オリから出た日々

2006年02月28日(火) 明日インドを離れます

昨日まで現場でバタバタしていたもので、引継ぎの書類やデータのまとめなどが少し残ってしまいました。
今日はそれをこなすのに専念したかったのですが、やはり最終日ともなると挨拶や引継ぎなどをあれこれ対応せねばならず、夜になってやっと仕事関係の引継ぎは完了しました。

それから晩ご飯はまた課長たちと最後の晩餐をしてもらって、今からパソコンのデータの整理と消去を行います。まだ部屋の最後の片付けも残っているし、明日は朝の6時過ぎに出発ですし今夜は寝られるのでしょうか。

まあでも出発してしまえば、車や列車でいくらでも寝られますからね。

この日記を書いているのを知っている課長たちが、日本へ戻ってもこの日記を書いて近況を知らせてくれよなと言われてしまいましたよ。
日本の人に近況を知らせるつもりで書いていたこの日記ですが、逆のパターンもあるという事ですね。

美味しそうな夕ご飯のメニューを書いて羨ましがらせますか(笑)。


明日は出発です。
色々あった3年3ヶ月半のインド勤務でしたが、終わってしばらく経つと懐かしさが出てくるのでしょうね。



2006年02月27日(月) 終わりました

今日、最後のグラウト工事を終わりました。

この作業の難しさは、待った無しでその場で状況を見て考えて決めなければならない事ですね。本当にそのやり方でいいのか、という判断をその場で下し、エンジニアなどに説明して行動をするのを求められるわけです。

そこにこの現場の場合は、機械や材料や人の心配も大きくのしかかってくるのですが、そこを課長がガンガン動いてクリアにしてくれて大いに助かりました。自分はテクニカル担当で専念できましたからね。

昨日の作業で出来た赤剥けにセメントをまたこすり付けるような作業は辛かったですが、これを終わらせれば心置きなく日本へ帰れるのだと夢中でやりましたよ。

これで現場の作業は終わりましたので、明日は最後の書類関係を確認して課長などに引継ぎをしてやっと帰れます。
今日はスーツケースとバッグに主な物を詰め込んで送りましたので、後は手回りの品をまとめれば日本へ帰れます。やたー。


帰任まで1日。



2006年02月26日(日) 12時間コースでした

バタバタしていたUpper Damのジョイントグラウトは、今日の朝9時から夜の9時まで現場に張り付いて最初の2ブロックを何とか完了しました。

モーターが壊れてる、ミキサーの能力が足りないなど、グラウト注入が始まってみたら、あちこちでトラブルが続出でしたが、電気溶接機で急いでアジテーターに穴を空けてミキサーの能力をカバーしたり、モーターは似たようなのを村から運んで付け直したりして、バタバタしながら行いました。

始めてみるまで動くかどうかわからないというのはいつものパターンですけど、今日みたいに時間が無いのにモタモタしていると、ついこちらの声も大きくなってしまいますよ。
出だしのモタモタで、これは10時間コースどころではないと覚悟を決めたのですが、何とか課長とかの活躍で盛り返してくれたのは助かりました。

久しぶりにセメントミルクまみれになって、手の平や腕もセメントに負けて赤剥けになってしまいましたね。ゴム手も用意したのですが、どうしても素手でないと微妙な感覚がわからないのですよね。

でも暑いけどレインコートを着て作業をしたので、下半身は大丈夫だったのは正解でした。セメントミルクで濡れたズボンだと、擦れる場所が赤剥けになってしまいますからね。


帰任まで残り2日。



2006年02月25日(土) 10時間コース決定

今日はUpper Damので昨日の続きの仕事をしたのですが、昨日よりマシになったとはいえ、相変わらず水芸を披露してくれましたね。

しかも今日の夕方に到着すると言っていた2台目の機械が送っていないという話に変わってしまいましたよ。
電話でずっと催促確認をしていて、もうすぐ着く明日着くという返事でしたのに、今日になって必要が無いと思ったから送らなかったって話が急に変わってしまいました。

2台の機械を使っても5時間以上かかると想定していたのに、1台しかないと10時間コースになってしまいます。しかもそれはしっかりした段取りで順調にいっての話で、未だに水芸をしているような漏れ漏れの配管でどうやって終わらせればいいのでしょうか。
明日は朝から夜まで張り付いて意地でも終わらせますけどね。

まあここで働いた3年ちょいで「この嘘つき」と何度言ったり思ったりした事でしょう。最後の最後までそれは変わらなかったです。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…トンカツ
小鉢物…茹でナス、キュウリの酢の物
スープ…玉子スープ


