日々是迷々之記
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2003年03月25日(火) なおぞう=マニアック?

今に始まったことではないが、私は会社でマニアックと言われることが多々ある。それは別に趣味の話をしているときではなく、普通に仕事をしているときや、食後の茶飲み話のときなどに言われるのだ。例えば…。

たくさんの人に同じ内容のメールを送りたいが、送られた人に他に誰に同じメールが送られたか知られないようにするにはどうしたらいいかと一人のおっちゃんが悩んでいた。結果、いちいち送りたい人の数だけメールを出したらしい。「Toのところに全部を入れるとお客さん同士が分かってしまうから。」と言っていた。そこで私が「Toのところを自分のアドレスにして、Bccのところにお客さんのアドレスを全部入れたら、受け取った人は自分だけに送られたように見えますよ。」と言った。そしたら、「なおぞうさん、かしこいなぁ、そんなよう気がつかんかったわ。マニアックやな。」と言われた。別にマニア的知識でも何でもないような気がするが…。が、しかし、実はこれ、前の会社でも教えたことがある。仕事で毎日メールを使っていても分からないような知識のうちに入るんだろうか?

次はファックスソフトを使用するときに言われた。事務所は以前ダイヤルアップだったのだが、ついこないだBフレッツ(光)を引いたのだ。が、と同時にドライバに相性問題があって、ネットにつながっているパソコンを再インストールした。そのころからファックスソフトが使えなくなったようだ。私がファックスソフトはアナログモデムでないと使えないから、ファックスを送りたい時は、LANからモデムに切り替えないと使えないと言ったら、詳しいなぁ、マニアックやなぁと言われてしまった。そんなことを言われても、私自身、どうしてLANではファックスが送れないのか万人に分かるように説明できるほど詳しいわけではない。うむむ。

最後は家でパソコン使ってるの?と聞かれたときだ。そこで「マックなんです。でもメールとかネット中心でエクセルとかは持っていません。」みたいなことを言った。確かにウィンドウズもあるが最近は起動すらしていない。なのに、「へー、マックってマニアックですよね。」と言われてしまった。マック自体がマニアックなのか?ウィンドウズユーザーで、ファイル交換や、レジストリいぢり、リッピング、自作に精を出している人の方がずっとマニアックだと思うが…。

マウスを使わずにキー操作のみでウィンドウズを終了させたり、ショートカットキーでプリントアウトしたり、そういうことをすると「ほー。」という感じで見られてしまう。私としては時間と労力の節約のつもりなんだが…。こんな感じで私はマニアックな人だと思われつつも日々仕事をしているいたいけな一労働者なのである。


2003年03月24日(月) 書店の魔の手

ささっと弁当を食べ終えるとまだ12時20分だった。私はどこへゆくあてもなく会社から出て、ふらふらとビルの外へ出た。風がぼやんと暖かい。もうすぐ春かなと思うが、夕方から雨が降るから生ぬるいのかと気が付く。道路を渡って向かいのでっかい書店へ向かった。

ここは誘惑が多い。何を買うあてもなくても何かしら買ってしまう。「新刊書コーナー」を見るといろんな本が並んでいてわくわくしてしまう。本自体を見るのが好きなのだ。私がデザインの世界に足を突っ込んだとき、師匠にどんなデザインをやりたいのか聞かれた。私は即座にハードカバーの単行本の装丁をやりたいと答えた。すると師匠は「そういう仕事は東京行かなあかんで。」と言った。

今よく考えると免許取り立ての若者がパリダカに出たいと思うのと同じくらいの暴挙であったようで、私は日々、「ワイシャツ つるし仕上げ250円」のコピーの250円の上にバツを書いて「今なら180円」の文字を入れたりしていた。たった数文字の「今なら180円」だが、文字の間を詰めたりして遠目で見たりなんやらしているとそれだけで1時間くらいかかっていた。今思うと牛のようなペースでしか仕事のできなかった私を置いていた師匠はエライと思う。

と、本を見るといろいろな思い出がひょっこりと顔を出す。そこで私は突然一冊の本を手にした。「ばらっちからカモメール」サイバラ理恵子とだんなの鴨ちゃんの共作の本だ。中身をぱらりとやりたいが、ビニ本のごとくビニールがかぶっている。むむ!そんなに怪しい内容なのかと勝手に思った私はその本を握りしめ、レジに向かっていた。

その時点で12時55分。会社に帰らなければならない。

そして家に帰って本を読もうと思ったが、ウェブのニュースをチェックしたり、厚揚げを煮たりしてなかなか本をひらくことができない。面白いのか?「ばらっちからカモメール」

