YUCHIKOの音楽とおでかけキロク★
ゆちこが行ったライブレポート・舞台の感想・CDの感想・大好きなアーティストについて。そして映画の感想やあっちこっちにお出かけしたキロクなどを書きつづります。

ジャンルを問わず、今日もいろんなとこに行ってます!

2005年10月15日(土) SPITZ あまったれ2005ツアー

■2005.10.7 静岡市民文化会館■

SPITZにとって半地元・静岡での公演です。
なので毎回ファンとメンバーの会話が盛り上がるステージになるので見ている方も通常のライブとは違う楽しみがあってさすが地元は違うってかんじですかね(^.^)

しかも!!
今回私、1列目が来たんですよ!!(@o@;)
スピッツのライブで1列目は初体験♪
もう、チケットが届いたときから楽しみって言うか、変な緊張感がこちらにも。(苦笑)

果たして1列目で見たスピッツ。

近い!!
なにしろ近い。

たいがいのライブではオペラグラス無しではメンバーの表情などは解りませんが、今回オペラグラスなんか使ってたら毛穴まで見えちゃうよ!ってな近さなので(笑)“実物大”で見えるどころか“実物でしかないよ!”(=▲@;;)という状況で、しかも最前列でスピーカーより前にいるのでかえって音が聞こえづらい・ステージ全体が見えない・客席全体の様子がわからない…という異様な雰囲気。ちょっと戸惑うライブでした★

折しもその日はスピッツが主題歌を歌うドラマ『白線流し』がシリーズ最終回を迎える日、ということもあってか「空も飛べるはず」でスタートしたライブ。何げにメンバーもドラマの行方が気になっているらしく、録画してきたそうですよ(笑)。
新作アルバムの『スーベニア』からほぼ全曲を網羅した選曲に、数々のなごみ系ヒット曲満載。10年前の曲です、といって始めた「君と暮らせたら」がブレイクアルバム『ハチミツ』の中の曲だったので、そうかあ、スピッツもブレイクして10年経つんだなぁ〜。とついついしみじみ聞いてました。

スピッツのメンバープラスキーボードの方の計5人で回る、いつものツアーの形式で 、演奏も相変わらずしっかりしてるし楽しそうだし、それになによりマサムネさんの声はほんとーーに素敵でした!
あの透き通った透明感は、不世出のものだよなあ…(=〜=)シミジミ

今回はいつもにも増してMCが少なかったので、いつもにも増して淡々と演奏。
しかも選曲も淡々としたものが多かったので、どーだろ?ライブとしてはものすごーーく盛り上がったという瞬間が少なかったような。
1曲1曲は聞かせるんだけど、ただ単に演奏してる、そして観客は盛り上がり・ハジケたいんだけどそのタイミングをつかめないままライブが進んじゃった、といったような印象を受けました。っていうか私がそうだったんですけどね。

静岡出身のBa.の田村さん、GのテツヤさんがMCで盛り上がるのは当然のことなんですが、今回マサムネさんがどうもMCで乗り切らない感じで★
田村さん曰く「静岡だから緊張してる」ってことらしいんだけど(^.^;)
毎回静岡に来るたびに静岡に対しての新しい話題があるわけでもないので、そろそろ話題を探すのに苦労してるのかなあ??なんて私は勝手に思ったりしてました。
同行の友人とも『今日のマサムネ君はちょっと変だねえ』と話す位テンションも低かったし★もともとそれほどしゃべる人じゃないけど、やっぱりボーカルの人が乗ってないと今イチライブは盛り上がらないのか?具合いでも悪かったのか、マサムネさん??いや、歌と演奏は大変素晴らしかったですが。

ライブの時間は1列目という緊張感のせいかどうかは解りませんが、通常よりもアッ!という間に過ぎ去り;;
アンコールも疾風のように過ぎ去って、会場から出るときもまだライブが終わった気がしませんでした…。変な汗いっぱいかいたし(笑)
やっぱ、ライブハウスなら最前列でも良いけどホールの最前列は考えちゃうなあ。滅多にないことなので嬉しいんだけど。



2005年10月06日(木) スキマスイッチ TOUR'05“全国少年”

