としょかん日記
DiaryINDEXpastwill


2004年11月27日(土) イン・ザ・ミソスープ

朝から雨、そして強風
こんな調子で客なんざこねーよなんて思ってたら結構来るもんだから不思議
バイトの子は「強風で休館になるのを期待してぎりぎりまで寝てました」と
ほのぼの発言
そういう思考結構好き

今日の一番厄介なレファレンスは「味噌汁の歴史を知りたい」でした
目の付け所がなかなか違いますな


2004年11月26日(金) 雑誌の話

雑誌はどうしてそんなに気が早いんだ?
月刊誌はもはや「2005年1月号」が発行されている
もっと先行く雑誌はそろそろ2月号だ
こっちはまだ酉の市にも行ってないんだよ(毎年行ってないけど)

雑誌がきたら表紙に’04などと発行年をマジックで書く
だからこの頃は毎年気を抜くと間違う
間違っても1を2にしたり、2を3にするのはなんとかごまかせるのだけれど
去年の3→4や、今回の4→5なんてもう無理
「すてきな奥さん」の表紙に極端に太い“05”の文字があっても
図書館員を責めないでおくれまし


2004年11月25日(木)

先週末五連休の余波が今朝来ました
久々に弁当を作ったのはいいのだけれど
包んで持っていくのを忘れてしまいました
あわれ、嫁さんの昼飯となるのでした・・・
雪のせいだよー

そんな降る雪のおかげで客足にも影響が
なぜかAVブースには満杯になるくせに貸出が伸びない
まあ、正直こんな雪降る中外出たくないわな
同感であります

人のまばらな図書館では
なんだか時間がゆっくり流れているようで
さくさくと棚の整理がはかどります
これを聞いて
「あー図書館は楽でいいねー」なんていう輩もいますが
そんな奴は気にしないことにしました
あなたがどういう仕事をしているか知りませんが
わたしにとって誇れる仕事をしていますのでおかまいなく


2004年11月24日(水) 鮮度

図書館勤務になってよその図書館を覗くのが趣味になってきた
どこも工夫しつつ特色を出そうとしつつ
それでいて苦労しているようで共感を覚える

先日まあ田舎の図書館へ行った
8時まで開いているし外観はきれいだし
ビデオなんかも豊富にそろっているので結構期待
ところが、必要に応じてロードマップを見てみたら愕然
札幌の隣の市・北広島市がいまだ「広島町」のまま
慌てて奥付を見ると1995年発行だって
ロードマップは新鮮さが必要でしょー
10年サイクルか?


2004年11月18日(木) かっくん

今日も近くの小学校へ詠み聞かせへ行った
今回用意した本は以下の6冊
・ぴかくんめをまわす
・これはのみのぴこ
・3びきのやぎのがらがらどん
・カニツンツン
・かっくん
・ぼくのくれよん

今回は2年生のクラスで読むこととなり
「ぼくのくれよん」「これはのみのぴこ」「かっくん」を読んだ
「これはのみのぴこ」いいっすよー
肺活量が試されるのでパパが読むのに最適です
読んだときちょっとかんだけどそんなこと気にしない気にしない

「かっくん」はちょっとばかり先生の目を気にして読んだ
乙武さんが翻訳の絵本で、要約すると
まるの一族に四角い子が生まれる
友達に相手されなかったその子が
ひょんなことから特異な能力を持っていることに気づき
周りのみんなに認められるという話
子どもたちは喜んで聞いていたけど
私の背後には
「どうっすか先生。こんなにも教訓めいた絵本もあるんですよ。授業や生活指導にも使えるでしょ。もっともっと図書館と図書館員を活用してくださいな。ぐへへー」
というオーラをフルに出してやった
どこまでそのオーラが届いたかはわからんけど
学校と連携を強めたいのは本心でっせ


2004年11月17日(水) 体育館と図書館の共通項

うちの図書館相変わらず暖房が効かない
どう効かないかって2階の事務室ではあまりにも暑くて半そでなのに
1階の開架へ来るとあまりにも寒くて長そでへチェンジ
一つの施設で二つの季節を楽しめます
かと思えば次の日開架が暑くて事務室が寒くなったりする
逆転現象も楽しめます
こんな環境で風邪ひかないわけがありません

それに加えて玄関の自動ドアも壊れました
まだ内側の自動ドアだからお客様の出入りに実害はないけど
これはこれでとても寒い
寒さしのぎに図書館に来たお客さんもいるだろうに
外とさほど変わらない
配架しようと本触ったら本が冷たいの
どんな施設やねん、そこ!