やはり書店には魔物が住んでいる。


2003年03月22日(土) 一週間のまとめ

とても日記とは思えないタイトルだがまぁまぁ。

今働いている会社との契約は今月末までであった。で、欧州系の会社なのでイラクでの戦争は少なからず影響を与える。ついぞ、開戦になり延長はないだろうな〜と思っていた。が、6月末まで契約は延長になった。このご時世にありがたいことだが、やはり儲かってるところは儲かってるんだなぁと感じる。小耳にはさんだ所によると、1月は前年比160%の売り上げだか、収入があったらしいし、年末には全員ボーナス以外に10万円もらったという噂だ。いやはや、でも社員にはなれないと思う今日この頃。ちょっと何かあったらすぐに罵倒されるので気が持たないのだ。あ、社内の人に罵倒されるんではなくお客さんに。

私は特に最近他人の気持ちが分かるようになってしまった。声色とか言葉の選び方、そういうものが刺すような気がする。まぁ、怒りはごもっともなんだけど、組織対組織のビジネスとしてやっているモノに個人が本気で青筋立てることはないと思うのだが。それは私が外資系の組織で働いているからそう思うのだろうか。まぁいいや。

会社の帰りにこないだはふらりと違う道を通ってみた。地元系のほっそい路地を抜けるとスーパーがあった。ここは昔、公設市場だったはず。私は自転車を止めてそのスーパーを探検した。1階は生鮮食品とお菓子以外の食べ物、2階はお菓子類と100円均一。1階は普通だが、2階は私好みだった。まず、輸入物のお菓子類が充実している。しかもモノによっては安売りをしているのだ。わたしはすかさずプレッツエル(めっちゃ固くて塩味のプリッツみたいなもの)を購入した。100円均一は品揃えが充実していてびっくりした。私はフローリングワイパーとそれに付けるウェットティッシュのようなものを購入した。フローリングワイパーって1000円とかでホームセンターに売っていたような気がするのだが…。

水曜日は図書館によって帰った。図書館に行ったのはひさしぶりで楽しい。長い間探していた「信じられない航海」を見つけたのでそれを借りる。つぎに絵本のコーナーで安野光雅さんの本を見入る。「森の絵本」「天動説の絵本」どれも思い出深い。「森の絵本」はいわば「ウォーリーをさがせ」みたいなもんだが、絶対に「森の絵本」のほうが絵がいいし、想像力が働くとおもうのだが何故か「ウォーリー」のほうがブレイクした。ああいうはっきりした線の方が子供には受けるのかなぁと思うが…。「天動説の絵本」は漢字が多いので親に読んでもらったが、これを読むと何か不思議な気持ちにとらわれていた。空のむこうがわには何があるのか、夕日を見ながら思いっきり全開で走っても太陽は振り切れないし、太陽は私を追いかけながら沈んでゆく。そういうことがすごく謎だった。30を過ぎてもそれらの事象を他人に説明できるほどは分かっていない。ただ、私が今でもあんまり悪いこと(人殺しとかじゃなくて違法駐車とかゴミのぽい捨てとかそういうレベル)ができないのは、「太陽が見ている」気がするからだ。(頭がおかしいのか?私)別にまじめな人だからではない。

翌日木曜日は23時に家を出てクルマでスキーに行った。福井県まで高速を使って4時間くらい。300キロくらい走って高速代は5300円。ガソリン代が3000円くらい。帰りは夜中に出て下道で帰ったのでガソリン代のみ。下道でも4時間で帰れたのでなんだかなーと感じる。まぁ、夜中の1時から5時くらいじゃないとまともに走れない道は絶対間違ってるんだが。

というわけで日常はまだまだ続くのだ。


2003年03月15日(土) うこん茶でゴー

今朝がたパソコンを起動して私の日記を見てびっくりした。昨晩書いたはずの日記がないのだ。ちゃんとアップロードせずに終了してしまったのだろうか。昨日書いた日記は近所のスーパーのトイレで起こった、基本的人権までもを揺るがす大事件のことについて綴ったモノだったので少し悲しかった。

その日記はこのeMacではなくよぼよぼパワーブックで書いたモノだったのでちょっとした不安があったのは確かなのだが…。これからパワーブックで書くときはブラウザの中に直接書かずにエディタに書こうとココロに決めた。

ということで誕生日である。今日3月15日は確定申告の最終日、おしゃかさまに甘茶をかける日であると同時になおぞう管理人の誕生日であった。朝起きてダンナさんの歯医者に一緒に行き、帰りに近所の「あきんど100円寿司」へ行った。

