++ワタシノココロ++
indexコレマデコレカラ


2001年11月27日(火) 釣られたの? 

やすくんと私。



生まれ育った場所も、
これまで生きてきた道も
全く違う。

それが、
大きな喧嘩もなく
これまで過ごし、

そして、
将来のことを考えている。


不思議と言えば不思議な話。



これはつきあい始めて分かったのだけど、



2人の共通点が、

「食べることが好き」

って言うことだってこと。


そして、この共通点が

もしかして、今こうして一緒にいる
大きな要因のひとつかも、って
今日ある日記作家さんの日記を読みながら、
感じた。
(内容は、全然関係ないものだったんだけどさ)

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

大学時代、人並みに彼氏がいたりしたけど
長期の休みになると、全く気にかけず
地元に戻っていた。

社会人になって、自由に使えるお金が増えたときでも
友達と買い物に行くより
家族と出かける方が多かった。

理由は同じ。

「おいしい物が食べられる」

から。



友人より彼氏より、
もっと言えば家族より


食べ物を選んでしまった私。



でも、間違いなくおいしい物が食べられるんだもん。




+++++++++++++++++++++++++++++++++++

知ってか知らずか

つきあい始めた頃、
やすくんの部屋に行くと、
会社の料理を持ってきてくれることがよくあった。

伊勢エビのお味噌汁だとか、
白身魚(名前忘れた)の天ぷらだとか
黒豆、筑前煮、寄せ鍋などなど。

「残り物みたいで悪いんだけど…」

って言いながらだったけど。
時にはそうやって持ってきた食材で
パパパッと料理を作ってくれたこともある。

プロだから、当然おいしいものばかりで、
ほとんど残すことなく食べていた私。

知る人ぞ知る、という
おいしい焼き肉屋さんにも連れていってもらった。
マスターとも顔見知りだったから、
メニューにもない物も食べさせてもらった。


無意識のうちに、

「やすくんの所に行くと、おいしい物が食べられる」

って摺り込みがされていたのかもしれない。


私の所にやすくんが来たときも、
私が知ってる安くておいしいお店でご飯を食べる。

たま〜にやすくんが作ってくれることがある。

幸いなことに、
やすくんと私の食べ物の嗜好は
本当によく似ている。

同じ物を食べながら、
「おいしいね」と言いあえる幸せ。



叔父に言われた。

「手料理で男を釣るってのはよく聞く話だけど、
 お前は釣られた方だな」
















そのとおり。














でも、
やすくんも
何でも「おいしい」って
満面の笑みで食べてる私の顔に
釣り上げられたんだゾ。


くくく。


2001年11月26日(月) つながり。

連休中、この日記の存在を知っている
唯一の友人からメールが来た。
(友人というのは正しいのかどうか分からないけど)

とあるHPがきっかけで、
メールのやりとりをするようになった人。

会ったことも、話したこともない彼女からのメール。
「久々に日記を読んで、
 状況が変わっていることにビックリした」
と書いてあった。

会ったことも話したこともないこの友人が

私の日記を読んで、私のことを気にかけてくれてるのかな
なんて思うと、何だか嬉しくて、
心に響いた。



そもそも読むことを専門としようと思っていた私が、

なぜだか日記を書き始め、

支離滅裂な内容ではあるけれど

なんとか辞めることなく続けられてる。

日記をきっかけにメールを頂いたり

親戚でもないのに私のことを心配して下さる方もある。


++++++++++++++++++++++++++++++++

ネットをきっかけに、

いろんな人の

いろんな考え方に触れることができるようになった。

この日記もそう。



書くのは正直面倒なときもあるけど、



見えない誰かに、



自分のこの思いを伝えたいから



私はパソコンに向かってるんだろうなあ



なんて今は思ってる。



いつも助けてくれてありがとう。

いつも話を聞いてくれてありがとう。

ありがとう。


2001年11月25日(日) お休みの過ごし方。







せっかくの3連休。











うちにいる。











ひとりで。
どこにも出かけなかった。








どこにも行けなかった、ってのが、正解。










やすくんは、伊豆のホテルの先輩の結婚式に行ってる。





本当は、当然やすくんの所に行きたかったんだけど、
3連休の初日は仕事が入っていたし。

「23日の仕事終わったら飛行機でこっち来てさあ、
 24日の夜までこっちにいて、
 で、東京まで車で一緒に行こうか?」

というやすくんの提案もあったけど、
一緒に乗って帰るはずの車には、
計画の段階でやすくんの上司(板長さん)も乗ることが
分かっていたから、
ここは我慢。
板長さんには何度か会ってる。
すごくいい人。
だから、余計に気を使わせちゃ悪いから。



