人恋しくて 一人も好きで
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2001年11月30日(金) いまさらですが、「千と千尋の神隠し」

もうさすがに空いている頃だと思って、「千と千尋の神隠し」を見に行きました。

もうあちらこちらで感想を読むこともできるし、すでに見に行った人も
多いことでしょうから、いまさらここで感想は書きません。

でも、さすが宮崎駿作品。
細かいディティールや様々なキャラクターの魅力に感心してしまいました。
まっくろくろすけみたいなススワタリとか。
ヒヨコの神様であるオオトリさまとか。
坊ネズミ、ハエドリ、カオナシ、etc..

正直言って、「いまさら宮崎アニメでもないよなぁ」と、ひねくれたことを
考えながら映画を見始めたのですが、いつしかすっかり映画に没頭していて、
最後のほうでは目をうるうるさせながら見ていたのでした。


2001年11月29日(木) まつげ

通信販売のお買い物ポイントがたまったので、景品と交換しました。
こういうときは、自分で買うほどではないけれど、
ちょっと欲しいものを手に入れる絶好のチャンスですね。

で、もらったものは、(商品名)「まつげくるん」。
電池式のビューラーです。

私はまつげが短いうえに不器用なので、ビューラーを使ってまつげをくりん、と
上向きにカールさせることができないのです。
でもこれを使えば、(多分?)だいじょうぶ。
当社比50%増しで、まつげがくるくる上を向いてくれます。
なんか感激。

それでも世間の若い子ちゃんのように、バリバリのまつげにはなりませんねー。
ま、地味顔でいいとしましょうか。


2001年11月28日(水) 同期と飲み会

夜は同期たちと飲み会でした。

ドラマなどでは、サラリーマンはしょっちゅう仲間とつるんで
飲みに行くらしいですが、自分たちの場合、全くそういうことはありません。
人が少ないうえに、仕事のスケジュールがキツイので、
とてもとても気軽に飲みに行ける状況ではないのです。
我が社の給料が安い(泣)のと、車通勤が多いというのも理由でしょうね。

そういう訳で、同じ会社にいてもほとんど顔を合わせない同士なのですが、
そこはそれ、同期のよしみというやつで、すぐ「ひさしぶりだな〜」と
気さくにビールを注ぎあって笑いあうことができます。
もっとも忙しい人もいるので、出席率は半分くらい。

さすがに入社10年も経つと、結婚して子供が何人もいる人、
自宅を新築する人、あちこち異動している人、みんないろいろな人生を
送っているのですね。
「ひとり、ふたり、…あぁ、独身がまだ○人いる〜。よかった」
と、指折り数えていたやつもいたりして。

そう、みんな私を残して結婚しちゃったりしないでね(笑)。


2001年11月27日(火) 習慣で

今朝も寝過ごしてしまい、大慌てで家を飛び出しました。
会社近くのTully's Coffeeで、バスの待ち時間を利用して
デニッシュとラテの朝食をとろうと思ったら、コーヒーを受け取るときに、
「いつもありがとうございます」
って挨拶されてしまいましたよ。わはははは。

コーヒーとかの嗜好品って、癖になります。
朝、ラテをテイクアウトする習慣がついてしまって、なかなかやめられません。
会社の同僚はお昼を食べた後、アイスクリームを食べる習慣があるし。
お財布にも体重にもよくないことはわかっているんですけどねぇ。


2001年11月26日(月) 12月は近い

連休明けでなんとなくぼんやりして、仕事に身が入っていません(爆)。
会社の同僚と、「4日仕事して3日休むって、すごくいいペースだよね」
なんて話し合って、過ぎ去った休みを名残惜しんでいました。
あ、でも、仲のいい役員の人も「休みは週3日がいいね」って
言っていたから、私たちが特にナマケモノだということはないと思うな。

街はすっかりクリスマス一色になっています。
土曜日の夕方、新宿南口のタカシマヤの辺りを歩いていたら、
外の通路がライトアップされていて、とても綺麗でした。
カメラを持ってきて写真を撮っておけばよかった。