■静岡市民文化会館 中ホール '05.9.29■

今日本で、オーディエンスのニーズが最も高いアーティストのうちのひとつ、スキマスイッチ。彼らの全国ツアーに参戦してまいりました♪
CDだとフルオーケストラ感の強い彼らの音楽ですが、今回のツアーでは
Vo.G.ブルースハープの大橋くん、鍵盤の常田くん、その他G、Ba、Dr、Key、Paの合計7人でのライブメンバーで構成されていました。なので、CDより「生音」感強し。
基本的に今回のようなライブ仕様のアレンジのほうが『生きてる音』って感じがして、私は断然好き!ですね(^.^)CDで聞くのもいいんだけど、今までスキマはどうもブラス系の音多用しすぎな感があったので。

さすがオフィスオーガスタのアーティストなだけあって、スガシカオ・山崎まさよし張りの骨太バンドサウンドは本物志向。どのサポートメンバーも技術のしっかりした方選んでるなあ、という感じです。
特にパーカッショニストのお姉ちゃんは曲の間中息つく間もなくボンゴ・シンバル・タンバリン・鈴、その他何種類もの楽器を自在に操っていて、見ているこっちが目が回るほど(笑)

そして張り&延びのある大橋くんの声は、6人の熱演に負けることなく会場を駆け抜ける。多分、スタッフの音響の設定も絶妙なものがあったと推察されますけれど、それにしても彼の歌声がホールに響きわたる様子は何ともいえない美しさがありました。
大橋くんがギター弾き鳴らしながら歌いつつ両足で交互に床を踏み鳴らす様は、以前ライブで見かけたまさやん先輩ソックリです。隣で鍵盤を弾く常田くんは、ジャズの要素が入ったリズムを心地よく確かな技術で、そして本人もすこぶる気持ちよく演奏しているのがありありと感じられて好印象。やっぱライブは演奏する人も楽しくなくっちゃね♪なにしろ大橋君のトークが長くなってくると『俺もう弾きたいんだけど!』とか言ってピアノに手を置いて準備万端なんだもん(笑)

「ふれて未来を」で始まったライブはあげあげで4、5曲演奏した後スキマお得意のスローミディアムテンポの人気バラード曲を3曲ほど続けてしっとりと。このあたりで私の隣の中学生くらいの女の子は
『おーいー、たまんないー』(ToT)と言いながらすでに泣きっぱなし。
私は割とアップテンポな曲(全力少年、view、ふれて未来を等)が好きなので、この辺の曲が始まるとノリノリでしたね(^.^)

トークは思ったよりもうだうだ・二人でしゃべりのタイミングかぶりまくり・ネタ重複しまくり。(爆)しかしそこがまた“打ち合わせ・台本なし”な感じがして好感が持てました。二人のあまりにも普通な会話をステージで繰り広げる様に、今この人たちは自然体でライブやってるんだなあ、と嬉しくなったりしましたね。
いや、思ったよりうだうだでしたけどね。(^.^;)

そして大橋くんがカワイイ行動をする人なんだなあということがわかって何気にツボを刺激されたり。しかもなんだか彼、ノリが小中学校の先生のようでした(笑)観客と一緒にコーラスをするのに指導するシーンでは「よーっし、いっくぞー」ってまるで熱血先生ノリ(爆)!歌手もいいけど、なんか、先生に向いてるんじゃん?!と思っちゃいました。

今までは音の感じからライブハウス向きかと思っていたけど、どっこい彼らは思いの外ホール向きなのかもです。音量・音質・アレンジなどが今回のクラスのホールにはぴったり合っていたと思います。何となくスキマというとオーガスタキャンプのような野外ステージの印象が強かったんだけど、かえって野外だと音が間延びするのでは??ホールの方が彼らのポップで繊細な音が生きるような気がしました。
あ、でも、トークはライブハウス仕様の行き当たりばったりだったような(笑)

歌ってくれた曲も、季節に関係なく真冬の歌も何曲か歌ってくれたのは本当に嬉しかった♪結構、冬の名曲も多いので。
スキマ自体まだそれほど楽曲が多くないってこともあるのかもしれないけど、でもやはりライブでは夏冬関係なく、そのバンドの名曲が聞きたいものですよね♪

