三連休が二週続いている。
来週もそうなのだが。


またプレゼントを探しに出かける。
今日買っておかないと配達日指定が間に合わないかも知れない。
ギリギリでもないが少し余裕が無いように思って、若干焦る。

行く店は決まっていて、そこに行けば大抵ピンとくる物がある。
なのに今日に限ってこれといった物が見つからない。
どこか別の店を覗こうか、いやしかし、と不審なほどにウロウロしていたら、
一組の接客を済ませた店員が近寄ってきた。

話しながら少し気になっていた品を下ろしてもらい、手触りを確かめる。
触ってしまうと欲しくなる。
これじゃなきゃ駄目だという気になる。
「早いですね」なんて笑われたが、短い時間でそれなりに考えて決めたのだから悪くない。

綺麗にラッピングされた物を手渡されて嬉しくなる。
気に入ってもらえるだろうか。
遠方でなければ直接渡して、喜ぶ顔が見たい。


その足で郵便局に寄って発送。

あ、メッセージカード入れるの忘れた。

激音を少し習っただけで頭が混乱。
発音しながら目が泳ぐ。

今からこんな感じでちゃんと続くのだろうかと我ながら心配。
周りの人は簡単に理解しているみたいで羨ましい。


授業の途中でふと袖を見ると、何か違和感がある。
背中を触るとタグがある。

服の表裏を逆に着てた。

実に良い天気。


友人の誕生日プレゼントを探しに出掛けるが、気に入るものが無くて項垂れる。
出鼻を挫かれた感が。


歩いていたら『A型至急！』の文字が目に飛び込んできたので、献血車に足を向ける。
全血がダメだったので成分に決定、近くの献血ルームへ誘導される。
初回から10年目にしてやっと10回目。成分上等。
しかし甘い物ばかり食べているせいか、三往復目で血が詰まって終了。
帰り際に骨髄バンクの登録日を訊いておく。
今月は平日の休みが何度かあるのでようやく行けそうだ。


ついでに携帯ショップに寄って機種変の相談。
思ったよりポイントが貯まっていたのでそのまま機種変、更に家族の分の契約を済ませてしまった。

対応してくれた男の子は営業トークがなかなか上手。

「覚えやすい番号ありますか？」
「一つも無いです！」

笑顔で自信たっぷりに言うなよ。自分のじゃないからいいけど。
良番は別機種で5,000円増しというので即却下。
自分の機種変で迷っていると、畳み掛けるようなトーク炸裂。

「ポイント使って10,000円ですけど、今なら更に1,000円引きで！」
「うーん、じゃあこの場で機種変されるなら2,000円引きにします！」
「店長に内緒でSDカードも付けます！」
「この機種で8,000円は有り得ませんよ！」

『アリエナイ』にピクリときたが、いちいちそんなことで引っ掛かっていてはいけない。
正直高いのか安いのかいまいち分からなかったが、そんなに大盤振る舞いでいいのかと問うと
「いいんです！　ボクの店じゃないんで！」
気持ちの良い返事。


手元にあるV601SHは操作に慣れないまま、そして説明書を開かないまま。
取り敢えず2chに書き込めるのでヨシとする。

早いうちに目覚ましだけでも設定できるようにならなければ。

我が職場でも異動アリ。
出るのはずっとお世話になっていた人で、自分も随分可愛がってもらった。
これから先会えなくなる訳ではないが、やはり寂しい。

歓送迎会に行ったら唯一タカダさんだけが不参加だった。
最初から最後までお世話になったというのに、こいつ、どういう了見なんだ。
その神経がわからん。

休みの日まで顔を合わさなくて済むのは非常に有り難いし嬉しいが、何とも腹立たしい、そんな日。

姉と同じハングル教室に通うことになった。
読めない書けない話せない全くの初心者なので、当然ながら初級クラス。

自分の意思で習い事を始めるのは、もしかしたら人生初めてかも知れない。
行く直前までどうしようかと悩んでいたが、逃げられないので仕方がない。


初っ端から相当緊張してしまい、手が震えていた。
しかも先生の顔立ちや話し方がどことなく昔の恋人に似ていて、
「あの人が歳を取ったらこうなるだろうなぁ」なんて思ったりして、余計に緊張。
自己紹介の時も当り障りないことを言うつもりだったのに、何故か年齢まで言ってしまった。
周りは明らかに年上ばかりなのに。
第一印象が肝心なのに何てことだ。


最後に「アンニョンハセヨ」の意味を習い、これから使っていこうという流れに。

自分は帰り際、先生に「アンニョンヒ　ゲセヨ」と言ってみた。
姉から教わっていた、帰る時の挨拶。

先生は一瞬の間の後「アンニョンハセヨ」と返した。
通じたのかと思って「よっしゃー」なんて言ってしまったが、後から考えてみるとどうやら訂正されたような雰囲気。
いや、そうに違いない。うわぁ。
さっきの言葉だってググってみてもHit数が少ないし。


思い返すと授業中もあれこれ変なことを口走った気がする。

ああ、あの一時間は無かったことにしてくれないだろうか。

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