ボーっと過ごす。


ボーっと過ごす。





気づいたら3時間くらい眠っていた。


ボーっと過ごすことに
罪悪感みたいなものを感じていたけど、

こんな風に過ごすのも悪くない。


やすくんが伊豆にいるとき、
2連休があれば、すぐに車に乗って遊びに行ってた。
一緒にいられる時間はものすごく短かったけど。
それでもよかった。

福島に転勤後は、2連休だとちょっと強行軍。
夜ついて、次の日の朝部屋を出る事になるけど
そんなの全然気にならなかった。

3連休なら、1日はゆっくりしてられる。

そういう連休に仕事が入らないように、
残りの休みは仕事を入れまくって。
仕事のない時は、強迫観念みたいなものがあって
無理に予定を作って出かけていた。



つまり、やすくんとつきあうようになってからは
ほとんど休みの日は部屋にいなかったって事。



久々にPCの前に座り込み

メールを書いたり、
掲示板に書き込みしたり、
日記を読んだり。



こんなふうに何もないお休みも、


たまにはいいかも。




たまには、ね。


2001年11月24日(土) ナツカシサ と 亡霊ノ ヨウナモノ

テレビをつけたら、
やすくんがこの春まで住んでいた伊豆の街の
四季折々の観光を紹介する番組をやっていた。

観光地はほとんど行ったことがないんだけれど、

見覚えのある街並み、駅、海、それに太陽。

やすくんの部屋はかなり山際で、
お風呂場の小さな窓から海が見えるだけだったけど、
その蒼さや光で輝く様子が
すごくきれいで、一人でボーっと見ていたこともあった。
反対によく見えたのがミカン畑。
ピカピカ光る分厚い葉。
太陽の光を吸収したみたいな黄色い実。


伊豆の日差しは暖かくて、
冬でも窓を開けて過ごすことができたっけ。

「年中温暖だからさ、ノンビリしちゃってダメだね」

って言ってた焼き肉屋のマスターや、

「一人じゃ淋しいだろうから」って
やすくんのホテルで働いてるおばちゃんと
初対面なのにも関わらず、1日過ごした日のことを思い出す。
海を見たり、遊歩道を歩いたり、
一緒にチゲ鍋を作って食べたり。



懐かしいなあ・・・


ホテルの食事や温泉。
やすくんと初めて会ったとき、
いきなり会社の温泉に連れて行かれた。
そして、やすくんの両親との初対面。


ひとつひとつが、懐かしい。


ふと、海水浴場の様子が映し出される。
まぶしい太陽に、輝く海。

伊豆と言ったら必ず出てくる光景。


なのに、


違和感を感じる自分に、ビックリする。


あ、そうか。
わたし、こんな伊豆を知らないんだ。


やすくんに出会ったのは夏。
でも、初めてやすくんの部屋に行ったのは
もう秋まっただ中だった。

次の夏を待たずにやすくんは転勤してるから、
夏の伊豆を知らないのは当然。



…夏の思い出かあ…





花火の映像。



私はこの花火を知らないけど、
この花火の下で、花火を見に来たお客さん達のために
大忙しで食事を作るやすくんや、
祭りの後の夜の街を
疲れて帰るやすくんの様子が簡単に想像できる。







ふと。





また。




… あの人は、この花火を知ってるんだなあ。
  このころのやすくんを知ってるんだ。


なんて、思ってしまった。
もう、忘れたと思っていたのに、
この前やすくんが話してくれたから、
それはもう、過去の話だってはっきり分かったのに、
こんなふとした瞬間に、
あの頃の不安な気持ちや、
やすくんの部屋に残るあの人の影みたいのにきづいて
一人でやすくんの部屋で泣いたこととか、
そんなことまでよみがえってしまった。


