺り?」 と私が自分の鼻の辺りを示すと、彼は首を傾げた。 「やっぱり違うかも……。人中の長さと眉と眉の幅の長さが同じかなあ、と思ったんだけれどな」 何ソレ。 人中の長さって、アンタ測ったんかい!
土曜日の22時なので、いつも通り「エンタの神様」を見ようか迷ったが、結局エンタは録画して、「サイエンスミステリー」を見る事にした。
第1部は、「恐怖と生きる家族」。 「恐怖遺伝子」と呼ばれる、兎に角全ての事に対して恐怖感を持つ男とその妻の苦悩の物語だった。 何がそんなに怖いの?と見ているこっちには訳がわからないのだが、家の外にある物事の全てが怖いらしい。 ええー、それなのにどうして結婚したの?と不思議だったが、この人、20歳の頃に発病するまでは明るい普通の青年で、奥さんとはずっと前からの付き合いだったという。 しかしこの病気は遺伝子レベルのものなので、親族の中にも2人ほどいるというのに、何故子供まで作っちゃったの?と疑問に思ってしまった。 遺伝病なら、子供やそのまた子供に遺伝する可能性がある。 呪われた血なら、絶やすべきではないのか?という私の素朴な疑問に、主人が答えてくれた。 「そりゃあれだろ、1日中家に籠っている訳だから、他に楽しみが無」 ゴン。 「どうして貴方はすぐそゆ事言うのっ」 「いや、それは兎も角としても、子供は欲しいだろ普通。この人だって子供の事は可愛いみたいだし」 「そうみたいだけれどさ、でも自分と同じ恐怖や苦しみを子供も受け継ぐかも知れないんだよ? 子供は発病しなくても、子孫の誰かに出ちゃうでしょ。それを考えたら、子供は諦めるべきでは?」 と私は思うんだけれどなあ……どうも彼と私の考え方は違うらしい。 それにしても、この奥さん偉いよ。 恐怖病とは言えヒッキーの亭主にかわって、家族を養うために働きに出ているのだから。 いい時はラブラブだけれど、崩れるとすぐ別れるカップルは多い。 健やかなる時は一緒にいられても、病める時も共に歩む事は難しい。 私は、主人がこうなっても、彼を支えて一緒に生きる事が出来るだろうか。
第3部に出て来た夫婦は、もっと悲惨だった。 脳の手術後、夫の性格が変わってしまい、芸術以外に興味を示さなくなったのだ。妻に対しても、全く。 夫の愛を失った妻は、それに耐えられなくなり、結局離婚してしまう。 愛が無くても一緒に暮らす夫婦は世間に沢山いるらしいが、片方に愛情が残っている場合は、辛くて一緒にはいられないだろう。 悲しい話だった。 しかし、この脳卒中爺さんの芸術って……爆発し過ぎて私には全く理解出来なかった。 と言うか、寧ろ禍々しい恐怖を感じた。 普通、芸術というものには神々しさを感じると思うのだが、この人のそれはとても悪魔的だった。 こりゃあ一緒にいたら、奥さんも具合悪くするわ……。
取り敢えず、うちの主人には元気に長生きして欲しいな。と思った。
2006年02月17日(金) |
伏兵! スノーボード・クロス |
リュージュは怖いから見たくないし、スピード・スケートはミズスマシみたいなので、フィギュア・スケートぐらいしか楽しみが無いと思っていた今回のオリンピックだが、ここに来て新たな主役登場。 スノーボード・クロスは、見ていて面白かった。 今回がオリンピック初登場の、歴史の浅い競技らしい。 タイムを競うのではなく、同じコースを4人一緒に滑って1着を争う競技なので、見ていて判り易い。 10m近い高低差のジャンプ台あり、激突しそうなカーブありのコースを、1人なら兎も角4人同時に滑る上、良い場所を取ろうと選手がコースを邪魔し合うものだから、危険な事には変わりない。 中には激しくコースアウト、頭からフェンスに突っ込んだ選手もいて、顔面鼻血だらけでゴールしていた。 