2010年05月10日(月) |
継続する事によって発生する変化。 |
カンブリア宮殿でエーワン精密という会社が紹介されていた。これは、それを見た備忘録もかねて日記の継続を形だけでも続けようとする試みだ。
さて、僕も正社員として働き始めて、もうすぐ三年になろうかとしている。これまでの人生で、おそらくは最も集中して生きてきた三年間になると思う。最近は仕事の面でも自分の内部で変化が起こっている。
販売員として、接客マナー、商品知識、接客テクニックといった段階を経て人間力を発揮できる段階に達しつつある。それはつまり接客業としての最低限のマナーであったり、専門知識であったりスキルであったりを身につけ、その次の段階として僕自身のパーソナリティーをもってしての接客・販売が可能となる段階だ。
最近、頻繁に思うようになったのだが、会社で働いているのは従業員ではなく人間なのだ。そこには感情もあるし個人的な理念や体調の良し悪しもある。客が店やスタッフを信用したり不信に思ったりするように、スタッフも客を信用したり不信に思ったりする。
そして、相互に信用が成立した時に個人と個人の交流が生じ、互いにサービスの提供と対価以上の満足を得るのではないだろうか。こんな薄給の仕事、そんな満足感がないとやってられない。だから、最近では機会があれば地の自分を出すようにしている。
だから、こいつは許せないと思ったときは可能なら説教じみた正論を言ったり諭したりもする。そこまでいってはじめて販売員としての「個性」が生じるのではないだろうか?
自分をさらけだす試みの中で、僕は再び僕を見る。それは僕がこの日記で続けてきた自分を考える作業に繋がるかもしれない。いや、きっとそうだ。だから、僕はこの日記をしばらくおろそかにしていたし、それでも危機感を覚えなかったのは、日々の業務をこなす中で自分の現状というものを検証する時間や機会が多分にあったからなのだろう。
だから、これからも日記の頻度は下がったままかもしれないけれど、何年後かの自分のために省みられるように文字にして残す作業は続けたいと思った。
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