みかんのつぶつぶ
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2004年09月27日(月)

他人事のように悲しい過去の日記。
綴られられた言葉に偽りのないことがせつない。


また、金木犀の季節になるんだね。
コスモスも咲くんだね。
ススキの穂は、
ひと雨ごとに伸びてきている。





もう、いないんだね。
どこにも。





2004年09月24日(金) 彼岸



誰かに待たれるのが苦手なのは、
待っているときは辛いことの方が多かったからなのかな。


待ってるだろうなと思うと、気が急く。
気が急くから気が重くなる。
気が重くなるけれど、待ってるから行かなくちゃと気が急く。
病院へ行くときにはまず、自分との闘いだった。
毎日毎日、昨日も一昨日も明日も明後日も明々後日も。


「これからは、一日一日が彼にとって大切な時間になるね」
先生の口から出てきた言葉は小説を読んでいるようにしか思えなかった。






墓参へ行く道も急ぐ私。
薔薇が、空を見上げて笑っていた。


2004年09月18日(土)

このところ体調があまり良くなくて、仕事が休みの日には一日中うつらうつらとしている。
眠っているようでいないような、でも深く寝入っていたことに目が覚めて気づいたり・・・
そんな繰り返しのなかで私は、墓参りに行く夢を見ていた。
二日続けて、同じように、自分がどうやら墓参りに行ったらしいという感じの夢を見たと気づく程度の。



もう彼岸なのだなと、
路傍で揺れている彼岸花の赤い赤い色に、季節の移ろいを感じて。


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