しかし、時には2人や3人で団子になって転倒するため、トップを滑っていた者が必ずしも勝つとは限らない、ギャンブル的な面白さがあるのだ。(ギャンブル……ハッ、だから私にとって楽しいのか?) この競技、日本人選手が7位に入賞したが、これも先を滑っていた選手の転倒があって、ビリを滑っていた彼女が何とか潜り込めたのだ。 女子の決勝でも、大どんでん返しがあった。 アメリカの選手がトップを独走、優勝間違い無しと誰もが思ったその時、最後のジャンプで彼女は何を思ったか、エアー(モーグルやハーフパイプ等で見る、選手が空中でポーズを決める事)をしようとして失敗、ゴール直前で転倒してしまったのだ。 その隙に2番手の選手がゴール……2位に入ったものの、転んだ彼女は涙を流していた。多分自分の馬鹿さに。 「魔が差した」というのは、まさにこういう事を言うのだろう。 アメリカの彼女には可哀相だったが、私は大変楽しませて貰った。
「こう言っては失礼ですが、棚ぼた当たり前の競技ですね」 との、競技の放送が終わった後のNHKアナウンサーのコメントは、大変的確だった。 一緒に見ていたダーリンは、 「ああ〜、今頃NHKには抗議の電話やメールが殺到してるぞ」 と言ったが、私には解らない。 「何故? 私は上手い事言うなあと感心してたんだけれど」 「一所懸命に練習した選手に失礼だ、とか言う奴が絶対いるよ」 なるほどねえ……でもアナウンサーが言う事も尤もだと、私は思うんだけれどな。
2006年02月16日(木) |
冬季オリンピックの問題点 |
朝のTVを見ていたら、リュージュについてやっていた。 リュージュとはお仏蘭西語で橇という意味だが、橇と言うよりはロケットに近い競技だ。 馬やトナカイに曳かせるのでも、ホームセンターにで売っている子供用プラスチック橇に跨って山の上から滑り降りるのでもない。 細いハーフパイプのようなコースが決まっていて、身体の幅程度の橇に身体を横たえて、寝たままの格好で滑るのだ。 それが恐ろしくスピードが出るので、一寸壁に触っただけでバランスを崩して転倒する。 見ているだけでも怖いのに、よくあんな競技やるよなあ。 しかも今大会はコースに問題があるとかで、割合にして4組に1組が棄権しているという。 選手は硬い氷の壁に激突するのだから、打撲や骨折は当たり前、酷いと失明した人もいるらしい。 これはどう見ても、危険なのはコースではなく、競技自体に問題があるんじゃ……。
冬のオリンピックは夏に比べて種目が格段に少ない。 ウィンター・スポーツといえば、スキー、スケート、そり、そして最近になってスノーボードが加わったぐらいか。 オリンピック委員会は、その数少ないスポーツで盛り上がるような大会を開催しなければならない訳だから、無理矢理色んな種目を編み出そうとしているのではないかと思ってしまう。 そこで提案がある。 冬季種目に、雪合戦を新たに加えたらどうか。 勿論ルールは必要だ。 ・雪玉の中には石などの異物を入れない事。氷柱の欠片等も危険なので反則とする。 ・身長や体重による制限は設けない。西欧人による日本人に不利なルール作りはこれを許さない。 これなら少なくとも、リュージュほど危険ではなく、カーリングより盛り上がるだろう。 私はとっても凄い名案だと思うのだが。 他にも、砂の上でやるビーチバレーがあるのだから、雪の上でやるスノーバレーがあってもいい筈だ。 オリンピック委員会は金儲けばかりを考えずに、選手の安全や観客の楽しさも考えるべきだろう。
トリノ・オリンピックが始まった。 TVでは、メダルはまだか〜などと言っているが、何をそんなに期待しているのだ。 そもそもオリンピックって、参加する事に意義があるんじゃなかったのか?