ローカルの送別会で色々と飲んで食べた後でしたので、晩御飯はほとんど食べませんでした。そういう時にトンカツは厚さや揚げ具合がちょうどいい美味しい出来上がりになっていましたね。



2006年02月24日(金) 今日も送別会

今日は事務所のローカルが私の送別会をしてくれるそうです。

しかし最後の仕事が進まなくて、今日も現場でがっくりしてきましたよ。見た目は格好がついていますが、水を送って圧力をかけるとあちこちの配管のジョイントで漏れたり噴いたりしてきます。
水芸なんてするように言った覚えはないぞー。

荷物の整理もまだだし、夜は落ち着いて出来るから書類の整理をしたいのですが、せっかくの送別会ですので楽しんできます。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ牛肉すき焼き風
小鉢物…ソーセージ、ヒジキの煮物
スープ…味噌汁(薄揚げ、ネギ)


すき焼き風の味付けは一口食べてみて醤油が効き過ぎていたので、生卵を中に落としてみました。でも鳥インフルエンザもインドに上陸したらしいので、念のためにレンジでチンしたら、卵とじ風の違う料理になってしまいました。でもまだ辛かったですよ。



2006年02月23日(木) 帰任日の延期

当初、2月27日にこちらを出発して、2月一杯で帰任という予定でしたが、UpperDamのグラウトの仕事が始まらないので、延期となってしまいました。

とりあえず2日遅らせて3月1日出発の2日に日本到着に変更ですが、その仕事がなかなか始まらずに、また延期があるかとやきもきさせられていました。
まあでもやっと今朝機械と人が到着して段取りが始まったので、何とかギリギリで間にあいそうです。

しかしインドは簡単に「Tomorrow」と言ってくる国ですので、気を抜かずに仕事を終わらせなければなりませんよ。

いや、本当にこの1ヵ月は帰任の喜びより延期の不安と怒りで落ち着かなかったです。帰任後の予定もほとんど決められませんでしたしね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…イカリング炒め
小鉢物…野菜炒め、金平ゴボウ
スープ…玉子スープ


メインのイカリング炒めと野菜炒めと一緒に出すのは、バランス的にどうかなと思いました。まあ味付けはタレと塩胡椒で変えていましたけどね。



2006年02月22日(水) 昨日は飲みました

昨日の総領事歓迎パーティでは、まとめの仕事や部屋の片付けなどの帰任の準備も残っているので、大人しくして早く引き上げようと思ったのですが。

パーティに来た人に帰任の挨拶などもちょこちょこしていたら、やはり話のネタにとっ捕まってしまって、かなり飲んでしまいましたね。
総領事も気さくな人で、前任地のドイツの話を交えながら色々な話をしてくれましたよ。

やっとパーティから逃れて事務所にいたら、課長が戻ってきてこれから食堂でビールを飲もうと、0時を過ぎているのにまた飲まされてしまいました。

まあそうやって一緒に飲もうと言ってくれるのは嬉しいものです。
一緒に飲めるのも残りわずかですので、楽しく飲みたいですね。


昨日のパーティメニュー

カレー、モンゴリアンフライドライスなど。


モンゴリアンフライドライスは、お客さんで初めての人も多く、目の前で材料を選んでその場で作ってくれるというのが受けたのか、かなり盛況でした。私は一番乗りで作ってもらいましたよ。



2006年02月21日(火) 新領事歓迎パーティ

今日はカルカッタの新任の総領事が現場の視察に来ますので、夜はゲストハウスで歓迎パーティが開かれます。
私も一応在留邦人という事らしいので、そのパーティに呼ばれております。




夜の7時半から開始という事ですが、準備の様子を覗きに行ったら6時半を過ぎてもコックさんがまだ仕込んでいる最中でしたね。




手馴れた手つきでナンの生地を丸めております。私が写真を撮ろうとしたら、愛想良くナンとかタンドリーチキンとか説明してくれました。




タンドリー釜の上には、串に刺したタンドリーチキンが準備されてぶら下がっています。もうすでにタンドリー釜は火がガンガン熾っていますから、焼き始めればすぐに出来るでしょうね。

パーティの段取りを見るのも楽しいものです。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…ハンバーグ(デミグラソース)
小鉢物…おでん、冷奴
スープ…ポタージュスープ


