白馬鹿日記

2006年12月31日(日) 変化すりゃイイってモンじゃないな

というワケでもう年明けの4日だというのに今ごろ年末のまとめを書いてるなんざぁもう、馬鹿の極み。
今年は引っ越したりボート買ったりと色々変化の年でした。で、その変化がどう生活だの仕事だのに影響してるかと言うと、実はあんまり変わりばえがなかったりする。そりゃ客先に行くのに余計に時間が掛かるとかそういう変化はあったけど、だから何だというひと言で片付いてしまう事だったりもする。
ま、住む場所が変わっただけだからねえ。
来年はもうちょっと、人生良いほうに変わるようなイベントがあるといいなあ。ハァ。



2006年12月20日(水) 幸福号出帆

もっとも、幸福号などというコッパずかしい名前は付けてないし、帆も張らんワケだが。ちっとも幸福号出帆じゃないな。(笑
というワケで釣友U氏と密かに進めていたマイボート計画がいよいよ進水まで進んだ。やけに進という字が多いがたいへんオメデタイ事なので気にしない。実際のところ、やっと水に浮かんで横浜港をぐるっとひと回りしただけなのだが、いやまあこんなに気分の良いモノだとは思わんかった。ボートも小さいながら双胴なのでしっかり踏ん張ってくれるので安定性は抜群。そのうち外海で横波を食らっても同じくらい感動しているかどうかはわからんが、今のところは文句なし。なにしろ今年の初めに動き出してほぼ1年がかりになったので嬉しくて仕方がないのだ。いやあ、ええモンだなあ。マイボート。もうちょっと若い時に実現していたらオネーチャン釣り放題。いやいや、そういう事を言ってはイカンのだな。きっと。舞い上がって自分でも何を書いておるのか良くわからんが、とにかく久々に喜ばしい出来事なのでありました。



2006年12月14日(木) Winny有罪判決

いやあ、飛んだとんだ。

というワケでWinnyに罰金150万円の有罪判決が出た。やはり裁判官は法律家であって技術者ではなかったという事かねえ。ま、これは控訴して見識ある裁判官による妥当な判決を待つしかないのかも。難しそうな気もするけど、これがまかり通るとちょっと気の利いたソフトはほとんど違法な要素がある事になってしまうので何とか頑張って欲しいモンだ。前にも書いたが取り締まる側にフリーハンドを与えるような判例は勘弁して頂きたい。
以下、
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20061213ig90.htm
からの引用。

「技術には必ず「明と暗」がある。包丁を例に取ると、料理の道具なら「明」だが、凶器に使われれば「暗」になる。

 判決はウィニーの「暗」の面を問い、使い方次第で社会に害をもたらすことを元助手は十分に理解していた、と認定した。にもかかわらず、開発と改良を続けネット上で不特定多数に無償提供し、著作権侵害を引き起こしたと断じた。」
じゃあ何で開発途中で逮捕したのか、と。金子氏に違法ソフトのキャッシュからの除去やウイルスの除去を行う機能を追加する意思があったとしたらどうなのだ。そこまで完成されては逮捕できないから逮捕を急いだのではないのか。必要だったのは著作権侵害の環境を閉ざす事ではなく逮捕者を出す事だったのではないのか。Winnyは逮捕前にすでに充分問題視されていたワケであり、あのままなら金子氏が何らかの制限を加えざるを得なかったのは明らかだった。それを阻んだのは司法ではないのか。βというのは技術者にとってはあくまでも評価版である。それを使用に耐えるものに仕上げる作業を行えなくした責任はいったい誰が取るのだ。実際、そう思える発言をご本人がしているのである。言い逃れと断ずるのは簡単だがじゃあ他に誰が手を打てる。警察ビルド版では誰ひとり使うヤツなどおるまい。(笑)
ちなみに以下が金子氏の発言。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/03/13/11214.html

あと、読売新聞にもひと言。
「今回の判決で技術者が委縮するという指摘もある。だが、同種ソフトの開発は止まっていない。心配は無用だろう。」
問題はアイディアであり、はじめの一歩を踏み出す事である。開発というのがソフトを作ることだとしたら、「同種のソフト」なんぞ馬鹿でない限り1ヶ月も勉強すれば誰にでも「開発」できるのだ。頼むから技術関係の記事はそれなりの知識のある人に書かせてくれ。恥ずかしくてかなわん。


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