今朝は主人の弁当作りそっちのけで、フィギュアスケート男子シングルのショートプログラムを見てしまった。(お弁当は何とかぎりぎりで間に合ったけれど) TVでは繰り返し高橋選手ばかり映していたけれど、私はプルシェンコ君を見たいのよ! そんなに美男子という訳ではないが、上手な人の滑りは、安心して見ていられるからいいのだ。 昔から上手だと思っていたけれど、本田君と一緒に出てた頃のNHK杯のエキシビジョンで、ドーモ君とじゃれていたのがとってもお茶目で可愛かったなあ。 それが今じゃすっかり大きくなっちゃって……などと、気分はすっかり近所のおばさんである。 当時高校生だったうちの妹は、彼の事を 「かっこいい♪」 とTVに齧り付くようにして見て、「王子様」と呼んでいた。 うーん……確かにスケートしている姿はかっこいいけれど、顔はそんなにかっこいいとお姉ちゃんは思わないんだけれどな。 同じ血が流れている姉妹なのに、男の趣味はどうも違うらしい。
私はプルシェンコ君を応援しているだけで他の競技にも日本人選手の活躍にも興味は無いのだが(非国民)、主人はカーリングが好きで、オリンピックで1番楽しみにしている。 暇があった前の勤務地でカーリングやっとけば良かった〜と未だに後悔している……氷を磨くぐらいなら家の床でも磨いた方がずっと役に立つと私は思うのだが、主人と見ているとカーリングも面白いような気がして来る。 ただの気のせいだと思うのだが、洗脳されそうで怖い。
ところで、大会前にはあんなに騒がれていたスノーボード・ハーフパイプ兄妹はちっとも出て来ないな。 大口叩くんなら、結果出してからにしろよ(笑)。
2006年02月14日(火) |
正しいカウンセリング |
特別番組のビューティー・コロシアムを見た。 整形反対派の私だが、この番組は好きなのだ。 相談者の人となりや、その人生の一部を見る事が出来るからなのかも知れない。
本日のメインは「フランケン」と呼ばれた女性。 途中から見たのでよく判らないが、事故か何かで、顔が潰れてしまったらしい。 タクシーの運転手に、顔を見られて「気持ち悪い。お金は要らないから降りてくれ」と言われたとか。 このようにこの番組には、信じられないほど酷い言葉を浴びせられたという女性が時々出て来る。 勿論再現ドラマは本人の証言を元に作られているので、中には本人の被害妄想もあるかも知れないが、世の中には本当にそういう事を言う人がいるのだろうか。
前にも書いたが、整形美人が増えると、天然美人の価値が下がるようで嫌なのだ。 誰でもお金を出せば綺麗な顔になれるなんて、おかしいではないか。 卑屈なブスは、整形しても傲慢な美人になるので、余計手に負えない。 心までは美しくならないのだ。
相談者の中に、ごくごく普通の顔なのに、頑固に整形を熱望する若い女性がいた。 これは美容外科よりも精神科に行った方がいいんじゃ……と思うぐらい、彼女は自分が醜いと思い込んでいるのだ。 筒井康隆の「いちごの日」の逆バージョンか。 ホッとした事に、和田アキ子は彼女の整形を許可せず(何故お前が仕切る?)、半田センセイも整形プランを白紙で提出した。 一旦は諦めたかのように見えた相談者だったが、舞台裏では何故駄目なのかと只管涙を流していた。 やっぱアンタ精神科行った方が良いよ……と思っていると、そこに女性メイクアップアーティスト(プロのお化粧屋さん)登場。 なんと、その大橋タカコという化粧師が、女性は整形せずとも化粧だけでこんなに変われるのだという事を、色々なサンプルを見せて説明し出したのだ。 話に引き込まれて、次第に表情が明るくなる相談者。 そして彼女はメイクの教室に通い、自分の顔の短所と長所を上手く利用するメイクのテクニックを学び、その楽しさ素晴らしさを知って行く。 変身後の彼女は、最初の登場とは別人のように生き生きとしていた。 大橋さんはプロのカウンセラーではないだろうが、実に見事なカウンセリングであった。
