ドラマ!ドラマ!ドラマ!
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2001年07月31日(火) 長塚JESUS テキサス 1

 私の「Vamp Show」に明け暮れた7月もついに終わろうとしている。その上、世界水泳もほぼ毎日みてたし・・・私のドラマたちはビデオの中・・・。
 ということで、今日もお芝居(舞台ね)の話へGO!

 HIGHLEG JESUSという愛とRockを愛する(?)パフォーマンス集団(?)がある。ハテナ印だらけなのは、ウワサしか知らないから。結成当時は新宿のホコ天で、白塗り、白装束で過激パフォーマンスしてたらしい、とか。芝居みたいなものをやってるけど、とにかく、脱いじゃえ!脱いじゃえ!客席飛び込んで、お客もいじっちゃえ!きゃー!前列で見るの、普通嬉しいけど、怖いんじゃないの?とか。2000→2001のカウントダウンをナゼか大阪でやってくれて、その時、「え?こんなのしこんだっけ?」的におまわりさんが登場したら、本物だったよ!!とかいう尾ひれとか背びれがいっぱいの劇団。その総代が(だいたい劇団だと、普通主催者っていうけどね)河原雅彦。
「Vamp Show」の佐竹ね。
 
 この人を、私、「でじゃ・びゅ01」という、もともと第三舞台の鴻上さん脚本を再演したもので、はじめて見たんだけど、主役は元・光ゲンジの佐藤アツヒロなのね。実は、もっちゃん、アックンが好きだったりする。「犬夜叉」観逃したから、これはもう行かなくっちゃ!と、思って観に行ったのさ。そしたら、アックン思ってたより「舞台、むいてるんちゃうん!」と喜びつつ、河原総代見つけちゃった。「河原さんて、目、惹く。うわ、だめだよ、これ。うわ、惹かれてる。あかんて、うわ・・・」状態。目が
いってしまう、華のあるタイプの役者さんですね。苦手な人は苦手みたいだけど、クセあって・・・。
 
 このお芝居には、阿佐ヶ谷スパイダースの主催、長塚圭史も出演してた。(長塚京三氏の息子なんだけど、声、そっくり!)そんなこんなで、観たいけど怖いH・Jと、名前だけ知ってた阿佐スパ。これが、いっぺんに、しかも安心して味わえるチャンスがやってきた。総代がバカンス、ウソウソ、外部客演で留守の間、長塚圭史にH・Jまるごと預けて、つまり、作、演出長塚で、H・Jの役者と阿佐スパの役者も出るっていう“HIGHLEG without JESUS 長塚JESUS”公演タイトル「テキサス」という面白いこと考えてくれた。チラシによると総代自身、両方のファンも、どっちも観たかったんだけどまだ観てないって人も皆こぞっておいでまし!ってことなんで、その後者にあたる私は、い出、参じましょって観戦気分。しかも、東京公演はまさにVamp中だった総代、チラシに「ま、俺なんか死んじゃったと思って」と書かれてるけど、大阪はVamp後。白黒刷りのチラシに「I’LL BE 
BACK!!」なんて、シュワちゃんみたいなこと書いてるし。おいしいやん!て、行って来た。

 最終的感想は、なんか、いいかもしんない。そんな感じ。

 白黒の幕がかかってる中、客入れ音楽が止まり、オープニングは、役者たちの言葉がリミックスされラップ音楽みたいに。暗転。のち、幕が取り去られた舞台には、思ったよりきちんとした舞台
セットが。これにはかえって意表をつかれた。田舎の家。上手、玄関。下手、台所。正面に窓。木が植わってる。下手寄り奥に襖。マサル(岸潤一郎)が彼女・伶菜(小林愛)を連れて、かなりへんぴな田舎に、東京から帰ってきた。二人だけのしばらくのシーンは、これ、どうなんの?と、心配になるも、その後、色んな人が襖や玄関から出入りし、わけのわからん世界にトリップさせられてしまう。

 マサルは、東京からまさに勝って男になるために田舎に帰ってきた。西麻布号という大きな卵を産むニワトリをたずさえて。マサルが故郷を去る前、この田舎では、大きな卵を産むニワトリの持ち主が全ての勝者だった。(しかし何故、養鶏のために東京なんだ?)ところが、今や、闘鶏の時代になっていた。しかも、比呂島先生という、ヤクザな整形外科医がタダ同然に整形してくれるから、町(村?)では、整形が流行っている。マサルが帰ってきた時、姉に気づかないほどのオール整形。こういうこと流行っちゃうとか、何で勝者を決めるとかいう世界観が、西部劇なわけ?だから、タイトル「テキサス」なの?誰か答えて。と、思ってる間にも芝居はどんどん進む。

 当然のように、雌鳥・西麻布号は川島(小林一英)の、名前忘れたけど、雄鶏に負ける。追い討ちをかけるようにマサルに東京から四ツ星(中山祐一朗)が、1200万を超える借金の取立てに
やって来る。借金の原因のくだりも中々面白かった。最たる原因は麻雀賭博だったけどさ。で、マサルは、どうしたか?動物愛護の名の下、川島の雄鶏を手なずけ、そのうち、人間が鶏のきぐるみを着て闘う、人間闘鶏に変わり、彼は勝ちつづけ、川島の全財産はおろか、その身まで賭けで勝ち、下僕にしてしまう。

 そして、次号へつづかせて・・・プリーズ。


2001年07月27日(金) リアルの中のドラマ(水の中?土俵の中?)

