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日常茶飯事×日常茶目仕事
アキラ
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2004年04月11日(日)
11+最近

トシとショウが戦利品をつめるのを
食事後の満腹感の中ぼんやり見ている。
いちばん幼かったショウもすっかり幼さが抜けて
黙ってさえいればそれなりにイイ男だと思う。
…黙ってさえいれば。

口を開けば馬鹿だのアホだの
単語のレベルはまるで変わらない。
しかも、控えめだったあの可愛さは
何処へ影を潜めたのか…
怒鳴る、叫ぶ、当り散らす。

いったい誰の影響を受けたのかは知らないが
「粗野」という単語がピッタリだ。
…いつか誰かの反感買うぞ。

だからこれだけは口をすっぱくして言う…


『ショウ、顔だけはキズつくるな』って。


ケイが食事の後一服するのを
仕事後の合間にチラチラ盗み見る。
前は食事中やその後、側に俺達がいるのを嫌がってたのに
最近は追い払われることがなくなった。
…これって進歩だと思う。

目があったら笑ってくれるし
黙って急に消えることもなくなった。
それに、最近はよく兄ちゃんみたいに
体の心配だってしてくれる。

何度も言われると照れくさいんだけど…


『ショウ、顔だけはキズつくるな』って。


-----<要するに>-------------------------
それがとりえだという話。
…おバカだという話。



2004年04月10日(土)
10+コンサートホール

崩れてなお美しい円形の建物だった。
大きく半球を描いていたであろう天井は既になく
ステージであったその場所からは
星空が観客達の拍手の様に思えた。

彼は此処でぼんやりとしているのが好きだった。
ただ無為な時間をやり過ごしているその背中が
とても寂しく見えて哀しくなった。

夜になるといつの間にか部屋からいなくなって
まだ小さかった俺は泣きそうになりながら
街の中を探して走り回っていた。
街の中に彼がいることを願いながら
隅々までずっと。

何度かそんな事が続いて
彼を見つけ出せない夜もあって
けれど明け方、部屋に戻れば
彼は決まって眉間にしわを寄せて
寝苦しそうに小さなソファに横たわっていて…

やっとコンサートホールで小さな背中を見つけた。

声を掛けられなかった。
独りで空を見上げて口ずさむ歌は
時々無意識に彼が歌う歌だった。
歌詞も理解しないで寂しい歌だと思ったのは
歌っている声が途切れ途切れで
…切なげに掠れるから。
彼が気づいてくれるまで
俺はそこを動けなかった。

それからは毎晩そこに通った。
出かけるのは勿論、帰ってくるのも別々に。

彼はただずっと煙草を吸うだけだったから
まだ煙草もおぼえていなかった俺は
ただ馬鹿みたいに彼から少し離れて座っていた。

ある晩だった。
その日はコンサートホールにもいなくて
街中に出たらタクシーを拾う姿を見つけた。
必死で追いかけた。

そしたら彼はやっぱり一人で哀しそうだった。
彼すら泣いていないのに
なぜか俺は泣きじゃくり
「帰ろう」と駄々をこねたのを覚えている。

あの次の晩だったと思う
最後にコンサートホールへ来たのは。
その日もやっぱり別々に部屋を出た
けれど帰りは一緒だった。

「帰るか。」
そう言ってはじめて出逢った日の様に
少しだけ微笑んだ笑顔が、今でも忘れられない。

「帰ろうよ、ケイ。」
独り言をつぶやいても
それを聞いているのは空の観客席だけだった。
今は雲に隠れて星すらも見えない。



2004年04月09日(金)
09+結婚

幸せにありたかった。
彼と二人暮らし始めた時
望んだのはただそれだけだった様に思う。

二人の暮らしが三人に増えて
新しい生活が始まって…
彼が出かける間にも一人ではなくなって
もうほとんど思い出しもしなくなっていたのに…
なぜ?

