白馬鹿日記

2015年10月31日(土) Dunhill・Three Year Matured Virginia

というワケで開缶。
本日は物件の契約。重要事項説明という重要なのではありましょうが聞いてもあんまり良く分からん説明を伺ってまいりました。別段問題は無さそうでありましたのでそれが分かっただけで良いのでありましょう。各種問題で何度か挫かれた身としましてはそれで充分であります。売主の方とも初めてお目に掛かり和気藹々とした雰囲気の中での契約でありました。しかし借金をする身としましてはこれからが本番なのでありますよね。まあ借金出来るかどうかという事については出来る事はもう何も無いのでありますが。

説明の後は住所と名前を書きまくりハンコを押しまくって手付けを払ったら全て完了。実印というヤツは普段は全然使わんですが使う時は馬鹿の様にいっぱい押すモノの様であります。何だかんだで4時間くらい掛かり結構消耗いたしましたです。後は本審査が通ればでありますが最後の支払いまでワシがやる事は無い様でありますのでこれでピークは過ぎた、と。思って良いのかな。何しろ何も知らんですからね。そんなに何度もやる事では無いですし。久しぶりに都会に出たのでありましたが疲れ切っていたのでそのまま直帰いたしました。

かえってから。何じゃこりゃ。かえる。買える。蛙。カエル。飼える。何故「帰」という字が出て来んのだ。馬鹿かこのFEPは。あああFEPとは言わんのですね今は。申し訳無い。帰ってからゆっくりと一服すべくThree Year Matured Virginiaを開缶いたします。一旦途絶えたブレンドが復活したモノの様でありますがワシはンな古い話は知りません。プシュの儀を執り行って出て来たのは濃淡混ざった茶色にごく僅かな黒が入ったリボンカットでありました。バージニアの良い香りにごく僅かな甘い着香が感じられます。少し酸味も感じますが着香由来なのかターキッシュ由来なのかはワシには分かりません。全体的に大人しいティン・ノートであります。良く燃えそうな柔らかい葉っぱなのでややキツ目に詰めてみます。点火一発。あ〜こりゃもう最初から美味いわ。

第一印象はずばりバージニアであります。まあ名前もVirginiaですし。ターキッシュも僅かに感じられる気がしますがブラインド・テストだったら分からんかも知れませんですねワシでは。タバコ本来の自然な甘みを邪魔しない程度に着香の甘さが混ざります。吸い口はやや軽め。ライト+といたしましょうか。1日中でも銜えていられそうな程好い味と重さであります。夕食の後にはちょと弱いかも知れませんが常喫と呼ぶのに相応しいブレンドでは無いかと。強いて欠点を挙げれば日本じゃ売ってねえという辺りでありましょうか。と思ったらLS安藤のHPで近日発売となっておりました。と言うワケで常喫ブレンドの定番がひとつ増えそうな予感がいたします。バージニア好きな方なら試される価値のある一品でありますよ。



2015年10月28日(水) C&D・Pasha's Dream

というワケで開封。
住宅ローンの仮審査というか事前審査というか、そういうモノに無事承認をいただきました。無事だ承認だと言っても仮でありますからね。これから本番でありまして要はやっとスタートラインに立ったという事であります。じゃあ本審査が通ればゴールかというとそうも言えないワケでありまして更にそこから長い返済の旅がはじまるという。尤もこれはアパート暮らしでも払わにゃならんモノでありますれば支払い自体にゴールがある事を考えると借金の方がマシと言えるのかも知れません。だいたい家を買おうと思ったのもワシの年金じゃアパート代なんぞ払えないからでありますからね。マンションも固定費があるのでできれば避けたいワケでありますが考えてみると戸建の場合はその分を手前で貯めておかにゃイカン仕掛けになっているだけだったり。それでも額は手前で決められますし壁紙が破れた畳が汚いくらいは我慢という事も出来ますのでまあ何とかなるのではないのかな、と楽観したりしております。屋根が落ちただ床が抜けただとなればそれは仕方が。不吉な事を言うな馬鹿ッ!

