amatelasuの日記

2007年03月29日(木) 一年経って。

大阪に舞い戻って一年。

失ったのは目指していた業界への希望と、バイクに乗っている自分と、小説家への可能性と、好きな女の子と。

得たものは・・・・・・・・・・・・・、想い出?

とりえず今あるのは、苦しい生活と面白くないアルバイトと動かないバイクと誰とでも代替出来る楽しい先輩という関係。
つまり、仕事と趣味と女と、全てを手に入れようとして全てを失ったわけです。

彼女ははっきりと言いました。
他の人たちと同じだと。
一緒にいれば楽しいし、いなくなれば寂しい、その程度の存在でしかないとはっきり僕に告げました。
僕だけが特別なわけじゃないと、だから僕が望むような事は起こらないと、はっきり告げました。
あんなことを言った口で、あんな態度を見せておいて。

ああ、いい夢を見させてもらえました。
これ以上の恨み言は言わないでいましょう。
彼女を嫌いになりたくないし、彼女を嫌いになるような自分になりたくないし、彼女に嫌われたくないし、人を嫌うような彼女にさせたくないですから。


だから、もうこんな生活はやめようと思うのです。
でも、それなりに苦労してやっと築き上げた生活を、また同じように苦労して清算しなければならないのかと思うとうんざりするのです。
しかも、今度はその先に何もないのがわかっていて、苦労しなければならないのです。
ああ、なんて面倒くさいのでしょう。
いつ、どのタイミングでバイトを辞めたいと言えば角が立たないのでしょうか。
親にはなんと言って説明すればいいのでしょうか。
同居させてくれている友人にはなんて説明すればいいのでしょうか。
大学の友人達にはどうやって。
次のアルバイトは何をすれば。
その先の就職は。
また大阪から岡山までバイクを運ぶのでしょうか。
また友人に車を借りるのでしょうか、さしてお礼も出来ないのに。

それよりもなによりも、僕が去ることで彼女が落ち込んだりするのでしょうか。
それくらいでは何ともないくらい僕の存在が軽ければいいのですが、それはそれで哀しいし、でも、それくらい重い存在だと思い上がるとまた過ちを犯してしまうでしょうし。

僕が存在している以上、回避できない哀しみがある事を彼女はいつか理解するのでしょうか。
そのとき、彼女はどう思うのでしょうか。
ああ、なんて迷惑な存在なのでしょう。
僕が動くたびに周囲には影響が及ぶのです、そう何をしても、少しでも動けば、僕は迷惑をかける。
それも近しい人たちに。
彼女にとっては、もはや僕が死ぬことすらも迷惑になるでしょう。
だから、僕は大人しくみっともなくひっそりと生き続けるしかないのです。

僕は間違ったことを言ったね。
愛されることを拒否しているのではなく、僕に愛されることを拒否しているだけなんだね。
ごめんなさい。
なんとか最小限の迷惑ですむように、何かしら方法を考えながら居なくなります。



2007年03月10日(土) しょせん。

しょせんただの先輩なのだよ。

彼氏でもなんでもないのに、なにかを期待してもムダだよ、ムダ。
愚かしい妄想と淡すぎる期待の先に落胆を見るのは、もう書くのが面倒くさいほどお約束の展開なわけだ。

でも、期待せずにはいられないのは、どうしてなのかはだいたいわかっているけれど、今は詳細に考えるのが面倒なので割愛するとして、とにかく彼女に期待せずにはいられない心持なわけで。

そんな心持にむこうから気付いてくれればいいなぁ、などと都合のいい展開を年下の女の子に求めてしまう。そして、思うような反応が返ってこないと苛立つ始末。


とにかく、面倒だから割愛した様々な理由で、どうもじわじわと追い詰められ続けているようだ。
そろそろ実家へ帰るという選択肢が現実味を帯びてきたので、それについて具体的に考える回数が増えてきた今日この頃。

ともかく、焦りすぎて強引に返答を迫ってしまいそうで怖い。
またもしてもこらえ性のなさで傷つけて失ってしまうのではないかと思うと怖くて、それもまた僕を追い詰めていくわけだ。



2007年03月08日(木) 予想範囲内。

予想していたことだが、mixiではとうてい真実を刻むような日記は書けない。
そもそも、こっちでもそれが出来ていたかどうかは怪しいが、それに挑むことは出来たし、真実に迫ろうとしている実感はあった。

日々の生活の中で、現実感を失ってしまった。
真実に迫ろうとか、何かをやっているとか、生きている実感に乏しい。
何のために何をしているのか掴めない。
だから先も見えないし、そんな状況を打破するために環境を変えたくもなる。

とにかく、最近は毎日のようにそんな事を考えていて、だから日記にはそんな事を書きたいのだが、mixiにそんな事を書くのは躊躇われてしまう。
遠慮を覚えた、といいたいのだが、本心をさらす事に再び恐怖を感じるようになってしまったのだろう。

恐怖を感じるのほどに失いたくない臆病を手に入れたのと、怒りをもって他者に対峙する力を失ったのと、その二つが僕をただの卑屈なフリーターに甘んじるに抑圧している。


あの頃は日記の文章を書くと同時に、感情が刻み付けられている実感があった。
でも、今はこれが本当に自分の感情なのか、自信が持てない。
いや、何かすれ違いというか食い違いというか、違和感を感じる。
これじゃない。
そういう想いが頭の隅から消えない。
そして、現実感を喪失している。

