闇の底に...Cuckoo

 

 

- 2005年10月17日(月)

親友から電話があったのが
我が子がいじめにあっていた時だった
丁度我が子の苛め問題のピークだった。

『うちの旦那が浮気してる』

耳を疑った
妊娠10ヶ月 そう臨月の彼女の旦那が浮気?
しかもあの旦那が?

今年の初め 彼氏と子供と四人で彼女の家に行った
妊娠がわかった直後の訪問
結婚式を海外でした彼女夫婦なので
旦那とは初対面
酒を飲まないと人と話せないような
おとなしい人だった。

相手は?
『前かの!』

うちの彼氏を含めなぜ男は
携帯のメール送受信を削除するのに
履歴の方までは出来ないのだろう?
内容はわからなかったけれど 痕跡を見つけたのだった
男ってやつはどこまで馬鹿な生きものなんだろう
やっぱり誰でもするんだな
そうしみじみと思った夜だった。

バイトをしながら彼女から続々とくるメールを見ていた
どうやらPCの方でもメールのやり取りをしているらしかった
それがわかった理由もばかばかしくて
数日前に親友に旦那が
『ただでメールアドレス作る方法教えてもらったよ
 お前のも作ってやるよ』
そう嬉しそうに語った内容からだった

まぁ単純で無知なのが
その後の対処が早急に出来たわけでもあったのだけど...

アタシはその夜
旦那の隠して作ったメールを発見
暗証も発見
ちなみにお馬鹿な隠し方だったため違法行為無しで発見
けど経緯を書いちゃうと
せっかくのお馬鹿男性が見ちゃって分かりにくくなると言う事の無いよう
明記しないことにするけど。

それで親友の許可を得
その旦那のメールを観覧
まだ半信半疑だった浮気のメールを見てしまったのです。

それを全部コピー
その紙を眺めながら親友に報告するか悩みました
妊娠10ヶ月の親友に言うかどうか
1時間ほど悩もうと思った矢先に親友から電話がありました
悩む間も無かったのが事実で
怒涛の質問攻めであっさり陥落
その10分後には彼女の家にFAX送信させられてました。


お相手は 元彼女で
年はアタシと親友の年より3個上
妊娠8ヶ月
妊娠がわかったとき うつ病の彼氏に逃げられたという女
その後 電話をして分かったのは
あぁ こうゆうのが不倫体質の女なんだなって事
そして この子にしてこの親あり
みたいなおかんとの対戦
それを次回書こうと思います

親友は 里帰りしている間に
女が家に上がりこんでました
それを知って家中の物が汚く気持ち悪く思えるそう
今かなりノイローゼ状態です
本当に最悪です
よくそんな事を平気でできるなと思う
世の中の不倫している人
元々そうゆう人大嫌いだけど
家にずうずうしく上がりこむ馬鹿女は
早く死ね






     水鳥。


...

今胸に - 2005年10月15日(土)

ふとした瞬間に想い出す
言わなきゃいけなかった言葉をいっぱい
今胸に浮かばせて

ごめんねを言えるようにしようね とか
ありがとうを忘れないでね とか
小さな子供には語れるけど
あの人にだけは語れなかった
今 まだ幼い我が子に話す言葉はきっと
アタシがしなきゃいけなかった事
言わなきゃいけなかった言葉










           水鳥。


...

押し付けあう親たち - 2005年10月13日(木)

あれから随分更新が遅れました
もう 日々忙しくて
あの時 同時行進で親友の旦那の浮気問題にも
大きく関わってしまい対処していたので
これものちほど書くと思いますけど...
のんびり生きたい。



あの日 懇談の日
前回の日記に間違いが一箇所ありました
懇談の始まったのが15:00でした
あれから我が子は学校が楽しいと言います
だけど集団は嫌いと言います
『集団を見るとさぁみんな俺の悪口言ってると思っちゃう』
その言葉を聞くだけで今だ怒りが湧きます