 「現実は小説より奇なり」とは、よく申しますが・・・と、いきなり講談師調。もっちゃんのように小粒な人生を歩んでいても、なんだかんだと生きていればドラマチックな事もおこったりするもんです。良きにつけ、悪しきにつけ・・・。そして、勝負に出ないといけないこともあったりするもんです。
 
以前、ドラマは全て用意されているものだ、と、書きました。日本のクール割(こういう、言い方するのかな?宅急便の割引制度じゃないよ)のドラマは、たいてい最後が決まっている。最終回に向
かって、登場人物に物語が用意され、盛り下がったり、盛り上がったりしながら、大団円を迎えたり、悲劇的、衝撃的だったりの結末を迎えるのだ。海外ドラマは、人気があればシーズンと呼ばれる、1クールが伸びるので、「嘘、ここで終わりかい?半年、待てってかい?」という中途半端な終わり方をし、また、主人公だった人物が、途中で降板したりして、物語があるような、ないような、ちょっと不思議な構成になっている。ある意味、リアルかもしれませんけども。

 その点、スポーツというものは、シナリオがない。予想シナリオはあっても、何が起こるかわからない。リアルそのものの中に、なんてドラマティックな、予想だにしなかった事が起きたり、とんでもない才能が出てきて、まさか!の記録を樹立したりするのである。

 でも、スポーツの中にも、用意されたドラマがあったりする。八百長。いけないことだけどね。最近はないはずだけどね。八百長といえば、相撲、思い出しますか?歌舞伎の有名な作品の中に、「双蝶々曲輪日記」と呼ばれるものがる。それは、もともと濡髪長五郎、という関取が、大恩ある人に、報いるために、仕方なく、八百長話に乗る。「角力場」と呼ばれるシーン。が、それで全てが
チャラになるほど、相手方はいい人じゃなかった。大恩ある人の大切な人を守るために、なんと、長五郎は、殺人を犯してしまう。彼は自首しようと思うが、打ち首になる前に、一目会いたい人がいた。それは、産みの母。産みの母は、今は奉行所勤めの人に嫁ぎ、その人は亡くなっているのだが、義理の息子がおりしもその亡き夫のお勤めの跡を、引き継ぐ事になるという重要な時期にある。この義理の息子には、廓上がりの、目端の利く良い嫁がいる。この家で、「引窓」という、明り取りの窓を使って、時間を工作する事によって、物語は意外な結末を迎える、というお話。(この場は、「引窓」と言って、「角力場」と同じく、単独で出し物の演目にされるほど人気のあるものです)
なんだか、突然、思い出したので、歌舞伎のお話になってしまいました。

 本来はこのようにして、スポーツの世界に、用意されている物語はない。どんなに記録を出してきても、一発勝負。ただ、今回の福岡の、世界水泳のように、イアン・ソープの7冠が、とりざたされ過ぎ、ライバルのピーター・ファンデンホーヘンバントが、比較され、日本の選手でも、それまでの苦労話などをおりこむことで、ドラマチックにテレビの世界が競技自体とは別に、世界を作って演出してしまっている事があるのは否めまない。おかげで、本当にその競技会で活躍しているリアルに
ドラマを生み出している選手を、カメラがお茶の間に伝えられなかったりしてしまう。多少あっても、
ナショナリズムやグローバリズム、そういうものより、選手個人、もしくは、チーム、支えあっている家族、恋人、そういうものの集大成が一瞬、秒単位以下の世界で競われている。良い傾向だと思う。今日の、松岡修造氏のコメントは良かったと思う。
 一瞬、その一試合で決まる。ドラマチック以外の何ものでもないと感じてしまう。女子リレーのくりあげ銅。ピーター・ファンデンホーヘンバントの100m銀(まさか、アービンがね・・・)。結果に残らない選手達の物語。もっちゃんは、涙もろいので、たいてい泣いてしまう。

 そして、虚構の世界を作る人々は、リアルの中のドラマに近づこうとしてか、昨今は、「ドラマの中のリアルとは?」と言うことをテーマに思考している作り手が多いらしい。


2001年07月25日(水) Vamp Showっていったい・・・2

 ある人物とは?駅に居合わせた女である。悲劇と喜劇はギリギリのラインで隣り合わせている。これってコメディなんだけど、悲劇の始まりはたどり着いた駅に女がいたこと。猿が電線かじって
漏電して、電車が遅くなった事。丹下が調子こいて、1日3杯までと決められてる血液(魔法瓶に入れられている)を、がぶ飲みして顔に血がついちゃったこと。
 
 女が親切心から、コンパクトを貸して上げる。丹下がちゃんと見れないもんだから、覗き込む。と、そこに丹下の姿が映ってない。知られたからには殺すしかない。「ルールですから」by野田。
ところが、仏心のある坂東と冷静な判断を下した(かのように見える)島の意見で、女にも「病気」をウツスことに決まる。誰が吸うか?じゃんけんで決めるまでのやり取りも面白く仕上がっている。
そして、坂東に決まるのだが、いざ吸うまでに彼女に吸血鬼になるまでを説明するのだ。あげく、「山が美しいですね」「好きです」。なんて言っちゃって、恥ずかしいからって、場をはずさせた仲間に見られてて、佐竹には「告ってんじゃねぇよ!」と突っ込まれるし。さぁて、本格的に吸いますよ!っていうところの蔵之介さんの姿がいかにもヴァンパイアで麗しい!が、電話が鳴るのよね、駅の。出ちゃうのよね、坂東。駅員は出払ってるし、こういう時に仲間はすぐ出てこない。彼女をしばって、駅員に伝えにいく。すると、現われい出たのが、島。彼女を逃がそうとするのだが、間に合わず、ペンで噛み後をつけ、自分に吸われたフリをしろと女に言う。(坂東に「もうしません」て、ここで言うんだけど、島とかけてるの?スイマセンて、吸いませんとかけてるの?いや、そんなことより、島くん役の堺の笑顔でしょう)

