最近、僕に対して大人だの年を取ったのだの言う人が多い。
教授に対して、いかに無礼講な場とは言え、全くのタメ口で同い年の友達のように喋る子を人前でメチャメチャに批判して見た。あれがあの子の性格だとみんなはかばう。けれど、 「あれは人として間違ってる。」 と、僕は言い放った。 その僕の発言に対してある先輩が「それは自分が年を取ったからだ。」と言った。 だから無礼が許せないんだと。
酒の席で後輩が 「バイクに乗ってる人がカッコイイって言う子もいるんじゃないんですか?」と言ったので 「そういう女は信用ならん」と言い放った。 知りもしないくせにイメージだけでカッコイイという女は信用できない。 その僕の発言に対してその後輩は「先輩って大人な考えなんですね。」みたいな事を言った。 口先だけの女には騙されない冷静な視点。
本当にそうなのか? 僕は大人になったから、物事を冷静に見て、無礼や偽りを許せなくなったのか?
僕が求めているものは「真実」だと思う。 わかりたい。 知らないまま、わからないまま悔やみたくない。
その道程として「正しさ」がある。正しさの先に真実を求めている。 そのために僕は正義を振りかざそうとしているんじゃないだろうか? だから、正しくない事に腹を立てる。
そこで再び、疑問が起こる。 自分が正しくないと思う事に憤り、それを表明するのは大人なのだろうか? 正しさは自分の基準である。 たいていは普遍的な真理に到達できていない、不完全な偏見である。 なのに、それを振りかざして憤る事が本当に大人と言えるだろうか?
それは「若さ」じゃないかと思う。 間違いを他人のせいにし、全てを怒りの対象にする、若さじゃないだろうか。
正しさの先に真実を求める事自体は間違っていないと思う。 けれど、若さに起因する怒りを原動力にしていては、前には進めない。 そこに囚われていてはいつか復讐される。
と、頭では理解できても、今の僕にはどうしていいのかわからない。
2003年12月07日(日) |
fate,TYPE-MOON批判。 |
fate、メーカー通販予約できませんでした。 各店舗やメーカーの予約特典が出揃ってから予約しようと、まったり待っていたので逃してしまいました。
そこで、むかつくのでTYPE-MOON批判を少し。
率直な感想、所詮は同人上がりか〜、ってことで。 人員が足りないために通信販売の量を増やすと対応できない、というのがメーカー通販が三日で終わった原因らしい。 なので週一程度で巡回している”ネットには”あまり熱心でないファンは予約からあぶれた。
予想を上回る人気、というならわからなくもない。 (それでも人員不足を言い訳に予約を打ち切るのような会社はろくなものではないが。) しかし、月姫の前例があるにも関わらず、全く対処が出来ていないのは”会社”として問題があるかと。マーケティングが考慮されていないのではないだろうかと疑う。
はっきり言って、同人で続けていればよかった。 確かに作品のレベルは上がっているようだが、あれは塗り師とスクリプターがプロになっただけだ。 原画とシナリオの仕事も量と質を総合するとプロのレベルにあるのかもしれない。 が、それだけだ。 それ以外は同好の士の集まりにすぎない。つまり、同人ってことだ。プロとしてプロダクトしていく意思が全く感じられない。外部のグラフィッカーやスクリプター(プログラマーですらない)を雇う資金稼ぎのためにとりあえず商用にした。あまりにも志が低いと思わざるを得ない。
おそらく、現代社会の仕組みをしらないのだろう。生産と創作を同次元で捕らえてはいないか。例えば、自動車は、あらかじめ限定数が決められているもの以外は予約すれば必ず購入できる。数ヶ月まちになる事もあるが、待てば必ず購入できる。自動車メーカーはメーカーとしての責任を持っているからだ。
その点、TYPE=MOONは何の責任も持たない。 もしかして、全部確信犯でやり逃げしたいのか? まぁ、ギャルゲー業界なんてそんなものか。 所詮、小規模な隙間産業にしかすぎない。
それならばTYPE-MOONには同人で続けてほしかった。 製作に時間がかかろうとも、技術が追いつかなくとも、何の志も無く惰性でくだらない会社にはなって欲しくない。
「月姫」がすばらしかっただけに惜しい。
こっからは蛇足。 ゲーム製作を自分でやり始めてみて感じたこと。 ぶっちゃけ、今の市販されているギャルゲーのほとんどは同人でも製作可能な程度のレベルだと思う。 では、会社としての体をなしてソフト販売を行う意味は何か? それは短い期間で安定した品質のソフトを送り出し続けること、ではないだろうか。 安定してプロダクトし、それを安定して流通させる。 生産、流通、消費をトータルで設計できなければメーカーとは言えない、と思いたい。
その点でTYPE−MOONはダメだ。 同人となんら変わりが無い。 それならば同人で、作品としての限界に挑んで欲しかった。 志はハッキリ言って下賎だ。
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