二週間ぐらい空いちゃいましたね。週一のペースは守ろうと思ったんですがダメでした(^^;)さて、先日、エノラゲイの機長だったポール・ティベッツ氏が亡くなったというニュースを目にしました。確か、この人だったと思うのですが(間違っていたらごめんなさい)何年か前に、テレビ局の招きであの原爆を落としたエノラゲイに乗っていた人が来日して、被爆者と面会してるんですよね。その時に、被爆者が謝罪を求めたんですが最後まで彼は謝りませんでした。あたりまえですよ。私、この面会を企画したTV局に腹が立ちました。被爆者の気持ちはわかります。謝罪を求めた事も責める気持ちはありません。でもね・・・たぶん原爆被害の悲惨さは彼だって見聞きしてるはずなんですよ少なからず心を痛めたはずです。だからこそ、彼は原爆投下を正当化せざるをえなかったと思うんですもっと若い時で別の生き方を模索できた頃ならまだしも、人生の晩年になって、『戦争を終わらせた英雄』として生きてきた自分の人生を全否定するような事を強いるなんて残酷ですよ。もっと残酷な事をしたんだからしょうがないそう言ってしまえは、それまでなんですけどね。でも、私は彼が謝らない事で彼の心の傷の深さを感じました。テレビ局は彼から謝罪の言葉を引き出して歴史的瞬間を映像に納めようと企画したのでしょうけど、ただ関係者を傷つけただけでしたよ。「先に亡くなった被爆者に申し訳が立たないから謝って欲しい」と涙する被爆者を前に頑なに「謝らない」と言い切った彼もそして被爆者もね「謝ってもらえなかった」という事実を突きつけた形になったわけですから。テレビ局の思慮に欠く企画に本当に腹が立った事を思い出したニュースでした。