紅い猫の落とす影 生きた記録|夕方|明け方
でも壊れなくて 壊したくなくて いつまで同じ事を繰り返し生きていくのだろう。 少しずつ変わっていくこの世界に何を求めようか。 少しずつ壊れている現状をどう修復しようか。 全てが変わり果ててしまったら僕も違う自分になれる? 電線で分割された青空を見上げた。 空は何も答えてはくれないだろう。 僕は僕が嫌いだけど いつまでもこのままで居たいと思っています。 僕は僕が大好きなのかもしれません。
とってもとっても小さな声で呟いて 僕はお耳が聞こえないわけじゃないけれど そんな声じゃ聞こえないよ? 少しずつ大きくなる声に わざと聞こえないフリをして 嘲笑うかのように君を見て 少し馬鹿にしてみたりもして 最後に寂しいと寂しいと叫んだ貴方はとても幸せそうで とても憎かったです。
これからも知らない人で ずっとずっと知らない人だけど お別れは寂しいです。 いつまでもさようなら。 また遇う日まで。
傀儡
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