amatelasuの日記

2006年11月09日(木) ああ、これが文学だったらどれだけ救われることだろう。

今日も今日とて垂れ流す日記です。
最近、こっちにはこんなのばっかり書いてるから、なんて悲壮感あふれる人生を送っているのだろうと思われそうだけど、調子が良い時は文字通り調子に乗っていて、だから日記を書きたいとも思わなくて放置しているだけなのです。

だから、ここにわけのわからない事ばかり書いてあるのも、それはわけのわからなくなった時にだけ無性に日記が書きたくなるというか、書く事でどうにか紛らわせようという涙ぐましくも浅ましい感情に流されている結果なのです。

ですから、この日記がどれほど僕らしい日記として純化されていこうとも、けっして僕の生活の全てが悲壮とか悲観とか、悲劇の脇役的な感じで埋め尽くされているわけではありませんのでご心配なく。

ただ、まあなんでしょう、やはり私は用済みなのでしょうか、と一人で頼まれもしないのに帰りを待ちながら思うわけです。
たぶん、僕が失踪しても彼女の生活になんら支障は生じないのでしょう、といまどきラノベやギャルゲーでも出てこないような台詞が頭の中をよぎるのです。
そして、その言葉は相応の現実感を伴って僕に恐怖を与えるのです。

ここは竹本君のように決意し、花本先生のようになってから臨むのが正しい姿なのだと思います。
だから、ここは不安や恐怖を必死に抑えて自分がやるべき事を優先して、しっかりとした社会人としての大人になるべきなのだと思います。
少々の困難にも揺るがない社会的基盤を持てる大人になるべきなのだと思います。
でも、そう思いますが出来ません。
それが出来れば苦労はしませんし、こんな日記も書きません。

それはもう愚かしいほど愚直ですから、同時に一つのことしか出来ませんし、困難にぶつかるとすぐに逃げ出したくなる人ですから、同時に二つの困難を抱え込んで平気なフリしてがんばるなんて事は出来ません。
仕事も就職活動もしたくないし、なにもかもダメになったら実家へ逃げ込めばいいやとか、今はけっこう本気で思ってますし。


ああ、もうこんなわざとらしく自分を卑下して悲観して浸って束の間の癒しを得るような行為は正しくないからやらないように気を付けようと思っていたのに。
でも、もう他に気持ちのやり場なんて知らないのですよ。
こういう時にはマンガもゲームもアニメも役に立たない。
もともと、僕がエロや萌えを求めるのは望み通りにならない現実に対する代償行為なのだから、本当にどうしようもなく他のものでは埋められない現実の欠落を眼前に突きつけられると無力なのです。

ただ、僕は何もしていないのです。
今の状況は僕が勝手に一人で右往左往しているだけで、結局は何もしていないし何も起こっていない。
何も言ってないし何も確かめてもいないのに、状況だけ見て苛々したり嘆いたり、ようするに一喜一憂しているだけなのです。
たったそれだけの事なのですが、えらそうな事を言っておいて、やはり自分からハッキリさせるのは怖いのです。
だから一人でぐじぐじとねちねちと考え込んで、ストーカーまがいの行為でキモがられるのが今までのパターンで、今回もそれに近い状況が整いつつあるわけです。

そうなると、もう事前に逃げ出したくなるわけですね。
今までは卑怯にも事後になってから逃げ出してきたわけですが、今回は引導を渡される前にこっちから幕を引いてしまえ、と僕の弱い心はオススメしてくるわけです。

いや、まだ何も起きていないし、結果はやってみないとわからないのかもしれません。
でも、今まで文字通り何も無かった僕には、今の状況ではとても希望は持てないのです。
ようするに失ってしまうリスクを背負いきれず、そのくせone of thme ではなくthe one になりたいと、ああ、なんてバカなんだろうと、言葉にすると改めて実感するけど、本当に心の底からそんな汚くて卑怯な想いが滲み出てくるのです。

中学時代の僕に対する形容詞は「無責任」でした。
今でもそうだし、大学時代を通じて自己責任の名の元に無責任を肯定する思考も身につけました。
でも、やっぱり最後の最後で無責任な奴は死んだ方がいいと思うのです。
だから、そんな奴が他人を支える事なんて出来るのか、と疑わざるを得ません。

でも、欲しいものは欲しい。
いっそ壊してしまいたい。
そうすれば楽になれるのに。

もっと弱ければさっさと吐き出して楽になっただろうに。
もっと強ければ毅然と耐えられただろうに。

そろそろタイムリミットが近づいてきたので、今回の日記も強引にしめることにします。
おそらく、予測でしかないですが、私は用済みでも必要でもなく、どちらでもいいのでしょう。
今は他にもたくさんいるから、べつに一人くらい居なくなっても問題ない。
ようするに居ても居なくても大差ない、と判断するべきなのでしょう。
非常に悲観的過ぎるように感じ取られるかもしれませんが、現実の状況を冷静に考えれば、おそらくそうだと結論するしかないでしょう。
不要な人間だとは思えないが、決して特別な一人ではない。

いったい何がそうさせるのか。
実家を出てからのめまぐるしい半年が急かすのか、残り時間が短い社会的状況が急かすのか、焦りであるとか嫉妬であるとか、そういう自分でも見たくも無い汚らしい穢れた感情が、頭に侵食してきて、何がなんだかわからなくなってしまっているのです。


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