正しい生活と読書記録

2009年02月26日(木) 読書ノーツ Feb 26, 2009

鬼平犯科帳 追跡 7
文芸春秋
平成2年 16版

これも鬼平の短編集ですが、今まで鬼平シリーズとは
ちと、趣がことなります。

しいて別タイトルを付けるとすると
「鬼平、ペットを飼う」
「鬼平、狐つきと対決」
「鬼平、蛙男を捕縛」
「鬼平、お熊と久々の対面」

などなど、動物縛りになっております。
最後には、ホモ盗賊も登場し、兎忠さん貞操の危機になりました。

これぞ、鬼平の懐の深さがうかがわれる秀作です。

不自然な死
ドロシー L セイヤーズ
創元推理文庫
1995年 2版

クリスティーより、ちょっぴり新しい
女性ミステリー作家の長編です。
貴族「ピーターウィムジィ卿」が趣味で探偵を行います。

殺人が行われたらしいという推測のもとに調査に乗り出す
ピーターウィムジィ卿は、ちょっといかすかない男ですが、
従僕のバンター(執事もしくは、髭男爵の樋口君みたいな存在)や
調査員のクリンプスンさん(50過ぎのおばさんだけど、調査レポートは
!?++++感嘆符や記号満載でギャル風メール)が
いい味だしてます。

トリックはたいしたことありませんが、イギリスの風俗や文化が存分に
楽しめます。




2009年02月04日(水) 読書ノーツ Feb 2, 2009

鬼平犯科帳 血統
文芸春秋
平成7年 24版

鬼平の3巻目です。
これも短編ですが、秀作がそろっています。
「夜鷹殺し」は、火付盗賊改めの捜査範囲を
超えて殺しの犯人を捜します。
越権行為を行っていますが、どうしても
許せない悪というものがあるのです。

「乞食坊主」は、今後、鬼平を助ける
主要人物の一人が登場します。

『恋するA・I探偵』
ハヤカワ・ミステリ文庫
ドナ・アンドリューズ
2005年8月 初版

IT企業のAIプログラム、「チューリング・ホッパー(女の子)」が
行方不明のプログラマを探す探偵物です。

女の子AIがとってもわかいいです。ちょっとでもIT企業で働いていたら、こんなことができたらい〜な〜と思うでしょうね。

ちなみに私の会社は、この小説に登場する会社と似て非なる
ソフトウェアを作っています。
実際に、社会で作動しております。ですが、縁の下の力持ちの
ような役割です。



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