懇談の2日前

仕事を早退して向かった先は
子供と同じクラスの子の親の家
その子は『相手側』だった。
幼稚園から仲の良いほかのクラスのままにメールで呼ばれ
その子の家に行った
噂は聞いていた
何かと『噂の集まる人』だと
平たく言えば 噂好きの中心人物だと今は思うけど
その時は救いの人にも見えた
『うちの子はねボーッとしているからなんとなくあの子(相手)について
 だけど本当は何も考えてないみたいなの』
そう その後何度何人の親から同じ言葉を聞かされたか
キーは ボーっとしているから
その親は前年度学級委員をしている
だから 余計に話を聞く
この問題を懇談で出して
先生を責めようと思うの

懇談当日

誰もアタシに話し掛けてこなかった
遠くから眺めるだけだった
ボーッとしている子達の親だ
そしてそっと話し掛けてきたのは
いじめていた当人のお母さんだった
数ヶ月見てない間に老けてしまったお母さんだった。
その反面アタシは
いつも以上にしっかり化粧して
髪も巻いて
おねえな服着て
そりゃぁだれも話かけれないよね。

そのお母さんは謝りながらも言った
アタシはそこまでうちの子が言ったとは思えない と
そこまでとは
I(我が子)に死ねと言えと友達に脅迫したこと
消えろと言ったこと
などを含んでいた

『他のお母さんから 懇談に出るように電話があって』

アタシにもあった
出るつもりだったから気にもしてなかった
その人の言う
『当事者の居ないところで話があったら嫌かと思うし』
というのも
浅はかながら納得していた
けど彼女はそのことに猛烈に反感を抱いていた
誰もが自分の子を悪く言うと怒っていた
実際誰もが耳にしていたんだ 死ねとうちの子に言った言葉を
誰もが見ていたんだ うちの子を完全に孤立させたのを
けど彼女にはもう見えていなかったんだと思う

懇談の最後にその話は出た
なぜこんなことになる前に対処しなかったんでしょうかと
学級委員のお母さんが先生に言った
その人の子は女の子だった。
先生から説明があり
今後の対応の説明もあった
最後に2日前に家にお邪魔した人が話をした

『当事者同士は話し合いをして解決したでしょうけど
 巻き込まれた子達にその二人が謝るかしないとみんな納得しない』

その時やっと分かった
ボーッとしている彼女達の子供は
うちの子を苛めたんじゃなくて
巻き込まれたんだ と言う妙な解釈を。
巻き込まれたから死ねと言って笑って一人の子を孤立させてたんだ
なるほど
そうゆうことだったんだ

アホみたいにそんな事を考えながら
我が子が眺めてただろう景色を
我が子の席から眺めて見た
その世界はあまりに狭く小さかった
前の席の子達が振り返って中指を立ててくる
そう聞いていた
前の席はあまりに我が子の席と近かった
そうか あの子はこの狭い小さな世界を
更に狭く小さくしなきゃいけなかったんだ


他のお母さん達は言う
脅迫されたから と
ボーッとしていて何も考えてないのだと
苛めの張本人とされる子のお母さんは言う
なぜうちばかりなのだと
うちの子はそんな言葉を言わないと

それを苦笑しながら眺める
おいおい
そこまで分かりやすく責任を押し付けあうなよババア

懇談の最後に苛めていた張本人と言われる子の母
彼女が手を上げ言った
『ごめいわくおかけしました』
明らかにふてくされていた
アタシも言った

『今の現状を見ると うちがいじめられていると
 何も知らない方はそう思われるでしょう
 でも うちもその前は他の子にきつく言って傷つけたりしていたんです
 それを毎日家で話し合ってきました
 そして彼と話して 彼はその事実を知り 謝るといいました
 だからアタシもココでみなさんに謝ります
 彼もアタシも今回でわかりました
 誰でも いじめられる可能性があって反対にいじめている可能性があるのです
 誰でもそうなる可能性があるのだから 家庭でもっと話をして欲しいと思う
 今回は大変みんなを混乱させてしまってすみませんでした』

その日の夕方

帰宅が午後6時半を過ぎていました
不安そうに迎えた我が子に笑顔で大丈夫だと と言いました
そして電話が鳴りました
2日前に家にお邪魔した人でした

『水鳥。さんの話はみんな よかったねぇって言ってたの
 アナタはよく子供を見ているって
 だけどあの人(いじめの親)はねぇ』


大声で笑い出しそうになった
お前わかってんのか?
あの最後の言葉は彼女に言ったんじゃないぞ
お前らだ
一人に責任押し付けやがって
当事者二人がみんなに謝れって?
じゃぁおまえら全員の子供がうちに謝罪にこいよ

