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2001年10月30日(火) |
はからずも、はからずも・・・ |
「さよなら、小津先生」第4話を見ていて、ふと、言葉が出てきた。「はからずも」番組を見ながら「はからずも、はからずも・・・」と心の中でつぶやいていた。
田村正和演じる、高校教師、小津は、銀行マンになるべくして生まれてきたといっても過言ではない、と、人からいわれるほど、銀行を成長させるため、守るため、時には法を犯してまで、そして刑務所に入ってまで、銀行マンであることを自分自身の全てと思っていたような男である。オツトメが終った後、まさか、その銀行側から解雇され、他の銀行への最終就職すら邪魔されるとは思いもしない、ある意味おめでたいくらいの男だった。銀行の利益になるためなら、どんな情にも流されない、そんな男だった。
一生そのまま、生きていくはずだった。しかし、現実に解雇され、銀行への再就職ははばまれ、次の銀行マンとして働ける日まで、生活するためだけに、銀行の同期である友人の紹介で、高校教師になる。はからずも。
妻から離婚を言い渡される。実はN.Y.に送られていた離婚届すら開封していないような男で、彼には青天の霹靂。妻の気持ちなどわかるわけもない。わかろうともしない。そこへ娘が帰ってくる。その言葉をいいながら、涙を流す娘。「あんた、幽霊みたいだ。」どういうことだ?と聞く父に耳も貸さず、部屋へ閉じこもる。妻(母)が彼女を追う。一人、リビングで、彼は離婚届にサインする。 一流ホテルしか知らない男のホテルライフが続くわけがない。最初の出会いの印象は、最悪の軽い男であった、カトケンこと英語教師(ユースケサンタマリア)の部屋にいつの間にか居座り、同居生活が始まる。はからずも。
谷啓が校長を務めるその私立高校は荒れていた。生徒もやりほうだい、教師もそれを放任し、事件があれば処分する。ほかに方法がない。生徒と教師をつなぐすべを模索する教師もそれを言葉や態度で願う生徒もおらず、未来もなく荒れていた。聞けば、前の学校でそれぞれ、いじめや不登校など色々な問題で、いられなくなった生徒を受け入れているのだと言う。同じように、前の学校で問題を起こしたりしていられなくなった教師が、教師であることを半分投げやってここにいるのだという。 そんな状態の中、授業に出ようが、職員室で問題提起されようが、小津は、銀行マン復帰までの腰掛けのつもりなんだから、教師の自覚はさらにない、そんな彼が、2年1組の問題の生徒であり、たった5人のまったく練習をしないバスケ部員である子供たちと、取っ掛かりを持ってしまう。はからずも。
小津は大学までバスケをやっていた。銀行マンになるためにいい時期で辞めた。その後はNBAを楽しむあくまでも銀行マンだった。彼は、5人の生徒の3人はバスケの経験者だと言う事を見抜く。さっき言った「とっかかり」とは、そのうちの一人、いつも紙飛行機を飛ばす生徒に、「教科書は破るな」と注意したところ、「あんた、幽霊みたいだ」と言われる。娘に言われたことと同じだ。気にかかってしまう。ぼろぼろに負ける(女子のために組まれた)試合を観に行ってしまう。そして本当は、彼らが、バスケをやりたいんじゃないかと、見抜いてしまう。顧問を買って出てしまう。はからずも・・・・。
メール・ジャンキーだった、生徒。彼が、2学期で進学校に移るために転校手続きを取りたいと父親がやってくる。疑問を感じた小津は彼に尋ねる。銀行にバブルの時代、ほいほい金を貸してもらえるままに借りていたところ、その時代が終わり、不動産業を営む、彼の父は、もう借金を返済できず、倒産がみこまれ、彼は、北海道に帰って、3学期からは働かねばならない状態が、現実であると知る。76ersの赤いタオルは、「バスケ頑張ってみなさい」と、今は家を出て行ってしまった、母からの送り物だった。彼に言う。「バブルなんて、もともと銀行がつくったものでなかったんだ。」これは彼らがはかったことだった。
経験者一人が、いじめにあっている現場に小津が通りかかる。恐喝を止めた。「彼は私のクラスの生徒ではないが、彼は私の大切なプレーヤーだ!二度と手を出すな!」たんかをきっていしまう。これは、経営者としての義務感からだろうか。しかしこのことで、はからずも彼の信頼を得る。 もう一人の経験者、彼は美術の教師(京野ことみ)が好きである。「会いたいから、いつもの公園にいるから来て欲しい。」と電話する。京野は、小津に電話する。「彼らは、公演にいるわ」
メール・ジャンキーの彼は、転校の事を仲間に伝える。それまでは、いじめや引きこもりで一人だったのに、こうやって外にもでられて、みんなと何をやったわけでも無いけど楽しかった。そして、「勝つ、ってどんな気持ちだろう?」自分たちはいつも負け組みにいるけど、勝ったらどんな気持ちがするだろう。小津はそれを聞いていた。自分の人生もこのまま負けたんじゃないか?と、生徒に言われたとき、自分は負けたまま終らない。と言っていた、それを、その気持ちを彼も今、感じている。
何夜か体育館で待ちつづけた後、5人が集まる。小津の監督は嫌だと言う。「それでも結構、じゃ、カトケン任したよ」去る小津。メール・ジャンキーの家を訪ねる。銀行マンが、取立てにきている場所に出くわす。 実は、体育館で待ちつづける日々のある夜、銀行から、不良債権の整理のために呼ばれる。小津しかできない、と。そして、銀行マンとしての復帰を約束される。その場で小津は、銀行を守るための、厳しいやり口を後輩に叩き込む。しかし、彼は、体育館に戻るのだ。今夜当たりくるかもしれないと。小津がやってきたこと、正しいとしてきたことが、はからずも一人の生徒のやっと見た夢を奪う。
女子の監督に急いで練習試合先を探すよう依頼する。結果は、負け。だけれど、メール・ジャンキー=仲間のために、「勝ちたい」という意識、それには、チームワークと小津の作戦が必要だと気づく。彼らにとっても、一番嫌悪するべき種類の大人であった小津が、はからずも彼らの心をノックしたのだ。 そして、谷啓の跡を継ぐ経営者になる娘(西田尚美)が、無銭飲食をした彼らの処分をまかされるが、「できない、できない」「わからない」「生徒が怖い」と、泣いてばかりいた。この日の試合の後、自分で「背部を言い渡す」とやっと決意した。ところが、彼らのことを「信じたら裏切られる、そんなやつらだ!」と言う、小日向に向かい、泣きながら言う、「そんな風に、言わないで。私の子供たちなんだから」はからずも、小津が「幽霊ってどういうことか」それを知りたいために、はじめたものだったようなことが、どんどん、人のカラを壁をとっぱらっていく。計算づくでなく。