クリスマスの頃の、いそいそとした華やいだ雰囲気が好きです。
私も早速、自宅の窓辺にも、手乗りサイズのクリスマスツリーを飾りました。
もうすぐ12月ですね。


2001年11月25日(日) 3連休でした

珍しくも、夜遊びしまくった3連休でした。
一昨日はライブ。昨夜はオフ会で飲み。
今夜は大学の先輩たちと、やっぱり飲み。

もう卒業して10年以上経っているのに、みな外見は学生の頃のままで、
「なんでそんなに変わっていないんだよ〜」
と、お互いに軽口をたたきあいました。

居酒屋に入って、ビールで乾杯。ちゃんこ鍋をつつきながら、
映画の話やテレビの話や芸能人の話やいろいろくだらないことを
大学生のように語り合ってきました。
うん、やっぱり中身も全然変わりがないみたい。

また10年後も、こんな風に変わらないで話せるのかな?
変わっていてほしくないような、どんなふうに変わっていくのか楽しみのような。


2001年11月24日(土) サイン会へ

昨日の午後、私は神田の街をさまよい歩いていました。
なんとしても3時までに、三省堂書店に行かなければなりません。
川上弘美さんのサイン会があるのです。

なれど。なれどっ。
三省堂までの地図をプリントアウトするのを忘れていたのです。
天然方向音痴の私にとって、神田は未踏の地。
地図がなければ、目的地に無事たどりつける自信はありません。
仕方がないので、記憶と勘を頼りに、ぐるぐると歩いてみましたが、
オフィス街が広がるばかりで、目当ての三省堂は見つかりません。
もうほとんど泣きそうな気分。
神保町方面に足を向けて、ようやく書店が見つかったときには
30分近く歩き続けて、ふらふらな状態でした。

三省堂に到着したのは、3時ちょっと前。ギリギリセーフです。
大急ぎで新刊「ゆっくりさよならをとなえる」を買って、整理券を
手に入れました。114番です。
レジの近くに金屏風と机が置いてあります。
ここでサインを書いてもらうのですね。
サイン会待ちの行列に並びました。書店の階段に人が並んでいます。
階段を登って登って登って、行列の最後は5Fまでです。

私は山本文緒さんのサイン会にしか行ったことがないのですが、
やはり作家さんによって客層(というのか?)が違います。
なんというか、並んでいる人が暗い。
あ、違った。
年長の男性が多く並んでいるためか、黒や紺やねずみ色の服を着ている人が
多いなぁ、という印象。皆さん静かに新刊を読んで順番待ちしています。

店員さんが10人ずつ人を誘導していて、少しづつ列が進んでいきます。
じわじわと前に進むにつれて、どきどきどきどきしてきました。
もう目の前に川上さんの姿が迫ってきています。
いよいよ私の番。
川上さんの前の椅子に座って、「こんにちは」とご挨拶。
サラサラとサインする川上さんの姿を、うっとりと見ていました。
まっすぐな長い髪。黒いセーター。
ゆっくりと微笑む姿は、川上さんの書く小説やエッセイの雰囲気
そのままといった感じ。
ほわほわと夢のような気分で、サイン会会場を後にしました。

あー。疲れました。
でも途中であきらめなくてよかったです。
またひとつ、宝物が増えました。


2001年11月23日(金) ライブハウスにて

今日はじめて西武池袋線に乗りました。
江古田に行くのです。
江古田マーキーでの相曽晴日さんのライブに行ってきたのです。

開演30分前に着いたら、さほど広くない会場に50人分くらいの折りたたみ椅子が並べられていて、
もうぎっしりと先客が座っていました。あちゃー遅かった、と思ったけれど、後で追加してもらった椅子に
座ることができたのでラッキーでした。

過去の日記にも書いたけれど、彼女の歌は高校時代によく聞いていました。
出身地が同じという親近感もあったのかもしれません。
でも何より、歌詞と甘く伸びやかな歌声がとても魅力的なのですよ。
ネットで視聴できるといいのですが…。

実は、晴日さんの生の歌声を聞くのは、今日がはじめてです。
キーボートを弾きながら歌い出したその声は、昔聴いていたままの歌声で、思わず感動。
目を閉じてじっくりと聞きほれていると、毎週のようにラジオにかじりついていた
高校生の頃を思い出しました。
なにせお金がなくて、コンサートにも行かず、レコードも買えなかったので、地元のFM局で
晴日さんがパーソナリティをしていた番組を聞くのがせいいっぱいだったのです。
(そう! まだCDはなかった頃でした)