遊びすぎたつけが回ってきたのだろうか。
あとは何も考えずに黙々と働くだけなのだろうか。
この先、何十年も人生はあるのに、何が出来るのだろうか。

今は不安しかない。



















ああ、違うな。
不安の原因は分かっている。

けれど、書く事からしばらく遠ざかっていた僕は、不安の原因を曝け出す事が出来ないだけなのだ。
文字にしてしまって、あるいは衆知になってしまう事に怯えているのだ。


リハビリが必要だ。
少しずつ、少しずつあの頃の熱さを取り戻すために。

だから、mixiからこっちの日記へのリンクを絶ったのも、リハビリの一つの段階なのだ。



2007年03月04日(日) 無題。

自分がこんなにも弱い人間だったのかと改めて、しかし圧倒的されるほどに感じている。
泣くか逃げるかしたい気分だが、まだこの場所に踏みとどまるだけの理由があるので留まっているのだが。

日ごと心が削られていくような気がする毎日だ。
一年前、僕はあんなにも期待に胸を膨らませて再びこの地に根を下ろそうとしたはずなのに。
ただ面白おかしく日々が過ぎていっただけにすぎないのか?
僕はただこの一年を遊んで過ごしただけで、だから今になってそのツケを払わされていて、手に入れたと思った様々を生きていくために手放していかなくちゃならないのか。

自分が一人では頑張れない人間なのだと、25年生きてきてようやく実感したのだろうか。

そして、僕はまた逃げ出すのだろうか?
真っ直ぐに自分の「好き」と向き合うことから逃げ出した高校時代。
工学部志望だったのに血迷って難関大の心理学系を目指し、けれど死に物狂いで受験勉強をするわけでもなく、逃げ道のような楽な道を探し出して逃げだ。
大学の勉強もろくにせずに院へ行きたいと言いながら、結局は何もせずに「趣味を仕事に」といって逃げた。

ゲームを作るんだと逃げた先でも、「金がないと生活も出来ない」と言い訳して実家へ逃げた。
バイトが楽しかったから、「仕事が忙しい」と書くことからも逃げて、最後にはバイトからも逃げて、受け入れてくれる場所へと、転々と。

つまり、このままいけば僕は再びどこかへ逃げなければならないわけだ。
たぶん今度の理由も「金」だろう。
一人暮らしのフリーターではほとんど貯まらないから、就職するにしてもまずは実家へ帰って金を貯める、と言って逃げるのだろう。

自分が望む環境が手に入らないから。
まるで子供のように駄々をこねて、散々迷惑をかけて掻き回して、居づらくなったら逃げ出して。


初めて生死の境に立ったとき、僕は「勝つために戦うこと」を放棄して逃げ出すことを選択した。
それでも生きていけることを知った。
逃げれば死なずにすむ。
そんな卑怯な生き方でも、ある程度は楽しく生きられる。
そう思っていた。
だって、他人に執着する事なんて一度もなかったから。

あの頃の僕なら迷わず実家で金を貯めて東京を目指しただろうに。
もちろん、このセリフも言い訳なのだ。
何もしない自分を正当化するための言い訳なのだ。

彼女のためなら何があっても耐えられると思っていた。
彼女のためならどんな我が侭も平気な顔で受け止められると思っていた。
そんな僕の決心は張子の虎でしかなく、ほんの少し優しくされただけで、ほんの少し許されただけで、あっと言う間に崩れ去って、意地汚い本性が隠すことも出来ないくらいにでしゃばってきたのだ。

ああ、もう我慢できない。
そのこらえ性のなさは、いままで沢山のものを壊してきたはずなのに、こいつは何一つ学習なんてしやしない。
やっぱ死んだほうがいいんじゃないのかと、ときどき本当に思う。
ふらりとあの時の感触が蘇るが、たぶん今ならもっと簡単に、そして苦しまずに逝ける方法はいくらでも考えられるだろう。

ほしい。
ほしい、何もかもほしい。
すべてをうめつくしたい。
ただ幸せにくるまれて穏やかな笑顔でいつまでもいつまでも眠っていたい。

でも、それを壊したのはお前じゃないか。
ならば報いはお前が受けろ。

誰にも迷惑をかけずに生きられたら。
それは不可能かもしれないけれど、ならばせめてひっそりと、少しは遠慮しながら生きていきたいと思ったのに。

僕は居るだけで迷惑を生み出す。
それならなるべく誰とも関わらないように生きていけばいいのだけど、僕ほどの寂しがり屋が独りで生きていけるはずがない。
それならどうする?
つまり、僕が居なくなればいいのだ。

僕が居ることで発生する迷惑と、僕が居なくなることで発生する迷惑。
前者が後者を凌駕したとき、つまり僕が本当に死ぬべき時が訪れる。


こんな僕でもいいのだと、彼女のためなら変われるかもしれないと、そう思ったのだけど、そんな想いもいつの間にか何かに汚らしく塗り替えられていて、どんな色になってしまったのか自分でもわからない。

とにかく今は毎日が灰色で何をしたらいいのかわからないし、何もする気が起きずに、ただ目の前の道がどうやらどこにも繋がっていないらしいという感触に怯えるだけの日々なのだ。


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