メロディの無い詩集 by MeLONSWiNG
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ゆっくりでいいから だからこっちに来て
ゆっくりでいいから 微笑みを
いつか僕らは ほどけたように
自由になって たがいの匂いの中で 生活をはじめる
SLOW
君のため息も きこえないくらいゆっくりと
あめがふるのは そらがおこってる あめがふるのは きみがないてる あめがふるのは ぼくがゆううつで あめがふるのは だれかのいじわる
あめがふるのは きせつのせいで あめがふるのは こころがけのせいで あめがふるのは タイミングわるく あめがふるのは きまぐれなけつまつ
そんなに遠くじゃない そんなに近くじゃない こころのもちようで どんなふうにも 考えられる
そんなに遠くじゃない そんなに近くじゃない 不自由な理由は きっと別のところで あるんだね
空の向こうを 君は今見ているかい 僕はいまさっき 家に着いたところ 手を伸ばす二人 逢えない時間でも
レイニーマーマレード |
2006年06月15日(木) |
マーマレードの瓶を 割った匂いがたちこめる 君がこんなに 積極的だったなんて
言葉の洪水に溺れ 温もりの海に沈んでく どんなときだって 受け入れる果肉の滴り
外は雨だよ 僕らの声をかき消してくれる 外は雨だよ 僕らの声をとかしてくれる 今よりもっと 近くにきて感じて
DEAD ENDの抜け穴 露骨な音が向こうから 君がこんなに 大胆だったなんて
止まらない刹那は 齧りすぎた血の痕 どんなときだって 君は求めてる
外は雨だよ 僕らの明日を隠してくれる 外は雨だよ 足跡も流してくれる 今よりもっと 近くにきて歌って
外は雨だよ 僕らの声をかき消してくれる 外は雨だよ 僕らの声をとかしてくれる 今よりもっと 近くにきて感じて
そして僕達の毎日は 呆れるように密着して 子供の頃のように今 何かを見つけてしまった
そして僕達の毎日は 驚くほどのスピードで 苛立ちの日々も今 追い越してしまった
そして僕達の毎日は 嘘を壊すため前を見て 確かなものを胸に秘め 全てを変えようとしてる
BABY BABY BABY 蕎麦よりもうどんが好きなんて BABY BABY BABY 太いうどんを呑み込む
強いコシ それが好きなの君は 力強く うねる弾力に夢中
細くて浅黒い 蕎麦の立場はないやいやい
BABY BABY BABY 蕎麦よりもうどんが好きなんて BABY BABY BABY 太いうどんをすすりこむ
そんな目で見ないで キャラメルパンケーキはこのままじゃ うどんの余韻にあわないよ 上に乗せられたアイスが とけて流れちゃうよ
カロリー計算しないで あの夜はパスタだったじゃない
BABY BABY BABY 蕎麦よりもうどんが好きなんて BABY BABY BABY 太いうどんをおいしそうに
BABY BABY BABY 蕎麦よりもうどんが好きなんて BABY BABY BABY 太いうどんを食べきった
沈黙が気色悪いって なんてご挨拶 沈黙がいやらしいって なんて一方的
でもそんな時 君のテクニック シャベッテトメ−ナ シャベッテトメ−ナ シャベッテトメ−ナ 二人の秘密もコナミジン
熔けるまで3つの奇跡 |
2006年06月11日(日) |
強固な悲しみに閉じられたドア それは誰が元凶なのか
快楽への不信感から閉ざされた部屋 それは何が要因なのか
浅すぎる時間の経過と距離 それは何故に縮んだのか
熔けた後で壊れた 熔けた後で壊れた 熔けた後で壊れた
闇に抱かれた真実 しがらみを越えて リスクを振り切って ひとつの理由のために
出撃だー 出撃だー 嵐の中を 自転車に乗って 飛ばされそうな傘さして 出撃だー 出撃だー 負けないぜ 負けないぜ 負けないぜ こんなゴタゴタくらいで!
僕の上空に 稲妻が光っても 目の前でトラックが 風にさらわれていても 警官が静止しても 宇宙人がやってきても 飛ばすんだ 飛ばすんだ 飛ばすんだ
言い訳なんかなんでもいい 我儘いって吹き飛ばせ やるこたやったんだ きっちり片付けたんだ 行って何が悪い 行って何が悪い 行って何が悪い
嵐の中だ リスクはこっちだぜ
環八逆走 キャッホーーーーーーと叫べ 環八逆走 キャッホーーーーーーと叫べ しがみつけ この二輪車は 運命を乗せて走るぜ!!
後悔するなら この手を緩めたときさ 後悔するなら やらなったときさ
出撃だー 出撃だー 嵐の中を 自転車に乗って 飛ばされそうな傘さして 出撃だー 出撃だー 負けないぜ 負けないぜ 負けないぜ こんなゴタゴタくらいで!