義兄が死んで
取り乱す彼と兄を見ていて
なぜかあの日の悲劇とリンクした。
霊安室で横たわる義兄が
彼の腕の中で息絶えた人に見えた。

その瞬間取り戻した「言葉」
その瞬間に何かを亡くしてしまった。

私の中からありとあらゆる
無駄な物が日々亡くなっていく…
そんな気がした。
残っているのはあの日の
貴方の言葉だけになった。

「楽しい時は微笑ったほうがいい」

幸せにありたかった。
彼と二人暮らし始めた時
望んだのはただそれだけだった様に思う。
けれど私は彼の中の貴方と結婚したのだろう。

ケイ、今貴方に伝えたい沢山のことがある
あの時伝えられなかった
ありとあらゆる感情を。

あなたを愛しているのだと。

私の中にはもう貴方しか残っていない。
光の中窓辺に立つ貴方。
そんなに寂しい顔をしないで
貴方が戻ったのだから、私はきっと大丈夫。

今こんなにも幸せなのだから。



2004年04月08日(木)
08+愚問愚答

『あほくさ』

そんな事言わずに答えてくれてもいいと思う。
めげずに気長にしつこく聞き続けた根気に対して
応えろとは言わないけれど、せめてこっちを見て。

「ちくしょ!」
ピザ屋の裏でトシのピザが焼き上がるのを待っている。
路地裏の裏口の、ポリバケツか何かを蹴飛ばしたら
野良猫が奇妙な声をあげて駆けて行った。

「なにカリカリしてんだよ」
「してない!」
「どこがだよ…」
「そっちこそどこが!」
ピザを取り上げて走り出した。

公園で大の字になってめいいっぱい太陽を浴びる。
まだ今より幾分幼かったあの日
それ以来週に一度ひとりでこうしている。
日に焼けるのは相変わらず苦手だ。
もともと色が白いのですぐに赤くヒリヒリと痛む。

それでも…
『うん』
と言ったあの穏やかなケイを思い出すと
止められるはずがないのだった。

はじめてだった。
彼に守られるばかりの俺が
はじめてケイを守っているような気になった。
またあんな風に穏やかな声が聞きたかった。
意識せずに零れ落ちた、心の欠片だった気がする。
ケイの内側で、小さく横たわっていた無意識。
もっと見たいと思った。

だから時々意識的に、食事に出る前の
覚醒しきらないケイに太陽を届ける。
でもそれ以来ケイは無防備な言葉をくれない。
だから無理強いしたって仕方がないのに
あの時と同じ質問をしてしまうのだ。
「お日様のにおい、すき?」

ケイの背を追い越した今
流石に上から覗き込むのは威圧的なので
ベッドサイドにしゃがんで覗き込む。
期待してじっと見ていると
「煙草」
眠そうな声で催促される。
ちょっとムッとして同じ質問を繰り返すと
最後は決まって視線をそらし「あほくさ」
で終わる。
こっちは結構照れくさいのに。
せめて視線ぐらい合わせて欲しい。

ケイの視線の理由が…俺と同じだと気づくのは
半泣きになりながら無理矢理のし掛かった
もう少し先の話。



2004年04月07日(水)
07+キメラ

確かに在ったのだ、人間だった時間も…。

「ケイはケイだ」

いつもの言い争いの後、ショウはよくその言葉を口にした。
子供の言い訳の様に聞こえないでもない。
でもいつも、泣きそうなのをこらえて言い切るショウに
それ以上何も言えなくなる。
小さくため息をついて
膝を抱えるショウの頭を撫で

「遊んで来い」
微笑いかけてやんわりと部屋を追い出す。
独りきりになった部屋で天井を見上げて
けれど心は遥か遠く、記憶の隅で
埃を被った太陽を必死に思い出している。

確かに在ったのだ、人間だった時間も…。

人でなくなってしまった身体は
細胞を死に至らしめるその至高の輝きを
思い出させてはくれそうになかった。
曖昧な輝きしか思い出せずに断念して意識を手放した。
悪夢の中に見る
ルカを焼いたあの輝きは
こんなにも刺さる様に鮮烈で痛いのに。

「ケイはケイだよ」

何処か懐かしい香りがした。
ふわりと温かい気配がする。
泣きたくなるような優しさ。
太陽の香り。
外から戻ったショウが覗き込んでいる。
思わず下からぎゅうと抱き締める。

「お日様のにおい、すき?」
得意げなショウの声に、小さくうんと返事をして
そのまま眠ってしまいそうだった。
幸せの香りだった。

刺さるような太陽の輝き。
幸せを呼び戻す太陽の香り。
どうしてだろう?
畏怖の感覚と憧憬の感情
矛盾するそれらに
相反する何かに
内側から引き裂かれてしまいそうだ。

「ケイはケイだよ」

ショウが細い腕で
俺の頭をそっと包み込むのがわかる。
ずっと遠い昔に感じた庇護される記憶に
今は何もかもが誤魔化されて
夢も見ずに眠った。

「ケイの心はケイのままなのに…」

まどろみの中にショウの声が聞こえた気がした。


キメラ 1 [英 Chimera; 希 Khimaira]

(1)ギリシャ神話で、
ライオンの頭・ヤギの胴・ヘビの尾をもち
口から火を吐く怪獣。キマイラ。

(2)生物の一個体内に同種あるいは
異種の別個体の組織が隣り合って存在する現象。
また、その個体。接ぎ木の癒着部位の芽など。
また動物では若い胚(はい)を融合させてから育てたもの。