不動産屋から説明を聞きつつ成る程なるほどと知ったかぶりをしてはみたものの、どうも理解に苦しむのがローン保証金というヤツでありました。言ってみれば支払い不能に陥った時の保険の様なモノ、と思っていたのでありましたがググった限りではどうもそういう事ばかりでは無い様であります。件の場合は保証会社が銀行に支払うという辺りはその通りなのでありますがその後で保証会社が滞納したヤツに請求してくるという。いや保証会社に請求されて払えるくらいなら最初から銀行に払ってるだろ。支払う先が銀行と保証会社で何の違いがあるのかしらん。あっ。もしかすると取り立て屋だったりして。時代劇なんかで借金取りに向かって無い袖は振れねえとか開き直って啖呵を切ると「先生、お願いします」という声と共に現れるヤツ。何の先生なのかは良く分からんですが腕っ節が強い事は間違い無いワケでありましてあっという間に袋叩きにした後はいくらか受け取ってその辺の飲み屋で一寸一杯、みたいなタイプ。だとすると現代では借金しているヤツがその先生に包む分まで、しかも前払いで払うという事になるワケでありまして実に不条理というか理不尽というかそんな気がしてしまうワケであります。どうなっておるのかしらね。なるべく知りたくは無いですけど。まあ全部は取れないのでありましょうなやっぱり。とは言え妙な仕組みでありますよ。おまけに結構高いし。

などと先生の出現に怯えつつPasha’s Dreamを開封。バルクであります。ジップロックバッグを開くと出て来たのは茶黒半々くらいのかなり荒めのリボンカットでありました。ラタキアの酸味に加えて同社のSweet Englishを彷彿とするホット・フルーツヨーグルトというかやや新鮮な生ゴミ臭というかそういう香りが微かに漂ってまいりました。うへぇ。大丈夫かな。正直Sweet君はギブアップしたのでありましたがそれほど強い香りでもありませんので悪い先入観は捨てる事にいたします。気持ち乾燥気味かしらんと思いつつもとりあえずはそのままで。軽く揉み解してボウルに詰めます。点火一発。ううむ。

何と言いますか今までに無い複雑さを持ったブレンドであります。レビューサイトでは着香となっておりますが着香と呼ぶほど強い風味ではありません。吸い口はミディアム−。ケンタッキーのせいかやや口当たりが強く感じますがニコチン的に強いワケでは無さそうであります。少々硬質な煙はラタキアのこれまたあまり強くは無い香りと仄かな着香由来の甘みを含んでおりましてワシの貧弱な経験に拠りますとラタキア系というヤツは円やか濃厚ねっとり芳醇といった言葉が似合うワケでありますがこれに関してはどれにも当たらない、と。脂っこい食事のお供に渋みの無いドライなロゼワインとかそんなイメージが浮かんでしまったワケでありますがこれではどういう事だか全然分かりませんなワシですら。でもそうなんだから仕方が無いじゃん。と言うワケでキリッとしたやや異質なラタキア系の様であります。でもね、美味しいですよ。実は最初の2ボウルはイマイチかなと思っていたのでありましたがその後に悪く無いなと考えが変わったのでありました。重めの夕食の後にオススメであります。

本日は健康診断。市の特定診断とガン検査をいっぺんに済ませてまいりました。ざっとの検査で医者から100まで生きるクチだとのお墨付きを頂戴いたしました。これでもうバイクでコケても安心であります。などと思うほどひどい馬鹿ではありませんのでやはりガン検査は受けませんとね。特にワシみたいに親が両方ガン経験者だったりする場合は。来るか来ないかでは無くいつ来るか、でありましょうからね。やっぱり。などとシンミリしている暇は無いですよバリウムの下剤がもうすぐそこまで。あっ。