今日はリクエストライブ。
会場からのリクエストを聞きながら、楽しげに、力強く、歌う彼女の姿を見て、
とても嬉しくなった秋の夜でした。


2001年11月22日(木) なんてこった

3年ほど前に、お客様に納入したコンピューターシステムがあるのですが、
私たちの知らないうちに、お客様がいろいろコンピュータやら何やらの
設定を変更してしまって、もう訳わからん状態になってしまったらしいのです。

自宅のパソコンをいじるのとは、全然違うんだよー。
何のために、あの頃、私たちが数ヶ月苦労してシステム作ったんだか。

とりあえず、当時一緒に作業していた先輩が対応にあたるみたい。
もう部署も変わってしまったけれど、やっぱり自分が手がけていた仕事の
後始末はとても気になります。


2001年11月21日(水) 眠いねむい

いくら寝ても寝足りない。
といっても、普段6時間睡眠ペースなのだけど。
仕事中に意識がどこかにいきそうになるのを、必死でおさえている。
あまりに眠くて、頭いたくなってきた。


2001年11月20日(火) 真夜中にひとりで

胸の奥がちょっとモヤモヤしているとき。
大好きなCDをかけて、一緒に歌を歌います。
何曲か思い切り歌っているうちに、気分がすっきりしてくるのです。

真夜中に、自分の部屋で、ひとりカラオケボックス状態。
いくらでも好きなだけ歌えるし、お金もかかりません(笑)。
これも比較的、我が家の防音がしっかりしているおかげです。

今夜も日記を書きながら歌ってます。

なぜ泣けないのかな♪
ひどく淋しいのに♪


2001年11月19日(月) 星に願いを

しし座流星群、どれだけの人が見たことでしょう。
残念ながら、我が家からは雲いっぱいの夜空しか見えなかったので、
結局、インターネット中継で流星を見ていました。

中継先はオーストラリア。
星が流れるたびに、画面の向こうから、
「Right!」「Left,left!」「Wow!」「OoooooH!」
という歓声が聞こえてきて、流星に大喜びしているオーストラリアの人が
目に浮かぶようでした。

夜空のほんの一部を望遠鏡で切り取った丸い画面の中にも、
たくさんの星が流れていて、きっと晴れた夜空の下では、
数え切れないほどの流星を楽しむことができたのでしょうね。

ところで、流れ星に願い事を3回唱えると、願いがかなうって、
誰が言い出したんでしょう?
インターネット中継の番組に出演していた、おにーさんが言うには、
「普通の流れ星は0.5〜0.6秒しか光らないから、2文字の言葉、
 たとえば「金金金」くらいでないと、3回言えませんね」
なんだそう。

パソコンの画面で見た流れ星に願い事をしたけれど、かなうかしらん?


2001年11月18日(日) おだやかな散歩

天気もいいし、予定もないので、ご近所を散歩した。
図書館で本を3冊借りてきた後、いつもなら真直ぐ帰る道を
ふと右に曲がってみたのだ。

長く長く続いている、昔ながらの商店街をゆるゆると歩く。
小さなお豆腐やさん、もうお豆腐は売り切れていた。残念。
本屋さんをふらりと覗く。本屋さんを見かけると入らずにはいられないのだ。
店番のおばさんが、ぱちんぱちんとハサミで食パンの耳を切っていた。
犬か猫にでもあげるのかな?
花屋さんでは、ポインセチアやシクラメンの鉢植えを眺める。
これらの鉢植えを見ると、もう冬なんだなぁ、と思う。
家具屋さん。薬屋さん。酒屋さん。ラーメン屋さん。
知らないお店を見て廻るのは、とても楽しい。

歩き疲れたので、コーヒーショップで一休み。
温かいラテを飲みながら、さっきの本屋さんで買った本を少し読む。
コーヒーを飲むときは、ノンシュガーと決めている。
それでもミルクの甘味が、疲れた体に心地よい。

コーヒーショップのちょっと先に、可愛いケーキ屋さんを見つけた。
女の子2人でやっているお店らしい。
モンブランとキッシュを買って帰った。

毎日毎日が、時間に追われ、何かに追い立てられるように過ぎていく。
時にはこんな風に、なにもしない休日もありだよね。


2001年11月17日(土) 古代エジプトとユーミン

横浜そごうで開催されている「古代エジプト文明展」に行きました。
歴史物、とくに古代文明の話や発掘物を見たり聞いたりするのが好きで、
機会があれば博物館に足を運ぶようにしているのです。