懐かしくて、辛い思い出。


2001年11月23日(金) 元気のもと。



小さな子どもが泣き疲れて寝るのは、
その泣いた原因を忘れるため
悲しい気持ちをリセットするための
無意識的に行ってる防衛本能だ


って、
誰かから聞いたことがある。


考えてみると、
私もそう。

イヤなことや
悲しいこと、
辛いことがあったとき
気づくと横になって、
眠りについていることがある。

全部投げ出して逃げ出したいって
思うくらい極限状態の時でも、
無理してでも眠れば、
起きたときに、多少浮上している自分がいた。


心がしぼんでる最近、
やすくんと電話で話しているときに
眠ってしまうことが多い。

やすくんの声を聞きながら
眠りにつくと
次に起きたとき、
元気になれるような気がするんだよ。




やすくんが電話の向こうで眠っているときも
なかなか起こせないのも、
そのせいかもしれない。


2001年11月21日(水) …タスケテ


15時間働いたやすくんから電話。


電話に出たときから、
もう眠そう。

そりゃそうだ。



朝5時にはもう家を出ているんだもん。



 …


 …


 やすくん?


 …




ほら、もう眠ってる。

電話の向こうから、寝息が聞こえてくる。

「やすくん?…やすくん?」

「…ぅん?」

「風邪ひくよ。布団で寝なきゃ」

「…ん」

 









 電話の向こうでは、また寝息が聞こえる。


「…ぅ … きき?」


「ん?どうした?」


「どうした?」


「……」


「ん?なに?」


「…タスケテ…」


「ん?どうした?何かあった?」


「…今日は淋しいよ…」



エネルギー補給が必要な
やすくんみたい。

やすくん。

早く会いたいよ。


2001年11月20日(火) 電話。

目が覚めたら、


やすくんが起きるって言ってた時間より


20分も遅くて、


かかってくるはずの電話は


ベルが鳴った跡すらない。


最初は


もしかして寝坊なの?って思った。


だったら起こしてあげましょう、って


何度も何度も電話するのに、


全部留守電につながる。


あれ?なんで?


最後の手段、


部屋の電話をならす。






… 出ない。





どんなに爆睡してても、


こっちの電話には絶対出るのに。


不安が胸をよぎる。


もう、仕事へいった?


やすくんの会社は電波が届かない。

携帯つながらない。



事故?


病気?


それとも…?


考えても考えても


行き着く先は全部最悪の状況。


昨日の晩の電話の一言一言を思い出し、


それが、最後の言葉には絶対思えなくて


そう考えてしまう自分がいやで


頭の中はパニックで


何度も何度もリダイヤルする。




…出ない。



自分の目で確認するにも


私の部屋からやすくんの所まで


8時間はかかるし、


どうしよう、



そんな気持ちがグルグルし始めて


いてもたってもいられない。






私の電話のベルが鳴る。

やすくんからだ。

「ごめん、今風呂から出たところ。
 何度も電話してくれたんでしょう?


いつもと変わらないやすくんの声に


ホッとするのと同時に


理由不明の涙があふれた。


電話でつながってる私たち。


切れやすく、本当にか細いつながりだけど


だから余計に


大切にしようと思いました。


2001年11月19日(月) オンナノコ。

私は、午後から出張。
やすくんは部屋の掃除とか、洗濯とか。

思ったより早く出張先での仕事が終わって、
そのまま帰宅。


部屋に戻って、着替えたり部屋の片づけをした。
そしたら、
やすくんが置いていった本や2人の写真が出てきて、




とたんに

めっちゃ淋しくなった。




出張先での話で
「性徴ホルモンって言うのは、どうしようもなくわき上がって
 まるで爆発するみたいに体を駆けめぐる」
って言うのがあったんだけど、
私の体の中に

会いたいって言うホルモンが、
まさに体中を駆けめぐるって言う感じ。


部屋からやすくんに電話して、
「今から行く」
って、伝えた。


会いたい、会いたい、会いたい!


