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変な気分



修輔がシャワーを浴びてる時間は

すごく長く感じたけれど

実際には10分もあるかないか位の時間だった。

私は、ただひたすら落ち着かなくて

キョロキョロ部屋を見渡したりしながら

ソファーに座っていた。

ラブホテルって、こんなに落ち着かないものだったっけ…?




修輔がバスルームから出てくる。


『ビール飲む?』


って、聞くから


『うん。』


って、答えた。

少し、お酒でも飲まないと落ち着きそうにない。(^_^;





冷蔵庫からビールをとって

グラスと一緒に持ってきてくれる。

グラスにビールを注いで乾杯。

緊張感(?)からか、のどが渇いていたので

やけにビールが美味しい。




私は落ち着かなくてドキドキしてるのを

修輔に悟られないようにするのが精一杯なんだけど

修輔は意外と落ち着いてるように見えた。




ビールを飲みながら

普通に話しをしてて…

しばらくすると、修輔は立ち上がって

ベッドの縁(?)に腰掛けた。

位置的には、私の正面…って感じなんだけど。

そして、両手を広げて『おいで。』という仕草をする。

一瞬、ためらった。(^_^;

でも、そのまま私はソファーを立ち上がって

修輔の前に行く。





修輔の、広げた両足の間に立つと

修輔は私を抱きしめて、そのまま後に倒れる。

…って、私が押し倒してるみたいな形。

びっくりした。


『お…重くない?(^_^;』


まぬけな事を言ってしまった…。



『ん…、重くないよ。キスして。』


修輔が唇を少し、とがらせる。



ちょっとためらったけど

言われるがままにキスをする…。

なんだか、私が襲ってるみたいだ…。

変な気分…。

でも、あまりしたことない事で

少し興奮した…。




唇を合わせたまま

横にひっくり返されて(変な表現ですね…汗)

こんどは修輔が上(?)の位置になる。

そして、着ているバスローブを脱がされた…。





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2003年08月31日(日)

どうしたらいい?



バスルームから出ると

修輔はソファーでタバコを吸っていた。

私が出てきたのに気づくと

タバコの火を消して立ち上がって


『じゃ、俺も。』


と言って、私の方に近づいてくる。




こんな時、この場所で

どんな事を言ったらいいのかとか

どんな風にふるまったらいいのかとか…

全然わからなくて

私はぎこちない笑顔を作って

馬鹿みたいに突っ立っていたような気がする…。




私の目の前にきた修輔は

私の肩に手を置いて、またキスをした。

背が高いので、少しかがむような姿勢で…。

そしてぎゅっと抱きしめられる。

身体がすっぽり、修輔の腕の中におさまってしまう感じ。

私の頭は、修輔の肩くらいまでしかないから…。


『やっぱり、大きいなぁ…。』


なんて、冷静に思ってたりする私もいたり。

ヘンなの…。





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なんて言い残してバスルームに入っていった。




そのあと…

私は、しばらくそこに立ちつくしてた。(^_^;

修輔が出てくるまでの間

どうしたらいいんだろう?

テレビとかつけちゃっていいんだろうか?

とりあえず、ソファーに座ってみたものの

どうにも落ち着かなくて

修輔がシャワーを浴びてる時間が

やたらと長く感じた。



2003年08月26日(火)

鏡の中の私



そそくさとバスルームに向かう。

ラブホテルのお風呂だけあって

お家のお風呂より、ぜんぜん浴槽が大きい。

思わず、


『うちのお風呂も、これくらい大きかったらなぁ…。』


などと、思ってしまった。




シャワーで、少しぬるめのお湯を全身に浴びる。

ボディーソープで、軽く身体を洗う。

なんだか、おかしな気分だった。





これからする事に

期待もあったり、不安もあったり…。





私は結婚して7年経つけれど

もちろん、結婚してから主人以外とセックスした事はない。

結婚する前は、それほど多くはないけれど

普通に恋愛もしてきたし、他の人とセックスもした事はあるけど…。





主人以外の人に、自分の身体をさらけだす事が不安というか…。

この歳になった私、主人以外の男性の目には

どんな風にうつるのだろう?




