Stage Diary
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Yoshimi.Aが観た舞台の感想です。
レポートではなく感想だけを載せてたりすることが多いかも…。(^-^;


2002年05月14日(火) シティー・ボーイズ『パパ・センプリチータ』

会社をサボったわけでなく、会社帰りに観に行ってきました。
…だって、シティー・ボーイズの名古屋公演は毎回、月曜日と火曜日にしかやらないので。(笑)
名古屋公演千秋楽!…でも、初日は昨日。(笑)<2日しかやらないから。(^^;
しかし、去年も思いましたが…演目と劇場の大きさがあってないので、面白さ半減です。ぷんすかっ!
芸術劇場大ホールなんかでやるな〜!あそこはバブリー期に建てたオペラやクラシックのための劇場だ。芝居をやるための小屋じゃない!(力説)
しかも、2階席のほぼ最後尾だわ、サイドだわ…観にくい条件が満載でした。
この席はe+(ネット販売)で取った席なのですが、プレオーダーでの申し込みなのにこのような悪条件の席でした。チケットが人気ならそれでも文句は言わないけど…当日券が出てる上に私がいた列の前2列は全部空席でした。(怒)
…なんかムカツク!

しかし、それでも笑ってきました。
『パパ・センプリチータ』…なんぞや?と思いつつ、観ても何のことやらわからなかった。(-_-;
仕方ないので、パンフレットを買おうと思ったのですが、B5でペラい冊子の割に1800円だったので、結局買うのはやめてしまいました。(笑)<この値段に不条理を感じませんか?

メンバーも歳をとったので、昔のように勢いがないですが、演出家がイマイチですが、小ネタ満載で笑えました。<大きなネタはないけどね。
去年はきたろうさんがやる気ナシナシで非常に不愉快でしたが、今年はそれほどでもなかったのが救い。それというのも、必要以上にお客さんの受けがよかったからちょっと調子にのってたようです。犬山犬子さんとのらぶシーンとか。…それでも、あの景気の悪そうな面はあまり表情が変わらないんだよね。(笑)
でも、けっこうすべったギャグもあったのに、あんなのでも笑うなんて…名古屋のお客はどうかしている。(-_-;
大竹まことさんは相変わらずのテンションでしたが、宝塚パロの時だけはすっげーイヤそうにやってたのが印象的。(笑)その後に登場した中村有志さんがノリノリ(死語)だっただけに、その落差が激しかったですね。
実際、すごくイヤだったらしい。(笑)
斉木しげるさんは……去年ほどの驚きではないにしろ、太りましたね。(笑)昔の面影が…全然違うじゃん。てくらいには笑えました。(^^;
でも、やっぱりこの人は出てきたときは常に前に前に出ようとするのが面白い。(笑)
本日のお気に入りは『エスプレッソ王子』!…趣味は読書で将来の夢は王様だそうです。
面白かったけど、結構コス系に弱いのでは…と、自分が心配になりました。(。_。;

しかし、またしても中村さんが一人で張り切ってました。(笑)
『油男』では上半身に油を塗りたくってとても輝いてました。
『シティー・ボーイズライブ』なのに、いつもシティー・ボーイズのメンバーより身体張った演技してますね。
カーテンコールでのご挨拶のときの『この舞台のたびに自分がしっかりしなきゃって思うんだよ』っていう、この言葉に大きく肯いてしまいましたが、大竹さんも項垂れながらも肯いてました。…そこで納得していいの?(^^;

犬山犬子さん…マキバオーのアニメを思い出す。<古いしとてもマニアック…(^^;
初めての生犬山さんでしたが、恐ろしい女優さんでした。あのメンバーに何の違和感もなく融けこんでしまってるところが…。(笑)
普通にしていれば可愛いのに…かなり普通じゃない!
面白かったです。…でも、今日はちょっと控えめだったみたい。〜昨日も観た人の感想より〜(笑)