もう、部屋でじっとしてられない、
仕事はズル休みしてもいいから、
とにかくやすくんに会いたい
そんな気持ちでいっぱいになった。




でも、
やすくんは

「…だめ」

って、ちょっと悲しそうな声で言う。

「ノンストップで走っても、うちまで8時間だ。
 時間がないって焦って来たら、危ない。」

            「じゃ、途中まで来て」

「だめだよ。来るときはいいけど、帰りが心配だから」

            「大丈夫、平気だよ」

「だーめ。疲れたら危ないよ。平気じゃない」

            「…それでも行くって言ったら?」

「ダメだよ。もし事故ったら俺も、家族も困るんだ」

            「…だけど…」

「だったら俺が行くよ。
 12月は、絶対そっちに行けるようにするから」


他愛もない私のわがままと、
そのわがままを受けとめて、きちんと答えてくれるやすくん。
ほんっと、ごく普通の会話なんだけど

やすくんが私を女の子として扱ってくれるのが嬉しい。

「危ないよ」とか、「疲れたら大変だ」とか、
「だったら俺が行く」とか、

これまでの私の周りにいた人はそんなこと言ってくれなかった。
実際私もかなりさばさば男っぽいところがあるし。


結局、
やすくんに言われたように
突然向こうに行くのは我慢。

でも、

リンゴのケーキを久々に焼きたくなって、

早速作ってしまった夜でした。


2001年11月17日(土) …たぶん。

昨日の日記に書きましたが、
今私の職場はかなりギスギスしてる。

でもまあ、やすくんとはいつも通り。
だから頑張れたんだけど。





…なんて書いていながら、
今日の夜、夢を見た。

やすくんと眠る、夢。

ただ横に眠る夢。

やすくんの寝息が聞こえて、

やすくんの匂いがして、

やすくんの暖かさを感じる夢。


幸せな夢。
















目が覚めたら、



やっぱり一人で



そこにはやすくんはいない。



急に淋しくなった。



たった一人で寝てるのに、


いつもやすくんが寝てる左半分を


きっちり空けてて、


やすくんの寝てるはずの所に


寄り添うようにしてる自分の姿に気づいて、


余計に寂しさが増す。







朝の電話。


やすくんはいつもとかわらず優しいのに、


私は。



勝手に夢を見て
勝手に喜んで、
勝手に淋しくなってる。
やすくんに八つ当たりしてる。

ヤな女。



「1ヶ月会えなくても平気だから、
 電話も1週間我慢したら
 かかってこなくても慣れちゃうかな?」

やすくんはいう。

「慣れないよ。
 っていうか、電話は毎日するよ。
 … たぶん 」

ブチブチとイヤなこと言ってる私の相手をして
かなり困っていたやすくんが
この時は、即答。

そんな状態なのに、
「…たぶん」って言っちゃったやすくんが
何だかおかしくて、笑ってしまった。



だけど、


そんなときに出てきた「たぶん」が


「絶対」って言われたより


何倍も確かなものに感じる。


また少し、頑張れるような気がした朝。


2001年11月16日(金) ありがとうございます。

最近日記が滞りがち。
書くことがないわけではないけど。

+++++++++++++++++++++++++++++


仕事のゴタゴタはまだ続いてて
しかも、実は私の知らないところで
一方的な批判を受けている被害者は
更に増えていて、
表面上はいつもと変わらないのに、
職場全体を揺るがすぐらいの
問題になっていることが分かった。


結局は、この前の会議を仕切っていた人の
独りよがりと苛立ちから
全体にイヤな雰囲気が広まってるってこと。


これまでも、その人やその人の仲間が
雰囲気を悪くしてきたことがあった。
これまでは、
事を荒だたせたくなくて
それなりに周りが会わせてきた。
でも、いつまでも、
子どもみたいな彼らのわがままに
いつまでもつきあってられなくなって
声を上げる人が出てきた今回。


その中に私もいる。





やすくんとはあれ以来、そのことについて話をしてない。
やすくんも聞いてこない。



私は職場では、どちらかというと
ぶつかってもいいから
きちんと自分の本音を伝えたいほう。
上司だろうが、先輩だろうが
一度はきちんと自分の考えを話してみる。
だから、今回みたいに
意見の相違でぶつかることは良くある。
その中で、自分が悪いって理解できれば
どんな厳しいこと言われても納得できるし、
一晩泣き明かしても全然平気。

