四月の箱根旅行 - 2013年06月16日(日) こんばんは。 旅に出る前は、その土地を歌った歌を聴いてテンションを上げている遊丸です。 去年の知床の前は、「知床旅情」。 最近は、「涙そうそう」に「島唄」を聴いています。 相方にわかりやす過ぎと言われます(笑)。 それで、先日初めて知ったんですが、「島唄」って、あれ、本当は戦争の歌なんですね…。 沖縄の人の魂を歌っているというのは感じていましたが、 もっと深く言うと、沖縄戦で犠牲になった人々への鎮魂という意味が込められているようです。 (歌を作った宮沢和史さんご本人がそのようなことを語っています) そう思って歌詞をよく見てみると、確かに思い当たるような表現が多いです。 本土決戦の前に犠牲になった沖縄の人々の悲哀を歌っている、そう思ってこの歌を聴くと、 また全然違った感慨が湧いてきて、なんだか身震いしそうな気持ちになりました。 …という訳で、沖縄に行く…かもしれません。 と言ってもまだまだ先の9月の話なんですけどね。 台風も心配だし、どうなるかわかりませんが。 <七変化 MIRAGE-SIDE (6月13日の)更新状況> ・OTHERSページに「祝ミラツア四国初上陸」前編&後編をアップ 今日は4月に行った箱根旅の写真を紹介します。 今回はミラージュツアーではありません。 箱根のミラツアは3回も行きましたしね^ ^; 箱根ミラツアに興味がある方は、 こちらのトップページからOTHERSページに入って頂き、 箱根ページを探して頂けると幸いです。 箱根でお花見ができるのを楽しみにしていましたが、今年は開花がすごく早くて…。 どうかなーと思いつつ出発。 今回の旅は、実はここに来るのが目的。 本当は前回(2012年9月の箱根ミラツア)来るはずだったのですが、 連休中のため渋滞に巻き込まれて叶わず…(恐るべし箱根の渋滞)。 チケットが手元に残ってしまったので。 雰囲気もいいし、なかなか見ごたえのある美術館でした。 今回は「強羅彩香」に泊まります。四季リゾーツの宿です。 四季リゾーツ、ご存知でしょうか。 テレビなどでもたまに紹介されていますが、四季リゾーツは、 企業の保養所を経営受託して一般消費者向けのホテルを展開している会社です。 元手がかかっていないので、設定料金が安いんです。 365日、1泊1名、朝食付きで、5,250円。 箱根でこれだけ安く泊まれるところって、他にないんじゃないでしょうか。 でも…当然と言えば当然ですが、土曜や祝前日はなかなか予約が取れないんですよ。 (なので、今回泊まったのは金曜) お部屋も元保養所っていう雰囲気がしますね。 でも、普通この値段ならありえないくらい広々として快適なお部屋です。 時間に余裕があるので、先ずはひとっ風呂。 大涌谷から引いたという乳白色のお湯はほのかに硫黄の香りがして疲れを癒してくれます。 箱根の桜と言えば、宮城野の早川沿いの桜並木が有名らしいので見に行くことに。 強羅から宮城野への近道って言うのがあって、 そこを通ったのですが、これがとんでもない道でした。 こんな急な階段が延々と続いているんですよ。 まだ下りだからマシですけどね、帰りは絶対通りたくない道です。 宮城野側の出口には「強羅への近道」なんて看板が出ていましたが、親切じゃないですね。 ラッキーと思って入ったら地獄を見ます>< でも、水辺の桜ってやっぱりいいですね。 夕暮れ時の雰囲気もなかなか。 そのお店は、2012年8月の箱根旅でも訪れた宮ノ下の「森メシ」さん。 結局、ここなんですよね。 箱根に泊まる観光客は宿で夕飯を食べるのが普通だから、 夜もやっている気の利いたお店が意外と少ないんです。 「森メシ」、ちゃんと繁盛してて嬉しかった…。 何食べても美味しいし、私たちと同じように素泊まり客の需要が結構あるのかな。 春とは言え、箱根の夜はまだ寒くて、熱燗を頼みました。 たらの芽でしょうかね。天然ものらしいです。 カラっと揚がっていて、風味もよく絶品でした。 PICOTは富士屋ホテル直営のお店で、このアップルパイはジョンレノンも食べたのだとか。 去年、泊まった時に食べたかったのですが、売り切れだったんですよね。 今回は辛うじて残っていて買うことができました。 強羅彩香に戻ってから食べましたが、確かに美味しかったです。 箱根に来ると、毎回歩いているような気が…。 