その言葉を飲み込んでアタシは言った
『ありがとうございました』 と。


結局は 学校で無邪気に笑う子供たちは
人を深く傷つけたという認識も無く
そして親たちまでもが 人に責任を全部押し付けて
訳知り顔で噂話に花を咲かせていただけだった
当事者というのは 全員だという認識すら無く。
クラス1 いや 学年1若い母親であるアタシが
少し離れたところから 親同士の罪の擦り付け合いを
苦笑しながら見ていたという事だろう
これから先 我が家を除いた親ドモが
もめる事になるのは目に見えているけど
もうどうでもいい
所詮大人なんてこんなもんなんだよ

そうでしょ?そこの『親』さん






          水鳥。


...

当事者なのに第三者 - 2005年10月07日(金)

懇談会が終わった
あの懇談会のアタシを他人が見たら
困惑を読み取るだろう
その日のアタシの心境を一言で
分かりやすく
普段の言葉で述べると
どん引き。


相手の
いや 苛めの中心人物といわれていた少年の
お母さんとはこの日まで会話が無かった
当然だと思う
いじめられていたと言う我が子と
苛めていたと言う彼の親なんだから
授業参観に5分遅れて着いたアタシは
名簿に〇を付けに行くと
想像していた通り好奇の目に晒された

アタシはというと
教室の前の扉の所から
子供たちの顔を眺めていた
我が子に笑顔を見せながら
お前もか お前もなんだな
そう他人の子を眺めていたんだ。

しばらくすると小さく呼ぶ声が聞こえた
あまりに小さくて聞き逃す所だったが
驚いて振り返ると
『いじめた張本人』のお母さんだった

迷惑かけてごめんね

そう呟く声は消えてしまいそうだった。
幼稚園から知り合いなはずの彼女は
随分老けて見えた なぜだろう

二人で話しているとあまりに視線が痛かった
先生まで横目でアタシ達の姿を確認するしまつ
隣のクラスの先生までもが。
居たたまれなくなった彼女は場所の移動を提案してきた
アタシ達は 子供の生活を見ると言う
もっとも重要なはずの用件を放棄して話し合った

正確には話を聞いた。
彼女は やっぱり子供を信じると言った
けど今更それがどうした
アタシはそれを肯定も否定もしなかった
所詮は子供同士の喧嘩に
他の子供が騒ぎ立てた結果だったのも事実だし
元々彼と我が子は幼稚園から同じで
毎年 いや毎学期喧嘩しては仲直りを繰り返していた
今回それで終わらなかった理由は
違う子達が便乗したからなのはうすうす気がついてもいたし。


他から聞いた話によると
この間
アタシが連れて行かれた どうしよう
そんな会話が他の親の間でなされていたらしい

そして授業が終わり
長い長い懇談が始まった
時間にして2時間
午後4時から6時までの今まで経験した事の無い時間が。

あまりに長く複雑なので
明日にまわすことにしようと思う
思い出してもよくわからないし
頭が痛いし
結果もよくわかっていないから。

アタシが学んだのは
親というものはこんなんなんだと言う事
所詮は
大人とは言いがたい言い訳の塊を明日披露しましょう



              水鳥。


...

終焉 - 2005年10月04日(火)