番組の最後には、整形手術後の「フランケンと呼ばれた女性」が登場した。 仕上がりは微妙で、もっと可愛くしてあげても良かったんじゃ……とは思ったが、本人も満足のようだし、術前の彼女を思えばこれでいいのか。 安易な整形には反対だが、このように不幸な事故などで顔が崩れた人や、生まれつきの顔でもそのせいでよっぽど酷い傷を心に負った場合なら、整形も已むなしだろう。 何より、今まで辛い思いをして来たであろう彼女が、心からの笑顔になった事に、見ているだけのこちらも嬉しくなる。 丁度放送日がバレンタイン・デーという事で、出演者達にチョコを手渡ししていたのだが、そういう気遣いを出来る彼女の心根が素晴らしいと思った。
驚くべき一夫多妻ファミリーを築いた男の嘘とは。
先月26日に脅迫容疑で逮捕された渋谷博仁容疑者は、逮捕前のインタビューでは、夢で教えられた「女性にもてる呪文」を使って11人もの女性を集めたと言っていたが、実際にはそんな呪文は存在せず、全くの作り話だったと白状した。 しかも占い師を名乗っていたくせに実は占いなんて出来ず、催眠術の断片的知識を利用して主体性の無い女達を自分の人生に取り込んでいたという、とんでもなく上手な嘘吐きだった訳である。 おまけに女達には全財産を自分に譲るように、遺言状を書かせていたというのだから抜け目が無い。 (尤もそんなに余裕のある生活ではなかったようだから、果たしてどれだけの遺産が期待出来るのか判らないが) 渋谷は動機について、こう供述しているという。 「女が多く集まれば収入も増えて生活が安定し、性欲も満たされる。大勢の女性がいる事で寂しさや孤独が解消出来た」 これで子供まで作ってしまったというのだから、吃驚するやら呆れるやら。 こんな動機で生まれてしまった子供が哀れである。
騙された女達も哀れと言うか馬鹿と言うか。 しかし人間、人生経験が足りないうちは、騙される事がある。 自分で経験を積んだり先達の話を聞いたりするうちに、段々物事がわかって来て、物事の裏を読んだり人を見たりする力を養うのだ。 渋谷と暮らしていたのは、殆どが若い女性だったという。経験値が足りなかったのだろう。 魔法が解けて彼女等が我に返った時、自分達が過ごしたこの奇妙な生活をどう思うのだろうか。 人生の汚点になる事は間違い無いが、立ち直って正しく生きて欲しいと願うものである。
「日曜洋画劇場」なのに、邦画も放送するのは何故だろう。
本日の放送は、前評判だけは凄かった「CASSHERN」。 豪華な映像なんだろうけれど、わざと粗く処理された画像で目が疲れるし、独特の世界観も理解出来ない。 何と言うか……製作者の陶酔の世界? ちっとも面白いと思えず、私は開始数分で敢え無く脱落。 しかし、主人は最後まで食い入るように観ていた。 「面白い?」 と私が訊くと、 「うん。これはこれで面白い」 だと。 彼によると、抽象画みたいに考えさせられる映画なのだそうだ。 なるほど、抽象画の面白さがちっとも解らない私には、やはり面白くない映画なのだ。 アニメ「新造人間キャシャーン」(私はずっと「人造人間」だと思っていた……)とは全く違う話になっていたらしい。 こういうものは何でもそうだが、原作は原作、映画は映画、全くの別物だと思って観るべきなのだろう。 そう思ってみたとしても、「CASSHERN」は私には合わないが。 やっぱり、好みって人によって違うものだねえ。
2006年02月11日(土) |
だから私は喫煙者が嫌いだ |
バレンタインのチョコレートを持って、ダーリンの実家に行って来た。
車で行けば2時間だが、この雪で山越えはきつい。 彼は相変わらず体調が良くないし、私の運転技術で雪道を走るには死を覚悟しないと。(大袈裟?) 協議の結果、電車で行く事になった。 特急料金がかかるが、1時間未満で楽々着くのは有り難い。
自由席に空席を見付けて座ったのだが……おかしいぞ。 禁煙車の筈なのに、何故かそこはかとなく煙草の匂いがする。 隣りの喫煙車輌から紫煙が侵入して来るのか? 別にこのままで良いけど〜と暢気な事をいうダーリンをせっついて、煙草臭くない隣りの禁煙車に移動。 貴方が良くっても、私はこのままだと頭痛を起こすんですよ! 実家に行っても具合が悪くて寝てたら、お義父さんもお義母さんも心配するでしょうがっ。