修輔が…

がっかりしたらどうしよう…。

そんな事が頭に浮かんだ。




自分のスタイルになんて、全然自信ないし…。(^_^;

胸も小さいし…。

太ってはいないけど、お尻とか立派だし…。

他にも気になる所なんて、いっぱいある…。


シャワーを浴びながら、自分の身体を見渡してみると

暗くなってきちゃった…。

今さら、そんな事を考えたって仕方ないのに。




最後に冷水を浴びて、バスルームから出る。

身体を拭いて、下着をつけて…

と、思ったら

ブラはソファーの所ではずされちゃったからなかった。(^_^;

下だけ履いて、湯上がり着(?)を着る。

タオル地ではない、バスローブ(?)っていうのかな?


『病院の検査の時に着るものみたいだ…。』


なんて、変な所で冷静さを取り戻したりして。





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もちろん、修輔とこの場所にいる事は嬉しいんだけど。

これからする事への期待よりも

不安の方が大きかったのかもしれない…。



2003年08月24日(日)

感じる…。



キスをしながら…

修輔は私の着てるブラウスを脱がせる。

私は、キャミソールの上に

薄手のブラウスをはおっていて…。

ブラウスを着ていないと

なんだかひどく、恥ずかしくなる…。




修輔は、キャミソールの裾の方から

手を入れて、ブラをはずした。

ストラップレスのブラなんで

後のホック(?)を外されると

するりと脱げてしまう…。




キャミソールにノーブラ…。





修輔の手が、私の胸に直接触れる。

ビクっとした…。

瞬間に唇を離す。

でも修輔は手をとめない。

私の身体は、素直に反応してる…。





修輔の唇が、耳の後、耳たぶ、首筋…

色んな所を通過するたびに

ゾクゾクして、こらえようと思っても声がもれてしまう。

こんなに興奮してしまうのは

このシチュエーションのせいなんだろうか…。

それとも、やっぱり修輔の事が好きだから?





『ね…、汗かいてるし、シャワー浴びたい…。』



修輔の手を制した。

そのまま…してしまいそうだったから。(^_^;





『ん…。一緒に入る?(笑)』



『え(^_^; それは恥ずかしいし…。』



『そっか。じゃ、先に入る?』



『うん…。』





私がソファーから立ち上がろうとすると

修輔はまた私を抱きしめて、キスした…。


我に返ると…

ノーブラキャミの姿も、すごく恥ずかしかった…。





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2003年08月22日(金)

したかった事



どの位の時間、唇を重ねていたか

わからないけど

私には、とても長いキスに感じた。




時々ぎゅっと、強く抱きしめられながらのキス…。




しばらくして修輔は唇を離して 

私を見ながら


『この前逢った時さ…。』


と、話し始めた。



『うん?』



『カラオケ終わる10分前ってお知らせきた後ね

 こうしたかった。(笑)』



『あはは。私も、あの時、キスされるかと思った。』



『なんだ。しとけばよかった。』



顔を見合わせて笑う。





少しの間をおいて、また唇を合わせた…。

さっきより、もっと激しく…。





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2003年08月20日(水)

Kiss



ラブホテルの部屋に入る…。

あまりにも久し振り過ぎて

部屋の中を見た瞬間

緊張する気持ちとは裏腹に

つい、キョロキョロと中を見渡してしまった…。




大きなベッドと、小さめのソファー、テーブル…。

あまりけばけばしい部屋ではなく

普通のお家の部屋という感じだった。





ソファーに並んで腰掛ける。

…すごく、落ち着かない。

心臓の音が、修輔にまで聞こえるんじゃないかと思う位

ドキドキしてる…。




何を話してたか、あまり覚えてない。(^_^;