やすくんは、みんなの考えを大切にして
みんながうまくいく方法を考えるタイプだと思う。
事を荒だたせないというか。
基本的な考え方が私と違う。

私の思考のスタートが
「私はこう思うけど、あなたは?」
って言うのに対して、
やすくんは、
「みんなはこう考えてる、俺はどうしたらいい?」
ってかんじ。

初めは辛いときにもっと励まして欲しかったし、
アドバイスをして欲しかったけど、
考え方のどこかで
「結局、その人の気持ちが分かるのはその人だけだ」
って考えてるやすくんは、
私にも同じスタンスで接してくるから、
残念ながら欲しい言葉は簡単にもらえなかった。


でもさ、


なんというか、
前は一人で頑張って、踏ん張って
辛くても泣きたくても
そこで崩れたら次に向かっていけないから
自分にも周りにも弱さを見せないで、見ないで
ってやってきたけど、

やすくんがいるから
自分が崩れそうになったら、やすくんに支えてもらえるから
やすくんには弱いところを見せても平気だから、
思いっきりやっていける気がする。


きっとまた私がグチグチ言っても、
アドバイスは何もしてくれないだろうけど、
うんうん、って聞いてくれると思う。
それだけでまた気持ちをリセットできる。

ありがとね。





++++++++++++++++++++++++

っていうか、今回は更新できていないにも関わらず
数名の方がここを覗いてくれてるって事が
うれしくて、
感謝の気持ちを伝えたかった。

その割に、超個人的な日記なんだけど、
でも、私の日記だし。
なんて、すいません。



ありがとう。



2001年11月14日(水) ぐち ぐち ぐち

職場でイヤなことがあった。

今日、終業時刻から2時間半も後(7時半)から会議が入っていた。
私はとりあえずの仕事を片づけ、
後輩と一緒にゆったり夕食を食べに外出。
会議のチーフは会議の準備をたった一人でしていたらしい。
だけど、その準備の内容って言うのは
実は、その会議内でメンバー全員で片づけるはずだったもの。
事前にそんな話は全く出てきていなかった。
準備をしてることを知っている人は皆無。
で、「誰も手伝ってくれない」って逆ギレしてて。