そのほかでは
前髪厚めな大橋くん、両手でマイクを握って目をつぶって上を向いてシャウトするとなんと!!
銀河鉄道999の鉄郎(しかも原作松本零二の絵で)に似ていたこと発見(爆)
常田くんのアフロは、本当にまん丸だったのに驚いたり(再爆)
『気合だーー!!!』と大橋くんがいきなり叫んだのでどうしたんだと思ったら、「キレイだ」が始まったり(大笑)

とにかく確かな演奏・確かなボーカルに、二人のコミカルでナチュラルな性格の垣間見えるトーク満載のほのぼのライブで、好感度バッチリ。
アットホームなライブ…というより観客との会話が弾みまくりの垣根が無さすぎなライブで、お客さんもますますスキマスイッチを身近に感じられて家路につくことが出来た、幸せなライブだったんじゃないかと思います♪
見にいけてよかった!!また絶対に行きたいです!!!(^▽^)

あんまりにもライブが良かったんで、ついうっかり彼らの顔写真が印刷されたツアーグッズTシャツ、買っちゃうところだったよ…。
買ってどうする!!と思いとどまりましたけどね A(^.^;)



2005年10月05日(水) 映画を観てきました〜ルパン〜

スマステで稲垣吾郎ちゃんが超お薦め!と言ったとか。
その一言で見に行くのを決めた映画。
ツルの一声ならぬゴローの一声。芸能人恐るべし。(笑)

怪盗ルパンの小説は、小中学生の頃夢中になって呼んだ記憶があるけど、日本人たるものどーしても
「ふぅ〜じこちゃぁ〜ん♪」の三世の方を思い浮かべてしまうのは仕方ないところかな(^.^;)
『原作小説を現代によみがえらせるため、新解釈に挑戦』
父親に関する複雑な記憶を軸に、ルパンの悲しみと解脱を描く“男の成長物語”で、ルパン生誕100周年記念作品なんだとか。

日刊スポーツの記者の方は五点満点中三点、俳優に魅力が無いだの原作ファンには超物足りないだのボロクソでしたが、昔一生懸命小説を読んだことがある私としては、それなりにとても楽しめた作品でしたよ。
何が良いって、全編を流れるフランス語の響きの気持ちよさ!
こうしてフランス語にどっぷり浸かっていると、申し訳ないんだけど英語ってガサツな言葉に聞こえてしまう。エスプリ・ボンソワ・シルブプレー!!まさにトレビア〜ンな優雅な気分に浸るだけでもめっけもんな気がします(^.^)ああ、ルパンってこんな言葉しゃべってんのよねえとか(笑)

お色気シーンは当然あっても、よくある洋画のようにしつこく行為を描かないので、恥ずかしがり屋の日本人的には安心するし、貴族方のパーティでルパンが宝石を盗む鮮やかな手際にはつい微笑んでしまうし、上流階級の方のファッションもさすがおフランス!で上品だったし、古きよきヨーロッパの香りがふんだんに味わえる美しい映像も“作り過ぎない”感がとてもよかった♪どうもね。最近のハリウッド映画のわざとらしいほどの作りこみには辟易していたので。

まあ確かに原作の本を読んでいるように『ひとつの謎を追う』という話ではないので、どうなるの?!この後どうなるの?!!というドキドキワクワク感は無いし、ストーリー的に今ひとつ解りにくいところはあったりしたのだけど、
原作やルパン三世のように『どうにも人間離れしたアクション・行動』のルパンじゃなくてあくまであの時代に意思を持って活躍した「人間・アルセーヌ・ルパン」の物語としては佳作と言っていいんじゃないかと私は思います。
あ、人間離れしてる女性は一人出てきたけど。あれでちょっと小説チックになったんじゃないかなあ。アクションに関しては「甘い!」という意見を数人から聞きました。しかしまあ、私としては普通の人間がやるんだったらあんなもんかなあって思うので満足。(^-^)

ただねー、どうしてもフランス映画にありがちな
「救いようがねぇーー!!っつーか、未来明るくねぇーー!!」<(>o<‖)>
の読後感がやるせないラストはねー。まー明るくなりようが無いにしても、もう少し希望の光を見せてくれてもいいんじゃない?!というやりきれなさはあり。

そうとは言いつつも、とりあえず原作ファンもそうでない人も見て楽しめる映画だと思います♪ぜひご覧くださ〜い♪♪
そして原作小説もぜひ読んでみてくださいね♪  
 


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