 コメディの王道の一つ。善意から生まれた嘘が(ま、嘘、って善意だろうと、よくないんだけどね)嘘をよび、とんでもないことになっていって爆笑を買う。一番大きな最初の嘘は、実は、島が、誰にも吸われてなかった事。彼は吸血鬼でもないのに、先輩達といっしょにいたくて、飲みたくもない血、飲んで。彼らの苦しみを知ってるからこそ、仲間を増やしたくなくて、彼女を逃がそうとしていたことだったのね。
 
 実は、この駅には不思議な駅員さんがいる。藤原是清(手塚とおる)。彼のいる駅にはまた
「神水」(霊験あらたかな、と書かれてある)があったりして。吸血鬼たちは、今までに映画「吸血鬼ドラキュラ」「吸血鬼ドラキュラの花嫁」「ドラキュラ都へ行く」の3本をバイブルにしてる。不死身であることを丹下の体で試してきたけれど、「神水」はまだだったね、と試してみる。なんと、溶ける事がわかったぁ。(このくだりの伊藤さんいい味出してる)
 島が、彼女を逃がすために告げた真実を聞いた野田が、彼女を殺そうとする。それを止めようとした島は、誤って「神水」に野田を落としてしまう。溶ける野田。スモークとか出て、音楽も音量上がって、一種クライマックス。「野田さ〜ん、ごめんなさい」と叫ぶ島(堺ね)が、切なくてねぇ。しばしたって、彼は自分で音楽を止めに行くんだけど、1回で止まらないのね。ラジカセ、壊れてるから。この辺がコメディ。でも台詞はシリアス。「どうしてすぐ逃げてくれなかったんですか?」そうなんだよ。この女、すぐ逃げなかったんだよ。この後も、仲間が帰ってくる、どんどん嘘の上塗り。女は逃げない。
 
 ここで駅員登場。「神水」飲むのね。で、手、洗ってるうちに、野田のパンツ見つけちゃうの。
「誰だ〜?」お前か?ズボン脱いでみろ!が、日替わりなんだけど、千秋楽は「女子以外、全員ズボン脱げ!」島君と佐竹、脱いでました。(爆)手塚さんの独特の言い回しが、効いてる!

 島は、嘘を重ねるうちに坂東と佐竹が血を吸いあってると丹下に言ったり、それならと女の血を吸おうとした丹下を殺しちゃったり、坂東たちが女をあやしんで「神水」を使ってひっかけようとしたのに島かかって、真実がばれて、坂東が、「島に殺されるなら本望だ」って、坂東殺しちゃって。佐竹は逃げるんだけど、わけのわかってない駅員に女をたくして逃がしたはずが、女は残り、佐竹は恐らく駅員を殺し、駅員に化け島を殺しに戻る。その佐竹を女が殺し、最後は…。Vampには、幾つか意味があって、そのうちの一つは、女を現している(辞書引いてね)ことがわかる。吸血鬼より怖いのは、嫉妬で常軌を逸した女だったのね・・・。
 
 それにしても、ちょっとつじつまが…と思うところもあるのはある。はまってる人の中にも、島と女の関係性は?とか、色々つかれている。もっちゃんとしては、半分勢いが大切な作品、と思ってるので、その辺は細かく書かなくて逆にいいかなと思ってる。
 細かくつつくより、「神水」以外で、吸血鬼の弱いもの、十字架。ちょうど、漏電注意のために駅員が、木で十字架つくるのね。(駅員にとっては立て札なんだけど「死ぬよ」って書いてある)「立ってるフォルムが気に入らない」って、女にそれを抜かせたまではいいけど、自分達にパスされて、それをまわして足でバキバキにして、そうじする。このシーンはスポーツ見てるみたいで、面白かったし。この木で、野田以外はやられるんだけど、血が出たりして、よくできてる小道具で。舞台美術もよくできていた。舞台前方が、線路なの。面白いな、と思った。そんな感じで、ってどんな感じやねん!1回見て、肌にあわない人はダメだけど、あっちゃった人は、何回見ても楽しめる、そんな作品ではないでしょうか。再演で、役者総入れ替えなのに、当て書きみたいに、役者にはまってたのも、よかったね。うん。
 
 では、もっちゃんの「Vamp Show」ライフにつきあってくれてありがと。マハロ!


