闇の底に...Cuckoo

 

 

手放せない想い出 - 2006年05月22日(月)

相手が自分を好きになると思えば
意外とそうなる気がする



昔 大好きだった遠くのあの人

雪の名のつくあの人に振られた後
私は彼に言った

「いつか私の事きになるようになるって」

笑顔で。


その後数年私と過ごした彼は
実際どんな感情だったんだろうか


物凄く求めてたくせに
確実に壁を作ってた
後にも先にもあんな恋愛は無いだろう

そういう恋愛はもうしたくない。


悲しかったし辛かったし
だけど幸せだったように思う
手に届いていたのか届かなかったのか
それすらいまだに分らないのだけど
その瞬間私と彼との間に二人にしかない時間があった


今のバイト先の大型店舗の中に
おそろいで買ったリングとネックレスを売っていた店舗が入っている
その独特の店の色は私の心を
ざわざわさせる


もう恋ではない
だけどなぜだろう
今でもお揃いのリングは
財布の中に入っている


大切な想い出にやっとなれた
手放したくない想い出に


        水鳥。


...

記憶 - 2006年05月18日(木)



あの日聞いた詩
思い出すのか忘れられないのか
それが分らない


思い出というものは

忘れたから出てくるもので

そうじゃない時は

いったいなんと言えばいいのだろう



       水鳥。


...

- 2006年05月15日(月)

例えばルールを無視して生きたとして

そのつけはいつか返ってくるだろうか


...

少し不気味な毎日 - 2006年05月12日(金)

実は少し悩みがある。


半月ほど前
夜の11時に見知らぬ番号から電話がなった
当然携帯に。
知らない番号は出ないようにしているので放置
2回かかってきたけどそのままでなかった
そうしたら留守電に入れたようだったので再生してみたけど
無言。
2回とも。
それっきり電話もかかってこなかった


数日後
非通知でわんぎり
さらに数日後も
と、数回電話がかかってくる
だんだん気持ち悪くなってきたけどそのまま放置


3日前
見知らぬアドレスからメールがきた

「○○さ〜ん」

私の苗字だ
てことは知り合いなんだろう
だけどだれかわからない
誰ですか?っとレスしたところ

「それは秘密♪」


それっきり
本気で秘密のようだ
昨日もう一度 誰かわからないので教えてくださいとメールしたが
返事は無い

いろんな人にそのアドレスを知らないかと聞いたけど
誰もわからない
該当者が居ない


半月の間にこれだけあるとさすがに不安になる
不気味な毎日
メールアドレスだけで相手を調べる方法があればいいのに



         水鳥。


...

それぞれの幸福論 - 2006年05月10日(水)

夜の散歩は気持ちいい
特に田舎道ほど気持ちいい


年下の彼氏さんを散歩に誘った
22時の事。

夕食を食べ過ぎてしまった為
ウオーキングとも言う
彼氏さんを車で迎えに行き近くに停め
そのまま1時間半をゆっくり歩く
見慣れた景色も夜だと違う
暖かくなった空気とか
人の居ない道

「ここの家の人はね 昔すごくうるさい人でさ」

彼氏さんの学生時代の話を聞きながら
手を繋いで歩く
俺さぁ昼間ダンスの練習してきたから足が痛いんだけど
そういいながらも付き合ってくれる優しさは
私を暖かい気持ちにさせる
人に言うと
老夫婦のようだとも言われるけれど
私達は時々
深夜の公園で花を見たり
川原で水の流れを眺めたりしている。

7年の結婚生活でもその前の数々の恋愛でも
そんな経験は無かった
週に6日飲み歩いた10代のアタシには
今の恋愛はきっと想像もつかないだろう

のんびり流れる時間は
毎日の仕事と家事から切り離されて
とても素敵だ

人にはそれぞれ幸福だと思う瞬間が違う
今のこの気持ちをとてもじゃないけど幸福には見えないかもしれないし
それでもいい
ただその時私は
これでよかったのだと思った
この時間を幸せだと思えるようになった
それでよかったのだ

明日もまた騒々しい日々だ
明後日も明々後日もそうだ
だけどこの時間は幸せ
それでいいのだ


          水鳥。


...