小津は知っていた。メール・ジャンキーの生徒が、一両日中に夜逃げするほど差し迫っている事を。試合の夜、生徒から「ごめん」という電話が入る。他の4人に彼の家の前での集合をカトケンにかけさせる。門扉に、彼の76ersの赤いタオルが結ばれて残されていた。
それを見つめ、生徒達は小津に言う、「勝ち方を教えてくれ」 小津は将来性を見ることができるだろう、戦略も立てられるだろう。経営のプロだった。何億という金を毎日動かしていた。多少、人間を見る目はあり、もしかして、という計算があるかもしれない。でも、すべては、はからずもはじまったこと。そして、動き出した。大きな分岐点でなくとも、日々と言うものは、詳細に見つめなおすとそういうことの積み重ねなのかもしれない。はからずも・・・ 追記 メール・ジャンキーの彼は、途中で携帯の料金を払えずに止められる。授業中も止めなかった彼は実は、母とメールしていたのだ。
2001年10月25日(木) |
「京都迷宮案内」を知っていますか? |
テレビ朝日系列で、関西では、木曜、8時から?1クールで、だいたいまわってるんだけど、どれも一応舞台が京都っていうシリーズがある。気がついた、最初は「舞妓さんは名探偵」原田龍二が出ていたので。これは、山村紅葉母のミステリーシリーズのひとつ。残念ながら、その後はない。舞妓さんが、酒井美紀ちゃんで、それまで今ひとつだった彼女が、結構いいかも、と思った。先輩芸子役の高橋ひとみが最高に好きだった。あ、置屋の女将の岸田今日子も。
で、次に始まったのが「京都迷宮案内」。京都日報という地方紙の新聞記者たちの物語。橋爪功、東京で、大手新聞社の記者だった彼が、管理職にならされる(普通これを、昇進と呼ぶ)のを嫌がって、京都にやってくる。警察づめの一室。他の新聞社も寄り合っているところが、基本の舞台。キャップは、野際洋子。パート1では部下に、西村和彦と、藤崎奈々子だった。西村が京都弁を話す。あと、橋爪が下宿しているところの女将も、京都の昔の話に詳しく、時々ヒントをくれるたりもする。パート2からは、女子が大路恵美になり、彼女が関西弁を話す。で、男子は、的場浩司。
結構人気があるようで、「オヤジ探偵」と「科捜研の女3」の間に、2時間のスペシャルがあった。(そして、すでに現在次のシリーズ多分パート4撮影中。井之上チャルくん、出演情報あり!!)このスペシャルに、第三舞台で活躍していた、勝村政信、(正露丸糖衣Aの人)が出ていたので見た。彼はいいよ。もうね、「Fighting Girl」のよーすけくん役があまりに、よかったので、どうなるかしら?こういうイメージ定着?もったいないよ。と思っていたら、なんと、陰のある役でした。今回は、事件らしい事件は起きず、過去の事件に囚われている、勝村が、橋爪の函館時代の後輩だった事から、その事件関係者とともに、勝村の心も開放されていくまでのお話、って感じだった。(だからと言って、最後に「セーラー服を脱がさないで」を振り付きで歌うってのはどうなん?・・・いいのやら悪いのやら・・・わからへん。)
警察発表にもとづいて、記事を集めようとするキャップに反し、杉浦は(橋爪ね)常に真実や、その事件の裏に隠された人間の思いを知りたがる。新聞記事にはできない事柄でも、知りたがり、犯罪が起きた根本を知りたがり、できればそれが解決できないかと考えている。ただ犯人検挙、それを記事にする。それが解決でなく、被害者も加害者も、それに至るまでの経緯があり、それを解きほぐす事(救済ではないと思う。それが救いにつながるとしても)ができないかと尽力する。番組で取り上げられる事件が、犯罪が起きてしまったことが、杉浦にとって防げなかった事が悲しい事であると思えるような題材である事が多いので、やや加害者よりというか、加害者が、はからずも加害者になってしまったことを、前面に出してる気がする。例えば復讐。加害者は元被害者だったのに、加害者になってしまう。とか・・・。もちろん、被害者へのフォローまで、できてしまうのが、新聞記者なのに杉浦というキャラ。パート2からかな? 「もういいの、放って置いて」「こうなる運命だったのよ」「所詮私は日陰の身」みたいなセリフに対し、「違う!!」と叫んで、解きほぐしていく。そう、簡単にはなかなかいかへんやろ?と思いながらも、見ると、はまるのである。4もきっと見ることでしょう。
でも、今回これからお先に始まる「科捜研の女3」にしても、「ちっがーーーーーーう!」と叫び続けていることがある。だって、せっかく京都を舞台にしてるのに。(私は勝手に「京都枠」と呼んでいる)なんで、京都府警の人間がほぼ全員標準語やねん!たまにおってもええわいな。せやけど、ほぼ全員はおかしいやろぉ。と、今日の特番で、次回3の「科捜研の女」の役者陣がわかった。主演の沢口靖子も内藤剛志も関西出身なのに、何故しゃべらせないのだろう。役者もやりやすい気もするのだが。(橋本さとしも標準語やった。2の羽野晶紀ちゃんがばりばり関西弁で気持ちよかったくらい?)なぜじゃ、どうしてじゃ・・・寛平さんのギャグやないか・・・。全国ネットやから?でも、そんなん、ひどいやおへんか?それでね、ゲストっていうか、犯人だったり、殺されたりする人が、関西圏外の人で、無理矢理変な関西弁しゃべらはるのよ。これが、まず、もったいないなぁと思うのだ。
で、いつも絶対南禅寺が出てくる。私、行った事ないんですけど・・・。こないだの「京都迷宮案内」のラストなぞ、貴船で川床料理をやってるだんなを、杉浦さんが呼び出すのよ。「ほな、すぐいきます」って、あだし野念仏寺まですぐは、行かれへんと思う。確かに、念仏寺で、石塔の顔を見ながら話したかった話かもしれないけれど、違う比喩はなかったか?とか、何もほんなら今回、貴船、使わなくても。まぁ、観光名所案内も兼ねてるとはいえ、無理がありませんか?多分、他の地域を舞台にしたドラマを何気に見てるけど、そこの人は、ちゃうでー、そんなん、歩いて行かれへんで、とか、思ってるんやろう。まぁ、それでも見てしまうから、視聴者として、甘々なわけであるが。
今回は、特に、スペシャルなんで、見なくてもよかったんだけど、勝村目当てである。こないだ、SMAP×SMAPの「世にも微妙な物語」にも出てたね。そして今、「スタアの恋」にも筧利夫、古田新太と、出てるね。いい味してる。あぁぁぁ、毎週見れるのは嬉しいが、やっぱり、舞台で見たいぞ!!いい役者です。
で、何が言いたかったの?私?そう、「京都迷宮案内」の枠って、なんだか、絶対じゃないんだけど、事件物だから、つけると見てしまうっていうのと、ゲストが気になるっていうので、まぁ、一度お試しあれ。次回からはじまる「科捜研の女3」は、小林稔持の部下で、若い男の子(葛山信悟?)が出るみたいだし、あ、刑事です。で、科学捜査研究所の署長が初代佐戸井けん太から、山崎一にかわりました。この人、NOVAの「You dropped a handkerchief!」のCMで、有名になった人。いいよ、この人も。
