らんこのホンネ
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2004年06月17日(木) 愛しさとせつなさと心強さと

二人で飲んだ。
仕事のあとの待ち合わせ。

私たちが出会ってからもう6年?7年?
その中で多分初めてのこと。

ときどき触れる腕が心地よかった。
店に向かいながらの会話が楽しかった。

並んで食べたものがどれも美味しくて、
話が弾んで、会話がとぎれることがなくて。

言わないでおこうとした言葉を伝えた。

「仕事辞めたら地元に帰ろうと思って」

「そっか・・・。見合いでもすんの?」

「うん」

「俺もしてみたいなぁ。もうできないけどさ」

「当たり前でしょ。結婚しているんだから」

「じゃぁさ、二人でしない?」

「それは見合いにならないデショ」

「だよなぁ」


他愛もない会話。
きっとアイツは明日には忘れてるだろう言葉。
それでもきっと私は忘れない。
このときのこと、全て忘れない。

ムカつくけど、どーにも思い切れなくて。
楽しくて楽しくて、もっともっと話したくて。

「今夜泊めてよ。朝まで話そうよ」

それは突然じゃなくて、昨日のメールでも言われていた。
断った私に驚いた顔してアイツは言う。

「襲われるとか思ってるの?」
ニヤつきながら。
笑い飛ばすしかできなかった。

「嫁入り前のうら若き一人暮らしの乙女の家に泊まりたいのか?」

泊まらせる訳にはいかない。
そんなことしたら、気持ちが余計に深まる。
アイツは何もしないつもりでいても、私の生活の中に
いられたら、私のほうがたまらなくなる。

ここでブレーキをかけなければ気持ちが治まるの?
たぶん、私には無理だ。絶対に。
気持ちが大きくなるだけ。

断固として断る私にあきらめたアイツ。
家に帰ってから楽しかったからメールした。
返事はこないと思って朝を迎えたら、
数分後に返事がきていた。
そんなにすぐに返信するなよなー。
ほっとけばいいのに、と思いながらも、
そのメールをしばらく見つめていた。

ふさいでいた気持ちが少し楽になった分、
違う感情が大きくなって私を包み込んでいた。

私がここからいなくなるとあなたは淋しいと
思ってくれるの?


その気持ちはLOVEじゃなくてLIKEだと分かっているけれど。



2004年06月14日(月) それはできないよ

同僚と飲みに行った。
例の妊娠して結婚した子の話をした。
なんでも旦那は7年続いていた奥さんと別れて
一緒になったとか。
その奥さんとは子供ができなかったとか。
その奥さんと住むためのマイホームに
今は二人で住んでいるとか。

なんじゃそりゃ。
奥さんがどんな想いをしたのか。
子供はできたもん勝ちなわけ?

やっぱり私は二人を祝福することはできない。


そして、同僚に言われたこと。
結局は自分がその時に思ったことを行動するべきで、
彼女がいようが、奥さんがいようが関係ないよ。
今しかない、たった一度の人生のために生きるのがよい。
理性で動いて後悔するのなら、本能で動くのがよい。

そういうものかなぁ?
じゃぁ、私もアイツとそうなってもいいのかなぁ?
奥さんがいるのに、子供もいるのに。
そのときの気持ちに流されて・・・。

きっとできないと思うけれど。



2004年06月13日(日) いつまでも消えない想い

あれから一年・・・。
さよならしようと思ってメールしてから一年経っちゃった。
あれからも変わらずに連絡をとる。
物怖じせずに飲めるのはやましい気持ちがないからだと
思っている(向こうが)
色んな正直な気持ちを話してくれるのは、気を許してくれて
いるのだと思っている(そういう気持ちだけ)

あんなに入社するときに揉めた今の会社を辞めようと
思っていることを伝えたら「飲みに行こう」だって。
愚痴でもなんでも聞いてくれるんだって。
気の済むまで話していいんだって。

どーしてあなたがそれを言うの?
安心しているから?
それ以上の気持ちがないから?
ただの仲間として??

本当はそんなやさしい言葉なんてほしくない。
このままだったらいつになってもこの想いは消えてくれない。

それでも会ってしまう弱い私。
誰かに聞いてほしかった。
私のことを分かっている人に聞いてほしかった。
そして、どーすればいいのかを諭してほしかった。

あなた以外の人に対してもこういう気持ちになれれば
もっと楽になるのかもしれないね。
でも、そんな人はいない。
誰も聞いてくれない。



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