2004年04月06日(火)
06+カラーリング

初めてケイを見たとき
強い瞳と、光に透ける髪に惹かれた。
まるで人形の様だと思った。

その後太陽の下でケイを見ることはなかったけれど
部屋のどの明かりで見る色よりも
太陽の下のあの髪の色が綺麗だった。

「だから…」
「だから?」

ケイは腕組してソファに腰掛けている
フローリングに正座の俺はといえば
俯いたまま視線だけをチラチラとケイに向けていた。

「ケイ…怒んなくたっていいじゃん」
「怒ってない」
「うそつき」
「呆れてるんだ」
そう言うといつもの様に片眉を上げてため息をつく。
片手で頭を掴まれて、まるで猿の毛づくろいの様に
わしわしと頭をかき回される。
「うわ…汚ねぇ」
苦虫を噛み潰した顔でケイが言った。

昼間、ケイの目が届かないのをいいことに
兄ちゃんの目を忍んでトシに髪を染めさせた。
が、失敗してしまい今に至る。
いたるところに染め残しがある上
染剤が耳や頭皮に残って
なんだか奇怪な病気にかかった患者のようだ。

「ちぇ」
ケイと同じにしたかったのにな。
久々にカーテンを開けて、ボーっと眺める。
ケイは食事に出かけてしまった。
兄ちゃんに会ったら絶対に怒られそうだなと
前髪をつまみあげてみる。…まだら模様。
トシのヤツ、明日覚えてろよ。

「一人でなにやってんだ?」
声に振り返るとケイが何やら抱えて立っていた。
「何?それ」
「いいもの」
「…」

ケイが手にしていたのはブリーチで
次の朝やっぱり俺は兄ちゃんに怒られたけれど
太陽に輝く前髪をつまみあげて
なんだかとても嬉しかった。


トシへの報復はといえば
残ったブリーチをトシのTシャツにぶちまける
という程度に済ませておいた。
「なかなかオシャレだな」
とケイに笑われていたのがイイ気味だった。



2004年04月05日(月)
05+オルフェウスの竪琴

恋人の死を耐え切れず
冥界の神と約束を交わして
オルフェウスは再び恋人と会えるかに見えました
けれどオルフェウスは約束を守れずに
再び大切な人を失う絶望を味わったのです。

絶望の中
川に身を投げ命を絶ってしまったオルフェウス
全能の神ゼウスは彼の遺した竪琴を拾い上げ
空に上げ星座としてのこしました。


夏の海で夜空を見上げている。
ボンネットの上で紫煙をくゆらせながら
今は何もかもを投げ出して一人で。

夏の暖かな空気が潮風をはらんでまとわりつく。
波の音が心を掻き毟る。
痒くて痒くて気が狂ってしまえたらどんなにか楽だろう。
けれど食欲を満たした後の身体は
何処までも冴え渡り、獣じみている。

あの時
彼の後を追えなかった
彼を失いたくなかったけれど
何故かできなかった。

解っていることだ
そうすることを彼に望まれていなかった。

絶望の中
命を絶ってしまったオルフェウス
全能の神ゼウスは彼の遺した竪琴を拾い上げ
空に上げ星座としてのこしました。

夏の空に輝く琴座
オルフェウスの竪琴


川のような星の群れ
天の川のその西のふちでひときわ輝く星
織女のベガを含む琴座の惑星郡。

オルフェウスに置いていかれた竪琴
ルカに置いていかれた俺
川を渡ることの出来ない織女
ルカを追えない俺

「またつくれ…ともだち」

どうやって?
自分の嫌悪する同属を増やすのか?
それとも生身の人間と…
そうしてまた俺は置いていかれるのだろうか
永遠のような長い時間の中に一人。

寝そべって目を閉じる。
久々の食事だった。
車の運転席にはまだタクシードライバーが座ったままだ。
街からはずいぶんと外れてきてしまった。
このまま戻らず此処で眠ってしまえば楽に死ねるか?

「ケイ」

もう呼ばないでくれ
このまま消えてなくなってしまいたい
何も考えずに何も感じずに塵になってしまいたい。

「ケイ」

頭の中で彼の声が鳴り響いている。
耳を塞いでも意味はないのに
痛みを覚えるほどきつく頭を抱えるように耳を塞ぐ。
結局俺にはどちらも出来ないと理解ってる。

「ケイ」

お願いだ!もうやめてくれ!!
追いつめないでくれ!
誰かを望んでいるのに、失うのが怖くて
ただ惨めに立ち尽くしている…
独りで生きることも、独りで死ぬことも出来やしない…

「ケイ!」

泣き叫び沈んでいきそうになるその瞬間、声が現実味を帯びる。
引きあげられる、急速に、鮮烈な、でも懐かしい何かに。

「ケイ!」

目を開ける。
満天の星空を背景に、子供が覗き込んでいる。
黒い髪が月の光でつやつやと輝いて見える。

「うちに帰ろう、ケイ」

不覚にも泣いてしまいそうだった。
帰る…という言葉に。
お前を失いたくないと思う自分に。
いつか失ってしまうお前の存在に。
息を切らせ迷わず追いかける、俺とは違うお前に。