20日ぶりのハンバーグは久しぶりのデミグラスースで出てきました。今までずっと和風ハンバーグばかりでしたので、懐かしく感じました。
みんなの好みの問題もありますが、やはりたまには違った味がいいですね。



2006年02月20日(月) 宴会が続く

昨日は送別会で遅くまで飲んでカラオケをしてしまいましたが、これから帰任するまでは宴会が続きそうです。

明日はカルカッタの新任の領事が現場視察に来るので、夜は歓迎のパーティがありますし、たぶん週末にはグラウト工事と盛り立て工事の完了記念パーティがあるでしょうしね。

また今日はコンサルの人たちに帰任日の話から「発つ鳥、後を濁さず」だよと、例の遅れている仕事を早くするようにプレッシャーを受けまして、その仕事が終わった最終日に朝まで送別会をして見送ってあげようとか言われてしまいました。
もちろん頑張りますと返事してきましたが、逃げられないようにしっかりチェックされていますね。


昨日の送別会特別メニュー

エビフライ、イカフライ、チキンのチリソース、ウィンナーのベーコン巻き、刺身&握り寿司(マグロ、タコ、サバ)、焼きビーフン、ポテトサラダ、枝豆、抹茶ババロア


今まで送別会だと率先して盛り上げていたのですが、どうも自分の送別会だと勝手が違って大人しくしていましたら、周りの人がいつものお祭り男がどうしたと気にしてくれます。いや、私の本質は大人しいのが普通ですよ。



2006年02月19日(日) 今日は歓送別会

今日の夜は今月一杯で帰任する私ともう一人の人の送別会と、昨日赴任した人の歓迎会が行われます。

仕事も残っているし、残り一週間という気がほとんどしないですが。
机や部屋の片付けや荷造りも残っていますよ。そろそろ本気でしないとね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…チキンカツカレー
小鉢物…冷奴、春雨サラダ
スープ…味噌汁(ワカメ、ネギ)


チキンカツは薄くてあまりジューシーではないので、そのままで食べるよりカレーと一緒に食べる方が合っていると思いますね。



2006年02月18日(土) 遅れ

現場の片付け、書類の提出、仕事の段取り、全てが遅れております。
今日も打ち合わせで、何を考えて仕事をしてるんだーと現場のフォアマンを怒鳴ってしまいましたよ。

次の仕事のためにこれを優先するのが必要だと何度も説明をしているのに、目の前にあるからと優先でない仕事をしていて、打ち合わせをすると人が足りないから予定より遅れると平気で言ってくれます。

最後まで疲れさせてくれますね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…ちゃんぽん
小鉢物…魚のフライ、ポテトサラダ
スープ…玉子スープ


昨日は出張先で昼食にカレーをご馳走してもらった時間が遅くて(3時過ぎ)、しかも勧められていっぱいいただいてしまったので、夕食時はお腹がほとんど空いていなかったです。
なのでちゃんぽんの野菜とポテトサラダをちょっとだけいただきました。



2006年02月17日(金) 帰ってきました

今日はアサンソールの町まで行ってきまして、そこのボーリンググラウトの会社で交渉を行ってきました。

そこは私がインドへ来たばかりの2002年12月にこの現場で仕事をするサブサブコンだという事で視察をしに行った会社なのですね。
色々な事情があって結局違う会社になったのですが、今でもその時の因縁を引きずっておりまして、すぐに交渉に乗ってくれようとはしませんでした。半ば強引に押しかけて行った形ですが、課長の説明で以前の因縁に対する誤解は解いてくれたようで、何とか無事に話がまとまりました。

来週、何とか仕事が出来そうです。しかし口約束というのはあてにはなりませんし、実際機械や人が来て仕事が始まるまでは安心できませんね。
でも任期までに終わらせるように頑張るぞー。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…サンマ塩焼き
小鉢物…サトイモとニンジンの煮物、キュウリの酢の物
スープ…トムヤムクン


サンマは一夜干しみたいな干からびた感じなのに焼き置きしていたため、パサパサして美味しくありませんでした。脂が乗ってホクホクしたサンマが食べたいですよ。



2006年02月16日(木) 明日は出張

私の担当する最後のUpper Damの工事が色々な事情によって延び延びになっていますが、明日はそれについての交渉で3時間ほど離れた町へ行ってきます。

朝にこちらを出発して昼間に交渉を終え、遅くとも夕方には向こうの町を出ないと泊まってこなければならなくなります。そこの町からキャンプに戻る道は別名アリババ街道と呼ばれるほど治安が悪い道ですからね。

さて交渉がうまくいけばいいのですが…。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…ハンバーグ(トマトソース)
小鉢物…刺身(マグロ、タコ、サバ)、麻婆豆腐
スープ…コーンポタージュスープ


今日のメニューはメインを張れそうな物ばかりで、バランスという物をもうちょっと考えてくれたらいいなと思いましたよ。まあでもハンバーグは最近の和風一本やりから脱しただけでも良しとしましょうか。



2006年02月15日(水) 片付け

しばらく使っていなかったLower Damのコンテナハウスを道路整備のために移動する事になりまして、今日は中に入っていた机や椅子を全て運び出して片づけをしました。

もう私の仕事では使わないので、壁に貼ってあった図面や床のゴザなども全て剥がして燃やしてしまい、最後に床を箒で掃いて片付け終了でした。
でもクーラーがアリババされた(盗まれた)壁の隙間から埃がかなり入り込んでいたので、箒で掃いたらすごい砂埃でしたね。

このハウスも床にゴザを貼ったり、屋根や壁に覆いをつけたりして苦労して段取りをしたので、段取りに比べて撤去するのは簡単だなぁと思いながら最後のご奉公できれいにさせてもらいましたね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…鶏脚オーブン焼き
小鉢物…ナスと牛肉の煮物、マカロニサラダ
スープ…澄まし汁(ワカメ、ネギ)


鶏のオーブン焼きは焼き過ぎで焦げ目が多い上に作り置きだったので、固くてボソボソしてあまり美味しくなかったです。焼く時間くらいは待ちますので出来るだけ作りたてが食べたいですね。



2006年02月14日(火) 団体交渉

工事の進捗が進んで(私も含めて)次第に人が減ってきますと、当然ながら現場へ行く車も減るしドライバーも減らさなければなりません。

今日はその辞めてもらうドライバーへの通告の日でしたが、どうも色々と揉めたようで、午後からはドライバーが車を動かさずに団体交渉らしき物を始めてしまいました。

昼から昼食も食べずに夕方の5時半近くまで20人以上のドライバーが集まって交渉をしていましたね。それで何とか話がついたようで、私は5時半になってやっと車で現場に行く事が出来ました。

ドライバー達も生活がかかっているわけであり、団体交渉をして要求をするのは結構なのですが、仕事時間が終わってTime Cardの時間を朝から夜までの時間を書いてきたので、この時間ではサインは出来ないと断りましたよ。
ストライキで仕事を止めて給料まで貰えると思っているのでしょうかね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…チーズサンドトンカツ
小鉢物…ダイコンとニンジンの煮物、マッシュルームの煮物
スープ…トムヤムクンもどき


今日のトンカツは肉の真ん中に切れ目を入れて、そこにスライスチーズを挟んで揚げた物でした。工夫しようという気持ちは良しですが、結果としてはいつもよりちょっと変わった感じという程度でしたか。豚肉とチーズという組み合わせも今一つでしたから、チキンカツとの相性の方がいいのかもしれませんね。



2006年02月13日(月) 夏の気配

日本ではまだ厳しい冬の寒さでしょうが、こちらは次第に夏の気配を感じるようになってきました。昼間の気温はまだ30℃を越えませんが、夜の冷え込みが減って20℃くらいになってきました。

夏の気配として、冬場は2〜3枚だった寝る時の毛布が1枚に減った事や、蚊が大量に発生し始めた事などで感じられますね。先日は夜の事務所で天井扇を回す人も現れたのが、夏の訪れという感じがしますよ。

しかしまだまだ過ごしやすい季節で、5月の雨期直前の50℃近くなる酷暑に向けてがここの夏本番でしょうね。
その暑さはもう3回経験しましたから卒業という事で、今年は日本で普通の夏を迎えられるのは嬉しいですね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…ビーフステーキ
小鉢物…たこ焼き、春雨サラダ
スープ…コーンポタージュスープ


今回のステーキは薄くて火も通りすぎ、あまり歯応えがよろしくないステーキでしたね。肉の面積は狭くていいから、もう少し厚く切ってくれるといいのですが、そう言うと今度は厚くて噛み切れない厚さになるのでしょうね。



2006年02月12日(日) (おそらく)最後の山登り

毎週土曜日に5ヶ所の水位観測孔で水位観測をローカルのエンジニアが役所の人の立会いで行っています。
土曜日の夜にその水位データをチェックしたのですが、1ヶ所だけ水位が上がっているデータがあって、雨の降らない乾期のデータとしては妙なので、念のために今日私が再度確認のために測定してきました。