ま、そんな感じで・・・。
2001年10月20日(土) |
アリーmyラブ4はじまる! |
アリーファン待望のシリーズが放送された! この半年は長かった〜!恐らくそれは第三シーズンの不完全燃焼だろう。 とにかく待望の第四シーズンがはじまった♪ よかった、よかった! 放送があった。ということは予定変更を必要とするニュースがなかったということにもつながるなら、このご時勢、とりあえずよかったのである。
PCがまたもごねたので@携帯なのである。今日はこれでさらばぢゃ。
2001年10月19日(金) |
「恋を何年休んでますか」って、ねぇ? |
今日から、毎週きょんきょんが見れます。そして、今日から毎週、アリー・マクビールが見れます。金曜の夜が楽しみになるわけです。特に、アリー。「アリーmyラブ」の横に4とか、書いてあるの見たら、なんだか、感慨深かったりして。そうか、もう4thシーズンなんだぁ。アリーって、勝手な女だけど、絶対自分に正直だから、そう生きるのは難しいから、見ると切ない時もあるけど、元気にもなる。
「恋を何年休んでますか」は、新しいこの秋の日本のドラマ。KYON2の役どころは、働いた経験のある女性が、結婚を機に専業主婦になり、子供を二人もうけ、夫の両親の土地に家を新築したばかり。近所には行きつけの美容院があって、そこの美容師とお客(黒木瞳)とはとても仲良し。夫は仕事で、たまに午前様になるが、海外と取引があるので、深夜の呼び出しにも何の疑いも持たない。休日には家族4人で、新しい家に合う、ダイニングテーブルを探しに行ったりする。友人の結婚披露パーティに出ては、いまだ独身で働いている女性の友人に、羨ましさも感じながら、働くって大変だよね。という気もちも忘れない。いい役すぎる気がするが、KYON2なので、嫌味じゃない。
またこれが、『主人』なんて呼ばれてるのが、仲村トオルなんだよ。「あぶでか」の頃と違って、かっこよくなりましたね。でもね、仕事もできそうだし、妻も子供も愛しているような優しい旦那様のようなんだけど、どうやら「R」という女性がいるらしい。それって、もしかして、黒木の娘?!彼女に気をとられてるのか、仕事に気をとられてるのか、ぼんぼんなのか、わからないけど、嫁として夫の実家にかなり気を使ってる、KYON2の気持ちや、久しぶりに二人きりになってデート気分になりたい気持ちは汲んだりできないみたい。でも、大抵の男性は残念ながらそうかな?
KYON2は、昔、激しい恋に陥っていたようだ。夫がこだわっていた、ダイニングテーブルを売る家具屋のオーナーが、実は、その昔の彼だった!ブームの宮沢和史なんだよこれが・・・。もう、今回、最後にチラッとしか出てこないんだけど、かっくいーーー。
美容師は飯島直子。追っかけしてた役者と結婚したけど、ダンナは、ほとんど仕事がない。美容院の子たちと飲みに行って帰ったら、「ご飯作って待ってる身にもなって、連絡ぐらいしてくれてもいいじゃない?」なんだか、男女を全く反対にしたら夫婦にありがちな会話。お約束でそういう役割分担をしているのではないのが、彼女の気に入らないのだろうか?飲みに行っても、結局酔っ払うと、話すのは、ダンナとの出会いの話だったりするのだし。ダンナがオーディションを受けてるのかどうかとか、まだわからないけど、すっかり主夫に収まってるのが、彼の才能を信じる彼女には不満だとか?仕事もうまくいっている、家に帰ったら、家事をしてくれるダンナがいる、しかもそれは、山口祐一郎♪!!ぼさっとしてても、かっこいい、山口祐一郎・・・。
黒木瞳は、20歳で、お見合い結婚をしたらしい。一卵性親子と言われている娘が、お見合いに来なかった事で、改めて自分が他の二人と比べ、熱い恋愛ってしてなかったなぁ。とか、思ってしまうのである。しかし、ダンナは、大手銀行の支店長で、単身赴任。娘のお見合いのために、高そうなネックレスを衝動買いしてしまえる、家も広く立派な感じ。挙句に、娘がすっぽかした見合い相手が伊藤英明で、なんだか、憧れられちゃうし。(最近シャキシャキした役の多かった黒木瞳の久しぶりのお嬢様っぽい役。ありえなさが、かえって許してしまう。このままぽーっとしてて欲しい)
「何年恋を休んでますか」「もう百万年くらい?」と、その朝美容室で冗談のように話していたが、恐らくKYON2と飯島は、ダンナに今でも恋している。黒木はどうだかわからないけど、理想的な生活とひきかえても恋をしたい、とか思ってる風ではない。
KYON2の前に、昔、恋した男が現れた。昔、とはいえ、彼女は引越しした新居に彼からもらった寺山修二の詩集を棚に並べている。「世界で一番短い愛の詩は、『愛』。世界で一番長い愛の詩は、『愛』という文字を書きつづける。そして命が先に終る。命より、詩の方が少しだけ長いから」このような詩だったかな?(こう書くと、全然、美しくないわねぇ。ごめんなさいまし。)そこにしおりがはさまれている。 この懐かしい、大切な、熱い恋の思い出が、目の前に現れて、どうやらダンナには彼女はまだ知らないが、別の女性がいる。どうなるんでしょう、これから。このできすぎたキレイな男女のこぎれいな生活感があるようなないような世界、『恋』を休んでるんじゃないかと思っているだけのようにみえる、3人に、どんなドラマが展開されるんでしょうか?
『恋』は、結婚したり、生活をともにしたりすることで時間がたつと『愛』に変わるとよく言われるけど、そういうこととかテーマになるのかな?『恋』と『愛』の差はなんだろう?
アリー・マクビールは、運命の人を待っている。そうだと思っていたビリーは、先に結婚し、そして先に死んでしまった。そこへ現れたブライアンと、半年付き合った後、同棲を申し込まれる。彼女は、選択をせまられる。自分の心の中で何とか折り合いをつけていた気持ちをはっきりさせる時がくる。ブライアンは、いい人だから、一緒にいたのだ。ブライアンに別れを告げて、「いつまでも夢見る夢子ちゃんではいられない」となじられても、彼女は、二人でいるのに寂しいと感じるより、一人でいて感じる寂しさを選ぶ方が、まし。自分らしいと、半年かかって(というか、決断を迫られて)わかる。
恋とか愛ってなんだろう。結婚ってなんだろう。どうして、その人、とわかって、何十年も一緒に暮らせる決意をするんだろう。 3人の一見幸福そうな主婦たちの最初の会話。「どうして、男と女は、恋人同士から夫と妻になると、男と女じゃなくなるんだろう?」それは、子供がいてもいなくても・・・。でも、アメリカのドラマを見てる限り、そうじゃなくなったら、既にやばいみたいで、文化の違いと、言い切っていいものか?ふむ。男と女で一生添い遂げたいから、アリーはそういう人を捜してるんだよね?