その人にべったりの同僚(男:30代前半)が、
私に「ご指導」。


どうしてチーフが怒っていて
どうしてその人が私に
「普通に考えたら、食事に行くなんてできるわけがない」なんて
そんなことを言われなきゃいけないか分からなかった。


反省する気はさらさらなく。


適当に話を聞きながら、


絶対に「スイマセンでした」と言わなかった私。


それがまたその同僚には気に入らなかったみたい。



私はと言えば、
その言いがかりと、
仲間内だけの理論で展開される彼の指導に
たった1言も言い返せなかったことが

何より悔しくて。

悶々としながら帰る。


言いがかり…イヤ、ご指導が入った直後
やすくんからメールが入る。


 〜 会議は始まったかいぎ? 〜










こんなささくれだった私の心を
更に逆ナデするオヤジギャグ。


 〜 つまらん。
  っていうか、今腹立ってるからだめ 〜

とだけ返して、会議に出席。
帰りがけに、
やすくんに電話をしたときはかなり気を使ってくれてた。
余程雰囲気が怖かったんだろうな。


ところで。


私は、ほとんど仕事のグチをやすくんに言ってなかった。
これからも言うつもりがなかった。
今回。
初めてグチを言った。
というか、言わされた。



初めのうちは、笑いながらあっけらかんと話していたんだけど



話しているうちに悔しくて



悲しくて


言葉が止まらなくなってきて、



最後は



涙が出てきて止まらなかった。





「一言言い返してやればよかったっ!!くやし〜っ!」


って、泣きながらやすくんに訴えたら、


なぜか不思議と


胸の中が少しすっとして、


何にも知らないやすくんと話しながら


悔し泣きしてる自分がおかしくて







笑ってしまった。



なんだか、わけわかんないけど、

ありがとね。


2001年11月10日(土) ナイショバナシ。

今日もまたお泊まり出張のやすくん。
私も、昨日から実家で過ごしてるから、

この二日間、まともに話せていない。


さみしい。


メールを送ってみるが、
まだ仕事らしく
私の携帯は全く鳴らない。



日曜日仕事があるし、
もう寝よう。


そう思ったときに、
タイミング良くメールが届く。

〜今日はホテルに泊まります。
 もう一人のヘルプの人と一緒だよ〜















電話できないね、今日も。

同室の人の睡眠のジャマになるから、
絶対電話できない。

淋しいなあ。


また、メールが届く。

〜今日は疲れたよ。
 電話で話がしたいけど、
 隣で寝てる人に悪いから、
 今日はあきらめるよ。
 明日は仕事なの?〜

   〜お仕事おつかれさま。
    明日は仕事だよ。
    早く起きて向かいます。
    やすくんは?朝早い?〜

〜明日は8時くらいに起きるよ。
 明日の仕事は結構暇らしいよ。〜



メールでとりとめない話を続ける。
 
電話で直接声を聞くことはできないけど、
一緒にいるときみたいに
たわいもない会話をしてる私たち。

隣の人に迷惑かけないように

しずかに

そっと。

静かな会話をした夜。


2001年11月06日(火) 一緒にいるということ。

心も体も風邪をひいてるやすくんが
今夜は隣で眠っている。
狭いベッドに2人で寝るのは
いつもなら全然平気なんだけど、
こうしてどちらかが弱ってるときは、
ちょっと窮屈かも。

「私、向こうで寝るよ。その方がゆっくり寝られるでしょ?」

って言うけど、
やすくんは頑なに「2人で寝る」と言って聞かない。
仕方ないなあ…って、
まず薬を渡して、隣に入ると
安心したのか、やっぱり病気のせいなのか
小さな咳を時々しながらも
もう寝息を立ててる。



眠りすぎたような気がして
ハッと目が覚める。
時計を見ると、まだ深夜2時。
さっきより苦しそうな呼吸をしてるやすくん。
額に手を当てると
熱より、むしろその汗にビックリする。
タオルで汗を拭いてあげると、
うっすら目を開けるやすくん。

「ちょっと水飲んだ方がいいよ」

と、カップを渡す。

風邪の時は、とにかく水分補給だから、って、
昔母に言われたことを思い出して準備したやつ。

並々注いだカラダ・バランス飲料(苦笑)を
一気に飲み干して、また眠りにつくやすくん。
私も一緒に眠りについた。

また、目が覚める。
やすくんが、モゾモゾ動いてる。
「大丈夫?」

「…ごめん、起こした?暑いんだ」

って言う。
やすくんの体が熱い。
ものすごい汗の量。

着てるTシャツやトレーナーが
汗でしめってる。
私の大きめのTシャツとスウェットを貸して
着替えさせる。
水分補給ももう一度。

暑がるやすくんだったけど、
あまり体を冷やさない方がいいらしいから、
布団の中の熱気を一旦出して
またやすくんにかけた。





こんな調子で朝まで。

さすがに、私もちょっと睡眠不足気味。
でも。
ちょっと嬉しい。

一緒にいられるからこそ心配できる。
一緒だから、看病できる。
一緒にいるから、寝不足(笑)


次の日のやすくんは、
多少鼻がムズムズしていたけど、
とりあえず、顔はすっきりしてた。

一緒にいるから、安心できた朝。


2001年11月05日(月) 腕枕。

急いで仕事を終えて部屋に帰ると、
風邪気味のやすくんは、私のベッドでぐっすり。

起こすのは可哀想な気がして、
リビングで一人、仕事を一つ片づけた。

ベッドの方では物音一つしない。
だんだん不安になってきて、
そーっとドアを開け、様子を見てみる。
あまりにも静かで、静かすぎて
何だか怖くなって、

「 …やすくん? 」

           …動かない。

「やすくんっ?」
「 …あ、おかえり… 」

よかった、生きてたよ

一瞬そんなことを考えて、思わず吹き出す。
寝起きのやすくんはボーっとして、
私が吹き出した意味も分からなかったみたいだったし、
風邪で少し熱があるからかもしれないけど、
そんな私にくっついて離してくれなかった。
小さな子どもみたいに。