やっと落ち着いたと思ったら、間も無く到着のアナウンスが流れた。 2人でデッキに移動すると、そこには何故か、煙草をふかすオッサンが2匹。 禁煙車に挟まれたデッキの壁には、「ここは禁煙です」と注意書きがあるというのに、お前等文盲か? 余りの事に私が物も言えずにいると、ダーリンが、 「済みませんが、ここで喫わないで貰えますか?」 と先に注意していた。 ジジイ共は、「ああ済みません」とか何とかモゴモゴ言いながら、火の着いた煙草を持ったままトイレと洗面所に消えて行った。 ……あれ? 一寸待てジジイ。 ジジイの1人が入ったトイレのドアには、女性用のマークが付いているではないか。 字どころかマークもわからんのか己は。 ドアを蹴って怒鳴り付けてやろうとした時、電車のドアがプシュ〜と開いたので、私はそこで降りざるを得なかった。 チッ、命拾いしたなジジイ。
喫煙者は大嫌いだが、特にこういうマナーの悪い奴は死んでいいぞ。 てか死ねよ。 と、駅まで迎えに来てくれた義父の車の中で口汚く(↑原文ママ)見知らぬジジイ共を罵る私を見て、義父はさぞかし、息子に恐ろしい嫁を貰ってしまったと思った事であろう。
少し頭が痛いと言いながらも、主人は仕事に出かけて行った。 あー良かった、社会復帰出来て。
買い出しには昨日行って来たので、今日は1日おうちでゆっくり。 掃除と洗濯を終わらせたら、後は自由時間になる。 さて、何をしようかな〜♪と思っていると……。 あれれ、頭が痛い? 気のせいだと思おうとしたが、雑巾を濯ごうとして屈み込むと、痛みが増す。 頭の位置が下がると、余計ガンガンするのだ。 吐き気がするほどの頭痛って、本当にあるのだな。 そんな事を思いながら、掃除が終了したところで薬を飲んで横になった。
いつも後から思うのだ。 もっと早く飲めばいいのに。
気が付くと、窓の外はとっぷり暗くなっていた。 頭痛はすっかり消えていたが、丸1日を無駄にした気分……。 起きていたら果たして有意義に過ごせたかと言うと、それはまた別問題なのだが。
そして、帰宅した主人に適当に作って貰った夕食を食べながら、「幸せってなんだっけ」を見る。 本日の相談は、「夫の実家に寄り付かず、自分の実家にばかりべったりな妻をどうしましょう」という内容だった。 再現ドラマを見る限り、こりゃ酷い。 案の定細木も「因果応報です。いずれ自分の子供から、同じ仕打ちを受けますよ」と怒っていた。 「良かったよ、シオンがあんな奥さんじゃなくて。僕の実家にも一緒に行って、うちの親とも楽しそうに話してくれるし」 と主人がしみじみ言った。 でも泊まるのは嫌だけどね!
堀江貴文ライブドア前社長が東京拘置所から脱走し、翌日死体で発見された。 死因については現在調査中だが、これでライブドア事件の事実解明は暗礁に乗り上げた。
という夢を見た。 犯人や事情を良く知る関係者が死んで真相が闇に葬られるというのは、小説でも何でも私の最も嫌いなパターンである。 東京地検頑張れ!
さて、主人は今日も朝から具合が悪いと言って、仕事を休んだ。 職場にいるより、家にいた方が体調は良いらしい。 もしかして、登校拒否!? (社会人の場合は「出社拒否」と言うのだろうか。でも公務員だったら「出社」にはならないよな) (あ、言っておくが「今は『不登校』って言うんだよ!」とのコメントは受け付けない。言い方を変えようがその実態は同じなのだから) しかしこの前の週末には家にいても具合が悪かったと言うのに……そう言えばあの時私は留守にしていたのだった。 「ね、もしかして、私が1番の薬?」 と顔を覗き込んでわくわくしながら言ってみると、 「うん、そうかもね……」 珍しく素直な反応だった。 もしかして、単に捻くれた答えを考えるのが面倒&私の相手をするほど余裕が無いという事?