Q.「恋を何年休んでますか?」 A.「って、え?私?・・・・」
Q.「恋を何年休んでますか?」 A. あなたは?
2001年10月16日(火) |
見るべし!見るべし!(勝手にお薦め) |
■「レッツ・ゴー!永田町」 これは、もっちゃんの、見たいリストに入れてなかった。不覚。 タカさんがね、ノリさんより好きだけど、役者としてはね「今夜世界の片隅で」で、がっくりきたもんで、イッサもようわからんし、・・・・やったわけ。ところが、よぉく見てみると、な、なんという、豪華な布陣!!代議士に西村雅彦、政策秘書に吉田日出子、第一秘書に佐藤B作!柴咲コウもちょっとチェック。で、で、よ、後援会長に平田満、間に入るニュースが、また同じ日テレなので「ストレートニュース」なんだけど、おいおい、キャスター、入江雅人!!!?(本家「ストレートニュース」で、野本の秘書役の塩見さんはカメラマン役、内藤の秘書役の吹越は、記者役だったのよん)暗い役の桜井幸子は嫌いだけど、西村の嫁、この役は、いいんじゃないのぉ?これは、かなり笑えますよ。
えとね、これ、この時代のパクってるとこかなりありますけどね、昔からあるんですよね、こういうの。歌舞伎って、堅苦しそうですけど、実は庶民の娯楽だったわけで、当時世間をにぎわす問題が起きたら、やっぱりそれを芝居小屋にかけて欲しいじゃないですか?戯作者も、「大当たり間違いなし!」って、書きたいじゃないですか?でも、それは、江戸幕府としては、ご法度なわけで、それで、「時代物」と称して、舞台を鎌倉幕府の時代に置き換えたり何ぞして、その時代の旬を舞台化、つまりドラマ化して、楽しんでいたんですね。今も昔も変わらない〜♪ あと、今回も名前もじってますけど、例えば歌舞伎の赤穂浪士は、大石蔵之助じゃなくて、大星由良の助だったりね。まぁ、そんなこんな事も考えたりしながら。そして、ナレーションが競馬の杉本さんだったりして、とにかく面白そうなので、見るべし!見るべし!
■「ハンドク!!」 同じ時間帯なんで、対抗馬、と見られた、これ。どうなんでしょ?無理と笑わそうとしすぎ?無理と秘密っぽくしすぎ?なんか、せっかく結構、いい役者つかってるのに、うーん。長瀬くんは「ムコ殿」抜けないし。1回目、トイレに長瀬に呼ばれるんですよ、佐々木蔵之介が、同じハンドク仲間として。これからもパシリに使われたりするんだけど、ええとこのぼちゃんでね、ええ味出てます。トイレで最新の携帯(しかもストラップはブランドもん)流されるのね、長瀬に。これを水側から撮ってるの。この時の蔵さま、いい芝居してました。「巻き戻し!巻き戻し!」 これからも、蔵さまを楽しみには、見なければ、って感じ。
■「さよなら、小津先生」 これは、一人の銀行マンが、法を犯してまでも、銀行に身をささげ、一人、罪を被されてる事も、妻からの離婚が待ってることも、子供の気持ちも離れてることも何も気づかずに(見ようとしていなかった?)、NYの刑務所で刑期を終え、銀行マンに戻りたいだけの男が、その道を絶たれ、生活のために教員になる。公にも銀行復帰までの「腰掛」と言ってはばからない。これが田村正和。 行った学校は、これまた、行き先のない生徒と、教師を受け入れた、かなりどうしようもない私立高校。やる気ゼロの小津さんだったのだけど、バスケ好きが、災い(幸い)して、どうしようもない自分と、どうしようもない生徒、教員が、方向を見つけていく、そんなドラマでしょうか?ユースケサンタマリアが、うるさい。お前は花村大介か?!でも、小日向さんも出てるし、西田尚美ちゃんが、また泣きべそ役で出てるし、小津先生が、どのようにしてどのような状態で、「さよなら」になるのか、ちょっと見たい感じ。
■「ガッコの先生」 これは、1回目見てないんですが、なかなか、堂本剛くん、はまってる?小学生って、こんな感じだったよね、って、ちょっと2回目見た感じでは、ほっとする、そんな日曜劇場。同じ学校ものだけど、ほのぼの入ってるかな?ココリコ田中もまぁ、いい感じで。
■「水曜日の情事」 天海さん、素敵!北村一輝が、どうやら、ゲイの友達って位置どりのようで、そこらへんは楽しみ。モックン、好みじゃないけど、編集者の役は似合ってるかも。そして、ネプチューン泰造!がんばれ!しかし、石田ひかりが、魔性の女とは・・・しかも、きっかけが、ダンナの葬式、奥村チヨの「恋の奴隷」を口づさむ。うーん。1回目、見てたら、天海さん夫婦のデート場所が、寺尾関のお兄さんのちゃんこ屋さんみたいだった。本物?ビデオ録画してないから、協力のテロップ見れなかった。それが一番気になるね。また出るかなぁ。
■「ひとりじゃないの」 これはね、昼ドラなんですよ。私も2週目から見てるんですがね。京都が舞台、京唄子が母で、次女がいて、長女自身の息子もね、京都弁なのに、なぜか、長女役の、小川範子が標準語なの、なぜ?この、息子のこうちゃん!めちゃ、ええ味出してる子役くんです。物語は、小川のダンナが、過労死するところから始まり、実家に戻ろうと決めた矢先に母京唄子が、交通事故死。そこの土地を巡って、不動産屋と、昔父と関係があった(?)根岸季衣とその息子(井之上チャル)が、からんできて、展開、早いのか、もたついてるのか、わからん状態。一応、借金取りに来た遠藤憲一が、ママ(小川)に一目ぼれするおかげで、遠藤の力を借りて、ぼんやりママもしっかりしていくようだけど、チャルくんによると、(チャルくんもマザコンポイ役なの)物語の終わりには、全ての登場人物が、自立していくらしい。「ひとりじゃないの」と思いながら。 突然ですが、この井之上チャル。怪しい演技がスゴイいいですよ。ビデオ録画して、疲れて帰ってきて、チャルくんの、怪しい動きを見るだけで、心が和むという、そういう効果があります。一度、見るべし!見るべし!
■「嫉妬の香り」 物語はどうなるか、さて、面白くなるといいのですが、ただのドロドロに終らずに・・・。とにかく、もっちゃんとしては、堺が出てる限り、見るべし!見るべし!