そんなカウンターにいると何かノスタルジックな気持ちになる
その原因が今日解明されました
この寒さ、どこかで体感したことがある
そうだ!これって一時間目、まだ暖まっていない体育館の寒さだ!
体育は走り回るからいーけどさー
こっちはそうもいかねーんだよー
早く業者さん来て・・・


2004年11月15日(月) 梁山泊に

あーやべえやべえ
再び歴史小説読みたい欲が再燃して生きた
今回は北方謙三の水滸伝が狙い目
宮城谷昌光の三国志も読みたいけどまだやっと3巻まで出たとこだから
まだとりあえず保留で
ちらっと水滸伝14巻見たけど
ストーリーは史実(史実ではないか)と結構違うみたい
ご丁寧に戦死者リストを巻頭にのっけてくれて先がちょろっと見えてしまいました
とりあえず今抱えてる真保裕一と恩田陸片付けたら手出すかな
そんなときに限って井坂幸太郎『チルドレン』が棚に残っていたりするから
気持ちが揺らぐ揺らぐ


2004年11月11日(木) 快眠

最近我が家では早寝が流行っている
ゆずが8時半に寝るのはまあよしとして
嫁さんは先日9時半に寝た
昨日一昨日とわたしは10時半に寝た
寝れねーよなんて思いながら布団に入っても
ぬくぬく湯たんぽのおかげですぐに夢の世界へ招待される

それでいて早寝とセットのはずの早起きができない
ゆずは6時に目覚めて一人で遊んでるけどついていけないっす
今日もさっさかねっかな


2004年11月10日(水) 準備万端

気がつくと11月も三分の一を過ぎました
こりゃ年末年始ももうすぐそこだな

しっかしさー
本借りるときにカードが必要なのはわかっていることでしょ
なぜゆえにあらかじめ用意しておかない?
ごっそりと本持ってきて財布開けてカバン開けてポケット探して
もう一度見た財布にありました
ってお前の後ろの列みんなに謝れ!
って後ろの列で思ったことありますよね?
前のカウンターでは常時思っております
わたしはそんなときわざと疲れた顔でその人を見るようにしています
あと聞こえるか聞こえないかのちっちゃいため息をつくこともあり


2004年11月08日(月) 九州

「バカ日本地図」を中央で発注していたのでつれっと予約する
予約人数4人中4人が職員という素敵な職場

試しに何も見ないで九州の地図を書いてみる
わたしのてがかりは桃鉄のみ
「ここに佐世保があって」「確かこの辺湯布院」
「宮崎シーガイアもあったはず」「博多って何県?」
「佐賀って歌ないと確かに九州にあるって知らん」
バカコメント続出
結局どうしても一つの県が出てこなかった
何が出てこなかったは恥ずかしいので秘密
こんなんでも小・中・高の教員免許持ってるんだけどね


2004年11月05日(金) お怒りはごもっともです

昨日は祝日だけど特別開館なんぞやってみました
どーせお客さんなんかこねーよ、なんて高を括っていたら
意外と皆さん暇なのね(←失礼この上なし)
結構な忙しさだった

そんな中にトラブルあり
全面的にこちらが悪かったのですが
「気分悪いです!」「不愉快だ!」とわめき散らしていただきました
わたしは配架に出ていて全てを見たわけではないのですが
目がこえーよ
それでも図書館側のミスが重なってのことなので言い訳ができません
気つけないとね


2004年11月01日(月) 選ばれて

わたしは一般書の選書の仕事を持っていますが
芸能人の本や娯楽の本など、一般的に低俗的と思われる本は選ばないようにしています
なんていいつつVOWが入ってたりするんだけどね
「ヒロシです」も個人的には欲しかったけど泣く泣くあきらめた
他の職員さんはほとんどヒロシを知らなかったしね
でも中央で予約が入ったらしく発注していた
ラッキー

うちにもいつもここからの「どけどけ」が予約来たけど
さすがに買う気なくて市外の図書館から借りてみる
お客さんに渡したあと二日で戻ってきた
試しに読んでみたけど15分で読めるわ、これ

今話題でも所詮1、2年後には廃れちゃうよね
猿岩石日記や朋友日記がブックオフに100円コーナーで大量に見かけると
その気持ちが強くなる
でもその2年のうちに自分の一生を決める本としてその本を手にとることがあるかも知れない
そう考えると選書なんてできないですけど
「図書館にあるべき本」の見極めが難しいんですよ

以前ちょっとしたアンケートを図書館でとったとき
「図書館に関する本なんて図書館勤務の人しか読まないだろう
そんな本よりもっとみんなが読む本を買って欲しい」
という意見があった
これにはしびれた
確かに図書館に関する本は専門的で読む人を選ぶでしょう
しかしそこが図書館である以上そういう本は集めておくべきなのです

なんてまじめな話をしながらも
今週はイエローキャブ野田社長の本を購入しちゃったんだけどね


信々 |MAIL

My追加