エジプトといえばピラミッド。そしてヒエログリフ。
その不思議な文字は何を表しているんだろう、なんて考えていると
いくら見ていても見飽きることはありません。
王や神官たちの像や棺なども、よくここまで残されていたものだと、感動しきり。

一番来場者を集めていたのは、黄金の装飾品の数々でしたね。
私もつけてみたい、なんて思った素敵な襟飾りもありました。
ポスターにもなっている、プスセンネスI世の黄金のマスクの細工の精巧さと
いったら、ため息が出てきそうです。

タワーレコードでユーミンのニューアルバム「sweet,bitter sweet」を買いました。
今街をふらふら歩いていると、あちらこちらでユーミンの曲が流れていて、
つい一緒に「卒業写真」や「やさしさに包まれたなら」を口ずさんでいます。
そんな商戦にのせられて、CDを買ってしまいました。

ユーミンの曲にまつわる思い出ってないはずだけど、あの曲もこの曲も
聞いているうちに懐かしい気持ちで胸がいっぱいになります。
不思議。


2001年11月16日(金) ロボット!

日本人はロボットが好きだと思いませんか。
このごろはニュースやCMでロボットが取り上げられることも多いし、
男の子向けのTV番組ではロボットものは人気がありますよね。
きっと日本人には、鉄腕アトムやドラえもん好きのDNAが組み込まれているのでしょう。

パシフィコ横浜で開催されているロボフェスタ神奈川2001というイベントに行ってきました。
300台ものロボットが一堂に会して、いろいろなショウを見せてくれるのです。

SONYのAIBOや、HONDAのASIMOなどは有名ですよね。
スーパープーチとかさまざまなロボットおもちゃが出展していて、もう子供たち大喜び。
私もあちらこちらへとふらふら歩いて、ロボットの動きにひたすら感心していました。
感心して見とれていると、子供たちがどっと押し寄せてきて、
「あ、こりゃまたお邪魔でした」と、すかさずその場を立ち去らざるを得ないのでした。
商品化されているようなロボットは、子供向けのものが多いので仕方ないのですが。

おばさまたちに人気があったのは、おそうじロボット。
大きめのスイカの、底を少し切り取ったくらいの大きさのロボットが、
小さな綿ぼこりや紙くずなどを綺麗に掃除してくれました。
私も一台ほしいぞ(笑)。

趣味で行ってきたのですが、仕事モードも1/5くらい入っているのですよ。
ASIMOのような自律型二足歩行ロボットは、どれだけの歳月と技術の積み重ねで
作られたのか、などと考え込んでみたり。
大学で研究されているロボットは、少しでもロボットを人間に近づけようと
いろいろな試行錯誤があって面白い、とか。

でも私は、こうも思うのです。
どれほどロボットが人間の行動や感情をそっくりに真似ようとも、
自ら感情や思考を生み出すことはできない、と。
物を見たり、音を聞いたり、ということだけでも、
現在の技術では人間の3歳児にすらかなわないのですよ。
アトムやドラえもんのようなロボットに出会えるのは、ずっとずっと
未来のことなのでしょうね。


2001年11月15日(木) TIFFANY'S TABLE MANNERS

Amazonで注文しておいた本が届きました。
TIFFANY'S TABLE MANNERS FOR TEENAGERSという本です。


なんといっても、ティファニーですよ、ティファニー
表紙が綺麗なティファニーブルー。
TeenAger向きなので、書かれている英文も割と優しくて、読みやすいです。
イラストも、こういうのを洒脱とでもいうのでしょうか。私は割と好きです。

本当はとある書店で見つけた本なのだけど、Amazonで注文したほうが、
洋書は安くなるはずですので、買うのをしばらく我慢していたのです。
…あっ、いくら安くなるのかチェックしておけばよかったですね。
すっかり忘れてました。


私、ちゃんとテーブルマナーを習ったことがないのです。
高校の家庭科の授業でテーブルマナー教室をやってくれるはずだったのですが、
何故か私の学年だけ放ったらかしで、テーブルマナー教室なし。
おかげさまで、テーブルマナーが必要な席というものに殆ど居合せることが
なかったので、なんとかボロを出さずに今日まで至っているです。
えぇ、多分。