私は私で用事があったのだが、病人を置いて出かけている間に何かあった場合、保護責任者遺棄の罪に問われかねないので、仕方なく私も休む事にした。 私のは個人的な用事だから良いとしても、主人が休むと仕事に支障を来たす。 「2日連続で休んじゃったからなあ、明日は行かないと。職場より家の方が快適だからもっと休みたいけれど、3日連続で休んだら社会復帰出来なくなりそう」 などと言っていないで、さっさと体調戻して下さいよ。
水曜レディースデイですよ。 先週のリベンジという事で、ひとり映画を楽しんで来ようと画策していたのだが、とんだ邪魔が。
そろそろ起きないと遅刻するよ、とダーリンに声をかけると、頭が痛いと言う。 よくある事なのだが今日は特に辛そうなので、休む?と訊くと、 「うん……職場に電話して、1日休み貰う」 との事。 この時点で映画は無し。ハイ、消えた。(←古い?) 彼が電話で上司に許可を貰った後、病院に行く?と訊いてみたら、行くとの返事。 いつもなら行かずに寝ていると答えるのに、今日はやけに素直である。 という事は、相当辛いのか。
病人に運転させるのは怖いので、私が運転して病院に付き添って行った。 まずはかかりつけの医院で診て貰ったが、異常無し。 「何それっ。本人がこんなに具合悪いと訴えているのに」 待合室で診察結果を聞いて憤慨する妻。 「という事はこれって、霊障じゃないの?」 やはり墓参りに行くべきではないかとの私の提案は、何故か即座に却下され、紹介状を書いて貰って総合病院に行く事になった。 レントゲンも撮ったが異常無し。 しかし本人は苦しがっているので、後日精密検査をするという。 診療費ばかりかかって異常無しじゃあな……いや、異常が無い方が勿論良いのだが、これだけ具合が悪いというなら何か見付かってもいいような気がする。 どっちにしろ、早く治って貰いたい。
秋篠宮妃紀子様の御懐妊が判明した。 妊娠約6週間で、今年秋に出産予定、経過は順調との事。 秋篠宮家にとっては第3子、天皇皇后両陛下にとっては皇太子家の長女愛子様に続く4人目の孫となる。 皇室で秋篠宮様以来41年振りの男子誕生となれば、皇位継承順位は皇太子様、秋篠宮様に続く第3位。 今国会にも法案が提出される予定の皇室典範改正の論議にも影響しそうだが、小泉首相は今国会に改正案を提出し、成立を目指す方針に変わりない事を強調した。(しかし後に今回の成立は見送る事となる)
目出度い! そりゃあ男の子なら皆ほっとするだろうが、五体満足なお子様なら性別はどっちでもいい。 先日のニュース23を見た後なので、余計にそう思う。 自分で妊娠した事が無いので知らないが、妊娠6週間でも判るものなのか。 皇室典範改正の議論が行われているこのタイミングで発表とは、秋篠宮家は皇位を狙っているんじゃないかという穿った見方もあるようだが、もし狙ったのだとすればそれは寧ろ凄いと思う。 狙って子供が出来るなんて、我が家からすれば羨ましいぞ。
で、もしまた女の子だったら、どんなお名前になるのだろう。 主人と2人で考えてみた。 「お母さんがキコで次女がカコだから、クコ、ケコ、ココがいいな」 と主人は言うが、それではマコ様はどうなるんだ? 「いいや、マコ様カコ様とア段で揃えたんだから、次はタコ様でどうだ!」 と自信を持って私は提案した。 「タコ……漢字は?」 「その他の他じゃあ他所の子みたいだし、多い子で多子は? 子沢山みたいでいいじゃん。他にタと読む漢字ってあるっけ?」 辞書を引けば早いのだろうが、面倒なので2人でまた考える。 「田んぼの田があるよ」 とダーリン。 「田子……それじゃあ田子じゃないのさ」 「うん。田子の人が喜ぶぞ〜。『おらが町の名前が、畏れ多くも皇室のお子様のお名前になるとは〜有り難や有り難や』って」 「それで大蒜とか献上しちゃう訳ね」 「そそ。『これで益々精を付け」 ゴン。 どうして貴方の話はすぐそうなるよ。
泊り掛けで出掛けるのは、余り好きではない。 荷造りなどの準備が面倒だし、家に戻ると、いつもより多くの洗濯と掃除が待っている。 それに加えて今回は、ダーリンが死に掛けていた。 私が里帰りする前から具合が良くないとは言っていたが、私のいない間にどんどん悪くなっていたようで、土日は寝たり起きたりだったらしい。 「ごめんね、特別な用事でもないのに病人を置いて行ってしまって」 と私が謝ると、 「いいの。シオンも時々は顔見せに行かないと。お義父さんもお義母さんも喜んでたでしょ」 と私の両親の事を気遣ってくれる。
体のあちこちが痛いのはいつもの事だが、今回は胸がどきどきしたり、呼吸が出来なくなったりするらしい。 少し前の心電図には異常は無く、心臓は何ともないとお医者に言われたのだが、本人は苦しがっている。 「何が悪いんだろうねえ。細木数子が言うように、お墓参りにでも行って来る?」 と私が提案してみても、 「ううん。今の時期は雪に埋もれてるから無理」 と言う。 医者に行って判らないなら、霊障なんじゃないのか? まあ、それで変な自称霊能者に引っ掛かるのは御免だが。
