噛む茶・研究記録
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2004年07月22日(木) 負けちゃいました。

8回・・8:2・・コールド。
暑い日でした。
涙と笑顔・・最後まで、良くがんばりました。
学校に戻り・・グランドで話をしました。
もう・・涙なんかありません。
写真を・・いっぱい撮りました。
最後に・・帽子を飛ばしました。
子供たちの西校の帽子と父母会の帽子が空高く飛びました。
夢。
羽ばたく大きな夢を聞きました。
前に前に進んでいくでしょう。
とても・・嬉しく思いました。
この学校は・・良い学校です。
そして・・ここに集まった子供たちは・・良い子供たちです。
嬉しいです。


2004年07月18日(日) やっと・・勝ちました。

10:8
6回まで6:2・・安心がよぎる。
が・・・いつもの7回・・やはり崩れた。
フォアボールの続出・・ヒット・・逆転された。
ピッチャーが交替・・なんとかしのぐ。
その裏・・連続ヒット。
そして・・逆転。
後半にいつも苦しむ。
が・・何とかのりきった。
全員野球。
相手選手が泣いている。
歓喜と涙の高校野球。
一塁コーチャーの純平。
大きな声が出ていました。
あそこに行けば・・なんとかなる。
グランド内は子供たちの・・楽しみ場所。
感動に・・また涙が出た。
よかった・・よかったと涙が出た。
良いときを・・高校生が送っている。
そう感じた。


2004年07月16日(金) 背番号:5番。

昨日、もらってきた。
ユニホームに縫い付ける。
真っ白に輝いた・・5番。
その背中が物語るもの。
皆で・・ただ前に進むだけ。
真っ白いボールと仲間達。
精一杯・・やってくれれば良い。
思う存分・・土にまみれてほしい。
心が・・ワクワクする。
大声を出して・・応援するよ・・!!


2004年07月12日(月) やっと・・自分の仕事に戻れる。

子供が・・無事帰宅。
あとは通院で・・回復を待つ。
3ヶ月くらい・・かかりそうです。
今の子供は・・タフです。
イヤ・・大人が弱いのかな??
自分お気持ちとは裏腹に・・開き直った子供の顔。
今に・・ジーンと来る物があるでしょう。
夏・・楽しい思い出が残る試合をしてください。
今は・・それだけ。


2004年07月10日(土) 手術・・無事成功。

MRIで取ったレントゲン写真を見て、かなりの骨折だった事がわかった。
きれいに接合され・・安心した。
先生が・・普通コンなところは骨折しないんです・・といってた。
ともかく・・成功した。

麻酔が覚め・・イタイイタイを連発していた。
治る証拠だと言ってあげた・・それしか言いようが無かった。

朝の食事を・・美味しそうに食べた。
そう・・後は沢山食べて早く元気になる事。

17歳の経験にしては・・多くを学んだ事でしょう。
困ったとき・・多くの人が助けてくれる。

人に尽くされれば・・人に尽くす。
そして人は・・人となっていく。
感謝します。
多くの励ましと家族に。
今は・・安心で私も少し眠いです。
それでいい・・それでいいのです。


2004年07月04日(日) 悲劇だった。

7月2日夕方6時ごろ。
子供は野球の練習。
私は、グランドの周りで草取り。
人が来るのに草が生えていてはと・・・出入り付近はきれいに取った。
一休みをして・・グランドを眺めていた。
バッテング練習が終わり守備練習が始まった。
監督が打った打球は三塁線。
軽やかにボールを取りファーストへ。
ナイスボールだった。
その直後、俺が立っていたネット際にかけこみ体をかがめて腕を下げた。
腕が外れたみたいだ。
そう叫んでいた。
練習は続いていた。
どれほど痛いのか、俺には分からない・・が異常であることは分かった。
監督が病院につれていくように言ってくれた。
なんのめぐり合わせか。
この居あわせはと・・胸騒ぎがした。
練習着のまま、携帯で病院の予約を取った。
あいつは・・脱臼みたいだ・・なんて言っている。
馬鹿やろ!!・・そんなことより野球終わっちまうじゃんか。
あいつは・・時期に治ると思ってる・・こんどのはそんな生易しい状態じゃない。
私には・・そう感じた。
病院に着き、レントゲンを取った。
私が呼ばれた。
案の定・・ひじの骨が折れていた。
ボルトで固定した方が言い・・と救急病院を紹介された。
あいつは・・そのとき始めて分かった。
席を外したい・・と、外の車に乗り込んだ。
窓越しに車が見えた。
ジャージを頭からかぶり泣いていた。
小学4年から今日まで・・高校3年の最後の夏。
紹介された病院を目指して・・車を走らせた。
終わった・・そう言った。
あいつを思うと返す言葉もなく・・俺も泣けた。
にじむ目で・・必死で運転した。
大会の18日までに間に合うように・・祈りながら運転した。
何とかなる・・そう言い聞かせた。
あいつは・・純粋に野球をやってきた。
手を抜くこともしなかった。
上手いときもあるが・・下手なときもある。
あいつは上手くなりたいと・・必死でやってきた。
2週間前から兆項はあった。
でも・・運動部はどこもそうだが、怪我したらさよならさ。
だから・・無理をした。
分かっているから・・やってきた・承知した。
病院の検査で・・入院が決まったのが9時過ぎだった。
薄暗い病室で、あいつは横になった。
検査結果は、ボルトで固定しギブスで1ヶ月、リハビリ―に2ヶ月。
全治3ヶ月。
ひじの骨折は、小指の神経を損傷する恐れがあるから絶対安静を言われた。
ドロだらけの腕や足。
タオルでふいて着替えを済ませた。
あいつの顔が、ぼんやりとしていた。
がんばってきた分・・それが良く分かった。
12時頃・・家に着いた。
気力が無くなっていた・・涙が止まらなかった。
もう・・どうでもいいと思った。
ナンであいつが・・俺が骨折すればいいと思った。
皆で行こうをネット裏から大声を張り上げて叫んできた。
あいつのがんばりは誰もが知っている。
励ましの言葉が・・イヤになる。
眠れない夜だった・・泣けて泣けてしょうがない夜だった。
運動部・・怪我をしたら・・さようなら・・そんな世界さ。
翌日監督に状況報告の電話を入れた。
私は・・何とか背番号だけでもと・・そう考えていた。
親馬鹿と思われても・・そう考えていた。
経過報告を伝えたあと・・監督の口から提出してあるメンバー表の通り出場させます。
お父さん、まだ・・終わってはいません・・そう言われた。
泣けた。
大声をあげて泣いてしまった。
これからです・・終わっていませんよ・・何度も言われた。
ありがとう、ありがとうと泣き声で何度もお礼を言った。
自分の親馬鹿な思いよりも先に・・しっかりと受け取ってくれた監督に感謝した。
これであいつに報告が出きる。
涙が止まらなかった。
馬鹿な父親だな。
それで・・いいと思ってる。
純粋に素直に進めは、私の心情だ。
監督の話した言葉に・・あいつも少し落ち着いたように見えた。
苦しいのはあいつ。
分かってる・・・。
今日、こうして書けるのはチームメイトが見舞いに来てくれたから。
あいつは仲間と笑ってた。
嬉しかった。
もう野球なんか見るものかと思った。
食欲も無くなってしまった。
あいつに・・野球好きかと聞いたら・・好きだと答えた。
あいつの笑顔に負けないくらい・・俺もがんばろうと思った。
明日・・順調にいけば手術の段取りだ。
早く良くなれ。
今は・・そのことだけを願う。


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