英語の勉強がてら、少し読んでみようと思います。

それから、一緒に注文しておいた、「なんとなくな日々」(川上弘美)と、
「マイ・フェア・レディ」のDVDも到着したので、週末はこれらを楽しむつもり。
ふふ。



2001年11月14日(水) お休みです

なんとなく調子が悪いのです。

有休はたっぷり残っているし、仕事も一息ついたことだし、
「今日は休みます」と上司にメールを出して、
一日ダラダラと本を読んだり、ぐうすか寝ていたりしていました。

寒い日にベッドの中でずっとゴロゴロしていられるなんて贅沢だよなぁ、
と思っていたのですが、今日は昨日までと違って、天気もよく、
気温もそれなりに高かったようです。ちぇっ。

実家の母からの宅配便を受け取りました。
地元でとれた柿やじゃがいも、玉ねぎなどの野菜、私の好きな食べ物などが
いろいろ入っていました。
ありがたいことです。


2001年11月13日(火) もう冬か?

まだ季節は秋のはずなのに、すっかり寒くなってきて、
「もう冬?」と言いたくなる今日この頃です。

さすがに冬の厚手のコートは着ていないけれど、
セーターやウィンドブレーカーが手放せなくなってきました。会社でもひざ掛けを掛けて仕事をしています。それに、自宅でもついにエアコンをつけてしまいました。
今からこんなに軟弱でどうしたものか、という気もしますが、
昨夜から風邪っぽくて、体調が崩れているのでいいことにしておきます。

なんだか季節の巡り合わせが、年々速くなってきている気がします。
今年は特にしみじみそれを感じてます。
デパートでも、もうクリスマスの飾りつけが始まっていますね。
そうなると、もう、すぐに年末なのかぁ。


2001年11月12日(月) 天下の廻りもの

会社の後輩に、いつもいつも「お金がない」とぼやいているやつがいる。
薄給とはいえ、それなりにお給料を貰っているはずだし、
格安の独身寮に住んでいて、車も持たず、デートする彼女もいなくて、
一体何にお金を使っているのか、不思議で仕方がなかった。
しかし、先日「株で300万ほど損した」と言っていたから、
全くお金がないという訳ではないらしい。
でも、給料日直後から「お金がないんです」とぶつぶつつぶやいていて、
更には「1000円以下の床屋でないと行きません」と言い放ち、
大抵の場所には、電車賃を使わないで自転車で移動する後輩を見ていると、
なんだかこちらもしみったれた気分になってしまう。

「金は天下の廻りもの」と散財したり、贅沢するつもりはないけれど、
ちょっとおいしいものと好きな本を自由に買う程度の収入は、確保しておきたい。
カードなどで大借金する人は論外としても、あまりにケチケチしている人も
「ちょっとなぁ」と思う。

ところで、話は変わるけれど、「傘も天下の廻りもの」のようだ。
別の後輩が、「(私の名前)さん、ぼく、金曜日間違えてKさんの傘を
持って帰ってしまったんですよ。今日こっそり傘立てに返しておいたけど
僕が持っていったこと、ばれないといいなぁ」と話し掛けてきた。
「あぁ、男の人の傘はどれも似ているからねぇ」と言うと、
「いえ、僕の傘、どこかで拾ってきたものなんです。僕一度も
 ちゃんとした傘を買ったことなくて」
「……」
「今の傘も誰かの忘れ物で」
「君のようなやつがいるから、私がどこかに置き忘れた傘を、すぐ
 取りに戻ってもなくなっているんだねぇ」

いやもう、まったく。


2001年11月11日(日) デパ地下にて

デパ地下を歩くのが好きなのです。
おいしそうなスイーツやお惣菜を見るだけでも幸せな気持ちになれるし、
運がよければ試食までさせてもらえるし。ふふふ。
今日はデパ地下のイートインコーナーで、石焼ビビンバを食べました。
キムチは辛いけどおいしかったのです。

その後、チーズ売り場の前を通りかかったとき、ブルーチーズの試食を
させてもらいました。
クリームチーズが入っていて、くさみが少なく、とろりとした味。
「おいしいです〜」と言いながら、周囲を見回すと、
「今日はチーズの日」
という張り紙が。
「今日、チーズの日なんですか?」と店員さんに聞いたら、
「そうなんですよ。それでこんなチーズのセットを売っているんです」と、
5〜6種類のチーズとクラッカーを詰め合わせたセットを
見せてくれました。
思わず即購入してしまいましたわ。

勢いにのって、ワイン売り場でセール品の白ワインも購入。
デパートって何でもお高い気がするけれど、よく探すと
お得なものが結構売っていますね。
というか、セール品しか買えないのだけど。