2015年10月24日(土) Sutliff・Pumpkin Spice

というワケで開封。
何となく忙しい日々を駆けずり回っている今日この頃であります。いやまあ仕事はやや暇なくらいなのでありますけどね。ハードの問題というか仕様すらまだ決まっていない状態なモノでありますれば基本的な動作チェックくらいしか出来無いという。おまけにちゃんと動かんし。前から言ってる問題なんだけどなあ。困ったモンだ。

引越し計画を深く静かに進行中。横須賀市西部のとても首都圏とは思えない辺鄙な地域に建つ中古の建売住宅に白羽の矢を立て内見に行ってまいりました。良い点は大きなリフォームが不要な事と海に近い事でありまして悪い点は予算いっぱいいっぱいな事とバイクの置き場が狭い事、庭が無い事でありましたがいっぱいながら予算内でありますしバイクの置き場は慣れの問題、庭は文句を言える予算では無いという判断をした次第でありました。ただ庭が無い=土地が狭い=評価額が低いという事でもありますので事前審査で物件価値が問題にならない事を祈るばかりという他力本願な部分もあったりするのではありますが。ま、ダメなら他を当たれば良い事でありますな。何度も審査を申し込んで何じゃこの貧乏人はと思われなければ、ですけれど。

などと若干の不安を抱えつつPumpkin Spiceを開封。黒4茶6くらいのリボンカットは湿っている、というよりはテラテラと飴色に光っておりましてこれは相当に着香が強いのかなと思いきやパウチ・ノートはそうでもありません。むしろ控えめなくらい。澱粉質を彷彿とする甘い香りがいたしましてこれがハロウィンのパンプキン・パイの香りなのじゃと言われたら確かに納得できる類の香りではあります。尤もワシはンなモノを食べた事がありませんのでむしろ焼き芋とかスイートポテトとかを思い浮かべてしまったワケでありますが。

指先にややベタっとする感触を覚えつつボウルに詰めます。点火一発。味も香りも控え目ながら海外の文化に馴染みの無い日本の田舎者に益々スイートポテトを思い出させます。いや面白い。ほんの少しラタキアを混ぜたら焼き芋屋の軽トラの近くを通った時の香りになるんじゃないかしらん。まあ日本でしか通用しないでしょうけどねンな事言っても。吸い口は軽め。ライトといたします。滅茶苦茶美味いかと言われるとちょとアレでありますが着香としては充分楽しめるレベルでありますので季節の縁起物として燻らすには面白くて良いのでは無いでしょうか。

焼き芋風味を楽しみつつネットでリフォームの調査をいたします。あんまり詳しく調べて審査がダメだったりすると哀しい部分もあったりいたしますが契約直前の時点で何も知らんというワケにもまいりません。あちこちのホームセンターのサイトを眺めつつ。えっ業者。ンな金があるワケが無い。とりあえずトイレの床と壁紙、網戸障子襖等々の消耗部分、フェンスやシャッターの錆及びフローリングのワックス掛けくらいは手前でやる覚悟であります。畳表は手前では無理ですけどね。少々焼けてはおりましたが破れているワケではありませんでしたのでまあ予算が出来てからで良いかな、と。後は窓から雨が吹き込んだ形跡が一ヶ所ありましたのでその辺の対策と塗り直しをいたしますが順調に事が運んだら今年の年末年始は大忙しになる事でありましょう。それもこれも銀行様の心ひとつでありましてワシがいくら心配しても年収が増えたりはいたしませんからこういう作業で不安を紛らわせつつ夢を楽しむという事になるワケであります。ま、手前ではどうにもならん事は心配しても仕方が無いのでありますよ。忘れちゃうのが一番であります。