2001年07月24日(火) Vamp Showっていったい・・・1

 よく考えたら、「もっちゃん通い妻」に一番マトモに芝居について書いているが、その後はあまり触れていなかった。「Vamp Show」名残に、もうネタバレもいいだろうし、書かせてね。
 
 「奴らは十年ごとにやってくる」これが、チラシやパンフにも使われてましたね。「通い妻」にも書いたけど、10年前の再演だから。でも、見終わって、来年もやってきてくれ!という思いと、10年後にまた会いましょう、っていう思いと両方あったね。もっちゃん結局6回見たので、「チームスピリッツ」を感じまして、同じメンツで、来年また何かやってよ!って思うくらい、いい感じに役者さんたちが
なじんでるのを感じたし、お芝居的には、今回の再演と同じく10年後にまた違う役者で見たら、どうなるのかなぁ、という楽しみもありますね。

 「チームスピリッツ」…不思議なのがこれ。5人の陽気な吸血鬼たちは、大学の元落研の仲間。丹下(橋本潤)が、一番おばかな役で、ダダこねさせたら右に出る者無し!なのに、みんなで「爆笑しりとり歌合戦」しようとする時、野田(伊藤俊人)が「こういうのは、チームスピリッツが大事なんだから」というと、島(堺雅人)が、「チームスピリッツって何ですか?」って聞くの。唖然とする中、丹下が「“チームスピリッツ”って、雑誌があるんだよ」「あぁ、なぁんだ、雑誌か」納得しちゃう島くん。
あれれ?島くんも案外おばかなの?かわいい後輩、って役柄を現してるのかもしれないけどね。
 
 オープニングは、車に乗って、コワイ話を披露しあう。これがまた「呪われたバドミントン部」「高校時代に紹介された南野似の女の子と待ち合わせたら、面白い顔の子しかこなくて、すっぽかしかと思ったら、その子の顎にホクロはあった!」みんなで、「こえーー!!」って言ってわくわくしあってる。結局、丹下が、串本大島の、パッチワークの先生の話を大げさにしすぎて車をぶつけたので、駅を探して、いざ列車の旅になる、という導入。これは、日替わりでネタが替わるのが楽しかったりするけど、芝居的にいらないんじゃないの?という意見もあるようだ。でも、後々の展開を考えると、「爆笑しりとり歌合戦」にしても、吸血鬼として生きていくのは、たやすいものじゃない。その日々を
5年、一見ご陽気にやってくるには、こういう風にやってこないと仕方なかったんだろうなぁ、っていう、切なさや、ラストにむかって暴走する物語が、昨日までのあの無駄みたいな毎日が嘘みたいだ、っていうのを浮き彫りにさせるのには、あっていいんじゃないかと、もっちゃんは思う。文句ナシに面白いしさ。

 で、言い出しっぺの今回演出のみとなる池田成志が、脚本家・三谷幸喜に依頼したのはジョン・ランディス監督の「狼男アメリカン」みたいなB級ホラー。ばかばかしいけど、切ない、らしい。そういう感じにできてるんじゃないかな。何故、彼らが吸血鬼になったかも含めて。卒業の記念にヨーロッパに落語の武者修行に行った、坂東(佐々木蔵之介)が、ルーマニアで野宿した朝、首筋に痛みが…。どうも血が吸いたいなぁ、と思いつつ、十字架を触ったら、びびっと来て触れない。吸血蝙蝠に吸われたらしい、いかん、映画でも知ってる。吸ったら、そいつにもウツル!と、わかりつつ、日本に帰ってから、我慢できなくて佐竹(河原雅彦)を吸ってしまう。佐竹が丹下を、丹下が野田を、野田が島を。そして5人の吸血鬼は、これ以上蔓延させてはならん!と、献血カーを襲撃して回ることになる。この説明は、あらかじめされるのではなく、芝居の展開の中で、ある登場人物に坂東が説明するのを観客も聞かされるのである。あぁ、坂東、なんで、ロングコートなんだよ?蔵之介さまに似合いすぎ!(劇中、佐竹に「お前コート翻しすぎなんだよ!」とツッコミを入れられる。多分、アドリブ)

つづく


2001年07月19日(木) 愛しのマイ・ダー

 この夏ドラで「生きるための情熱としての殺人」というタイトルのドラマが始まってます。いったい、釈由美子はどんな演技をしているのだらうか?気になるところですが、1回も見てないんです。ガイド誌によると、深く考えずに惰性で日々を送っていた主人公が、3人の女たちの共通する敵の亡くなった妹にそっくりだということで、復讐に利用されていく。利用されるというよりも、「面白そう」という理由だけで協力してしまうという話らしいですね。どうなんでしょうか。
 見てもないドラマの話を持ってきたのは、タイトルが気に入ったからです。「生きるための情熱としての○○」これ、日本語的に正しいんですかね?なんか、正しくないような気もするんですけど、私のマイ・ダーが、まさに、「生きるための情熱としての」存在だなぁ、と、千秋楽が近づくにつれ、日々、つくづく、思っているわけなんです。

 「マイダー」こう書くと、なんか、ちょっと、変身でもしてそうですが、マイ・ダーリンですね。「愛しのあなた」というわけです。只今のマイ・ダーは、役者・堺雅人です。(役者ですから、ある意味、変身してしまいますね)私のマイ・ダー史上に燦然と輝く人々がいるその中で、現在、総合ランキング第1位。このところの舞台三昧で、益々ヒートアップしております。
 NHK朝の連続テレビ小説「オードリー」の、映画の世界で生きる杉本英記という役で、一応、一躍、全国区、ってことなんですけど、ご存知でしょうか?早稲田の劇研から数えると役者として9年目らしいです。劇団東京オレンジの劇団構成員でもあります。小劇場界のプリンスといわれている彼も、劇団としての本公演は関東圏だけなので、なかなか観る機会がありません。そんな彼をもっ
ちゃんは、どうして知ったのでしょうか?運良く「ビューティフルサンデー」というお芝居を観たのです
ねぇ。プロデュース公演のシリーズの一つなので、色々な劇団や、事務所の方が出られます。公演の10日ほど前に、突然思い立って観に行ったのです。もっちゃんラッキー!
 物語も、特に何か解決したという絶対的ハッピーエンドではないのですが、とてもよかったです。
3人芝居で、そのうちの2人を知っていて観ました。その方たちもさすがよかったです。しかし、日を過ごすにつれ、心にじわーーーっと広がってくるのが、堺雅人が演じた役。そして彼の笑顔。哀しい、精一杯の笑顔でした。名前すら知らなかった役者、堺雅人、おそるべし。その後徐々に、
もっちゃんを侵食しはじめるのです。