で。
夕食は、買ってきたワインとチーズを頂いて、ほろ酔い気分なのです。


2001年11月10日(土) 文化祭

雨がそぼ降る寒い中、法政二高の文化祭に行ってまいりました。

なぜそんなところに行ったかといえば、大ファンの作家さんである
山本文緒さんのビデオインタビューが、文芸部の研究発表で見られるということを
聞きつけたからです。

最寄駅である武蔵小杉駅から、女子高生軍団の流れを追いながら
商店街を抜けて10分ほど歩くと、法政二高に着きます。
確かここ、男子校だと思っていたけど、女子高生むっちゃ多いわ。
「おしるこ食べなーい?」「ワッフル食べない?」
と、客引きだかナンパだかわからない男子高校生の掛け声を聞き流しながら、
(あ、声を掛けられていたのは、当然女子高生ね)
お目当ての文芸部の部室へ。

ビデオインタビューは、なかなかよかったと思います。うん。
インタビュアーの男子たち、緊張していたけれど、
きちんきちんと質問をこなしていってました。
「ビデオの音声が聞き取りにくいですから」
と、わざわざインタビューの全内容をおこした冊子も
手渡してもらったし。

その他にも文化部の展示などをふらりと見てきました。
化学部。昼休みとっていたけれど、やる気あるのかね?(笑)
地学部。恐竜の模型、すごかったよ。
物理部。いろいろ目の前で実験を見せてくれてありがと。

しかし、文化祭に行った私たちの心をとらえて離さなかったのは、
某クラスによる



ネイルアート、10本100円


の出し物だったのでした。


2001年11月09日(金) 常連

人間の睡眠は、90分で1サイクルなのだそうです。
今日それをしみじみと実感しました。

私、毎日朝6時に目覚ましをかけているのです。
いえいえ、でも6時になど起きやしません。
いつも30分は、お布団の中でとろとろとまどろんでいます。
今朝、目覚ましを止めて、うつらうつらして、


 起きたら7時30分をとうに過ぎてました。


で、慌てて起き上がり、朝食も食べずに家を飛び出したのです。
本当に90分、ぐっすり眠っていたんだものなぁ。

会社の近くに来て少し安心したのか、お腹がすいてきて、
コーヒーショップで何かをお腹に入れようと思ったのです。
カフェラテとパンを注文してお金を払ったら、レジのおねーさんに

「いつもありがとうございます」

と、にっこり言われてしまいました。

…え、私、常連さん?
いや確かに、昨日もバスの待ち時間、外で待つのは寒いからって
エスプレッソのダブルを注文していたけど。
仕事が忙しいときに、「カフェインのドーピング」と称して、
コーヒーのテイクアウトしていたけど。

まごうことなき常連さんじゃん、私。


2001年11月08日(木) 大人の味覚

オトナになって、昔食べられなかったモノが食べられるようになった。

例えば、子供のころは茄子が嫌いだったけれど、今では
茄子の天麩羅や焼き茄子は好物のひとつだ。
ピーマンもにんじんも、今では平気のへいちゃらだし、
苦いコーヒーも辛いお酒も、おいしいことがわかってきた。

一人暮らしを始めて、いろいろなモノを食べる機会に恵まれて、

 母親が嫌いなものは食卓に上らない、

という食事における構造が見えてきた。
実家が農家で、鶏を飼っていたからといって、母親は鶏肉料理を作らないし、
嫌いだからと言って、ウナギを食べさせてもらったこともなかった。

まぁ、気持ちはわからないでもない。
私もいまだに梅干しや酢の物は苦手で、積極的に食べないから。
(食卓に出されれば、食べます)

夕食のふろふき大根用の大根をゆでながら、
「そういえば、実家ではふろふき大根、食べたことなかったのに、
 大根もそんなに好きではなかったのに、
 いつのまにか好きな献立になっていたなぁ」
なんてことを考えていた。


2001年11月07日(水) 着々と

忘年会のお知らせが、ぽつぽつ届きはじめました。
年賀状も買いました。インクジェットプリンタ対応のやつです。
ていうか、それ以前に我が家にはプリンタがないのだ。
買わなくちゃ。

そういえばもう11月。今年も残り2ヶ月を切ってしまいました。
少しづつ、確実に、2001年の終わりが近づいていきます。

今年一年、いったい私は何を成し遂げたんだろう?
そんなことを考えると、さわさわと胸の奥がざわめきます。

昔からやってみたかった、ピアスや茶道には手をつけてみました。
うん、ちょっとだけ偉いぞ、自分。

でもそれ以外のことは?
仕事の成果はちゃんと出せた?
誰か他の人や社会のためになることをしたのか?
小さなことに気をとられて、大切なことを見失っていない?


