ウチの母は
「私は宝塚はあんまり好きちゃうねん。
　あんたらがチケットあるでっていうからたまに行くだけやねん。」
･･･こう言い続けてかれこれ１０年は経つだろう。

その母と妹が家で『狸御殿』を見ていたらしい。
すると
「麻路さき･･･ええなぁ。」と母。
「やっぱりかっこいいなぁ。」と･･･。
そしてゲスト出演の現役生でワタル氏が登場すると
「あ、湖月わたるや･･･見たことあんで･･･見に行ったで。」
･･･とどこか得意げ･･･。
何も妹に説明せんでもわかってるっちゅうねん。

さすがにかしちゃんとタニオカくんは反応なかったらしい。

そのあと、そのビデオ『バビロン』に重ね撮りしていたらしく、たーちんが映った。
「あ――――っ、香寿たつきやぁ。ああ、惜しいなぁ。」
ウチの母は、アンチのはずなのに、マリコさんとずんちゃんがちょっとお気に入りで
たーちんはとてもお気に入りだった。
貸切公演のチケットをあげた時はヒトリで
２階席からオペラグラスでずーっとたーちんを追っかけていて
ストーリーが全くわからなかった･･･ということがあった。
『花の業平』も見たあと、「もう一度見たい」と初めて言ったくらい。
退団が未だに惜しいらしい。
後日「私も千秋楽･･･行きたかったなぁ。」としみじみ何度も言っていたくらい。

そのあと、ガイチが映った。
「あ、初風緑や。この子も辞めたん？」
「いや、おんで。トップ･･･とかそういう位置じゃないけど
　宝塚を支えてはんねん。ウマイで〜。」と妹。
そしてトウコが映った。
「あ、安蘭けいや。この子も辞めたん？」
うちの母はどちらかというとトウコが苦手･･･だったはず。
なのにどことなしかうれしそうだったらしい。

そしてうん太が映った時、テロップに出た名前･･･“真飛聖”を見て
「まっとびひじり･･･？」と言ったらしい。
妹はまっとび･･･にぶっ飛んで、「まとぶせい･･･今度バウで主演しはんねん。」
と説明した･･･すると
「バウってまだ行ったことないわ〜。」と言い出した。
以前にもそう言ったことがあった。
でも･･･本当は行ったことがある。
しかも初体験が“初主演公演千秋楽”というなんともゼイタクな日。
そう『ヴィンターガルデン』の千秋楽が初体験だったのだ。

あの日退団する千琴ひめかちゃんと同期たちのやりとりを見て泣きながら
「ええ子たちやなぁ。」と何度も言い、「なんで辞めはんの？」と聞いた母。
別にひめか嬢になんの思いいれもないのにボロボロ泣いていた。

そしてかよちゃんが映った時に
「まんじゅう屋の子やな。えらそうにしてたんやろ？」と言い出した。
びっくりした妹が
「ちゃうねんで。めちゃエエ子やで。全然･･･ガツガツした欲がなくて、
　のーんびりした人であっという間に辞めてん。」
･･･と説明したらしい。すると
「なんや、“私、まんじゅう屋の子やで〜。”ってえらそうにしてやんのかと思った。」
･･･と母。

全くビックリするわー。憶測でモノ、言いすぎ･･･。

そんな母とのやりとりを妹が説明してくれた。

おかしくて笑い転げた。
妹が「せや、ヴィンターの楽、見てるやんなぁ。なんか見たそうやったで、バウ。
あ、昔『夜天』の時の朝澄けいちゃんとファンとのやりとり･･･
あれ、ゆーたげたらよかったわ〜。」と言った。
そのファンとのやりとり･･･とは、寒い中待っていたファンに
「寒いのに遅くまですいませ〜ん。ありがとうございます〜。」と
何度も深々とお辞儀してお礼を言っていたというかよちゃん。
「これ、ゆーたら、きっと“エエ子やなぁ。”ってまたゆーで。」

これでもやはり、ウチの母は「宝塚あんまし好きちゃうねん。」と言う。

どうしよう･･･バウ･･･誘ってあげようかなぁ･･････。

私の携帯は某大手の去年の機種。

去年の夏に販売された機種。

ところがである…メールを打っていると突然、画面がフリーズして
ダウンしてしまうことがある。

しかもそのあとって打っていたメールはもちろんのこと、
必ずユーザー辞書なるものが消去されてしまっていて
ちょっとムカついていた。
それが去年の９月に購入してからすでに３回あった。

