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鈴井貴之監督作品「man.hole」、「キャプテン翼(新しいほう)」、感想(あらすじも)。 - 2002年10月12日(土)

 朝っぱらからビデオを観る。
 それは、先週の土曜日に借りたのに全然観てない(で、今日返却日を迎えた)ビデオが3本もあるからです。ははは。

 まずは、北海道のカリスマ・鈴井貴之監督作品「man.hole」。
 最近、この映画が北京の何とかいう映画祭の招待作品になった、と北海道新聞(北海道で1番のシェアを誇る新聞)に書いてあったので借りてみた。


 札幌豊水橋交番勤務の巡査・小林が、援助交際をしていた女子高生の望と一緒に、札幌市内にあるという「夢をかなえてくれるマンホール」を探す物語。
 最も、マンホールを探し始めるのは、物語の終盤から。
 それまでは、小林の同僚、望の家庭環境と援助交際関係の仲間のことなど、マンホールを探すという行動までに繋げるエピソードについて語られる。北村一輝(おお、豪華!)演じる同僚の巡査が、警察の職を辞さなければならなくなるくだりは、小林が“警察官以外の生き方”ということにベクトルを向ける機会ということで重要でもあるが、いろいろな意味で胸が締め付けられる切ない場面です。
 私の好みの問題になってくるのだが、望はもう少し小林の正義感(と、虚無感)について理解を示しても良かったような気がする。が、小林が望に責められて謝るばかりで、本当に可哀想になってしまった。
 札幌が舞台、小林が帯広出身であるため、道民をにやりとさせる小ネタが多い。帯広に住んでいる小林の母親が新じゃがを彼に箱で送るなど、微笑ましいながらも田舎臭さを漂わせる演出(笑)。
 驚いちゃったのは、意外と(と言うと失礼かも知れないけど)キャストが豪華だったこと。小池栄子出てるんだもん、びっくりでしょ?、田口トモロヲもいい味。彼は予告のナレーションも担当していました、あの声で。
 もちろん、北海道のアイドル(笑)・大泉洋も出演しております。これがまた、いい役なんだよねえ…。健太みたいなのv
 大泉くんは、役者してるときは全然違う顔になるよね。それが例え、「雅楽戦隊ホワイトストーンズ(札幌市白石区を守る正義の戦隊/笑)」の大門通であっても。ほんとにこのひとはすごいなー、と思います。

 そうそう。この映画のビデオのラベル、味気のないハリウッド映画のラベルみたいな一色刷りじゃないんですよ!、フルカラーで、映画のシーンの写真をプリントしてあるの。
 小林巡査が望ちゃんを自転車に乗せているラストのカット。小ワザが効いてるゼ!

 うん、おもしろかった。
 最後の自転車のシーンは爽快です。


 で、午後2時から2時間、仕事。
 とある病院で、院内停電(たぶん配線工事か何かがあったのだけど思うけど)があり、その後、システムを立ち上げて動作確認をする。
 外来診察室だけ確認すれば、とりあえず火曜日の朝に大変なことが起こることはないだろう、ってことなんだけど、総合病院なんで、台数はけっこうなモノ。4人でやって2時間かかっちゃった。


 ただいまー、って帰ってきて、即「キャプテン翼(笑)」。
 エイベックスから出てるんですねーっ。カセットが白くてオシャレな感じ。
 今回借りたのは、富良野の松山光くんが出ている巻。5巻。お目当てのお話は「北国の熱き10番」というサブタイトルです。
 …すみません、松山くんは北海道出身だという理由以外でも、いろんなとこが好きです(笑)。

 今回の「キャプテン翼」は一言で言うと「タッチ」みたいな仕上がりです。
 それもそのハズ、監督が「タッチ」杉井キザブロー(ん?、ギサブローだったっけ??)氏なんだね。特に恋愛感情の表現が。

 前回のアニメ化よりもずーっと絵はキレイだし、OP・EDのアニメもいい演出なんだけど、その分スポ根モノっぽさがなくなっている感じ。
 松山くんに関して言うなら、前作では、自分を好いてくれていた藤沢美子ちゃんの気持ちに気付いてから、彼女の健気さにも気付き、自分を見守ってくれた彼女に対しての感謝を伝えようとするんだ。
 だけど今回は、もう最初から松山くんは美子ちゃんのことが好きなワケ(笑)。で、全国大会で優勝できたら彼女に自分の気持ちを伝えようとドキドキしてるのね。
 前のと違って富良野と南葛の試合を一回の放送で完結させないとならなかったという制約があったから、めんどくさいことを割愛する必要があったんだろうけど、松山くんがあんまりにスマートになっちゃってて、北海道の男の子らしくなかった(笑)。


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