わけのわからない会話をしてたかも…。





しばらくして修輔が


『チョコ、食べるか?』


って、聞くから


『うん…。』 って答えた。






『季節限定のもあったんだけどさ、定番の方を買ってきた。(笑)』


へぇ…季節限定のチョコもあるんだ…。




修輔がチョコの包みを開けて

1つ、チョコを取り出して、私に向かって


『はい、あーん。(笑)』


って、言いながら食べさせてくれようとする。


『もう、子供じゃないんだから。』


思わず、笑ってしまった。





でも、口を開けて食べさせてもらう。


『おいしい?』


『うん、おいしい。』


『全部食べて帰らないとな。(笑)』


言いながら、修輔は自分でチョコを

口にほおりこんだ。





チョコレートが、口の中で溶けてなくなる頃

横から抱きしめられた…。

目尻のあたりから、頬にむかって何回か短いキス…。

修輔と目が合う。

そのまま吸い込まれるように、唇を重ねた。




チョコの味がした…。(///∇//)





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2003年08月19日(火)

いよいよ当日



7月24日、午前11時に修輔と待ち合わせた。

一日仕事を休んでくれて…。

私も、時間を気にしながら逢うのはいやだったので

主人には、もしかしたら友達と夕食を食べてくるかもしれないと

伝えておいた。




この日は、修輔と私が住んでる所の

丁度中間位の場所で待ち合わせ。

修輔は、車で来ていた。





1ヶ月ぶりに逢う修輔。

ちょっとひさしぶりな気がしたけど

前に逢った時と全く変わらない修輔を見て、ほっとした。




修輔の車にのって、お昼を食べる為にレストランに向かう。

『何が食べたい?』って聞かれたけど

特にこれじゃないと…ってものもなかったので、お任せした。

着いたのは、イタリアンのお店。




修輔は車なので、お酒はダメなのに

『ワイン一杯なら大丈夫。』なんて言って

一緒になってグラスワインを頼んだ。

飲酒運転…。(^_^;





前菜3品の盛り合わせと、パスタも頼んでワインで乾杯。

料理も美味しいお店だった。

出張で行った、北海道の話とか

色々な話で盛り上がる。

やっぱりなんだか修輔といると居心地がいい。




2時間近く、そのお店でねばってしまって…。(^_^;

さすがに、出ようか?って事になってお店を後にする。

時間はまだ、午後2時前。

これから、どこに行くんだろう…って思った。




車に戻ってから、なんだか落ち着かなくて。

『どこに行くの?』とも聞けないし。(^_^;

意味もなく、ハイテンションで話をしたりして…。

会話がとぎれた時、


『ゆっくりチョコ食べれるとこに行ってもいい?』


って、修輔が言った。




それは、私が少し期待してた言葉でもあり

予想もしてた言葉だったりもしたけど

いざ、顔を見て言われるとやっぱり驚いた。

すごく、びっくりした顔をしたんだと思う…。


『そんなに驚いた顔しなくても。』


って、修輔は笑った。そして


『のあがいやだったら、やめとく。』


って、言った。




私は…。


『ううん、いやじゃないよ。』って、答えた。


これは、本心。




それから、車で着いた場所はラブホテル。

ゆっくりチョコを食べれる場所って言うから

もしかしたら違う場所だったりして…(^_^; なんて事も

少し頭をよぎったけど、やっぱり当たってた。(笑)




ラブホテルって、私は結婚してから行った事がなかった。

なんだか、フロントとかの感じがすごく恥ずかしかった。

部屋のバネルのボタンを押して、キーを受けとって部屋に向かう。

2人とも、さっきまでと別人のように無口で…。





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2003年08月18日(月)

期待?