歩きたくなるような道が多いってことですね、箱根には。 今回は、登山鉄道の小涌谷駅から鷹巣山を経て芦之湯温泉の方へと歩きます。 どうやら天気には恵まれたようですね。 写真は小涌谷にて。 そう言えばここ、キンシオさんが来てたなあ。 (キンシオ知らない?→よかったらこちらのHPを見てね^ ^) 水を触ってあったかいと言っていましたが、触ったら確かにぬるい感じでした。 温泉?が混じっているんでしょうかね? ここは、後北条氏が築城した鷹巣城跡でもあります。 秀吉の小田原攻めの際、家康もこの城に滞在したことがあるんだそうですよ。 ソメイヨシノのように艶やかな感じではありませんが、 小さい花は可憐で、自然の中で健気に咲く様を見ると心温まります。 数軒、旅館がありますので、ここでも立ち寄り湯に入れるんですが、 私たちはここから更に少し先の湯の花温泉を目指します。 周囲は温泉の成分のようなものが付着したためか白っぽくなっていて、硫黄臭が漂います。 この先の温泉も期待できそう。 駒ケ岳の裾野に位置するここは、箱根で最も標高が高い所にある温泉です。 そして、駒ケ岳周辺と言えば…やっぱり、ここも西武系列なんです。 昔、駒ケ岳ケーブルカーが運行していた頃は、 この辺りから駒ケ岳頂上まで行けたようなので、もっと賑わっていたんでしょうけど…。 今はアクセスが非常に悪い(バスもあるけど本数が極端に少ない)ので、 すぐ傍の、やはり西武経営のゴルフ場の客とか、 純粋にこのホテルに泊まりに来た客、車で日帰り入浴をしに来た客がちらほらといる程度。 私たちみたいにてくてく歩いてここまで温泉入りに来る客はそうそういないようです。 しかも、インターネット割引を利用しても一人1,500円(入湯税別)と、滅法高いし。 じゃあなんで来たかと言ったら、ここの温泉、非常に評判がいいからです。 実際に入ってみて、箱根にこんなにいいお湯があったんだ!と驚きました。 お湯は単純硫黄泉、色は濃いめの乳白色で、硫黄の香りが強いです。 においからして、うわ、こりゃ効くぞーという感満載。 その名の通り、湯の花も浮いています。 肌がつるつるする感じがして、調子に乗った私は、 温泉の湧出口にたまった湯の花を指先で取り、顔にぺたぺた塗ってみました。 おおー天然のパックだーと喜んでいたら、 しばらくして、成分が目に入ったのか、目が痛くなり…。 目が、目がぁーと、ムスカ大佐状態に(アホです)。 しかも、濃い蒸気を吸い込んだためかむせて気分が悪くなり…。 薬と毒は表裏一体なのだということを実感しました。 まあ、それでも気分が悪くなるまでかなり長い間、温泉を満喫しました。 (お湯から出た後、目を洗って、しばらくしたら治りました) 後で聞くと、相方は何もしてなくても長く入っていたら気分が悪くなったそうです。 それだけ強烈な温泉なんでしょうね。 でも、全身がつるつるになりましたよ。 そして、家に帰ってもまだ身体から硫黄臭がしました^ ^; 西武って本当にいい場所を持っているんですよね。 もう少し経営努力すればいいのに、と少しもったいなく思ってしまいます。 箱根のミラージュツアーに行かれる方、ここの温泉はオススメです。 ムスカ大佐にはならないように気をつけて下さいね(ならないか/笑)。 旅番組のオープニングをここで撮っていることが多いですね。 最後になってようやく芦ノ湖を見ることができました。 そして、芦ノ湖の向こうに富士山が聳える景色を、この時初めて見ることができました。 いつもこの辺りに来ると曇ってて、富士山を見たことがなかったんですよね…。 ↑の写真右端の山が駒ケ岳(ロープウェーの駅が小さく写ってますね)、 その左隣に見える小さな出っ張りが神山、 富士山は、左端の方にうっすらと見えています。 『群青』のラストシーンを思い出しますね。 駒ケ岳の頂上から神山と富士山が並ぶ姿を拝まないと、 どうも箱根のミラツアは完結していない気がしてしまいます。 大興奮で食べてくれました。 長い文章、お読み頂き、ありがとうございました。 ミラツアレポート、まだまだ溜まっているので、忘れないうちに書かなくては。 次回の日記は、5月に行った京都ミラツア(神護寺)の写真を紹介します。 ...
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