 しばらく後に関西系列の深夜のミステリーに登場。そして「オードリー」出演を知るもっちゃん。
「オードリー」はNHK大阪や、太秦で撮影されるので、2000年6月から12月は大阪の空の下だわ・・・と、それだけでなんとなく嬉しかった。(あほやね)放送は10月から、2001年3月まで。レギュラーなので、半年も日曜以外は朝が嬉しい。なんてステキな企画。ラストはちょっともっちゃんとしては「違うんちゃう?」と思う脚本でしたが、押したおかげで、1月からは東京の人・・・と、思っていたマイ・ダーは、2月初旬まで撮影していたのですね。(映画「ココニイルコト」も撮ってたし)
 でもね、3月が近づくと、もう、終わりだー。こんな天国な日々!って、悲しくなってきて、その時ですよ。6、7月、舞台やるらしい、という事がわかったのは!!

 それが、三谷幸喜「Vamp Show」!それからチケットゲットして、その日が近づくのをただ、ひたすら楽しみに待ちに待って松嶋屋(って、歌舞伎の屋号で、実は松嶋屋さん7月松竹座なのに行ってない!)

 あぁ、それなのに、それなのに・・・。この夢の日々も終わってしまう。私の夏はもう終わりだ!
ずーっと、なにがしかありましたからね。堺雅人を知ってから。それが、ぷつり。この1年半の間に堺雅人は私にとって「生きるための情熱としての」存在になってしまったのです。どうしてくりょう。向こう様は何にもご存知ないんですけどね。次の舞台で、関西に来られる日はいつでしょう。そう思うと、景気付けに、「1本いっときます!」って、感じで、楽屋見舞いに地酒を入れてしまうのです。これが、前回の貧乏話の結末ね。
  
 あぁ、堺雅人。苗字、堺なんだから、大阪、住んでみない?



2001年07月16日(月) もっちゃん、チケ貧になる

 「チケ貧」それは、チケット貧乏の略。お祝い事の重なる年齢ってありますよね。それを、「祝い貧乏」と言ったり、「寿貧乏」と言ったりするのと同じ感覚で使います。(え?使わない?・・・ま、いいか)
これは、方言というより、なんでしょ。ジャンル語?

 チケットだけ考えていてはいけません。交通費、食費、そして、パンフレット。最近はグッズを販売する公演もありますね。今回、私の通うところとなりました「Vamp Show」、こちらも、もれなくグッズ販売を展開しておりまして、もっちゃん、はまってしまいました。だって、赤十字っぽい柄なのに、よく見ると、コウモリが飛んでたりするんだぜ、かわいいじゃない。

 劇団☆新感線は、ロックオペラ風のとこからはじまったらしい(当時を知らない)名残か、ここのとこは「いのうえ歌舞伎」と、演出家の名前を取って言われておりますが、濃厚に、ロックが使われております。(かといって、ミュージカルではないんだな)こないだ、久々の再演「野獣郎見参!」というのが、これまた、チケット難関ものでしたが、行って参りまして、初演の橋本さとしとはまた違う、
別の野獣郎を見せてくれた、堤真一。はまりました。でもね、CDはね、買わなかったの。(長い説明でゴメンネ)よいんだけどね。ところがね、「Vamp Show」CD、買っちゃった!

 5人の吸血鬼の一人、佐竹(河原雅彦)が、いつも持ち歩いているラジカセ。これが、壊れててね。知らない間に鳴るの。面白いですね。こんなこと、家電的にありなのかどうか、メカオンチの私にはわかりませんが、演出的に面白い効果になってます。BGMなのに、実は、メンバーが持ち歩いてるラジカセから流れてる曲だった。結構笑えます。オープニングの夜道(恐らく山中)を走る車の中、疾走感のある、やたらでかい音響のロックではじまります。「うるさいよ」と、坂東(佐々木蔵之介)が切ると、BGM(劇場的に)なしになり、「いいじゃんよぉ」と、佐竹がつけると、BGM鳴る。こんな感じ。

 すっごーーくコワイシーン(に、今からなるのね?って待ってるときかな)、いや〜な音楽が鳴るんですね。その時は、芝居の世界に入ってますから、観客の心理的怖さをあおるBGMだと無意識に
思ってるんです。たとえば、前回読んでいただいてると書いてますけど、突然、出会った女(役名・小田巻。役者・松尾れい子)。この小田巻が持ってるバッグの中身を見ようと、島(堺雅人)が終盤トライするんです。それを背後から実は見ている小田巻。いや〜な音楽、流れてるんですよね。
はた、と、島の手が止まる。小田巻の視線に気づいたのか?!島!島くん、ピーンチなのか?!〜〜〜島くん、バッグから手を離すと、とことこと駅のベンチに置いてある、ラジカセ、止めに行くんですねぇ。しかも「これで怖くなくなった」とでも言いたげな微笑で、帰ってくる。
 