「せっかく会ったばっかりなのに、
 明日の朝帰んなきゃいけないなんてさぁ」

っていう言葉がおかしくて、

「だめだよ、やすくん。
 それは私のいつものセリフだよ。
 勝手に取らないで」

ふくれたフリしておかしくなって笑ってしまう。


「あのね、やすくん。腕枕したい。」

「ん?うん…」 とやすくんが右腕を伸ばす。

「違うよ。わたしがするの。
 やすくんに、腕枕してあげる」

私の左腕を伸ばす。

「なんだか立場ないな、俺(苦笑)」

私の伸ばした腕の上に、やすくんが頭を乗っける。
やすくんが私の体にくっついてくると、
どうしてももう片方の手は、やすくんを抱えるようになる。

「やすくんをさ、守ってるみたい」
「ははは… そんなぁ」

やすくんは照れ笑いをしたけど、この感じは絶対。

弱ってるやすくんに私のパワーをあげる。
ここで充電していっていいよ。

やすくんは恥ずかしいらしくて、
すぐ腕枕を外しちゃったけど、
私はやすくんにいった。





「また今度、腕枕してあげるね」



2001年11月04日(日) 近くにいられたら。


「近くにいられたらなあ…」
って感じることがよくある。




近くにいたらさ、

仕事が終わってふと空いた時間に会えたり、

休みが合えば(ほとんどないけど)ちょっとどこかへ行ったり、

どこかに行かなくても、

2人でごろーんとお昼寝したり、

病気になったときは看病したり、

淋しくなったら急に会いに行ったり、

いろんなことができるかなあって。




不安になったり、
悲しかったり、
楽しかったり、
嬉しかったり、
いろいろな気持ちが
その時々にリアルタイムで直接伝えられる。
電話じゃ顔が見られないから、
全部を伝えられないし、
やすくんの所へ向かっている間に
冷静に考える時間があるから、
気持ちを新鮮なまま、ってのは難しい。




「なんでさ、一緒に暮らしたいって言わないの?」


って、やすくんはよく聞くんだけど、
一緒に暮らしてるのとは少し違う。
そりゃ、いつかは一緒に暮らしたいけど、
そのまえにさ。




お互いの家を行き来する、ってのに実は憧れてるのさ。





「あのさ、そっちに行ったら、しばらく別々に住もうか?」

なんて提案したら、
「なんでだよう!」って言われた。

そうかなあ・・・


ちなみに、明日やってくる予定のやすくんは
現在微妙に風邪を引いた模様。

大丈夫?
って、暖かい食べ物と薬を届けてみたいです。



おかしいかなあ?


2001年11月03日(土) フクザツ。

(今日のはいつも以上につまらない内輪ネタかも)

仕事帰りのやすくんから電話。
11月のシフトがようやく決まったらしい。
2人の休みが合うことはほとんどないが、
それでも、一番都合がよさそうなを選んで
やすくんの所へ行く日を決める。

「それでね、今度の月・火が早速休みなんだ。
 明日は早番で4時前に仕事が終わるし、
 それからそっちに向かおうと思って」

やすくんがそんなことを言った。

本当だったら、嬉しくてたまらないその一言が、
無意識に重く私の心にのしかかる。

   …だって、この前来たばっかじゃない。

そんなことを一瞬思う。
次の瞬間、無意識に感じていた自分の気持ちにビックリした。

「私、来週の土日にそっちに行くよ。
 この前来たばかりでしょ?無理しなくていいよ」

つい、そんなことまで言ってしまう。

やすくんに会いたくなくなったわけじゃない。
気持ちが冷めたなんてことも当然ない。

お金の問題。
気持ちの問題。

+++++++++++++++++++++++++++
ついこの前、やすくんが急にこんなことを言った。

「ききさぁ、仕事辞めないでいいよ。
 俺が仕事辞めてそっちに行くから。
 その方が、安定した生活が送れそうだぞ」

お互いの給料を比べたことはないけど、
私の方が職種的にも明らかに額が多い。

愛があればお金がなくたって…

なんて、そこまで夢を見られる齢でもないが、
やすくんの同僚は結婚して普通の生活をしてるんだし、
全然そんなこと気にしてない。
気になったのは、「俺が辞めて…」って考えたこと。
今のままじゃどうにもならないんだったら、
転職でも何でも考えてみればいいのに。
実際にしなくてもさ。
そのくらいまで考えてくれたらいいのに。