2004年04月04日(日)
04+映画館

「いいトコ見つけた!」
そう言ったトシについて
初めて映画館の中に入った。

もっとも俺たちは見るからに日系の孤児
正規の方法で入ったわけじゃない。
路地裏の小さな薄汚い業者入り口からこっそり忍び込んだ。

映画を見るのはそれが初めてだった。
タイトルなんて勿論知らない。
ただ、作り物なのにやけにリアルで
でも作り物特有の美しい映画だった。

ラストシーンの空が印象的だった。
客が出る前にまた裏から出なければならなくて
そのシーンはいつもトシの後を追いながら
チラチラと振り返りざまに見たので
細切れではあったのだけれど。

約束の再会を果たす。
何処までも美しい空の下で
何時までも続く波打ち際に
二人向かい合って。

どこだかの、空の名がついたタイトルだった。

映画を見終わった後は
必ずケイに会いたくなって
いつも急ぎ足で夕日の中を走った。
泣きそうになりながら。
約束を果たしにいく、あの登場人物の様に
なぜか不安と期待に満ちた渦巻く想いで。

一秒でも早く
ケイのいるあの部屋に帰りたくなる
自分を抑えられなくて。
駆け出す足を止められなかった。


---〈参考マデニ〉--------------------------
ココでの映画はかの名作
「ショーシャンクの空に」です。
モーガンフリーマン最高です。



2004年04月03日(土)
03+歌声

はじめてその歌を聴いたのは
あんたに出会ってまだ間もない頃だった。

夢から覚醒したあんたに何の歌かと聞いたら
あんたは自分が歌っていた事にも気がついていなかったのか
何の事かと訝しげに眉を寄せた。

何度か同じようなことがあって
そのたびあんたは辛そうで
そんな時は決まって俺は惨めな気持ちになった。

隣にいるのに
その瞬間あんたの中に俺はいなくて
一人じゃないのに
その瞬間あんたは確かに孤独の中にいる。

腹立たしくて無理矢理聞き出したら
なんだかますます惨めになった。

悪夢にうなされた後に見せる
その寂しそうな瞳で苦しそうに語るのはやめて。
そうさせているのは俺なのに
勝手な言い草だって解ってる。

でも苦しめたいわけじゃない。
哀しみの理由を知りたかった。
忘れてほしいわけじゃない。
一人じゃないと解って欲しかった。

ケイ、俺がいるよ。
一人で夢にうなされないで。
歌うあんたの声は好きだけど
サヨナラだなんてそんな歌キライだ。



2004年04月02日(金)
02+妹と義弟

あれほど聞きたかった彼女の声。
その瞬間は幸せに包まれているはずだった。
そうでなければならなかった。

彼女の笑顔のために銃を握ったはずなのに。
彼女を守るためだけに…

なのに

イーチェは涙を流している。
哀しみに涙して、絶望に震えている。


あれほど会いたかった彼の笑顔。
望んだのはこんなカタチじゃなかった。
何時かの様に、無邪気に笑いあっていたかった。

彼の笑顔のために銃を握ったはずなのに。
彼の守りたいものを守るためだけに…

なのに

銃口はショウに向けられたまま硝煙をあげている。
彼は最期の時を迎えようとしている。


なぜ?
ただ守ってやりたかったのに
幸せにしてやりたかったのに
幸せになりたかったのに…

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

君の笑顔のために銃を握ったはずなのに。
君を守るためだけに…
                          孫



2004年04月01日(木)
01+朝焼け

東の空が白みはじめる。
また新しい朝がやってきて、俺は不安の中眠りにつく。
どうか彼が無事でありますようにと願い、重いまぶたを閉じる。

眠りの中でも不安は拭えない。

朝なんか来なければいいのに。
いつまでも彼を探し続けていられるのに。
彼がすぐにでも帰ってこられるのに。
何より彼が、苦しまずに済むのだから。

朝なんか来なければいい。
太陽なんか昇らなければ。

ケイ、俺を置いていかないで。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

東の空が白みはじめる。
繰り返しやってくる朝から、ひっそりと身を隠す。
静寂の中まぶたを閉じ、あの薄暗い部屋に彼が孤独でない様祈る。

眠りの中にも哀しみは癒えない。

新しい朝に彼が生きてくれます様に。
光の中、空と同じ色の瞳は美しく輝くのだろう。
俺の手が届かない光の中へ行ってしまえ。
もう俺のために苦しめたくない。

朝が終わらなければいい。
太陽で照らし尽くせばいい。

ショウ、もう傍にいてやれない。

+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + +

ずっといっしょだと願ったのに。

                     ショウ + ケイ
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + +