カラジ風味

2004年08月27日(金) なんてことだ その後

ホテイアオイ解体される
葉茎根バラバラに浮いている 水すこぶるきれい
ひとつの株は根だけになり小さく分かれて浮いている

水の中は藻が茂っており赤白黒大小百あまりの個体が前にも
まして活気がある

ウツロナ目で甲羅干しダイブして底でじっとしていた彼
いまはそうではない 潜っていったりしない
手をのばしてみても頭をすくめるだけで静かに浮いている
テリトリー意識が芽生えたのか いい目をしている
両手で茎を押さえている彼は頼もしい 横目で僕を見る

一株バケツに移しておく先の雨の名残の水で薄緑がかっている
動きの無い静かな世界こころなしかホテイアオイも元気が無い

小さな根はやがて芽が出てきれいな花を咲かすだろうが彼は
待ってはくれないだろう 
浮いた葉茎をたくましくかたずけている



2004年08月18日(水) なんてことだ

ホテイアオイ 近くの川から水槽に数株移植 水質浄化の目的ではないが多分きれいになるかな 木の下にあるので昼後は直射日光はあたらないが彼らが増えてくれれば今以上に水温上昇をおさえ水中酸素含有量がますだろう それでも増えたら肥料にしよう もっと増えたら食べてやるぞ
浮き袋が無い 川面を埋め尽くし茎の長さが三十センチやはり害草の域 
青い花が二つ咲いた 豊かなふくらみを期待する

カピバラ ネズミの大きいの 動物園で見た事がある
ホテイアオイを食するようだ
テレビの番組だったと思うのだが ホテイアオイは上質のタンパク質を有し
もし ヒトが食するようになると世界の食糧事情が好転するばかりでなく
オリンピック選手のような夢のような身体を手にする事ができる そんなお話だった 根性無しの僕はまだ食べた事が無い

増えるはずのホテイアオイ
どうしたのか 増えないのである 何者かが食べている?
カメさん! 歯形からどうも彼の様である
彼も外来種なことからなるほどと思える
以前知人宅でたらいのカメを見せてもらったことがある
キャベツしかあげてないのにこんなに成長した 家のカメの倍三十センチ近くあった 彼はえら呼吸ではない 甲羅干しが好きとくれば食べるしかない 
ホテイアオイを食べ続けた彼はガメラになるのか
困った奴だ。



2004年08月08日(日) くちゃ色

子猫が死んだ
昨日午後三時ごろだ いつもと変わらない昼下がり
腹ばいで不自然な姿勢でいたので「えい!」声をかける かすかに息はしているものの鳴く事もしない 「えいちゃんしっかり 」声をかけ指で水を飲ませ身体をさする何度か返事をしたように思えたが静かに息もしなくなる
ほうおうぼくの下に埋める 弟が小菊を数本指していた
昼間は玄関の側の長い芝の中 夜は北側のカーテンのすそで丸くなっていた
目は青みを帯びた灰色 決して弾まない「くちゃ」とした感じの色でした
おちついてもの静かに遠くを見る憂いを感じさせるやさしい色でした。

久しぶりに草取り
まるでジャングルです げっとうは背丈より高く陰の暗がりから何か出てきそうだよもぎも一メートルほどに育っている ほとんどの草が腰の高さまであり参りました れんぎょ げんぎちゃなど垣根もはさみを入れる
草はウサギ小屋を満たしバナナの木の下に山積みです 今年はバナナパパイヤが鈴なりです ウコンの花薄紫色がきれい。道沿いから空き缶ビニール袋数点みつかる
蚊もこわいが風通しをよくしないといけないな なんて思いました。



2004年08月05日(木) 観光地

今日の僕は少し急いでいた
車の流れが気になっていた ふと気づくと前もその隣り僕の隣りの
隣りもレンタカーのようである 近すぎると思いブレーキを踏む。
家族、若者同士いかにも楽しげである
ホスト役の住人としては日常を忘れのんびり夏を楽しんで欲しいと思うのであります 後ろの車を気にすることなく。

オジキは遊びを知らない世代の男でした
海外で仕事をしたとき思ったと言うのです
アメリカ人ドイツ人みんな家族ずれだった まるでピクニック気分
我々は単身仕事に集中している負けるはずないと。
いいかい カラジ 
観光に来る人たちは普段味噌汁にたくわん質素に暮らし一生懸命働いて
いるんだ 勘違いしてはいけないよ
ローマギリシャは遺跡の国だ
悪いとは言わないがそれだけではまずいだろう
恋だの愛だとロマンスも悪くは無い ただそれだけではまずいのだ
太鼓をたたいて楽しむのもいい 原始の響きを感じる事は悪くはない
過去を伝えるそれは大事 ただそれだけではどうかと思うのだ
今におまわりさんは泥棒だけでなく「働くヒト」を捕まえるように
ならないか心配だよ。
海外へ進出した頃の日本製はつまらなかった
車は砂漠を一時間も走るとヒートしてしまい使い物にならない
ベンツを使うしかなかった いまではちがうがね
ピストルにメイドインjapanと刻まれていた
そうすれば売れると店主は笑いながら話していたと言う

日本人は働き者で頑張りやなのだ その褒美としてそこにいるのだ
そのことを忘れてはいけない。



2004年08月01日(日) 水を撒いた

午前中水を撒く
あつさを少しでもやわらげようと思っての事だ
コンクリートの面は ほうきではきながらねんいりにまく
立ち木は葉の一枚一枚 土はひととおり色が変わるぐらいに
まいた。
風が変わるのが解かる
トンボが数匹飛んでいる
水の気配に誘われてかコンクリートの水に
ちょんちょんと産卵をはじめた
傍らにとめてある車のフロントガラスもお構いなし
ちょんちょんとまきちらす
彼らに豊かな立派な池を作る力がないのはわかるが
遠くまで飛べる羽があるではないか
出来の悪い水槽に産み落とされたものはラッキーである
少しでもトンボになる可能性があるからね
トンボは種の保存を真剣に考え池に類するもの全てに
果敢にチャレンジしているのだろうか
気の遠くなるような時間をかけガラス生まれコンクリート
育ちのトンボを夢みてるのだろうか
空を飛んだり水の中に住んだりそんな彼らのことだから
あるいは難なくやり遂げてしまうかもしれない
無駄な事など何も無いと証明してしまうかもしれない
それとも徒労に終わるのか
少し前まではメダカにカエル蛍などが身近に住んでいた
今ではほんとに見かけなくなった
からすにスズメバチ トンボ 
彼らも何時かどこかに消えてしまうのだろうか


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