途中経過になってしまった。「レッツゴー」を見るべし!見るべし!が・・・。
2001年10月15日(月) |
「Antique西洋骨董洋菓子店」の必要性 |
私は、10日ほども日記を更新しなかった。スペシャルドラマ、バラエティのスペシャル、新番組を含む番組宣伝のためのバラエティスペシャル。盛りだくさんだった。オンエア時見たり、ビデオ録画を見たり、まだビデオの中のものもある。私の書いてる事の大半はミーハーで、くだらないものかもしれないが、まぁ、私が楽しいからいいか、でも、それを親切にも寛容な心で読んでくださったり、見るドラマの参考にしてくださったり、あ、そういう役者もいるんだぁ、と興味を抱いてもらったり、舞台も面白そうね、なんて思ってもらったり、してくださる方も奇特にもいらっしゃるので、くだらないものしか書けなくても、多少、緊張したり、文章について考えたりするもので、ちょっと、時間がかかったりする。(言い訳ともいう)
前回の空白は埋めたんだけど、そのときは、色んなものが一緒くたになって、どーっと頭に溢れて、どれもまとまらなくて、結局いっきにアップ!ってことになった。 今回はでも違う。前回みたいに少しずつは考えてるものもある。だから、ある日、ふっと「OLヴィジュアル系」とかが、その空白にアップされるかもしれないので、ぬかりなく、チェックしてください。(なんか上の文章とギャップある態度やね・・・)
今回はね、「ウソコイ」でも書いたけど、鴻上さんの「ファントム・ペイン」という、第三舞台の二十周年記念と十年間封印記念を兼ねた公演がありまして、それにつかまっちゃったんだよなぁ。
しかも、その間に、マイダーが出演していた「反乱のボヤージュ」がね、「ファントム・ペイン」にはさまれるスケジュールになってしまったのよね。正直、「反乱の〜」には、そんなに期待していなかったんだけれど、これもよくてねぇ。私には咀嚼する時間が必要だったんだ。鴻上さんのセリフを借りると、せっかくの語られた言葉と、語られなかった言葉について、考えなければならない気がしてたまらないんだ。(なんか佐野元春みたいなしゃべり方だわね)それでちょっと煮つまるっていうと、おおげさだけど、他のドラマの事も、たとえば、電話で友達にばーーっとしゃべるならできても、「書く」となると、そうたいしたこと書けるつもりないんだけど、なんだか、ピントのあわせどころが今ひとつわからない、っていう感じになってしまったのだよね。
だから、「反乱の〜」については、書けるかもしれないけど、「ファントム〜」に関しては、どうなんだろう。書かずにはいてもたってもいられなくて書くか、とーーってもミーハーに、役者さんたちについて書くか、しかできないかもしれないね。でも、書きたいんだけどね。
なんて、思ってるところへ、「アンティーク」見ましたわいなぁ。なんか、妙にほっとした。やっぱり、こういうドラマ、必要やねんわ。キレイな顔の男たち・・・。 もちろん、上のニ作品と比べて、軽い、と思ってるわけじゃ決してないんだ。これは、原作の漫画も気に入ってるし、役者も気に入ってる。音楽が、全部ミスチルっていうのも、1回目は耳障りなところもあった。ほら、今時の歌って、歌詞、聞き取りにくいでしょ?きっと場面に合わせて選曲してるのに、セリフの邪魔!と思うシーンもいくつかあった。でも、2回目は慣れたか、邪魔!とまで思わなかった。 漫画の独特の間を、結構つかんでるような気がした。小雪は、原作にない登場人物なんだけど、小雪のとぼけた感じもスゴイ好きだし、まだわからないけど、ストーリーテラーというか、何気にそういう役回りとして配置されてるのかもしれない。ボクシングジムの会長の「ラーメン屋とかラーメン屋とかラーメン屋とか」エイジの「俺が今まで食ってきたケーキに比べたら、これは、もう、おケーキさまさまだぁ!!」とか、原作のおいしいセリフとってるし。ちょっと、藤木が、厨房でもかっこよすぎるのが、難点か?原作の、魔性の天才パティシエは、厨房では、ぼーっとしてるから。キレイすぎるかな?桔平さんのオーナーも「いいんじゃないのぉ」だし、それに、なんと、はや、2回目にして、ナゾの男、ちぃちゃん!(阿部ちゃん)正体明かすし。原作読んでなかったらどうかな?わかんないけど、結構、この微妙〜〜な、間が、私は好きです。ただ、悪いけど、えなりくんは、どう使うの?彼、1回くらいならいいけど、オーナーにメニュー放り投げられて、面白いのその扱いだけで、だから、毎回はきついんちゃう?どうするんやろ?
2回目は、原作にもある、エイジが昔ボクサーだった頃を知る、負けつづけのボクサーと彼女の話。このボクサー、原作では、熱いやつなんだけど、粗暴っていうか、馬鹿っていうか、ちょっと情ない。阿佐ヶ谷スパイダースの長塚圭史がやったんだけど、粗暴っていうか、声をそう荒げないのね。でも、熱さとか、ちょっとお馬鹿なとことか、でも、彼女を大切にしてるとことか、うまくはまってました。静かなトーンの声で。 エンディングがね、毎回、その回で、登場した人物が横断歩道を渡ってるカットと、レギュラー陣の絵をハッピーに通り越すカットが入ってる。そして、ラスト、エイジの持つケーキもその日のケーキ。1話は「天使の羽」、2話は「愛の井戸」。凝ったつくりにはなってると思う。まぁ、なんにせよ、次回からは、ちぃちゃんの活躍(?)ぶりが楽しみだわ。
ということで、「アンティーク」は、当初の予想を上回り、ある意味でもっちゃんにとって、なくてはならないドラマの一つになったのです。
2001年10月14日(日) |
今日は堺雅人の誕生日 |
「嫉妬の香り」の1回目でもあった。なんか、めっちゃミーハーな見方をしてしまった。また、あとで、ゆっくりビデオで見よう。
本上まなみちゃん、かわいい。川原亜矢子さんも昔の棒読みはもう、おさらばしたみたい。二人とも関西出身らしく、楽屋では関西弁だろうか?関西女子二人にかこまれて、堺はどうなのかね?もうそろそろ、撮影は半分くらい済んでるはずだけど、今日、撮りがあったら、ケーキでお祝いとかしてもらったかな。 そして、オダジョーよ、髪の毛黒くなってるけど、見上げる瞳は、またもや「いい人」?
堺=テツシと本上=ミノリは、同棲して1年になるカップル。二人の住んでる部屋が、なんかすごく居心地良さそうでいいよ。それで、テツシが、ミノリちゃんの横ですやすや寝てるんだけど、いいなぁ、って。麝香の香りが体からする女って、どうよ?って思いながらも、幸せそうなテツシの寝顔。見てるこっちも幸せになるよ。 朝っぱらから、プロポーズするんだけど、「結婚しよう」そう言えば、「オードリー」でも、言ってたけど、あっちの言い方の方が好きだったな。反芻。・・・・
でも、ミノリは嫉妬深さから、前の結婚をふいにしている。だから、ゆっくり進んでいきたい。そうテツシに告げる。二人には何の問題もなかった。ミノリは、小さなアロマの店をやり、テツシは音楽家として、「癒しの庭」というコンセプトの建築に関わり、そこで流すヒーリング音楽のプロデュースをまかされた。公私共に、順調、というわけだった。
ところが、「癒しの庭」の建築は、テツシの先輩からの依頼だったが、実は、その妻というのが、奇遇にもミノリの先輩でもあったのだ。そして、彼女は、高校時代、付き合っていた彼に、「他に好きな子ができたから」という理由で振られていた。その他の子が、ほかならぬ、ミノリだった。そして、その彼が、「救命病棟24時」で、ERのカーターみたいな役をしてた、伊藤英明なんだけど、ミノリの嫉妬深さにひいてしまい、ミノリをも振っていたのだ。高校からだと、相当長いつきあいのはずなのに、結婚直前まで気づかないものなのかなぁ。罪深いやつめ。
麝香の香りのする女、ミノリは、男をひきつける魅力がある。テツシ・ミノリカップルと先輩、英二夫妻で食事した日、英二はそれに気づく。恐らく深い意味はないだろう。でも、過去のことがある、妻、つまりそれが川原亜矢子なんだけど、いきなり、嫉妬心にとりつかれてしまう。このスピードたるや、「刑事の勘なんだ」的素早さである。テツシにそれを吹き込む。まさかと思うテツシにも猜疑心が・・・。
「癒しの庭」のフレグランス担当をフランスから呼び寄せようとしていた川原に、なんの断りもせず、夫は、ミノリのアロマテラピーを取り入れようとする。一度は、「テツシの音楽に、私の香り」というミノリの言葉に、安心するテツシだが、当のミノリと英二には、まだ何もないのに、あーーーーーーーーーーー、こら、テツシ、だめだよ!川原の復讐にまきこまれちゃ。そんなすぐ動揺してどうするんだよ!!おーーーーい!
って、とこで、1回目は終ったけど、ねぇ、堺さん。少し、髪切ったね。嫉妬心の深さに不安を感じるミノリに対し、嫉妬する気持ちがわいてきている、テツシ。お互い、好きだから、心配しすぎあってるのなら、早く手の内明かしあってなんとか、ならないのかしら?だって、あの、二人の空間いいよぉ。 仕合せな時間を好きな人と過し、満足の行く仕事にも恵まれて。そんな堺の芝居を見るのは、私も幸せ。 でも、これから、テツシくんは、どんどん、嫉妬の狂気の深みへと入っていってしまうのね。あぁ、うぅ。嫉妬に歪む堺の顔。ホントは見たくないよ。でも、これはドラマだからね、役者堺の色んな一面をみたいので、それは、それで、楽しみなの。決してサディスティックな思いではありませんことよ。よろしくて。
2001年10月04日(木) |
世にも奇妙な物語 秋の特別編 |
今回の「世にも奇妙〜」は結構面白かったですよ。途中でヤクルト戦がわりこんで、一瞬にして500本だっけ?近い苦情がテレビ局にきたらしいですけど・・・
■ドラマティックシンドローム 優香が主演。ちゃんと彼氏がいるんだけど、普通すぎてつまんない、っていう女の子。ドラマの見過ぎ!っていうんでしょうか?運命の出会いがあって、デートはロマンチックでなくちゃ、とか、ひたってしまっている女の子。ある日、大好きなドラマが9時かはじまる、ってんで、急いで帰ろうとしたところ、石黒賢に会い、これは、運命の出会い!!って、誘われるまま、彼の別荘のようなプールつきマンションへ。『ドラマチック〜』彼女の頭はそれでいっぱい。ところが、二股かけられてしかも、詐欺罪かなんかで追い詰められてた石黒賢から人質にされたりして、『こんなドラマは要らないのよ〜!』からくも逃げ出して、帰りの電車。声が聞きたくなったから、と、普通過ぎてつまんながってた、彼氏に電話をする。ドラマはもうこりごり、普通の幸せがいいのよね。終り・・・・と思うでしょ?電車の横で、ラジオ聴いてるおじさんのおかげで野球中継がのびたことがわかり、大好きなドラマが伸びて、充分間に合う事がわかる。やったねぇ!やっぱり、ドラマを見るために走って帰る優香なのでした。全然教訓になってない・・・。
■仇討ちショー これは、すごかったです。日本国に仇討ち法ができるんですね。申請すれば合法的に仇討ちができる。しかも、それを番組の中でやってしまおう。(仇討ちとは関係なかったけど、「ブレードランナー」ちょっと思い出しました。)中谷美紀は、父を殺され、正規の申請にのっとり仇討ち法を利用する。それにはテレビがタイアップしていて、政府の人間の見守る中、『仇討ちさん』は、テレビの中で合法的に殺人を犯す。この仇討ちショーの司会者が升毅さんで、すっごい楽しそうに司会するんですねぇ。あぁ、アル意味トリコになりそうな笑顔をふりまきながら。深刻な番組だと思うんだけどね。 世の中は、法ではさばいてくれないからと、のんのんと生きている犯人に、被害者の親兄弟や恋人だったり配偶者だったりが、その復讐を遂げようとする。でも、それは、気持ちは察する事ができても、単なる別の殺人である事に変わらない。そんな中、もし、「仇討ち法」ができたら、あなたは、私は、利用しますか? 中谷は、途中で、鏡に映る自分の姿が、「絶対に許さない」と心に誓った、犯人の顔に見えた。「私は何をやっているんだろう」追いながら、彼女は考える。しかし、時間はない。しかも、犯人は、あざわらうように仲間と仇討ちエリアから、脱走してしまう。そして街中に出たとき、テレビに煽られた聴衆の前で彼女は、狙ったボーガンを空に向けて撃つ。「私は仇討ちはしません!」復讐からは何も生まれない。彼女は叫ぶ。しかし・・・起こると思うでしょ?ボーガンの矢は、犯人に落ちて刺さり死亡する。目の前の出来事を把握する時間もなく、その犯人の家族が、仇討ち法を申請、受理される。今度は中谷が追われる番だ。 番組はそこで終わらない。残酷な事に、中谷の父を殺したのはその男ではなかったのだ。しかし、警察や当局は、そのことにはふれず、中谷がただ、的、となる時間がはじまる。なんか、アナアキ法じゃない?