病人が弱気になっているので、一寸からかってみた。 「ねえ、私がいなくて寂しかった?」 すると彼は珍しく素直に 「うん。寂しかった」 と言うではないか。 そんなにしんどかったか……。 「シオンはお義父さんとお義母さんの子供だけれどさ、もう僕の奥さんなんだから、あんまり家を空けないでね……」 悪かったよ……。 でも、私が一方的に家を出て行ったんじゃなくて、貴方の許可を貰っての里帰りだったんだから、辛いなら遠慮せずに言えば良かったのに。 言わなくても解る関係が彼の理想らしいが、私は彼と違って霊能力者でも何でもないのだから、ちゃんと言って貰わないと解らない。 そもそも言葉って、気持ちを伝えるためのものなのだから。
実家近辺の古本屋巡りをした。 東野圭吾の「白夜行」が欲しかったのだが、見付からない。 現在テレビドラマ放映中の作品なので、人気が出ているのだろう。
京極夏彦「百鬼夜行―陰」 同 「百器徒然袋―雨」 同 「今昔続百鬼―雲」 同 「百器徒然袋―風」 宮部みゆき「レベル7」
結局この5冊を購入。 京極夏彦は文庫本でも厚くて重いので、持ち帰らずに実家に預ける事にした。 実家から家に戻る乗り物の中、「レベル7」を読んだ。 それでは時間が足りずに、家に着いてからも読んでいた訳だが。
感想:どうだろう。 ドキドキハラハラ度もいいし、流石にテンポ良く読める。 でも話としては、捻り過ぎて、不自然に感じる。 だってなあ、普通の人間なら、自分が記憶喪失だったら取り敢えず警察に行かない? 自分が犯罪者かも知れないという不安はあっても、見ず知らずの人間に縋るよりは、警察で保護して貰うのが1番だと思うのだが。 だって、その人間が本当に自分の味方なんだか敵なんだか、判らないではないか。 それから、最後に犯人が死んじゃうパターンって、私は嫌いだわ……。 やはり真犯人には、裁判にかけられて死刑になって貰わないと!
母と妹と3人で、映画を観て来た。 父は留守番である。 本当は母の好きな「自負と偏見」を観たかったのに、映画館に問い合わせると、1日1回だけ、19時からの上映だと言う。 晩飯時に外出なんて無理だし、第一、日が暮れてからでは道路が凍って危険極まりない。 仕方ないので、別の映画を観る事にした。 サスペンスものが好きな親子なので、ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」に決定。
感想:これよりも「ミュンヘン」にすべきだったか? 機長に謝らせるんならお前も謝れよ!>ジョディ 映画作った奴は、無言の謝罪とか訳わからん事言うなよ? 謝ったら負けとか、そういう如何にもアメリカンな言い訳は要らないから。 まあ早い話が、お金払ってまで観るほどの映画ではなかった。 確かにスリルとサスペンスはあるが、あれなら日曜洋画劇場で充分だな。 最後のスタッフ・ロールはなかなか面白かったが、永過ぎて飽きる。 で、母と妹は早い段階で「あいつが怪しい」と見抜いていた。 恐るべし慧眼。 私は「怪しいかも……」と思いつつ、「いや、もしかしたらそうではないのかも」などと考え過ぎて、結局はっきりするまで判らなかったのに。 「でも本気で計画を実行する気なら、子供は最初に殺しとくべきだよね!」 などと物騒な議論を繰り広げるなかよしまいであった。
妹が帰省すると言うので、合わせて私もこの週末に里帰りする事にした。 体調が悪い人を置いてけぼりにするのは後ろ髪引かれる思いだったが、行っておいでと言われたので。
大雪で、電車もバスも遅れた。特にバス。 絶え間無く雪が降り続いているので、除雪をしても追い付かず、道路には轍が出来ている。 しかも酷い吹雪で、時々窓の外が全く見えなくなるのだ。 前の車のテールランプすら掻き消され、目の前が真っ白になる。 そうすると、車は停止ランプを点滅させ、最徐行するのだ。 数年前の冬に関西から来た人が、この道を運転して後で気付いたら、運転中ずっと食いしばっていたために歯がガタガタになっていたと言っていたが、決して大袈裟な話では無い。 雪国の人間でも怖いのに、暖かい地方から来た人なら尚更だ。 ……そんな中を徐行でも進める運転手さんって凄いと思った。 しかも余裕で同僚と談笑してるし! 先日轍にハンドルを取られて、他所のお家のガスボンベに突っ込みそうになった私には、とてもこんな道運転出来ない。
目的地の待合室で、偶然妹と一緒になった。 寒いねえと迎えの車を待っていたら、何やら煙い。 どっかのオッサンが煙草を喫っているのだ。 「ここは禁煙ですよ。喫うなら外でどうぞ」 と私がオッサンに冷たく言い放つと、妹が私の袖を引いた。 「お姉ちゃん、それは可哀相だよ……」 待合室の外は、相変わらずの猛吹雪である。 「可哀相? どっちが? こんな密室で副流煙吸わされる私の方がよっぽど可哀相だよ」 と私が妹に向かって(その実はオッサンに向けて)容赦無く言っている間に、オッサンはすごすごと出て行った。 それでいいんだよ。 どうしても喫いたいなら、他人に迷惑かけずに、吹雪の中で喫ってみろ。 どうせならそこまで根性見せんかい!