内容は…端折って言うことができないような内容だし、コメディを『このようでした』とネタバレさせるのはとても興醒めすると思うのであまり触れてないですが、あえて感想を述べるなら『昔の方がよかった』と言うでしょう!
セットもチープなセットでしたし、あんなセットである必要もないと思うし、大竹まことの飛び蹴りも昔と比べて高さもキレもなかったのが悲しかったし、きたろうがボソッと洩らした『ふとん祭じゃないんだから…』の一言で昔を思い出してしまい、『殿様宅配ピザ』とか『ハハァ〜ンさん』とか『ふとん祭』ももちろんだけど、『叉焼泥棒の森本さん』とかがもう1度観たくなってしまったから。(苦笑)
…この頃のネタをもう一度やってくれるといいのにな…。

来年も芸術劇場大ホールだったら観にいくのは考えよう…。(-_-;



2002年05月01日(水) 『コンタクト』

全体的な印象としては『ダンスってこんなにもセクシャル…?』という一語に尽きます。
『歌のないミュージカル』と聞いてましたが、本当にその通り…。
歌も台詞も少ない…というか、ほとんどないけれど、その分ダンスの比重が高く、それだけですべてが表現されるようだった…と言えるでしょう。
『歌のないミュージカル』ではなく、『歌のいらないミュージカル』…かもしれないと思うのです。
歌も台詞もなくても、ダンスだけでストーリーが伝わるのは『オーヴァー・ザ・センチュリー』で体験済み。
実は、『オーヴァー・ザ・センチュリー』を観た時から次は『コンタクト』の上演を目論んでるのではないか…と密かに思ってました。
と言うより、『コンタクト』を今の日本で上演できる劇団は四季しかないと思っていたというのが本当のところです。(^^;

Part 1:Swinging
絵画から抜け出たまま…というか、絵画の裏話を見るようなPart 1。
ブランコに揺られながら、押したり引いたりの恋の駆け引きが展開されます。
ブランコに揺られてるだけであんなにも動きのヴァリエーションがあるとは思ってもいなくて、全然退屈してる暇すらなかったです。

Part 2:Did you Move?
気難しそうな旦那さんとその奥様…ほんの僅か席を立った間でさえ、奥様がウェイターとすら話をすることを許そうともしない。
そんな奥様は夢想の中でだけ自由に踊ったりします。

Part 3:Contact
マイケル・ワイリーの授賞式。華やかな成功者なのに、内面は荒廃して、自殺を試みる。マイケルは、街をさ迷い、とあるバーに入る。そこでは刹那の快楽を求めた男女がダンスに興じていた。そこで、黄色いドレスの女と出会って…。
てなストーリーでした。
あの鮮やかなステップを見せてくれる加藤さんが『踊れない男』を演じると聞いた時にはびっくりしたものですが…本当に踊らなくて…途中、かなりじたじたしながら観てました。
しかも、『踊れない男』という設定だから踊り出しても軽やかには踊ってくれないんですよね。
踊れないふり…しかし、『あの加藤さんが…!』と思うとそれもまた可笑しかったです。
ブロードウェイでは本当に踊れない役者さんがやっていたのに、日本では加藤さんにやらせちゃうというのも思いきった話ですね。

全体を通してやはり注目すべきは、アンサンブルの質の高さ。
カンパニーがこれほど纏まってるのも四季ならではでしょうし…ふと、舞台の端に目がいってもちょっとの間さえも気を抜いてる人がいないというのは観ていても気持ちがいいものです。
…そんなことしてたら、即、他の人と交代させられるんだろうな、この劇団は…。(^^;

また、前の日が雨だったために夜遊びを止めて(笑)、早々にホテルでくつろいでいたのですが、その時ちょうどTVで『コンタクト』の特集をやっていたというのもじつにタイムリーでした。
(^^)予備知識も仕入れることができて、観劇もより楽しかったです。
それに、幕間…ビュッフェの方をのぞいたら、春劇場の『ライオン・キング』の歌が聞こえてきて、得した気分になりました。(笑)


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