その再測定しなければならない水位観測孔はLower Damの山の上にある孔で、以前は毎日のように山登りをしていましたが、水位計などを持って登るのは久しぶりでしたね。




水位計と孔口のプラグを開けるための工具です。この工具が太さ2cm以上の鉄棒ですので重いものです。水位計も50mの深さを測れる物で、先端のセンサーで水を感知して音を鳴らすために電線を使っているのでこれも重くなります。この二つを担いで久しぶりに山登りをしたら息が切れましたね。




口元を壊されないように保護するために、コンクリートの壁で囲んだ水位観測孔です。鉄筋をがっちり組んで打ったコンクリートなので、少々ハンマーなどで叩かれてもビクともしませんよ。
左上に以前壊された口元コンクリートの残骸が見えます。鉄筋無しのコンクリートでしたので何者かに壊されてしまいました。




口元のプラグを外しています。保護のコンクリート壁のおかげで、開ける工具が大きくなってしまって重くなってしまいました。
右や上の壁には誰かが叩いて壊そうとした痕が見えますね。




孔の蓋を開けて水位計のセンサーを挿入して水位を測ります。孔の深さは50mほどで、現在は30m弱の深さに水位があります。
雨のほとんど降らない乾期になってもう数ヶ月経つのに上流のダム湖の水位よりかなり高く、山の保水能力というのはすごいものだなと思いますね。




今回がこの山の上に登る最後の機会でしょうから、上流のダム湖の写真も撮ってきました。
去年の雨期の間に貯まった水が見えますが、今年と来年の3回の雨期を経てから、立ち木を伐採して線のように見えるHigh Water levelまで水が貯まるようです。

やはりダム湖の水も富栄養の影響を受けて藻が多いのか緑色の水です。貯め始めた当初は流れ込んだ表土の影響で赤茶色だったのに比べれば、まだきれいに見えますね。

今回でここの山登りは最後でしょうけど、やはり苦労して終えた仕事というのは忘れられないもので、息を切らして登りながら色々な事を思い出したりしましたね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…うな丼
小鉢物…肉団子、牛肉とシラタキの煮物
スープ…トムヤムクン


今回のうな丼のうなぎはあまり入荷量が無かったのか、半身で一人分でちょっと寂しかったですね。置いてある見た目も古そうな山椒の粉の賞味期限は2002年8月と書いていましたよ。腐るものではないでしょうが、香りがほとんど無くなっていました。もちろん使いませんでしたよ。



2006年02月11日(土) 重ダンプの搬出

Lower Damの盛り立てもほとんど完了し、Upper Damも残りわずかとなってきたので、余ってきた重機類は現場から搬出する段取りに入っています。




Lower Damのモータープールに置かれた普通の状態の重ダンプです。




上の写真の重ダンプが搬出するためにタイヤや荷台の屋根部分を外して左側に並んでいます。トレーラーに載せて搬出するので高さを抑えなければならないからでしょうね。




後ろから見た搬出用ダンプです。タイヤの直径は2m以上ありますので、タイヤを外せば50cm近く高さが低くなります。




荷台の上には外したタイヤや屋根を載せています。荷台にそのまま置いていますが、誰もこの重いタイヤなどを盗む人はいないでしょう。

日本へ持って帰るかと思ったら、他の国の現場へ移動するようです。こんな大きな重ダンプが必要な現場となるとまたダム現場かもしれませんね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…鶏脚焼き
小(中)鉢物…そうめん、ツナサラダ、枝豆
スープ…玉子スープ


鶏脚はオーブンで焼いたのか、表面がバリバリしているだけでなく中まで乾いた感じになって今一つの出来上がりでした。
今日は枝豆がおまけで置いてありましたので、誰かがもう少しおかずを増やすように希望したのかもしれませんね。



2006年02月10日(金) 我が道を行く

こちらの道路を車で走っていると、人も車もウシもヤギも全て「我が道を行く」を地でやってくれます。

歩きやすい、走りやすい、止まりやすい、話しやすい、食べやすい、そういう場所を優先して行き、何か障害物があっても直前まで避けようとしません。車に乗っているとアクロバットかチキンレースを直に体験できますから、ドキドキハラハラのアミューズメントパークは必要ないですね。

という感じのが道路だけでなく、事務所で歩いていてもたまに経験します。今日も廊下を斜めに歩く人と軽く接触してしまって、相手の書類を落としてしまい、謝りながら一緒に拾いましたがちょっと釈然としませんでした。

