正しい生活と読書記録

2009年03月28日(土) 読書ノーツ March 27, 2009

新鬼平犯科帳 17 迷路
文芸春秋
平成5年 13版

鬼平が、盗賊の恨みを買いピンチに陥ります。
盗賊改方なので、盗賊がうらんでいるのは当たり前ですが、
鬼平の過去が多分に関係していたりします。

盗賊VS元盗賊の見張り合戦も、話に深みを持たせています。

1)料理長が多すぎる
早川書房
昭和60年 5版
レックススタウト

アメリカのミステリー小説で
優れた作品に贈られる「ネオ・ウルフ賞」という
ものがあります。

その「ネオ・ウルフ」が登場する小説です。
超個性的な探偵「ネオ・ウルフ」が
料理長「現代でいうところのシェフ」の懇親会で
殺人事件が起こります。

元祖グルメ探偵「ネロ・ウルフ」は、その犯人探しに
取り掛かります。

120kgを超える巨体に、超美食家、探偵の依頼料はとっても、高額。
出不精


助手もグッドウィン君もいい感じです。

ポアロのヘースティングス、ホームズのワトソンはパートナーという
立場ですが、グッドウィン君は、本当の助手です。使用人です。


マクベス夫人症の男
早川書房
昭和62年 2版
レックス スタウト

精神を病んだ航空会社社員が、クリニックで
相談した内容を、なんともなく聞いてしまった「ネオ・ウルフ」。

爆破事件の真相に迫ります。


ラバー・バンド
早川書房
昭和58年 初版
レックス スタウト

かつて、アメリカが、まだ無法地帯の名残を残していたころの
話がもとになっております。

魅力的な若い女性に、貴族様からお金を取り立ててほしいという
依頼を受け・・・・・・・

魅力的な若い女性と書かれておりますが、
同性から感じることは、「うっとーしくて嫌な女」の一言につきます。
女の色気にも動じない「ネロ・ウルフ」は自分の家から出ることなく
解決します。



ネロ・ウルフ最後の事件
早川書房
昭和59年 初版
レックス スタウト

ネロ・ウルフシリーズの最終巻です。

結末は少々、あっけないですが、
ウォーターゲート事件が絡んでいたりして
当時の風刺が楽しめます。

ウルフが手紙のコピーを作れというのですが、
タイプライターにカーボン紙と紙を何枚も重ねて
コピーを作るところが古いですよね。


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どんぶり [MAIL]

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