あなたが突然 キスをする
二人で食べた パスタの味がした
あなたが突然 後ろから抱きしめる
私は目を閉じて 綿菓子になった
あなたの愛に 溶けてしまいそう
絵の中の 淡いバイオレットのドレスを纏った私
パープルからブルーへと グラデイションに暮れていく異国の空
ピアノを弾きながら ピンクのワインを飲みながら いったい 誰を待っているのだろう 問いかけてみたい 絵の中の私に
問いかけてみたい 絵の外の私に
2006年06月17日(土) |
恋を忘れたスカーレット |
恋をして 愛して 爽やかでいて しかも 内面は溶岩のように 燃える・・・ 理想ですね
って あなた それは 私のことを言ってるの?
それとも そのようであれって 言ってるの?
今は 恋を忘れたスカーレットかもね? この私・・・
愛されているという確信 それはあるはずなのに
どうして私の心は こんなに浮遊しているのだろう
何かを求めて さすらっている
行くあてもなく とまどっている
虚無の中を ただよっている
来世に望みを掛けて さまよっている
しっかりおし 私の心
あなたを一心同体に 感じるときもあれば
今日のように 何億光年も離れているように 思えるときもある
スイトピーは私の部屋の あなたがくれた花瓶の中で いっぱいに微笑んでいます
淡いピンク 淡いイエロウ 淡いパープル
淡い恋の色 初めての恋は こんな色だったのでしょうか
フリルのドレスが好きだった頃を 思い出します
スイトピーを見ていると また 恋をしたくなります
小さな鳥が 頭を振りながら 尻尾を振りながら ツツツツと 空き地を歩いている
車の窓から 私が見つめているのも 気がつかないで 無心に餌を探している
あっ ミミズを見つけた パクリと飲み込んだ
この静かな時間 小鳥と私だけが 共有している
詩を書きたくなると 海の見える公園へ行きます
そこは いつもと違った時間が流れていて いつもと違った私がいて
なにかしら心が 海のように穏やかになるのです
ベッドに横になったのは確か11時半 それから いろいろ考えることがありまして 寝付けないのでございます
1度目はそっと起きだして お水を飲んで 2度目はぱっと起きだして お茶を飲んで 3度目はどんと起き出して 詩集を読みます
詩集は 眠れない夜のために いつもこうして 待ってくれているのですね 今夜は 童謡のような詩を読みました 微笑みながら読みました
さて 心が少し軽くなって 瞼が少し重くなったので これから寝ます
今 私の部屋は満開です
観葉植物は うつらうつら居眠りしてるし シクラメンは テーブルの上で踊ってるし バンダの花は 宇宙人のようにひらひらしてるし バラの花は 部屋中に香りを振りまいてる
そして私は その真ん中でミカンを食べています
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