どうやら
子供たちの残酷な遊びは終わったらしい
笑顔の戻った我が子を見ると
嬉しくもあるし
悲しくもある


子供から苛められていると告げられて
随分経ったような気分

彼が一人だと泣いていた
勇気を出して学校に行って数日
帰ってきて言った言葉があった

『ボクと居ると一緒に居る子がいじめられちゃうんだ』

そうか...
淋しいことだけど苛めには必ずついて廻る
身内を集め集団を大きくする
仲間は多いほうが楽だ
いろんな意味で。
分かっているけどイラつく

『けどね 〇〇君は 死ねって絶対に言いたくないって言ってくれて
 だから一緒に遊んでいるの』

小学4年生の男の子だ
その内の一人が
苛めている子に
あいつ(我が子)に死ねって言って来い
そう言われたらしい
それを断ったんだそうだ

そういわれ実際に言いに来た子の数は少なくない
それで悲しんでいた
だけどそうじゃない子が居た

ものすごくいい友達が居るね
そう言うと
幸せそうに笑った。

しかし今週になって
事態は終わりに近づいてきていた
我が子の友達が一人一人相手についていき
もう孤立してしまってきていたのだ。


だけどそんな事は長く続かなかったようで
誰もが嫌になっていたようで
ウンザリしていたようで
そして
男の子親がみんな
その事態に気が付いてきていたようだった


終わりはあっさりやってきた
子供が帰宅して
数週間ぶりの満面の笑みを浮かべて
仲直りをしたと言った

彼とはゆっくり話をした
けど問題が一つ

子供の喧嘩は仲直りですんだ
だけど親の問題が残った
どうやら相手の親は

『うちの子は絶対そんな事をしない』

そう言い張っているらしい
そして明日は授業参観
終わってからクラス懇談会

嫌だなぁ

なんだか今度は
アタシが集団でいじめられる気分だ
落ち着くように
そう友達からメールが何度も来る

落ち着く
何週間も前から我慢している
だから明日も乗り越えよう

どうか子供ががんばった努力を
アタシが無駄にしないように。



            水鳥。


...

いじめの事実を聞いた後の初登校 - 2005年10月01日(土)

子供にそう告げられたあの日から
1週間
子供が自分でいじめられていると認識してから
2週間

何もしてないわけが無い

あの告白の後悩んで
悩んで悩んで泣いて寝れなくて
気が付いてあげれなかった自分が情けなくて

その翌日からの連休は遊び倒した
翌日は梨狩りに行って全員でお腹を壊した
その次の日には初川釣りにいった
最後の日は子供のスポーツクラブでフリマに参加
忙しすぎる連休 彼は笑って過ごした
けどその連休の最後の夜彼は
学校に行きたくないとアタシに行った

毎日先生から電話があった
連休最後の日の夜 アタシから電話をした
どうしても行きたく無いと言うのなら行かせません
どうしても学校を転校したいと言うのなら転校させます
けど彼が自分でがんばる努力を奪う気は無いです
これからクラスでどう対応するか教えてください

直前まで学校を拒んだ我が子は
給食当番の白衣を持っていかなきゃいけない
そんな些細な理由で行く決意をした
前週給食当番だったのはある意味
彼に行く理由をつけるのにとても重要な役割となった
アタシは彼と話をした

例えばキミの事をなんとも思って無くても
なんとなく相手についている子も沢山いると思う
本当は遊びたいんだけどその場の雰囲気で誘えない子もいると思う
キミがその全てを敵だと思ってしまったら
相手もそう思うんだよ
勇気を出して自分から話し掛けてみるのが大切じゃないかな
もし相手が話をしてくれたら
何が悪いか聞けるかもしれない
何も考えてなかったのかもしれない
とりあえずがんばって行く
けど無理だったら早退していい
先生には手紙に書いておく
キミ次第でいつでも早退できるようにしておくから
がんばれ

そう
相手は数人じゃなかった
クラスの男子12〜3人
そう彼は言った
三十人のクラスで男の子は15人程度なのに。


アタシは彼に逃げ道を用意して
送り出す事にした
それは結果大きく彼に安心を与えたらしい
『1時間目に帰ってもいいの?』
もちろん
『いつくらいがいいかな』
昼ご飯までがんばるって自分で決めておけば?
『じゃぁ給食までがんばってダメだったら帰ってくるね』
うん 無理はしないで けど努力はする
『わかった』

その日 夕方仕事を終えて帰宅したら
祖母がこっそり言ってきた

『学校早退しないで 終わって帰ってきたら
 友達の家に遊びに行ったよ』

寝る前彼が言った

『ママの言うとうりがんばって一人話し掛けてみたら
 また仲良くなれたよ!がんばったんだよ!』

彼はがんばっている
一人ぼっちじゃないことを知った
その後 もっと嬉しい話を聞いた
それは数日先の話だけど

アタシは彼の努力を支える事にした
それは
自分の中の怒りを押さえるという
苦痛を強いられているけど
日々相手の子と親に対する
怒りを押さえなくてはいけないという
苦痛を。


         水鳥。


...




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