それからファンクションキーの反応がひどく悪い。
電話…リダイヤルしたくてもすぐには反応しない。
チケット前売の時なんて…全くカンベンしてほしいくらい。

そして先日、携帯を閉じた時にメールや電話の着信や時間を表示する
“背面ディスプレイ”が消えた。

そのディスプレイは見えないとなるとかなり不便なので
ショップへ持って行った。

すると同じ機種に交換してくれた。

…ここで全ては終わるはずだった。

……ところがである。家に帰って着メロをダウンロードしなおしして、
待ち受けもダウンロードして…ナニゲにカメラを起動させた…。

するとカメラが起動しない。
しないどころか、カメラをやめようとしてクリアを押すと
勝手に携帯自体が電源が切れ、すぐ勝手にまた電源が入る。

何度やってもかわらない。
完全にムカついて月曜日に同じショップへ持って行った。

すると対応した女の子がまた同じ機種を出そうとしてきた。

「同じのなんてイヤですよ。不具合ばかりでなんで３度も同じのを使わないと
　いけないんですか。違うのにしてください。」
と言ったらなんと彼女は
「その携帯は１年使われていますか？」とぬかしよった。

「去年の夏に発売されているのに、どうやったら１年以上使えるんですか？」と言ったら
「でしたら、１年未満ですのでこちらの料金になります。」

ふ、ふざけんなっちゅうねん。

「おたくの勝手の不具合でそんなことよく言えますね。」と言うと
思いっきり不満だらけの顔で奥へ入り…しばらくしてから
「じゃあ、５０００円引きます。」と言いよった。

「おかしいんじゃないですか？その対応。どちらが悪いんですか？
　私ですか？携帯の機種メーカーですか？おたくですか？」

「でもこれしかできません。」

私はタダにしてほしいとか安くしてほしいとか言ってるんじゃなくて
その“対応”そのものにキレた。

ちょうど友達から電話がかかってきたのでそのショップの中で
今起きたことを語り、文句を言ってやった。
「しょせん、〇〇〇みたいな大手は客ヒトリなんてどうでもいいねん。
　言葉遣いも対応の仕方も知らなくてさ、めっちゃムカつくねん。
　眉間にしわ寄せて対応してんねんで。最悪や。
　〇〇〇様様やな。さすがやな。バカにしてるわ。」

それでもショップの人たちは同様もしない…さすがだ。
その間お客さんも来てるし、私の話も聞いている。

結局、２９０００円の機種から５０００円ひいて
私が貯めたポイントを約１００００円分使って１５０００円になると言われた。
「あなたならどうしますか？１年使うつもりで機種変したのにメーカーの不具合で　２度も交換せざるをえなくなって、３度目同じのを渡されて納得しますか？
　しかも他のにする…と言ったら“１年未満”って
　去年の７月に発売されてるのをどうやったら１年使えるんですか？
　あなたなら１年使えない機種に対して
　“１年経ってないから２９０００円から５０００円ひく”と言われて
　“ハイそうですか”って払えますか？
　バカにしてるんですか？何か言い方があるでしょう？」

腹がたったので、店を出た。

翌日“お客様相談センター”に苦情の電話をかけた。

すると「調査する」と言って２時間後にかけてきた。
その答えはまたまた“同じ機種を出します”とのことだった。
店員の対応の悪さは教育します…とのこと。
ただ、そういう不具合から起きたトラブルにも店の価格体制は
「ショップさんの決まりことなので私たちは何もできません。
　販売店さんそれぞれの方針ですので。」という。
“販売店さん”ってなんやねん？
価格はええねん、対応の仕方が問題やねん。

結局えらく保守的で客はどうでもよくて、
身内が一番大切なんだとわかった。

しかも私の２台目の携帯を預かってどこが悪いのか調べたいという。

誰が渡してやるもんかっ!!!

同じ機種で交換する…としか言わないメーカーになぜ協力しなあかんねん。
誰もタダにしてくれ、とか安くしろ…と駄々をこねているのではない。

いや、対応の仕方がおかしすぎるだろう？私の怒りはそこだ。

私も元メーカーの人間だ。こんな対応をしたらめちゃめちゃ怒られる。

「いいえ、渡しませんよ。なんでわざわざ私が持っていかないといけないんですか。
　それも同じものを渡されて誰が納得しますか？誠意がみえませんね。
　おたくにこの電話を渡すときは私がおたくを解約する時です。」
と言って電話を切った。

もうどこに何を言って…どうすればいいのか全くわからない。

どうしようかなあ。