未来への手紙/未来からの手紙 |
2006年06月09日(金) |
何かに縋るように 何かを願いながら 未来への手紙を 君は綴った
何かに引き寄せられて 何かに抱きしめられて 未来からの手紙を 僕は受け取った
この世界の 表と裏で 出会うはずの無い 遠い世界で
運命に弄ばれながら 磁力に逆らいながら ふたりは風の中 目を凝らして探してる 目を凝らして見つめてる
悲しい現実から 抜け出すために 指先に力をこめて 明日への抜け穴を掘った 血が出る程に 爪がはがれるほどに
この世界の 表と裏で 交わるはずの無い 遠い世界で
運命に呼び出されたまま 渦に巻き込まれたまま ふたりは闇の中 目を凝らして見つけてしまった 真実を知ってしまった
気が遠くなるほどの 甘い時間を過ごしたら SLEEP SLEEP SLEEP SLEEP 真っ白に やわらかに そして ふたり 涙の海で 漂流者は出遭った
罪と罰の果てで 誰かのことを守ったら SLEEP SLEEP SLEEP SLEEP 温もりに 守られて そして ふたり 孤独の果てに 居場所を見つけた
不安を感じない ただ安らげる それだけのことが どれほど遠かった
今日は雨が降る 今日は星が見える 今日は空が青い その空の向こうに 心抱きしめる 今 こんなにも愛しい
言葉にならない ありがとうの沈黙を
驚くほどの深さの 呆れるほどの物語 SLEEP SLEEP SLEEP SLEEP 戯れて 絡み合って そして ふたり 涙の海で 心は結ばれた
STEPPIN' INTO ANOTHER WORLD |
2006年06月07日(水) |
そう そこは別世界 非現実の国
常識で考えて? どんな常識で? 答えはただひとつ ここに心が眠る
ひややかな嘘をついて 鮮やかな嘘をついて 苦しめられている それは誰のせい?
気にしないで それは優しさ 気にしないで それは気高さ
言葉をさえぎる 大きく罵る それよりも大切な 沈黙の微熱
STEPPIN’ INTO ANOTHER WORLD 最後には守る STEPPIN’ INTO ANOTHER WORLD 最後には笑う STEPPIN’ INTO ANOTHER WORLD 最後には届く STEPPIN’ INTO ANOTHER WORLD 今はただ信じる
僕達に出来る せめてものこと この細い橋から 落ちないように
渡りきる手前 手探りで何度も 引き寄せ合って 気を失いかけた
音の無い世界 沈黙の世界 その愛しさに 街を彷徨いながら 『現在(いま)』に口吻けた
僕達の後ろ 眩しい騒音と 通り過ぎる普遍 闇を取り残す
奇跡と必然 描かれた童話 誰かを傷つけずに 終わらぬ夢を見る
声の無い叫び 切なさの嗚咽 その苦しさに 身体軋ませて 触れ合い続けた
音の無い世界 沈黙の世界 その愛しさに 街を彷徨いながら 『現在(いま)』に口吻けた
BRAND-NEW LIFE |
2006年06月05日(月) |
君の笑顔を待ってる そんな人たちがいる 君の声を待ってる そんな人たちがいる
だから僕は手を伸ばす 朝の光の中へ 誰も気づかなかった時も 見てたこと知ってるよね
BRAND NEW LIFE 君にはその笑顔が似合う BRAND NEW LIFE 君しか出来ないことだから BRAND NEW LIFE その思いのままのすべて 止めることは無い シカトして行っちまえばいい ALL RIGHT ALL TIGHT
誰かのSTOPに傷ついて 落ち込む時 あっても 誰かが判ってくれなくて 傷つく時 あっても
いつも僕は手を伸ばす 夜の帳の中から 嬉しいときも悲しいときも これしか出来ないけれど
BRAND NEW LIFE 時には涙も必要でしょう BRAND NEW LIFE 心がインフルエンザなら BRAND NEW LIFE みんな放り投げるように 今日は思い切り暴れて みんなひっかき回せばいい ALL RIGHT ALL TIGHT
BRAND NEW LIFE 君にはその笑顔が似合う BRAND NEW LIFE 君しか出来ないことだから BRAND NEW LIFE その思いのままのすべて 止めることは無い シカトして行っちまえばいい ALL RIGHT ALL TIGHT
HAND TO HEART |
2006年06月04日(日) |
もうひとつの 真実の証は 切ない記憶と 現実のふたり
この手は 君の心に招かれて 奥深く 痛みの場所へ 受け入れられ
夜を越える前に 引き戻された
この想いは こんなに深いのに この想いは こんなに遠い
WELCOME HOME |
2006年06月03日(土) |
素顔のままで 黄昏を脱ぎ捨て 足早に逃げ去った 生活の街
汗ばむ心 掌に伝うまま 手を握った時 やっと終わった
WELCOME HOME I'M YOUR HOME 理由も言葉も もう何もいらないから WELCOME HOME I'M YOUR HOME 目を閉じたまま そっと想いだせばいい
こぼれた言葉 端からすべて集めて 自分の中にまた しまおうとするけど
悲しみがまた 一人歩きしないように 押し込めてるのも すぐにわかるよ
WELCOME HOME I'M YOUR HOME バカだねここにいるのに どうして横を向く
WELCOME HOME I'M YOUR HOME 僕は大丈夫 君を守っていれば
このまま眠ってしまえば 暖かい時は続くのに 風の止まる夜は 二人を残酷に照らす もうすこしだけ 触れていたい 君が僕を引き戻した
WELCOME HOME I'M YOUR HOME 気が遠くなる感触 身体に残して
WELCOME HOME I'M YOUR HOME ふたり海をわたろう つないだ手は離さない
魔法の時計があったら 時を止めて 渋滞の交差点を横切る そして人ごみの中を駆け抜ける
魔法の時計があったら 時を止めて 滝のように流れる 君の心の涙捨てに行く
魔法の時計があったら 時を止めて 待ち合わせの場所に駆けて来る 君をずっと眺めてる
溶け合う事も出来ない距離で 受話器越しに耳を噛む 加速度のエクスタシー 破壊されそうなSELF CONTROL
さあ これから 骨の髄まで愛し合おう 胸いっぱいのままで 踏絵をする異教徒たち
さあ これから 甘い酒の海に浸されて 壊れかけた理性は 君が許してくれたから
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