おおみち礼治のてくてく日記

　あの無礼さは、まともではない。
　だが、彼ら自身がどうであろうと、話題になり視聴率が高いということはテレビ局的には成功といえる。注目されるのは、好ましいから、という理由だけではないことをよく知り、利用しているのだ。

　生意気な一家が打ちのめされるのを見たい人、純粋に応援している人も中にはいるかもしれないが、そもそも、そういう人たちが、彼らを存在させている。

　基本的に、民放は、誰も見ない番組（＝スポンサーがつかない＝ビジネスにならない）など作らない。作られなければ誰も一家を知らず、余計に不愉快な思いをすることもない。

　相手にすればするほど、相手の力は増していく。私はそういうものはいりません、と思うなら、相手にしない。本当に相手にされない（金にならない）ものをマスコミはとりあげたりしない。

　ざまあみろ、などと思うものに力を入れているとしたら、そういう自分ってどうなんだろう。視聴者以外の関係者にはビジネスかもしれないが、褒められたものではないよなあ。