■奇跡の女 アギトのあかつき丸?これは、航空機事故でたった一人助かった女、観月ありさの物語。彼女は、トラウマに悩まされるどころか、芸能人を目指しているため、この機会を逃す手はない!と、野心満々である。ところが、その夜から不思議な事が始まる。彼女の命が狙われ始める。図書館で、彼女は、『天命と言うものは決まっていて、難を逃れても、必ず迎えはやってくる、それから逃れる事はできない』という言葉にまどわされる。 数日後、実は、彼女をリアルにねらっていたのは、看護婦の奥貫薫だった。(彼女、かわいいよね)彼女の娘も、自分が仕事で行けない為に一人飛行機に乗せて事故の犠牲者となったのだ。その彼女の前に、ありさが・・・。これは、助けられなかった娘の代わりに、助けなさいという機会を神様がくれたのだと思ったが、「あなたはそれに価する人ではなかった」と、彼女を殺し、自分も死ぬつもりでいたのだ。しかし、ことごとくありさは難を逃れる。知っているはずも無い知識で。そして、同時に病室のカーテンに阿鼻叫喚図を描いたり、間違って入った部屋で、解剖台に載せられそうになったり、現実とは違うレベルで不可思議な事も起こる。奥貫に、筋弛緩剤をうたれ、死体をホルマリン漬けにする場所で溺死間際、彼女には声が聞こえる。そして彼女は悟る。同じ飛行機に乗り合わせた犠牲者それぞれの意識が彼女の中に入り込んだのだ。あの絵は、あの席の彼。水への枯渇感は減量中のボクサー、薬の知識はドクター、筋弛緩剤がきかないのは、薬漬けで死の瀬戸際にいる末期癌患者の彼女。そして、「お母さん、お母さんは死なないで。お母さんは悪くない。これからも生きて、たくさんの人を助けて」奥貫の娘の意識。 ありさは、退院してから、彼女の中の意識をたどり、それぞれの犠牲者が、最後に伝えたかった事を、伝える、行脚(?)の旅に出る。
■おばあちゃん これが一番怖かった。おしゅうとめを田舎の病院に放り込んだままにした次男の嫁が、娘を連れて行く。(姑はそうとうやばい)赤ちゃんの時以来会っていないはずの彼女に、おばあちゃんの声が聞こえる。「会いたかった生き別れの弟に会うために、体を貸しておくれ。もう、お迎えが来ると、お告げがあった。明け方までには絶対帰るから。」最初は怖くて断った孫は、パイプにつながれた祖母と魂を入れ替える。痛みに耐えながら、祖母が弟と会え、無事、帰ってくることを信じて。 祖母が会いたかったのは、本当に結婚したかった、男だった。彼も寝たきりで、嫁からほぼ介護されていなかった。「まだ、お告げがこないなら、せめて、食べて、がんばって」そして、祖母は急ぐ、小学生の体で。奇跡的に間に合う。 それから、数十年。孫娘は成人し、父を見送り、きょうは母の告別式である。みなを送り出してから、彼女ははんかちで、簡易お手玉をつくり遊びだす。「ごめんよ、みほ(孫娘)やりのこしたことがあったんでね。」それは、嫁、つまりみほの母を、自分と同じ目にあわせてから死においやることだった。恐るべし嫁姑、みほ、小学生で死亡するも、まだ、生きていると思われている・・・。
■ママ新発売!! これが見たくて、見てたようなもん。アニメっぽいキャラが、良い!!百貨店ではママもパパも自由に買える。って、参観日用に、ともさかりえが、友達のYOUとクドカンとぐっさんと新しいママを買いに行く。百貨店のマネージャーが、これまたローリー寺西よ!ところがどっこい、新しいママを手に入れた途端、不要になったママはリサイクル売り場とは、名ばかりのゴミ置き場のような売り場に放り込まれる。子供たち自身も、結局買ったママに捨てられたりして、そこに放り込まれる。子供たちは持てる限りの知恵でそこから脱出するんだけど。それまでに、自分が、飽きて、ポイしたマイケル人形を見つけ、思いをはせたりする。ママは、麻生なんだけど、「これからは良いママになるわ」「いいよ!そんなのママじゃないもん!」 コレハ面白かった。でも、見ないと、面白さはわからないっていうか、説明できなーい!! なら、今までの4作品は何なんだ!一番力入れてた、『ママ新発売』へのこのなげやりなまでの「再放送あったら見てね」的、書きようは何なんだ!だが、ま、こんなもんである。
2001年10月03日(水) |
「パンチ・デ・ニーロ」まで終わっちゃった。 |
関西ローカル番組。深夜枠で『パノラマ電波横丁』というのをやっていて、日替わりメニューなのである。なんだか、全然興味なさげだった、もっちゃん。ある日、「関西若手役者が繰り広げる」とかいう文字をどこやらで見つけた。それでも、確かすぐに見なかった。損した。
『パノラマ電波横丁』は、えー「関西ローカルでしか見れないよゐこの真骨頂」とか、「アルチュン」(どうやら、色んな駅を降りて探索するのかな?)「¥8万円」(ある日、一般人が8万円もらったら、どうするか?みたいの)とか、色々あったみたいで、どれも結局見てないんだけど、「パンデニ」だけは、見てよかった。途中からでも。
これは、関西を拠点に活躍しつつある、役者が、役者魂をかけて、即興ドラマを展開する。ただ、やるだけじゃなく、観客というか、審査員として、女の子達と合コンするという、なんだか、半分おいしそうな企画。一応、転球劇場主催の福田転球がレギュラーで、そこの若手と、あと、吉本所属(?)のPiperの山内圭哉などが、準レギュで、出てまして。与えられたお題いをその場で起承転結のあるお芝居に作り上げる。(芝居の手法の「即興」というのとは、また違う)で、お約束の中に、最後のセリフだけは決められていて、それを誰かが言うと、その場でその芝居は終了!!ということになる。で、もう一つのお約束が、もう準備してきてから、役者達が、他の役者に見えないように「アドリブカード」をひく。それを、クリアできるかどうか、さっき決めた段取りの中に、組み込めるか、っていうのが、役者同士もおもしろがれる、というかんじですかね。よくあるのに、「一句詠む」「テーマソングをうたう」「号泣する」そんなでしたか。
で、一連の芝居が終わって、合コン相手の女の子たちから、今週のデ・ニーロ賞に選ばれると、5個、それを獲得すると、一枠、自分の好きな芝居がテレビでできる!という、そういう趣旨の番組。もちろん、デ・ニーロとは、ロバートさんから、拝借したもの。像が、贈呈されるんだけど、使いまわしの小道具かな?近くで見てみたい・・・。で、結局、最終回までに、5デ・ニーロ、獲得したのは、超若手(大阪芸大?卒業したて?)の川原田樹(いつき)。彼を見てると、山崎まさよしを思い出すんだけど・・・。彼の選んだのは、「いつきおぼっちゃまの1日」ビデオが途中で切れてて、最後がわからへん!不自然やねんけど、妙におもしろい。続きが見たかった。
また、この企画ができてから、段取り決めの間に「いつきおぼっちゃまの楽屋インタビュー」みたいなコーナーがあって、邪魔者にされながら、全然レポできずに帰ってくる。でも、もう、今時、いつきおぼっちゃま、っていう発想が、逆に新鮮でおもしろい!!君は、よもや「ちびまるこちゃん」の花輪くんを目指しているのか?!