 わかっていただけるかなぁ、こんな説明で。つまり、BGMって、見る側のものでしょ?でも、この舞台に限っては、舞台の役者も同じ音楽をBGMに共有して、気分がうわーーって、なったり、しんみりしたり、ちょっと、こわいんじゃないの?っていうの、体験してるんですよね。なんか、これって、私は他で見たことなかったから、面白いアイデアだと思った。で、このオープニングの曲「Vamp Car Go」(そのまんまやな)というタイトルの曲が気に入ったので、一夏いけそう!と、「ご購入」。私は運転しないので疾走感、感じて車乗ることも、失踪しようとさびれた駅に向かうこともないでしょうけどね。

 ということで、チケ貧街道まっしぐら!なもっちゃん。更に、更に、お金、使うことあるんですよ・・・。ふふふ。なんでしょね。

 で、やっぱりつづく、予告は・・・マイダーって何?


2001年07月13日(金) もっちゃん、通い妻になる

 なれるもんんら、なりたいわぁ。ということで、13日に大阪はシアタードラマシティで初日の幕を開けました「Vamp Show」。東京のパルコ劇場でしっかりランニングしてきていただいた皆様は、大阪の地では、いかがでしょ。楽しみ、楽しみ。(ウソ、ウソ、東京も本気の走り。プロだもん)

 夏、と言えば、なんでしょか?今年の私の7月は、「堺雅人強化月間」です。今日は、なんだか、
ですます調ですなぁ、私。それもそのはずって、どれがどのはずなんだか、よくわかりませんが、なんせ、「堺雅人強化月間」というだけあって、難関チケットを、4公演、ゲットしました。「馬鹿だ!」と言われております。でも、そんなこたぁ、一考に気にしちゃいません。だって、堺雅人、次、いつ見れるかわかんないんだもん。一部で噂のマイダーリンです。

 と、いうことで、今日はドラマといっても舞台のお芝居のお話です。
生、なま、と読んで下さいね。生は、いいっすよ。ビールは飲めませんけどね。音楽好きな人がライブいいっていうのと、多分似てるかな。スポーツ好きな人が、テレビ中継のほうがアップ!スローモーション!再生!とかあるにもかかわらず、生で見たいのと似てるかな。やっぱ、生はいいです。もちろん、テレビドラマや映画のように、観客の前に出してから修正効かない世界で、これが最高のカットだ、として「O.K.」出すのも大変で、しかもそれは、世界中で見られたり、時代を超えて見ることができる素晴らしいものなのです。でも、生の舞台の空気感、これはトリコになると、怖いですよ。なんせ、客席も一緒につくるようなとこありますからね。
 「Vamp Show」は、脚本家三谷幸喜が、池田成志と10年前に作ったホラーコメディです。それを、成志さん演出で、新しい配役で、再演となります。ホラーコメディだけあって、かなり笑えます。「で、結局・・・・」って、考え直すと、更に笑えるところと、怖いところと両方持ってる、面白い作品です。(サプライズ!あり。)

 三谷作品だけあって、台詞もとても充実していて、その上、アドリブがあるので何回も楽しめます。例えば登場シーンは、車の中でコワイ話をし合います。これ、幾種類かあって、行く日によって当たり外れ(?)あり。また、伊藤俊人の母の職業も日替わりメニュー、てな具合です。それと、忘れちゃいけない。今回、配役、かなりおいしいです。(初演メンバーも見たかったけど)Vampというだけあって、吸血鬼の話が基本なんですが、この吸血鬼、陽気な5人組。優しい奴らで、人間の血を吸うと、殺すか、吸血鬼を増やしてしまうかのどちらかになる。でも、栄養素は血、以外受け付けない。
リーダーが、ひょんな事から吸血鬼になってしまって以来、5人を最後にしようね、と、その後は献血カーから、血を泥棒しています。全国の血液を待っている皆さんごめんなさい、って設定です。
 
 リーダーに元劇団ピスタチオの佐々木蔵之介。後輩に劇団東京オレンジの堺雅人。(二人の関係をドリフでたとえると、チョーさんとカトちゃん、らしいです)そして、ハイレグジーザス総代・河原雅彦、劇団☆新感線・橋本潤、元(?)劇団サンシャインボーイズ伊藤俊人。(ショムニの人ね)が、
その5人。
 この5人、それまでは平和に(?)何とか暮らしていたのに、ある夜、駅にたどり着く。そこで、一人の女性に会ってしまうことから、・・・・と言うお話です。駅長に怪優・手塚とおる。会ってしまう女優に松尾れい子。この一夜の物語。言葉の端々が面白く、でも、「さんま御殿」で、しゃべってるだけで怖い(?)伊藤さんもいるし、なかなかのB級っぽいホラーぶりに仕上がってます。
 ふっふっふ。はっきり言って、年寄りの冷や水だったスナフキン生活。気管支炎を患ってます。
でも、はってでもいってやるぅ。では、これから千秋楽22日までの間、もっちゃん、捕獲したい方は、ヤマをはってシアタードラマシティでお会いしましょう。