時にこうして、自分自身を振り返る時間は必要だな、と思います。
もう一度、自分が本当にやりたいことを見直して、
スタートラインを引きなおす。
ちょうど今が、そういう時期なのかもしれません。


2001年11月06日(火) 日常

ふらふらと遊び歩いた休日も終わり、仕事まみれの日常が戻ってきた。
しかし、休み明けはイマイチ調子が出ない。
たまっていたメールを読んだり、いくつか調べ物をしたり、
比較的のんびりとしたペースで仕事をしていた。

ある後輩は、この3連休を使って、2泊3日の香港旅行に行ってきたそうだ。
それなのに朝イチの会議にもしっかり出席していたのだから、タフだよなぁ。

それほどタフじゃない私は、ほどほどの時間まで残業した後、
閉店間際のスーパーに駆け込み、材料を買い込んで鍋料理を作った。
ほかほかお鍋で元気を出して、明日からまたがんばるのだ。


2001年11月05日(月) MoMAな日

寒い朝。
そろそろベッドから抜け出せなくなりそう。

さて、なぜか今日も会社はお休みなのであります。
何故かは聞かないでね。
上司もエライ役員の方々も理由は知らないそうだから。わは。

せっかくの平日休みをどう有効に使おうかと考えて、上野の森美術館で
開催中のMoMAニューヨーク近代美術館名作展に行くことにしました。
今日は月曜だけど、開催期間中は無休なのだそうです。

で、結論。大正解でした。
日本の美術展は、どうしてこんなにたくさん人がいるの?
と、なりがちなのですが、今日の人の入りはちょうどいい感じです。
ぐぐっと絵に近づいてみたり、ちょっと離れたところから絵の全体を
眺めたりと、自由に展示された絵や彫刻を鑑賞することができました。

今回宣伝で使われている、アンリ・マティスの<ダンス(第一作)>。
青い空を背景に、5人の女性が躍動的なダンスをしている絵ですね。
入場してすぐのところに展示してありました。
260×390cmという、それはそれは大きいキャンバスに描かれていて、
こんなに迫力のある絵だったのだと、改めて感動しました。

シャガールの<誕生日>や、アンリ・ルソーの<夢>は、とても幻想的で
ついうっとりと見とれてしまいます。
有名なところでは、ダリの<記憶の固執>。

ピカソは11作品が展示されていました。
<石膏像のあるアトリエ>は、生命力あふれる鮮やかな色彩の作品。
それにしても、<座る水浴の女>といい、<髪をすく女>といい、
女性がここまで解剖され、分解されてしまうのか、と不思議な気分になる。
最後のほうに展示してあった<雌山羊>は、なんだかユーモラスで可愛らしい。

最後にお約束通り、作品カタログと絵葉書を買って帰りました。
あっという間に展示作品を見終わってしまって、ちょっとさびしい。

もしこれからMoMAに行くならば、可能ならば、月曜に行かれるとよいでしょう。
JR上野駅構内で前売り券をあらかじめ買ってから、入場することを
オススメします。会場で買うより100円安いので。


2001年11月04日(日) ぶらぶら休日・2日目

朝起きたら、なんだかとてもいい天気だったので、ふらりと外に出てみた。
はて、これからどうしよう?
と、10秒ほど考えてから、電車に乗って自由が丘に行った。

私は同じことの繰り返しをそれほど厭わないけれど、
時々は変化がほしい、と思うことがある。
ふと、いつも行かない街の空気を吸ってみたくなったのだ。

自由が丘には、オシャレな雑貨やさんなどがいっぱいある。
そして、ベビーカーを押しているカップルや、犬を連れた女性などが
結構歩いている街でもある。
いろいろなお店を覗いたり、散歩中の犬に手を振ってみたり、
どこかのお家の庭で遊んでいる小鳥を眺めたり、と気ままに歩き回った。