斜めが最短距離なのはわかるけど、壁際を真っ直ぐ歩く人の前を反対側からクロスする形で突っ切られると簡単に避けようがないですよ…と言ってもわからないのでしょうな。
若くてかわいい事務所の女の子ですけどね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…トマトソーススパゲティ
小鉢物…ダイコンとピーマンと鶏肉の炒め物、冷奴
スープ…味噌汁(キャベツ、ナメコ、ワカメ)


スパゲティは麺が細いタイプを使っていて、トマトソースの濃い味と絡みすぎてバランスがちょっと良くなかったのが残念ですね。細い麺の場合はもっとあっさりしたソースの方が合うのがわからないのかな。
ちゃんぽんに使っているので太いタイプの麺はあるはすですけどね。



2006年02月09日(木) 寂しくなります

ローカルのエンジニアが一人、明日仕事を辞めて現場を離れるので、今晩は仲間内で送別会が行われます。
このエンジニアも仕事の残り具合からすると今月一杯までいて欲しかったらしいのですが、家庭の事情などもあり明日で離れる事になりました。

予定より早く人が減ると、どうしても残った人の負担が増える形になりますね。私も帰任する時は残す仕事が無いようにしたいです。
しかし仕事というのは最初に決めたように都合よくいかないのが常ですので、最後まで気を抜かないようにしないといけませんよ。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…コーンコロッケ
小鉢物…豚肉とピーマンの味噌炒め、山芋短冊、タコの刺身
スープ…澄まし汁(ワカメ、ネギ)


今日はいつもと違って小鉢物が1品増えていました。元請のエライさんが来た時などを除いて、1品増えるのは珍しいですがちょっと嬉しいですね。
コロッケは揚げたてでホクホクして美味しかったです。



2006年02月08日(水) やはり富栄養

1月17日の日記で書いたのですが、Upper Damの仮排水路トンネル出口の堰の水がまた藻で緑に染まってきました。




本来は1月中に終わらせる予定の仕事で、1月17日にほとんど藻の掃除を終わらせたのですが、仕事が始まらずに待っている間にまた藻がいっぱい生えてきました。




まだ仕事の再開の目処がつかないので、再度の掃除を掛けるタイミングが掴めず、ここに来るたびにこの柄の長いブラシを使って自分で出来る範囲を掃除をしております。




表面の藻は簡単に取れますが、水の底に溜まった藻もブラシで掬うと、このようにニュルッといっぱい取れます。ちょっと重くなるので握力の鍛錬にちょうどいいですね。




地面の上でブラシをふるうと、藻がベチャッと落ちて溜まっていきます。しっかり落ちないと手で掴んで落とすのですが、あまり気持ちのいい感触ではありませんよ。

2週間ほどで藻が掃除した以前の量に近いくらい復活したのは、やはり川の水が豊富な栄養を含んでいるからでしょうね。その豊富な栄養源を考えてしまうから、余計に藻の感触が気持ち悪く感じるのかもしれませんね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…天丼(エビ、キス)
小鉢(皿)物…お好み焼き、ポテトサラダ
スープ…キャベツスープ


天ぷらの衣が分厚くモサモサしているところに、天丼のツユを吸って重たくなり美味しい歯応えが全くなかったです。天丼はサクサクした衣にツユをサラッとかけて食べたいのに、誰が教えたのかツユでグツグツ煮てから丼のご飯に移していましたね。天ぷらはサクサクが命ですよ。



2006年02月07日(火) 頭隠して…

Upper Damの盛り立ての現場に行くと、今日もいつもの子犬が一匹元気に走っていました。




ダンプやブルドーザーが走っているコアの盛り立てている場所をチョコチョコ走っているので、ちょっと後ろから追いかけてみました。




すると仮置きしているロック材の所に入っていきます。そこには兄弟が2匹いて、私が覗き込むと3匹とも慌てて奥へ潜り込もうとしていますが、奥行きが狭くて頭しか隠れていませんでしたね。

動いているダンプやブルドーザーの横を走り回っていて危ないなと思っているのでなるべく危なくない場所へ追いやるようにしているのですが、潜り込む場所が岩の間では危なさはあまり変わらないかもしれませんね。

まあでも無事に大きく育って欲しいものです。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…揚げギョウザ
小鉢物…シラタキと牛肉の煮物、マッシュルームの煮物
スープ…味噌汁(アサリ、ネギ)


