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 長崎街道残照

著者に無断で・・
でも 出版済みだから 良いでしょう。




著者は北九州在住のワタクシの兄。

9月に行った時に 住まいの近くの松並木に
案内してもらった。
それが 長崎街道の一部 「曲里(まがり)の松並木」。
両側の松が9月のまだ暑い日射しをさえぎって、
絶好の散歩道になっていた。

3年間にわたって 長崎街道をたどり 要所要所の写真を
400枚ちかく撮りためたそうだ。

その話を聞くたびに「ぜひ自費出版しなさいよ」と
言い続けた。

今年、身体をこわしたこともあって、ついに思いたったらしく
「写真の整理と地図を書くのに往生している」と電話で
話していた。

そして 「できたから送るよ」

題して

  長崎街道残照 

どうして「長崎街道を歩いて」とかなんとか ではなく
「残照」なのか。
兄はこう書いている。

「・・時の彼方に消え去った曖昧さ、と確実に残る息吹とを
併せ持った長崎街道の旅は、まさに「残照」と呼ぶに
相応しい思い出に包まれたものになりました。・・」

そこここに残る道標、古い神社仏閣などの写真を見るにつけ
街道を幾日もかけて辿ったであろう人々の思いが
伝わってくる気がする・・それが 兄のいう「残照」
なのかもしれない。

そしてそれは 3年もかけて 今に残る街道を探し続けた
兄が実感した「残照」の ほんのかけらかもしれない。


一体「長崎街道」の何が兄の興味をひきつけたのか?

「・・多くの宿場は、まさに「訪ね歩く」の言葉どうり
史跡を求めて、ただひたすら歩かなければならなかった。
しかし この旅の苦労の果てに 私の心は、年月を超えた
歴史の重みを、しっかりと捉えることができた。」  

風化しつつある歴史を 今にとどめること。



私が「D70sを買おうと思うんだけど・・」と電話したら
「あぁ あれは良いカメラだよ」と云ったヒトが、
9月には ちゃっかりとD80を手にしていた。
で、新しいレンズを 遠慮なく借りて撮ってきた。
あのレンズ 良かったなぁ。

いや 弘法は筆を選ばず・・カメラはレンズを選ばず・・


私の「長崎街道」は いずこに・・・?




2006年11月12日(日)



 秋の益子

結婚以来 殆ど毎年益子の陶器市に
年に2度 春秋 出かける。
今年は 2日〜6日までらしいので
混む連休は避けて 2日に行ってきた。

道路もすいていたし 市も空いていた。
買いたい物は きまっていたので、
迷わず その売場へ。
これしか作っていない作者から 白いお皿を買い
去年から集め始めた
焦げ茶に白い模様が入った お皿 小鉢などを買う。

今回 買おうかどうしようか迷い 結局買って 
一番気に入ったのが これ・・・




飽きたら一輪挿しにしようと思うが それまで無事かどうか
形が不安定だから 常に水をいれておかないと倒れそう。
それに うっかり 低いテーブルに置こうものなら
モカのしっぽの一振りで どこかにとんでいってしまう。

磁器よりは陶器のほうが好きなのは
ごっついながら しっかり実用に耐えるし
他の食器とケンカしても負けない強さ
手に持ったときの暖かみ・・のせい。

なにより 気取りがなくて 
雑に扱うと「こらぁ・・」とはいうが
決して「やめなさい。わたしはあなたむきではありません」
とは いわないこと。(食器がンなこというか?)



3分くらいの紅葉を 道々楽しみながらドライブした。

途中 茅葺きの小さな「庵」を見つけ、車を停めてもらって
写真を撮る。締め切ってあったが、開けたところを
見てみたかった。
益子までの道は 田圃 畑 農家 と昔の田園風景が
堪能できる。
秋は紅葉 春は緑の濃淡・・・
毎年 通うのは これが楽しみだからかもしれない。



2006年11月03日(金)
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