残念ながら、終わってしまった。何が残念て、若手、とか銘打ちながら、升毅さん、加納幸和さん、石丸謙二郎さんなんか、(加納さん、石丸さんなんかライブよ!)出ちゃって。これからも、関西出身ベテラン役者もゲストで出て欲しかった。そして、もう、大収穫。もと「かっぱのドリームブラザーズ」の森下じんせいを知れた。更に!!ここ、重要!(for me)今まで気になってた、立身出世劇場の座長、関秀人と、構成員(?)井之上チャル判明!!(チャルさんは、私の見てない「あすか」に藤木直人と出演してたので、知ってる人も多いかも)
どうもね、今までね、中堅規模の劇団の芝居観てたから、あと、歌舞伎・狂言ね。で、最近小劇場にまでアシをつっこんでしまったものの、どうやって知るかっていうと、観に行った芝居の客演で知ったりするのね。そうすると、だいたい、関東の小劇場で・・・。つまり、関西では公演はない(涙)ベテランさんでも、次の予定は?と聞くと「大阪は、来年も来ない」とか、無情な答えが帰ってきたりして・・・。口コミも関東だし・・・。うずうずしてたわけよ。すでに充分チケ貧やねんけどさ。だいたい、京の一年の締めくくりといえば、顔見世で、南座で・・・今年は襲名披露も重なってるから、1等2万3千円!!どないせーちゅうねんね?昼夜、演目ちゃうしね。4万6千円なわけよ。おいおい、ちゅーことやわね。
でも、もっちゃん負けない!(誰に、何に勝とうとしてるのか不明)これからは、立身出世劇場をはじめ、色々と、関西の小劇場界を見ていこうと思ったのだ。何故今まで、無茶に関東小劇場を見たがっては悔しがってたかと言うと、関西をなめていたわけではなく、情報ゼロで、とりあえず、1回観に行ってみる。そういう、勇気(お金)がなかったわけです。「パンデニ」ありがとう!!って、早速、内場くん(吉本新喜劇の座長ね)のと、Piper見れなかったけど・・・。
2001年10月01日(月) |
きゃー、きゃー秋のドラマが始まっちゃう!! |
タイトルの焦り通り(?)ずるっこして、たまってた、夏ドラ関係の日記、あわせてアップしました。よかったら、どうぞ。
ずらずらっと、もっちゃんが、見たいかな?と思うドラマ、始まる順に並べてみよう!
■「ほんまもん」朝ドラ:根津甚八が出てる。 ■「ガッコの先生」TBS系:堂本剛が出てる。(竹内結子、なんで髪きったんや) ■「アンティーク〜西洋骨董洋菓子店」月9:男前揃い。 ■「さよなら、小津先生」フジ系:田村正和が出てる。西田尚美も好き。 ■「水曜日の情事」フジ系:天海祐希が出てる。脚本・野沢尚。 ■「ハンドク」TBS系:佐々木蔵之介が出てる。人形先生こと沢村一樹が冷徹人間で、出てる。 ■「スタアの恋」フジ系:勝村政信、古田新太、筧利夫が出てる。 ■「嫉妬の香り」テレビ朝日系:堺雅人が出てる。 ■「恋を何年休んでますか」TBS系:小泉今日子、宮沢和史が出てる。 ■「科捜研の女」テレビ朝日系:ついうっかり。 ■「五辧の椿」NHK:堺雅人が出てる。 ■「反乱のボヤージュ」テレビ朝日2夜連続:堺雅人が出てる。 ■「至上の恋〜愛は海を越えて」NHK:トヨエツとユンソナが出てる。
結構、ありますなぁ。まぁ、すでに「ほんまもん」見てないけどね。中々、「オードリー」は、堺雅人他、出演者もよかったし、脚本やカメラのカットワークにファンとして「なんでさ?」と思う事あったけど、京都太秦映画の浮き沈みと、中身にも興味あったしね、見てたけど、朝ドラ、って、見る習慣ないのよね。
堺雅人ものは、全て押さえる!「ハンドク!!」は、1回見て、チェック、ビデオ録画できたら、あとで、蔵さまの出番だけ見る。「スタアの恋」も面白くなかったら、上記3人のからみだけ見る。あぁ、いかん、いかん、こんな見方、しかし、古田新太は、中々ドラマで見れないからね。恐らく「科捜研の女」は、家族が見るから見る。「至上の恋」これは、ユンソナが、今度はどんな感じか、見たいので是非、忘れないようにせねば。 彼女は「もう一度キス」で、初めて見たけど、その時はか弱くて、でもすごく芯が強い女性という役。歌手の役でもあり、わたしゃ、サントラ買ってしまったよ。で、こないだの「Fighting Girl」これが、よかったですよ。脚本と演出がそうなんだろうけど、「韓国じゃ、こうじゃない」とか「日本ではどうしてそうですか?」とか、文化の違いをずばずば言っちゃう女の子の役で、これって、日本の国に住んでいるもの同士でも文化って、地域や家族で違うけど、波風立てたくないからとか、微妙な問題と思いすぎて(実際すごく微妙な事もあるけど)話のテーブルにあげないようにしてる場合とか少なくないと思う。それを、彼女がずばずば言うのは、いいのでは?と思えた。それから、フカキョンに「強くなりたければ傷つく事を恐れてはダメ。もっと強くなれます。」というせりふとか、結構説得力あったし。期待。
でもね、何よりね、絶対はずせないのが「西洋骨董洋菓子店」でしょう。タッキー、藤木直人、椎名桔平、阿部寛ですよ。なんせ、番宣が「おいしいケーキといい男はどうですか?」やからね。人により好み、タイプはあるさ。でも、私はOKさ!4人とも「いい男」の範疇に入ってるさ。 今、コミックス出てる範囲で原作読みました。阿部ちゃんが一番はまるかも・・・。阿部ちゃんはね・・・な役なんだね。これが、また、もう、どうやってくれますか?桔平さんもいいかな。問題はフジッキーよ!!あの美しい顔で、ぼけぼけの表情も出せるか?それ以前に、ケーキ屋のオーナーに突然なる桔平さんとフジッキーは高校の同窓生。天才パテシェ・フジッキーと14年ぶりに再会するんだけど、わけありで・・・。っていうか、うーん。原作では、フジッキー演じる小野は「魔性のホモ」なのね。でも、番宣ガイドには「女嫌い」としか書かれてない。この差は大きいよ。展開的に。ゲイでいって欲しいね。原作に近く。タッキーは、網膜剥離でボクサーを続けられなくなった、もとやんちゃな甘味好きで、小野に弟子入りする。そんなケーキ屋、しかも、味は抜群、イートインも出来る。ほんとに近くにあったら、間違いなく通うね。
原作は、1話完結で、その店の客の話も含め、中々面白く、それでいてナゾを残しつつ、進んでいく。え?まさか、あの人が?そうだったの・・・。とか、え?また、出てきたよこの人。とかね。でも、原作を読んで、考えれば考えるほど、女子レギュラーっていないのね。小雪とか、なんの役?あっ!!それより、えなりかずき16歳はいったい?! ま、ケーキも見てて「食べたいっ!」と、思うものを毎回登場させるらしいですから、見頃かと。とにかく原作漫画ははまったぞ。早く3巻出ろ!みたいな感じやもんね。
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