今日はいつもと違うのだ。いつもは手を出さないようにしている「すし一貫づけ」を無制限に食べるのだ。普通のお寿司は一皿に二貫乗っているが、ちょっと高級なネタはひとつだけ乗っている。いつもはあまりにも神々しくて手を出すことすらはばかられる。しかし今日は無礼講なのだ。私はふふふと笑いながらお茶で喉を潤し、「中トロ」に手を伸ばした。ウマー!である。正面に陣取るだんなさんも無言で「中トロ」だ。はむはむむしゃむしゃ、ずるずると寿司に加えて「天ぷらうどん」まで追加してデザートはイチゴに練乳をかけたモノ、サツマイモのシフォンケーキ、チョコレートムースに大学芋を食べた。これで2565円だったので「あきんど100円寿司」はエライ。

家に帰り、夜に備えて風呂に入った。今日は異業種交流会というかなんというか、謎の飲み会集団の飲み会があるのだ。場所はミナミの焼酎バー。かなり気合いが入っているのでうこん茶をうぐうぐと飲んで出かけた。

鳥鍋、ブイヤベースをどーんと食べ、しめさば、黒豚ミソをつつきながら厳選された激ウマー焼酎、泡盛をどーんと飲む。最後に鳥鍋にはラーメン、ブイヤベースにはご飯とチーズを投入したリゾット。どちらも激しくウマくて身もだえしてしまった。

店の外へ出ると今度はスキップ大会になった。メーリングリストのやりとりで「スキップをするときは手をどうするか?」というギモンが沸き上がったのだ。私は「腰に手を当てる。」と主張したが、「大きく振る。」「後ろに回して右手の人差し指と中指を左手でにぎる。」などいろんな主張が飛び交った。ということでみんなでスキップをすることになったのだ。私は膝の軟骨が食い込んだらどないしよと思いつつ、ミナミの街を腰に手を当ててラララ〜と跳ね回ったのだった。

2件目は水槽のあるバーに行った。ここはいわゆるバーでカクテルなどを注文した。メンバーの一人が「レイククイーン」というカクテルを「レースクイーン」と言い間違えてしまい、その一言で店そのものが大爆笑になってしまった。そこからは手足を振り上げて「レッツゴ!」とか言うモノや(武富士と勘違いしたバカなわたしのことです)、「レースクイーン、お持ち帰りで!ぐわははは!」などと最近オヤジ度急上昇の某社長などが、あやしく耳毛やウォシュレットの話で盛り上がってしまい、熱帯魚のいるお洒落なバーは妙にあやしくなってしまったのだった。

とりあえず11時にお開きになり、それぞれ家路についた。が、なおぞう家は近所の飲み屋に寄ってしまい、冷酒、ふぐのからあげ、チーズフライ、白子ポン酢に上巻きまで食べて、挙げ句の果てにコンビニでチョコケーキとモンブランまで購入してしまったのだ。

が、うこん茶は偉大である。私はすっきりと翌日の目覚めを迎えることができた。久しぶりの楽しい飲み会であった。


2003年03月09日(日) 連休スキー計画

さ来週は連休なのでスキーに行こうと思っていた。昨晩、早速「るるぶじゃぱん」を購入し、今朝勇んで旅行代理店に電話を入れた。するとJRで行くプラン、飛行機で行くプラン、どっちも空きがなかった。連休の初日なのでそんなもんかもしれないが、ちょっとびっくりした。人生そのものに計画性のない人間には「計画を立てて遊びに行く。」ってのはちょっと難しい。

でもバスで行くのはしんどそうなので結局我が家のクルマで近場の福井に行くことに決めた。木曜日の夜中に出て現地に着いたら仮眠。一日滑って夜はどっかで野宿。元気だったら翌日も滑って、帰りは滋賀まで行ってどっかで温泉(銭湯)に行って野宿。で帰ってくるというパターンだ。

クルマを購入してから約1年。かなりの泊数、車中泊をしている。道路状況や駐車場が許せばキャンピングカーでも買ったほうが快適な気がする。モノを全部キャリアに乗せるかしてどかして、座席を倒して二人やっと転がれる。が、タイヤハウスの張り出しがでかいので快適かというとそうでもない。まぁ、野宿することは考慮に入れて開発されてないから当たり前といえば当たり前なんだけど。