2015年10月04日(日) C&D・Mountain Camp & Bayou Night

というワケで気がつけば10月。
既に秋も深まってしまいましたがまだ夏の陽気に戻るハズだと心のどこかで信じている今日この頃であります。無理かねえ無理ですかねえやっぱり。でもついこの前まで夏だったんですよ暑かったんですよ。もう終わりとか短過ぎるでしょ。しかも9月からこっちあんまり真面目に晴れた覚えがありませんし。いや数日は晴れていたのでありましょうけどね洗濯もしたし。良い事はすぐに忘れてしまうモノなのでありますよ人間というヤツは。逆に悪い記憶は釣った魚と一緒で日が経つにつれどんどん大きくなって行くワケでありますがこう天気が悪いと釣りに行く事も出来無いという。尤もワシの場合は行ってもどうせ釣れないから荒天で行けなかった日に釣れたハズの魚の自慢でもしちゃいましょうかね。事前情報に拠ればあの日は50cmを超える鯖が入れ食いだったハズで、とか何とか。心が天気より荒んでしまいそうでありますな。

まあ天気が悪けりゃ悪いなりの楽しみもあるワケでありましてセールで買ったC&Dが丁度到着したところでありますれば新しいブレンドの味見をする事にいたします。開封したのはMountain CampBayou Nightの2品であります。以下MC及びBNと略しますがレビューサイトに拠りますとMCがEnglishでBNがScottishなのだそうであります。Scottish。何でしょうな。そんなに厳密な区分があるんですかね。ちなみにFBのパイプグループにイギリスの方が「何で皆Englishって呼ぶの?こっちじゃラタキアブレンドって呼んでるんだけど」と書いていらっしゃいましたがまあこの方のご意見がイギリスを代表しているワケでは無いにしろあまり細かな分類は意味が無いのではないかとワシも思ったりいたします。いいじゃんラタキア系で。充分に特徴を表していると思いますけどね。

で、何故ラタキア系を2つ開けたかと申しますとこれまたレビューサイトの受け売りでありますがMCはBNのラタキアとペリクの比率を入れ替えたモノなのだそうであります。実に大雑把というかテキトーというかもしかすると最初は面白がって作っただけだったんじゃ無いかと思ってしまったりするワケでありますが美味しければ良いですねその辺はどうでも。同じ葉っぱの比率を変えたモノが似ているのかはたまた似ていないのか気になってしまったのでありました。
まずは見た目。色合いは良く似ております。カットはどちらもリボンカット。少々太めのリボンでありますかね。MCの方がやや黒っぽく荒めです。同じ葉っぱでもカットは変えているのでありましょうか。詰め難いので軽く揉み込んでからボウルへ。MCから点火いたします。ほう。美味い。バランスが良く自然な甘みも感じます。ペリクは控えめ。と言う事はBNはラタキア控えめなのかしらん。実に無難に美味しいのでありますが無難過ぎて特徴を語り難いです。ラタキアは中々の効き具合でありますが所謂ラタキア爆弾ではありません。これはかなり好みでありまして早くもローテーション入りかなと思ったりしながらの初体験となりました。

続いてBN。火を点けるなりペリクが飛び出してまいりましたが姉妹品?のBayou Morning程には突出しておりません。ラタキアは予想通りかなり控えめ。中々に複雑な味わいでありますがその要素のひとつとして振舞っているというくらいの効き具合であります。バーレイとバージニアのアメリカン・ブレンドに隠し味でラタキアを加えてそこにペリクたっぷりとでも言った感じであります。意外とあっさりしておりましてNightと付いているからこってりした夕食後のタバコかと思いきやむしろ日中の常喫向けという感じでありますよワシ的には。悪く無いブレンドでありますが全方位的にやや半端な感もあったりいたします。良く言えば無難なのでありますけどね。ペリクを楽しむならMorningがあるからなあ、と思ってしまうせいかも知れませんし。
と言うワケでこの2品ではMCの方がワシ好みの様であります。まあまだどちらも2ボウルしか吸っていませんので後々全く違う事を言い出す可能性も無くは無いのでありますけれど。ちなみに似ている感じはほとんどありませんでやはりブレンドというのは奥の深いモノなのだなあとあらためて思った次第でありました。好みのモノを混ぜりゃもっと好みになるかと言うとそうは行かん、という事なのかも知れませんですな。


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