私も含めて周りの人のギョウザの好みは揚げよりも焼きや水ギョウザを好んでいるようです。揚げギョウザは誰のリクエストなのでしょうね。
それとカウンターに置いてあった手製のギョウザのタレが大きな丼にいっぱい作ってありました。課長は何でこんなにいっぱい作るんだって文句を言っていましたね。余ったら捨てているようですし、勿体無いものです。



2006年02月06日(月) 山火事

今日Lower Damの道路を走っていたら、山火事が道路の真横で発生しておりました。燃えている場所が道路から見て斜面の下側だったので、火の粉と煙が道路の方へ流れてきていて気持ち悪かったですね。

乾期はあちこちで山火事が起こりますが、いくら乾燥しているとはいっても自然発火するほどではないですし、やはり誰かが火をつけるのでしょうね。

仕事に影響の無い場所ならまだいいのですが、たまに現場の電線も燃えてしまったりするのが困り物です。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…サバの味噌煮
小鉢物…茹でナス、麻婆豆腐
スープ…玉子スープ


サバの味噌煮は煮込み過ぎて黒く焦げていました。味ももちろん味噌が煮詰まって濃すぎです。はっきり言って失敗作を出すなと言いたいですよ。
麻婆豆腐も鶏肉のひき肉を使っていてさっぱりし過ぎていましたね。



2006年02月05日(日) お見舞い

今日はジャムシェドプールへ入院した人のお見舞いに行ってきました。
カルカッタへ戻る人の車に便乗したので、朝の6時半出発となって帰ってきてからは眠くて2時間ほど昼寝をしてしまいました。

食あたりらしき症状で入院していた夫妻はかなり元気になっていて、1時間半ほど色々と話をしましたね。その最中にドクターの回診もあり、検査結果を見ながら明日の退院に問題無しという話をしていました。

私も入院していた時は何度もドクターの回診があったのですが、英語での細かいコミュニュケーションが難しかったですけど、今回入院した奥さんはドクターと細かいやり取りをしていて感心しましたね。
さすがジャムシェドプールの町にほとんど一人で住んでいるだけの事はあるなと思いましたよ。(旦那さんは週末だけ現場から帰ってくる)




今日のみんなへのお土産のチョコレートケーキ。
揺れる車で運んだのでちょっと表面がはがれてしまいました。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…ちゃんぽん
小鉢物…キュウリとワカメの酢の物、玉子サラダ
スープ…味噌汁(トロロ昆布、ネギ)


ちゃんぽんはいつもと違って底の深い丼に入ってきましたので、麺はいつものスパゲティ麺ですので箸ではちょっと食べづらかったですね。といってフォークを使って食べる感じでもないですが。



2006年02月04日(土) 明日はお見舞い

昨日、元請の日本人社員でお腹の調子がかなり悪くなってジャムシェドプールの病院へ運ばれてそのまま入院した人がいました。
その人の奥さんがジャムシェドプールの町に住んでいますので、旦那さんが入院になりますと連絡を取ったら、その奥さんも同じような症状になっていたので一緒に入院となりました。

食あたりらしいという事で点滴などの治療を受けて今日はかなり回復したようですけど、やはり夫婦で同じような症状になったのは一緒に食べた何かに当たったのではないかとの事ですね。

去年、私が高熱で入院した時と同じ病室に入院しているそうです。その奥さんには私の入院時にお見舞いに来てもらって世話になっていますし、今月で私は帰任という事ですので、お礼と挨拶を兼ねて明日はお見舞いに行ってきます。

でも大した事にならずに本当に良かったですね。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…天ぷら(エビ、キス、カボチャ、チクワ)
小(中)鉢物…マカロニグラタン、出汁巻き玉子
スープ…コーンスープ


今回の天ぷらのエビは大きなサイズで歯応えと食べ応えがあって美味しかったですね。以前の焼き鳥パーティで出た、カルカッタ産のエビのようです。
マカロニグラタンは普通のスライスチーズを乗せて焼いていましたね。ホワイトソースだけで焼いてもいいような感じがしますね。



2006年02月03日(金) ウィルスの影響?