バレンタイン・デーが近いので、スーパーに行くと、チョコレート特設コーナーが設けられている。 可愛い包装紙に包まれた小さいチョコよりも私が惹かれるのは、大きな板チョコや大粒アポロ、長いポッキー。 普通に売られているチョコレートのビッグサイズが好きなのである。 何であんなに心惹かれるのだろう……。
で、買ってしまった。 大粒アポロとロングサイズ・ポッキーを。 うひょひょひょ! 頂きます〜♪と大粒アポロチョコを口に入れた。 んまい♪ 普通のアポロよりも美味しい。 小粒をちまちまと食べるより、大粒のチョコの味が口の中一杯に広がる幸せ!
次に、ポッキーの箱を開けて1本取り出す。 「……」 何か違う。 こっちの方が大きいんだから普通のポッキーより美味しくあるべきなのに、普通の方が美味しい。 何故だ。 自分が齧ったポッキーの断面を見て、その理由が解った。 長いポッキーは芯が太いが、周りを覆うチョコの量は少ない。 普通のポッキーとはビスケットとチョコの比が異なるため、味のバランスが崩れるのだ。 食べるまでのわくわくが一気に萎んで、何だか騙された気分になってしまった。 もう2度と買わん。
両家の父に渡すバレンタインのチョコは、デパートで買った。 流石にアポロはねえ(苦笑)。 面白物好きの主人の父には動物チョコがいいなあと思ったのだが、どうしても気になるチョコがあった。 それは、ガレーのジュエリーボックス。 この橙色の箱にやられてしまった。 父にはこれを贈って、箱は私が貰おう。 しかしこれでは値段に差があり過ぎる……考えた末、公平を保つため、主人の父にも同じ物を贈る事にした。 5,000円×2は一寸厳しいので、3,000円を2箱買った。 ダーリンには……大粒アポロでいいや☆
水曜はレディース・デイ。 よーし映画観に行くぞ!と前日から意気込んでいたのだが、脆くもその計画は崩れ去った。
草木も眠る丑三つ時、私は、膀胱が破裂する寸前で目が覚めた。 布団に入ってから2時間程度しか経っていないが、寒いし面倒だし、トイレに行かずに眠ってしまったのである。 行っとけば良かった……私は激しく後悔した。 少し体勢を変えるだけで下腹部に激痛が走り、トイレに行くのも一苦労だった。 出し切った後も痛みは消えず、唸りながら布団に戻ると、目を覚ましてしまったダーリンがこう言った。 「何か臭い……」 「ごめん、トイレの芳香剤の匂いがする?」 「ううん、シオンがおしっこ臭い」 ガーン! ガ━━ン!! ガ━━━ン!!! 「シオン、おしっこ漏らしたの?」 「漏らしてないっ」 「でもシオンからおしっこの匂いがするー」 そう言うと、ダーリンは寝返りを打って向こうを向き、寝息を立てて眠ってしまった。 しかし愛する夫から「おしっこ臭い」と言われた私は、暫くショックと痛みとで眠れなかったのだった。
夜が明けて、目覚ましが鳴ったが、下腹部の痛みはまだ取れていなかった。 しかも、ダーリンまで頭が痛いから半日休むと言う。 映画……まあいいか。 取り敢えず、今日のところは家で大人しくしとけとカミサマが言っているのだろうと解釈する事にした。
そういや毎月1日は映画の日で、老若男女問わずに1,000円で観られる日であった。 下手すると映画館、混む? そう考えれば、行かなくて良かったのかな……。
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