ずっと更新してなくて…。

だいぶ前のお話になってしまいました。(^_^;




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7月24日。

約1ヶ月ぶりに、修輔と逢う約束。

逢う前に、浮気についてどう思う?とか…

そんな事を聞かれたりしてたので

なんとなく自分でも修輔とそういう関係になる事に対して

期待のようなものがあった。





ネットで知り合って、実際に逢う前までの修輔より

逢ってからの修輔に

より一層、私は好意を持っていたから。




ネット上だけの付き合いではわからなかった部分を含めて

修輔の事を、『好き』だって思った…。





ただ…

好きだけど、それ以上の関係になる…という事は

その時になってみないと、わからないな…

というのが正直な気持ちだった。

修輔に誘われたら…と、考えない事はなかった。

きっと、そうなったらついていってしまうんだろうなぁ…

とか思った…。





いけない事なのはわかってるけど

そうなってもいい…というより

むしろ修輔とそういう関係になりたい…なんて気持ちも

私の頭の中には間違いなくあった。





最初に逢った日、カラオケBoxで髪を触られた時…。

私は『キスされるかも…。』なんて期待しちゃったし。

されなくて、ちょっと残念…なんて思っちゃったし。(^_^;





でも、修輔がどういう気持ちで私に

『浮気についてどう思ってるの?』なんて聞いたかわからないし

自分が勝手に期待しちゃって

期待はずれに終わっちゃったりしたら

なんだかバカみたいだなぁ…なんて思ったりもして。




複雑な気持ちのまま、7月24日の朝を迎えた。





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2003年08月16日(土)

浮気って…



修輔に聞かれた

『浮気するって事を、どう思うか?』 って、質問…。




急にそんな事、聞かれても

言葉が思いつかない。

というより、あまり深く考えた事もなかったというか…。




返事に困ってると


『例えばさ、他の人のしてる不埒な事を許せなーいって思っても

 ある瞬間、その許せないと思う事を

 自分がしてしまう事ってあるでしょ?

 それって、単に自己愛なのかもしれないけど。』


修輔が言う。





私が、浮気とかする事を悪い事だと思ってて

出来ない?って聞いてるのかと思った。

よくわかんないけど…。





私は…

浮気とか不倫って(この言葉の違いも深く考えた事ないけど)

してはいけない、悪い事っていうのは

もちろん、充分わかってるけど…。




ただ、自分がするかしないか?というのは

その時の気持ちとか、環境とか、相手とかで

理性が働かなくなる事もあるんだろうな…なんて思っていた。

そういう事をしてる人達の事を

許せないとか思った事もなかったし。

自分から勧んで『しよう』とかいう気持ちはなかったけど…。




興味…とか、好奇心…とかがないわけでもなかったから

2ショットチャットなんて始めたのかもしれない。

浮気とかしたいから始めたわけではないけど…。




『浮気とかが許せないとか、自分は絶対できないとか

 そんな事は思ってないよ。

 自分もしてしまう可能性だってあるかもしれないし…。

 でも、誰でもいいからとか

 ただ興味があるからしてみたいとか

 そういう気持ちはないけど。』



そう答えた。





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2003年08月06日(水)

難しい質問



7月24日の木曜日に

修輔と逢う約束をして。

その前にメッセンジャーで話をした時に

こんな話をした。



『お土産のチョコ、保冷剤入れて持っていくけど

 生チョコだから長い時間持って歩くのは無理かもなぁ。

 どっかで食べちゃう?』



『あ、そうか。暑いもんね。』



『2人きりになれる、個室に行く?(笑)』



『え。(^_^;』



『車の中で食べるのも、なんか味気ないよなぁ。』



なんとなく、言葉につまった。






『のあは、2人きりになれる所になんか行かないか。(笑)』



『うーーーん…。 それは人によるかも。』



『人によるって、どんな人となら行くの?(笑)』



難しい事を聞いてくる。





『私とそうしたいと思ってくれる人なら…。かな…。』



『ふーん…。のあと2人きりになれる所に行くっていうのは

 深い意味があるって事か。(笑)』



『え? そんなに深い意味ある?』



『その時限りの関係は、嫌だって事でしょ?』



『んーー。まぁ…。そういう事かも…。』





そう思う事は、そんなに深い意味がある事なのかな?

私には、普通の事に思えるんだけど…。





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2003年08月03日(日)






        


        寝てるとこ起こされて不機嫌そう…。
        耳で嫌がってます。(笑)



2003年08月02日(土)





        

        



            ウチねこ

       



2003年08月01日(金)

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