そしてなぜか、どこに行っても書店に入らずにはいられない私。
自由が丘でも書店のハシゴをしてしまった。
前から探していた本が見つかったのは嬉しかった。
そして、今日個人的にヒットだった本は、これ
おたまじゃくしのあみぐるみの本なのだけれど、不思議な味わいがあって
なんだかおかしいのだ。

思わず買ってしまったこの本を読みながら、楽しい気分で家に帰った。


2001年11月03日(土) 祝日の買い物

ものすごく久しぶりの、仕事も予定もない休日。
いくら朝寝していても大丈夫、と午前中、だらだら過ごす。
たっぷりと眠れる朝は、とても幸せ。

図書館で借りっぱなしの本を返してから、デパートをぶらぶらした。

食品売り場でワインをいろいろ物色してきた。
先日、フランス料理の店でいただいたグラスワインがおいしかったので、
同じものがないかと思ったのだ。
しかし、あの日、酔っ払っていた頭では、ワインのブランド名が
ちゃんと覚えられなくて、うろ覚えのまま、売り場をうろうろするばかり。
たしか「ブラン・ド・ブラン」という名前の白ワインなんだけど…。

結局、ワインを買うのはあきらめて、書籍売り場に行った。
「NEKO」という雑誌の猫の写真が可愛らしくて、つい買ってしまう。
最近、こういった動物ものの本をよく見かけるような気がするな。

和食器売り場を見ていたら、茶道の茶筅のセールをやっていた。
3500円の茶筅と1500円の茶筅を手にとって、じっくり見ていたら、
「3500円のほうは、名人の作品だから、これ以上値段が
 下げられないんですよ。1500円のほうはお弟子さんの作品です」
と、店員さんが説明してくれた。
自宅での練習用に、と1500円の茶筅を買って帰った。
実際に練習するかどうかは、ともかく(笑)。

そういえば今日は、文化の日で祝日だから、いつもの週末よりも
売り場は人でごったがえしている。
あまりの人の多さに、眩暈がしそう。
七五三の帰りらしい、おめかしした親子連れも見かけたけれど、
兄弟げんかしていたり、子供をがみがみと叱っている家族を目にして
どっと疲れ果ててしまった。

小さな花束を買って帰った。


2001年11月02日(金) ミーティングに出る

今日の午後は、オフサイト・ミーティングというものに参加してきました。

これは一部の若手(?)社員たちが始めた、新しい試みらしく、
通常の会議と飲み会の中間の、気楽なミーティングなのだそうです。
ラフな服装で、気軽に参加してください!と主催者に言われたので、
チノパンとセーターという、いつもの服装で出席してきました。

いくつかの職場から集まってきたメンバー、7人ほどでチームを組んで、
自己紹介からはじめて、趣味の話、今考えていること、困っていること、
これまでに感動したこと、などをざっくばらんに語り合いました。

「女性が少ないから参加して!」と頼まれて、「急ぎの仕事がなかったら」と
半ばしぶしぶ参加したのですが、案外おもしろかったですね。
他部門の人と、こんなにじっくりお話する機会は滅多にないですし。
ただ、ちょっと苦手な昔の上司も同じチームにいたのが、すこーし
やりにくかったですけれどね。



2001年11月01日(木) 本を読む人

通勤の電車やバスの中で、他の人がどんな本を読んでいるのか
わりと興味シンシンで眺めています。

深緑の表紙の分厚い本を読んでいる女の子、あれはきっと
「ハリーポッター」だね、なんて想像したりして。
私が好きな本を読んでいる人を見かけると、なんとなく嬉しくなります。

でも圧倒的に雑誌や新聞を読んでいる人が多いので、あまり楽しくないです。
せいぜいサラリーマンのおじさんが読んでいる、スポーツ新聞の見出しを
チェックして、芸能情報を仕入れるくらいで。
あと、本にカバーをしていると、題名が見えなくてちょっとさみしい。
そういう自分は、本の保護のためにカバーをかけているのですがねぇ。

コンピュータ雑誌やマニュアルを読んでいる人も、よく見かけます。
いろいろ社会状況が厳しい昨今、みんな頑張っているんだなぁ、
などと感慨深くなったりして。

でも一番インパクトがあったのは、会社の社バスの中で



「会社を円満に辞める方法」


という本を、堂々と読んでいたおじさんなのでした。


あの「なにがなにやら」が本になりました!詳しい情報はこちらもしくはこちらへ。某直木賞作家も激賞!の内容だよ。
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