おおみち礼治のてくてく日記 DiaryINDEX|past|will
彼女には、人生とは楽しくなくてはならないものだったのだと思う。思ったようにならない現実に、これはおかしい、間違っていると思い始める。どこかに、楽しいことがずっと続く何かがあるはずと、ますます楽しいことを追い求めるが、どんなことも一時的なものに過ぎず――盛り上がった後は盛り下がる。
これを繰り返し、思ったような道がどうしても見つからないことに絶望したのだ。本当は、おかしくも間違ってもいない。楽しいことはたまにしかないから楽しいのだ。そういうものと地に足をつけるべきだった。
おおみち礼治
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