2001年11月27日(火) |
マッキーのNEWアルバム! |
マッキーのNEWアルバムを買いました。 私は3枚目のアルバムからタイムリーで買い始めました。もともとはそのころ「どんなときも。」が大ヒットして話題のアーチストだったマッキーのコンサートにひやかしで行ってみたのが始まりだったんだけど、そのコンサートで見事にはまって帰ってきた私だったんでした。
私はいろんなアーティストが好きで、CDもよく買います。好きなアーティストの物しか買わないので繰り返し繰り返し聴きますが、でも、どんなアーティストでも「私にとってはずれのアルバム」というのが大抵1枚はあるもんです。ちょっとアレンジがしっくりいってない、とか曲調が単一で聴いてて飽きる、とか。
しかし私にとって、今までマッキーのアルバムにははずれがありませんでした。彼のいいところは、コーラスワークの素晴らしさ、アレンジャーとしての類まれなる才能、そして目の前に風景の広がるストーリーのある歌詞。1曲1曲の中にいる主人公たちが、聴いている私の目の前に鮮やかに見えてくる・・・!!
漫画家のアシスタントとして、漫画を描いている者として、「ストーリーを作る」ということがいかに大変であるか、私は身をもって知っています。一つの物語を完成させるのは、キャラクターを生き生きと動かすのは、本当に大変な事なんです。 マッキーの歌の一つ一つには物語がある。少ない言葉の中で簡潔に、しかしそれに最適な言葉を選んで曲にする才能というのは私は日本の中でも彼がピカ一だと思っているのです。
ただ、そんな大好きな彼の作品の中で唯一一度聴いただけで「なにこれ!」とやめてしまったものがあります。それが、例の逮捕直前に発表された『Cicada』というアルバム。いつもは買ったら繰り返し繰り返し聴いて、コーラスも一緒に歌える位まで聴き込む私が、異様な雰囲気に気持ち悪さを覚えて1回しか聴けなかったんです。その頃彼はFMでレギュラー番組を持っていて、私も毎週聴いていたんだけど、アルバム発表前後の彼はラジオでの話し方も今までとなんか違って、ずーっとヘンなテンション。今までは面白おかしく進行していた番組もしゃべりもぜんぜんよくなくて、(きっとこれはなんかあるなー、マッキー変だなー)とずっと思っていたので、それからしばらくして彼が麻薬で逮捕!という衝撃的なニュースが報道されても(ああ、やっぱり)くらいしか思いませんでしたね。いつも見てるFANというのは解るもんですよ。自分でもちょっと驚きましたけどf(@^.^@) マッキーのFANやってて、まさかこんな目に会うとは思ってなかったけど(苦笑)逮捕後「まだFANやってんの?!」という人の声には「そういうもんじゃないでしょー」と思ってました。私は今までマッキーの歌をいっぱいいっぱい聴いて、コンサートにもいっぱい行って一緒に歌って、いっぱいはげましてもらったから。彼には感謝してるし、これからも頑張って欲しい。でも、周りに与えた衝撃はあまりに大きかったから、これを完全に払拭するのは本当に並大抵の事では無いと思いますが。自分で犯した罪だから仕方ないけど責任の重さをしっかり受け止めていって欲しいと私は思ってます。
さてさてそんな彼の新作。 前作の『太陽』は彼の復帰第1作、という色があまりに出てて歌詞もアレンジも緊張しまくりというかんじだったんだけど、それから約1年経った今回のアルバムでは、元来の彼のよさである雰囲気のある空気、というのが大分戻ってきたような気がしました。私が大好きで尊敬している部分でもある、「ストーリーのある歌詞」というのはまだまだパワー全開では無いけれど、厚い壁の向こうからマッキーが少しずつ少しずつ顔を見せてくれてきたような・・・・・そんな、少しホッとした空気を持ったアルバムになっていると思います。
今までのアルバムだと「今この音気に入ってるんだろうなー」みたいな偏ったアレンジになりがちだった部分も、今回のアルバムはうまいバランスで1曲1曲違う表情を見せてくれてます。"こゆくて聞きづらい曲"(笑)もなし!以前彼が出した『SELF PORTRATE』のような、今の自分自身の生活をそのまま写し取ったような歌詞が魅力的。しかも、その時より直球!ってかんじがやわらいでとても聴きやすいです。皆さん、よかったらぜひ、聴いてみてくださいね。おすすめします!
私も繰り返し、繰り返し聴いてます。昔のアルバムみたいに。
おかえり、マッキー!!久しぶりのコンサート、楽しみにしています!
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