今日は朝からネットの調子が悪く、エラー表示が出まくりでした。

先日2月3日から稼動し出すコンピューターウィルスがあるから注意してくださいという話があったので、自分のコンピューターのウィルスバスターの確認はしていたのですが、どうも今日のネットの不調はサーバーも含めてこのウィルスの影響を受けたのではないかなと思っています。

ヤフーコンピュータニュースに

>コンピュータシステムに被害を及ぼすワームが、現地時間の2月3日深夜に起動するようにセットされている。

>このワームをめぐり、多くの混乱が生じている。メディアやウイルス対策ベンダーが、ワームに共通の名前を付けなかったことも混乱を引き起こした理由の1つだ。
>CNETでは結局これを「カーマスートラ」と呼んでいるが、次に挙げる通り、その呼び名はまちまちである:CME-24(US-CERT)、MyWife(McAfee)、Tearec(Panda Software)、Nyxem(Sophos)、 Blackmal(Symantec、Computer AssociatesのVet)、Grew(Trend Micro)など。

と載っていました。
うーむ「カーマスートラ」と名付けられたのは、インドから発祥したのか、添付したメールがスケベっぽい題名だからなのか、どちらでしょう?

どちらにしてもネットの調子が悪くなるのは困ったものです。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…チキンカツ
小鉢物…大根とピーマンの煮物、春雨サラダ
スープ…トムヤムクンもどき


チキンカツのお肉がちょっとジューシーさが足りないのがちょっと残念でしたね。他のチキン料理でもやはりパサパサした感じがしていましたから、そういう部位を使っているのでしょうか。
トムヤムクンもどきは、味付けとか野菜はいいのですが、お肉にソーセージの薄切りを使ってしまってはトムヤムクンもどきになってしまいますね。



2006年02月02日(木)

去年の8月から蕁麻疹に悩まされ、12月に休暇で日本へ帰った時に病院で検査などをして貰って、Allegraというアレルギー用の飲み薬を一か月分処方されました。
日本のお医者さんは海外にいるなら2か月分出そうかと言ってくれたのですが、インドでも手に入りますという事で1ヶ月分にしてもらいました。




写真は同じインドで手に入るAllegraですが、よくよく見ると1錠180mgなのですね。日本で処方されたのは同じ錠剤でも60mgで1/3の分量ですよ。
そういえばインドでこの薬は朝方1錠飲みなさいと処方され、日本では60mgを朝夕に飲みなさいと言われましたね。




60mgを探したのですがこれしか無かったので、1錠をこのように3分割して飲んでいます。
よく値段を見るとこの180mg錠は1錠約10Rs(25円)もする高価な薬でした。確か一緒に飲めと処方された副腎皮質ホルモン剤は1錠1円程度でした。

ちなみにこの副腎皮質ホルモン剤は、日本のお医者さんに見て貰ったら、これは良く効くけどヤバイ薬だよと言われた物です。
Allegraが日本の錠剤の3倍の大きさなのも含めて、インドの薬はどうも強い目に作られているようですね。


昨日の一日会特別メニュー

チキンゴボウ巻き、エビフライ、焼きビーフン、枝豆、握り寿司(マグロ、タコ、シメサバ)、太巻き寿司、いなり寿司、ポテトチップ、抹茶ババロア


エビフライはいつものエビよりかなり小さめで寂しかったですね。全体的にもメニューが少なかったですが、お寿司が多かったのでお腹はいっぱいになりました。



2006年02月01日(水) 最後の一日会

今日は月初めの安全祈願と一日会(飲み会)がありました。

今日が一日だと全く忘れていて、夜の7時半前にやっとコンサルのお客さん相手を解放されてやっと戻ってきたら、課長に安全祈願だぞって7時半に引っ張られていってしまいました。

安全祈願はゲストハウスの神棚に向かって二礼二拍手一礼をするのですが、今日は私がここでの最後の安全祈願だという事で課長に言われて神棚のまん前で先導役を勤めさせていただきました。

その後にお神酒で乾杯があるのですが、そこでも先導した者が乾杯の前に一言述べなければならないので、今月で最後ですので今までありがとうございましたとお礼も述べておきました。

今月で帰任の話をまだ知らなかった人も多く、この現場が終わる最後までいるのじゃないのとか言われたりしましたね。
それは勘弁してください。

自分一人で帰任の話を受けた時よりも、こうやって人に知らせると次第に帰任の実感が湧いてくるようです。


昨日の夕食メニュー

メインディッシュ…かた焼きそば
小鉢物…うずら卵天ぷらチリソース、おでん
スープ…味噌汁(トロロ昆布、ネギ)


うずら卵を天ぷらにして、それをチリソースで和えたおかずはちょっと一工夫メニューになるでしょう。ウズラ卵の水煮をそのまま使うパターンに比べて進歩ですね。


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