 しかも、つづく・・・


2001年07月10日(火) 怒涛のドラマライフ

 ドラマ改編時期は、寂しくもあり、楽しみでもある。寂しいのは、好きだった、楽しみにしていたドラマが終わるから。
 そのドラマがあるから、一週間頑張れたりすることがある。ただ単に、面白くて、続きが見たくて、一週間が長いと思えるドラマもある。名残惜しくてたまらないドラマってある。それを埋めるように、新しいドラマに期待をかける。事前に、贔屓の役者のドラマが始まると知っている時などは、待ち遠しい限り。

 テレビのガイド誌などの新ドラマ特集チェックや、次回ドラマの予告を実際に見る事で、わくわくしたり、がっかりしたり。たかがドラマ、されどドラマである。テレビは私の子守りである。

 チェックポイントは、私の場合は、まず役者。それからストーリー。最近は、プロデュースが誰、脚本が誰、音楽が誰、というのも気にするようになった。特に目当ての役者がいなくても、面白い作品を作ったスタッフの新作は、ちょっとチェックしてしまう。

 でも、やっぱり役者かなぁ。ここへきて、舞台で活躍していた役者さんが、脇で出演されることが増えた。嬉しい悩みである。事前にわかる情報というのは、主役クラスのレギュラー陣なので、何気なく途中で見たりして、「げっ!○○出てるってば!知らんかった」と、ショックに陥る事、しばしば。で、見始めたり、終わってから知って、再放送を待ち望んだり。それを避けるためにはとりあえず、第1話チェックは欠かせなくなってしまう。逆に、この人出てるからって、見始めても、面白くないとやめ
ちゃったりもする。

 ドラマ、見ない人は見ないみたい。私は、何のために?ってぇいうくらい、見てるかもしれない。
何でだろうね。今日も何となくテレビをつけると「剣客商売」という時代劇。池波正太郎原作で、枠も同じなので、つくりが「鬼平犯科帳」に似ている。はた!と気づくと、山崎銀之丞さんが、出てるじゃない。悪役じゃない。最後まで見ちゃったじゃない。で、「救命病棟24時」の時間でしょ。救急で運ばれてきた患者が井上順じゃない。しかも、奥さんの役が、キムラ緑子さんじゃない。こういうつくりのドラマって、毎回犯人とか、患者とかで、いわゆるゲスト出演があるのだった。このチェックが甘くて、結構見逃しているのが、升毅だ。

 と、話が流れていってしまうように、こんな感じで怒涛のごとく、私はドラマを見ているのだ。ドラマなんて、見なくたって生きていける。当り前。でも、私はもう入り口を入ってしまった。

 ドラマって、面白い。自分でも、見てて「おいおい、それはないだろう」というシーンがあるドラマって、結構多い。でも、くだらないなーとか、思いながらも、とりあえず役者が気になるから見てるっていうドラマでも、「今のいいんちゃうん?」と思う台詞に出会ったりする。ちょっと、お得な気分。自分で思ってることが上手く言葉にならなかったのが、ぴたりと言葉になって画面から出てくることがある。これを共感というのかもしれない。テレビの作戦かもしれない。まんまとはまっているのかもしれない。でも、「そうそう、言いたかった事」って、思うと妙に気持ちいい。反対に、「違うよ。そういう
台詞、言わしちゃだめだよ」と、あんた何者?的に思うこともいっぱいある。色々考える。楽しい。やめられない。
 
 好きな役者がいて、見初めて、そこでまた新たな役者の魅力に出会う。その人が出るドラマを見る。そこでまた・・・
 芋づる式ってやつ?「え?この人舞台に出るの?行かなくっちゃ」と、劇場がテレビに誘い、テレビがまた劇場へ足を向けさせる。つまり怒涛のドラマライフってことなのね。(マギー司郎のライフカードのCM風)


2001年07月09日(月) いきなりですが、恋がしたい!

 こんばんは。BSSデビューしてきました。赤いスナフキンもっちゃんです。
では、本題(?)。2回目だっ!2回目つながりで、東芝日曜劇場「恋がしたい 恋がしたい 恋がしたい」。「恋がしたい×3」は、最終的に誰かと誰かが引っ付くんだろうと予想される。だって、ラブストーリーだもん。みもふたもないな。作り手も、いろんなシチュエーションの恋物語を考えてくる。それにしても、今回の夏ドラは、「結婚」キーワードものが、かたまっちゃったね。ちょっと残念。

 A.離婚したカップルが同居するハメになったり、B.一夜の一瞬の本気で、まさかのベイビー・ハズ・カムだったり、C.ヴィザ切れ目前の不法滞在者に、偽装結婚に戸籍を利用されてた男が、気がついたのは、挙式が始まる寸前だったり・・・。この「恋がしたい×3」も、結婚式一週間前に、花嫁が失踪してしまった男(渡部篤郎)を中心とした恋物語。しかし、物語の主軸になるメンバーが、偶然同じ日の、同じ時間に、同じ牛丼屋に、しかも、他の客はいないという状態でいあわせるか?!

 で、本題(今度こそ)。「恋がしたい×3」は、まさに、タイトル的に、どの人にも当てはまる直球。「私、気がついたら、恋に落ちていたの☆」というそこの君も、≪気がつく≫「恋に落ちるまでは、思ってたはず。「あぁ、私(俺)だって恋がしたい!」
 「恋がしたい」・・・お年頃だから?寂しいから?振られたとこだから?夢が見つからないから?夢に敗れたから?毎日が平凡だと思ってるから?友達に恋人できたから?
 