いつかどこかで - 2006年05月09日(火)

変わらない景色を見て変わらないなぁと思うけど
実はそこに生えている草は前回見たものとは違う
流れる景色も違えば空気も違う
本当に変わらないものはあるのだろうか
それはきっと
自分の心の中にある思い入れだけなのかもしれない。


私は変わった
コーヒーがおいしいと思うようになったし
スーツ姿で仕事をする事に違和感を感じないし
ネイルが前よりはみ出さずに出来るようになったし
浴衣が着れるようになったし
ドレスのストールの巻き方を何パターンか覚えた

けど実際は

コーヒーはブラックで飲めないし
スーツは暑苦しくて大嫌いだし
いろいろストーンの付いたネイルは根気が無くてできないし
浴衣なんて年に1回しか着ないし
どれだけストールを巻けてもドレスを持っていない。

本業は化粧品の美容系の仕事だし
バイトでパーティードレスのショップ店員だし
アクセを自作して売るけれど
内面から出る美しさを持ち合わせていないという事は
美しくは見えない。
どうすればいいのかはもう分からないし
分かったところで手に入りそうも無い。

子供に恥じぬ生き方を見せたいと思うけれど
実際はあくせく働いているだけだし
過去の話なんて絶対に話せない

どうしてこうも余裕が無いのだろう
全てがうわべだけのような気がする
だけど今日が終わるという事は
明日が始まるという事でもあるのだから
憂鬱は解消されないまま眠りに付こう

あの人は何をしているだろう
今日もまた前に向かって歩いているのだろう
どんどん遠く離れてしまっているけれど
彼に負けないよう私も進むしかないのだ
例えそれが左右のように離れ行く道であっても
いつかどこかで彼の名前を見かけたいし
私の名前を見かけて欲しい
誇りを持てるような存在として。


         水鳥。


...

3年という月日と変わった事と変わらなかった事 - 2006年05月04日(木)

なんだかいろいろあった。

ショップがオープンしたから毎日忙しい
けど日記を書かなかったわけは他にあったりもする。

4月中頃
実家の仕事の恒例の研修に行った
そのホテルは何年も前に遠くのあの人が来てくれた
深い思い出があった
会わなくなって3年
2泊3日の研修は彼の事を考えてしまうだろう。

と 家を出たその日に彼にメールしてみた
もうイキナリ気持ちだけ時間の逆走をしてしまった
当然仕事の彼だったけれど
返事をくれた
彼の住む町は研修先まで新幹線で1駅
途中下車が可能な場所
いつもそうして会っていた
そこで仕事が終わってからすぐ向かうから
1時間待つよう言われた
ご飯を食べようと。

1時間見知らぬ駅で待つのはきついと一応断った
大いに揺れる心を隠し。
けど
3年ぶりなんだと彼は言い
少しくらい待ちなさいと言われあっさり下車
3年の間にずいぶん変わってしまったその駅の喫茶店に入る

何をしているんだろう
こんな事をするから踏ん切りが三年もつかなかったんじゃないか
そう自分に呆れた
そして携帯を見たら圏外
すぐにコーヒーを飲み干し外で待つこと30分
やって来た彼と合流した私達は
3年ぶりを思わせない
感情の薄い再会を交わした。
そう あの頃と何も変わらない様な。。。

夕食を食べた
3年の間に彼はあるスクールに通っていて
自分の店を出すための土台を築いていた
そんな話をしながら1時間
私達は再び別れた。


過去の話なんてしなかった
これからの話もしなかった
現状を話して
夕食を終え
手を振って別れた
それは永遠の別れには見えなく
再会を約束する別れにも見えなかった
いつものように会い
いつものように別れる
ただ私の心の中で変化があった
彼に対する思いはもう
愛情ではない

彼は私の中では常に彼であった
友達でもなければ恋人でもない
きっとそれは今も昔も変わらないのだろう
ただ私と彼の指にあったリングはもう無く
私と彼の胸にあったネックレスはもう無い
それだけの事なのかもしれない

私にとって忘れられない人で
彼にとって通り過ぎた人なのかもしれない
私と彼の間にあった薄いベールは今も存在し
あの頃そのベールを悲しく切なく思っていたけれど
今はそれを受け入れている
それだけなのかもしれない。

何も変わらないけれど
全て変わってしまった現状を
私は苦痛に思うわけでもなく受け入れれた

2〜3年後にまた会うかもしれない
一緒に夕食を取り
手を振って別れる
それは3年の月日で出来上がった
私達の関係。


それでも私は
何も変わることの無い彼の姿を
嬉しく思った。


        水鳥。


...




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