昼にカレーを食べてから街へ出て買い物をした。eMac用に512MBのメモリを購入。ついでにダンナさんとパワーブックを眺めた。ダンナさんはいじってみて、「タッチパッドをぽんぽんっと叩いてもクリックをしたことにならないから不便。」とか「右クリックがないし、コントロールキーを押すんだったら左手もいるからめんどくさい。」とか言っていた。全く持ってそのとおり。マウスを付ければまぁ解決するんだけど。わたし個人的に気に入ったのは士郎正宗デザインのマウス。見た目の奇抜さに目がいくが、クリック感もよく、大きさもちょうどよかった。が、やっぱりというかなんというか、MacOS Xには対応していない。もう慣れたけど、appleがこういうサードパーティーのメーカーに補助をするとかなんとかどーにかせーよと思わずにはいられない。

帰りはビールとサングリアをうぐうぐと飲んでしまったので、eMacを解体してメモリを刺すのはまた明日なのだ。


2003年03月08日(土) マックな友情

昨日は日記をアップしてから買い物に行くつもりだったが、小雪が舞ってどうも行く気がせず、だらだらとパソコンをいじりつづけていた。

モノは試しだと思い、ネスケのお気に入り(bookmarks.html)の文字コードをUTF-8からShift-JISに書き換えてからIEで読み込んでみた。すると、文字化けは直ったのである。すばらし〜!当たり前かもしれないけれど…。やればできるんやな〜と感動してしまった。

うれしくなった私はわいわい!とIEでネットを徘徊する。そこでよさげなブラウザを見つけた。「Camino」である。英語版しかないが、タブブラウジングができる点とポップアップ広告の抑制ができる点に期待したいので即ダウンロードした。約8MB。ネスケの34MBに比べるとマシだが、ブロードバンドじゃなかったらあんまり落としたくないでかさだ。

ディスクイメージなのでインストールもラクラク。動きも軽快。ただ、文字コードの自動判別が効いていないようで日本語のページで文字コードを宣言していないページは文字化けするようだ。こういう場合は手動でShift-JISを選べば没問題。MacOSXのユーザーでIEの機能がウィンドウズと比べて劣っているのが気にくわない人にはお勧めである。

そして今朝、友人からメールが届いていた。昨日記述した「日記がブラインド状態のしましまになる件」についての見解である。要は私の書いたタグに問題があったようだ。その友人のすすめに従ってページを直す。するとこれまた魔法のようにしましまが直った。「神か?」と思わざるを得ない。

「なおぞうさんがマックを捨てないように。(^_^;)」と最後に記されているのを見て、私はまだまだマックはやめられないと強く感じた。実際に会ったことのない友人がそうやっていろいろと助言をくれるのは、なんとなくマックならではと思う。

何はともあれこの一日でマック環境は元に戻ってなおかつ快適になった。アドバイスをくれた友人、Caminoを作ってくれた人、マックはみんなに支えられているのだ。


2003年03月07日(金) パソコンと私の生活について

本当に久しぶりにこの日記を書いている。別にさぼっていたわけではなく、前回の日記に書いたように、ネットスケープのトラブルからもういいや状態になってしまい、メールチェックだけの日々を送っていたのだ。未だにIEのお気に入りは文字化けで暗号チックな雰囲気を醸し出している。

あれからいろいろとお気に入りについて研究してみた。ブラウザのお気に入りというものはタダのしろうとが見よう見まねでいじくれるようなHTMLではないことが分かった。しかもネスケ7はUTF-8、IEはshift-JISの文字コードを使用しているのも問題なようだ。まぁ、文字化けしたお気に入りからIEで一つ一つアクセスして新規に「お気に入りに追加」してゆき、最後に「お気に入りの整理」で文字化けしたものを全部消せばいいんだろうけど、今の私にとっては徒労だ。多分300個以上あるやろし…。

ネットスケープを捨ててマイクロソフトの言うなりになることを決意した(大げさか?)私だが、まだ、平穏な日々は訪れない。IEでこの日記にアクセスするとスクロールバーが出ないか、出てもスクロールさせるとウィンドウ内が窓のブラインドのようにしましまになってしまい読めないのだ。マックユーザーの友人からも以前に指摘されたことがあったのだが、そのときは大丈夫で、今はそうなるのだ。もう、どうしたらいいんだか…。

そんなこんなで今の私にはネットを徘徊するのがめんどくさい。IEもきらいだ。このままマックと心中するか、ウィンドウズに魂を売るか。出るのか、結論…。

というわけでこの日記は全然「日記」ではなく週末くらいしか更新しなくなってしまうのだった。


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