理由、きっかけは様々。なーんとも、思わない時もあるのに、人は何故だか、突然「恋がしたい」と思うように出来ている(多分、おおかたの人は)。その後のやり方も様々。昨日まで普通だった日々が、急にブルーに。無理矢理でも恋するために相手を探す人。「好きな人、そう簡単にみつからないって」と、何とか毎日を楽しく過ごそうとする人。そして、羨ましい事に、恋の神様がいるとしたら、スッゴイタイミングで、相手とのめぐりあわせを用意してくれている。なんてドラマティック!つまり、「ドラマ」だから、用意されてるのね。あ、また、みもふたもない。ただ、それをどうもってくかなんだなー。

 ここで、アリー・マクビールを思いだすと、彼女の物語は1クールものじゃないので、全部の方法試してる感じがする。ドレッシング男、ペンギン君、洗車場の男。ジョン!!これは長続きしないものばかりだけど。まさに、彼女は「恋がしたい×3」気分だったのかも。「恋する」を目的に探しちゃダメってこと?

 第1話では、「恋さえすれば、幸せになれる」「恋さえすれば自分の居場所が出来る」「せめて恋する気分を味わいたい」そう、恋愛至上主義、って感じのスタートだった。
 第2話では、一転して「君に恋する以外に何ができるの?」これは、及川ミッチーに出会い、初めて「生きてる」自分を感じた、ええとこのお嬢様水野美紀ちゃんが、振られた後、とにかく本気をぶつけてみなくっちゃ!の結果、彼に返された言葉。それを薦めたのは意外にも、頭がちがち、女も野望があるんだぜ!ってのが、全然わからない婚約者に逃げられた渡部。「ありがとう」の置手紙だけで、去った彼女の理由は「パリコレのモデルになる」「あなたにプロポーズされてわかった。このまま結婚したらダメになる」「言っても判ってもらえないと思ったから言わなかった。」挙句、だから、「気づかせてくれて≪ありがとう≫」でも、小雪、それなら、どうして婚約したの?ぎりぎりまで悩んだにしてもそれは、「夢を選ぶ自由」ではなく、責任を持たない、わがままを貫いただけにならないか?(しかも、理由を言ってきたのは、パリからのコレクトコールさ)

人生はままならない。
恋をしてないと、ダメな気がする。でも、恋だけしてるんじゃダメな気がする。


2001年07月04日(水) 夏ドラがはじまった

こんばんは、もっちゃんです。
なんか、それいゆ様にコーナーつくってもらっちゃった。嬉しい&光栄&緊張!!ドラマ的なものを見るのが好きなので、そういうの見ながら、考えたこととか、思わず突っ込みいれたくなったこととか、書いてみていいんかなぁ。>それいゆ

今日は、1回目だ。(1日目とは、書かない(^^;)海外ドラマは、ウィンブルドンでお休みが多い中。7月は、夏ドラが、一斉に始まる。特に、見なくっちゃ!と、思ったものはなかったはずなのに、勢いで、ほとんどチェックしている。
そこからの出題です。(問題なのか)

7月3日火曜日から始まった「救命病棟24時」。これは、パート2もの。
1を見てなかったので、よくわからないが、1とは違う病院が舞台。その病院の院長は(声優でもお馴染みの津嘉山正種氏)救命外来を作ることで降りる、助成金目当てに2週間前に病棟を作ったばかり。そこへ、突然めぐり合わせた事故を助けた、江口洋介がヘリコプターで患者と、たどり着く。実はわけあって、彼は医者自体をやめていたが、工事現場の爆発の近くに居合わせた事で、「あなたは医者をするべきよ」「君に助けてもらいたい」と言うスタッフの言葉と、自分自身が、「助けられる命は助けたい」という忘れがたい感触から、その病院で、医師を続けることになる。そこは、できたばかりで、ケニアから帰国したばかりの医者、サラ金地獄で開業病院をたたんだ医者、学会に発表した論文の出来が良かったばかりに、心臓の研究医から、飛ばされた医者などのまとまらない集団である。

ERを見ている海外ドラマファンにとって、なんてちゃっちい!!

と、思ってしまいがち。切羽詰り感も全く違う。私もその一人で1は、見てない。
が、うっかり、2、見てしまいました。前作より、ERの救急性が、描かれているように感じるのは、やはり、スタッフもERを見て勉強したのでしょうか?

江口洋介も2回目で、慣れたのでしょうか?

それとも、私が「ナースのお仕事3」の再放送を見ているからでしょうか?

ドラマの展開がどうなるのか、そんなものに既に興味の焦点はありません。でも、来週からもできるだけ見てしまうでしょう。それは何故か・・・
雨上がり決死隊のみやっちこと宮迫博之が出ているでは、ありませんか!!これは、見なくては!みやっちは、いい。みやっち、は素敵だ!(彼がケニア帰りです)他にも、渡辺いっけい、小日向文世など、私好みの役者さんが出ている。うふ。結構、松雪さんも、好きだし。十六茶の田畑も人気急上昇(らしい)伊藤英明もでている。(敬称略)

そんな感じで、ビデオで観たから今日の感想なの。さぁ、俳優みやっちを、見てみませんか?そして、相方ホタちゃんは、何話目かで、救急に運ばれてくるのかどうか?それもポイントですな。(あ、これ問題?←当たっても何もないけど)


もっちゃん |M@IL( ^-^)_ヲタ""日常こんな劇場( ^-^)_旦""

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