その時はさすがにカチンときて、
思いっきり反論した。
その時に

「生活が苦しいな、って思えば節約すればいいでしょう?
 貯金だって、今からしてもいいじゃない」

と言った私に、

「そうだな。そうするよ。
 ごめん、変なこと言って」

と答えたやすくん。





それなのに…




全然分かってない。



++++++++++++++++++++++++++++


結局、やすくんが今月来れるのはその日しかなくて、
それはそれで淋しくて来てもらうことになった。
私が向こうに行く日も変えられない。
短い間に3度も会えることになる。



嬉しい。
会えるのは。

でも、
いつもみたいに心の底から喜べないよ。

これって、私のわがままかなあ。 


2001年11月02日(金) 手紙。

先日訪ねた友人から手紙が届いた。

そう、昔はこうやって手紙のやりとりもしてたよ。
久々に見る彼女の字。
なんだか、一気にあの頃に戻った気がした。

「こんど、2人で広島いかない?
 Nの所に遊びに行こうよ」

最後の1文に目が止まる。
大学時代、彼女と私とNはいつも一緒。
何となく集まって、何となく一緒だった。
考え方も、生活の仕方も、好きな服の趣味も違って、
ただ、落ち着ける空間が一緒、っていう感じ。
誰かの部屋に集まっても、それぞれがしたいことをしてる
そんな関係。
でも、
困ったときにいつも助けてくれた友達。

「福島行っちゃったら、今以上に行けなくなるでしょ?」

なんて言葉が、嬉しいような悲しいような。
やすくんのことについても書いてあった。
私が漠然と話をしただけなので、
十分に伝わっていないところもあったけど、
それでも、彼女らしい思いを私にぶつけてくれた。

やすくんとのことで、いろんな人に言葉をもらいながら
彼女がくれた言葉が一番心に突き刺さった。
ここには書けない、大切な言葉。


彼女にやすくんのことを話してよかった。


2001年11月01日(木) シンクロ。

毎日とは言えないまでも
日記を書き続けてきて思うこと。

振り返ってみると、あっという間だったこの時間も
1日1日を重ねて今にたどり着いてるんだってこと。
そして、その1日1日には
何かしらの変化や発見があること。
積み重ね、ってこうやってしみじみ感じるものだって
初めて気づいたような気がする。


もともとは、日記を読むのが1番の目的で、
my enpituに登録したくて書き始めた。
いわば「おまけ」の私の日記。
おかげさまで、いろんな人の日記を登録している。
中には、メールを下さった人もいる。
「縁」って、こんな所にも転がってるんだなって、
思った瞬間。



ところで、日記を読んでると、
特に恋愛系の日記では、
幸せな時と、何となく停滞気味なときが
自分のそれと重なってるように感じるときがある。
数ある日記の中で、私の読んでる日記は
ごくわずかなはずなのに。

ちょっとした不思議。


いつも、my enpitu に登録してる日記を読んで、
それからに自分の日記を書いてる。
やすくんと何となくすれ違い気味で
ブルーなときにPCを立ち上げると、
登録しているいくつかも同じく、
やっぱりブルーな内容だったりする。
「あ、やっぱりね」なんて
思ってしまう。

いいことでもそう。
気持ちの波が日記を通して伝わっているんだったら、
それはそれですごいこと。

同じようにブルーな人たちの日記が
何日か後に少し上昇気流に乗りだしてると、
「私ももう少しで、ここから抜け出せる」
って、確信めいた気持ちになる。

天気予報みたいに
おすそわけみたいに、
最近日記を読んでます。

みなさん。今後ともよろしく(ちがうか)


きき MAIL

投票ボタンです。↓

日記才人の投票ボタンです。↓

++優しいココロの おすそわけ++