(うーん、タイトル未設定)

部屋には効かない薬が転がっていて

何も感じないから部屋を出た

遠くで君が手を振ってた気がするけど

もう何も見えないよ…

足元を見ればホラ
血まみれの足ドウシテ?
砕け散った硝子の上は
予想以上の温かさだね。

帰らないよ。
僕は雲の上を歩こうかなあ。
僕の心を取り戻して、
僕の体を還すんだ。

痛くないよ。
この足の傷は。
君の涙と引き換えの、
たったひとつの夢だったから。


サヨナラ僕は
もう帰らない


ねえどうか
笑って君よ
ねえどうか
解って君よ

僕のたったひとつの夢なんだ
2003年11月09日(日)

□■白昼夢■□ / 透花

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