Missing Link

2006年11月28日(火) Uturn

いつもノロノロ迷ってる
右へ行ったり左へ行ったり
地図にない道に入っていたりする時もある

それでも
足を止める事は難しく
今来た道を戻る事はもっと難しい

過ちを認めるのは
とても難しいんだ



2006年11月27日(月) TASK

やりたい事と
やらなければならない事は
別だったけど

全てを成し遂げた後
笑っていられる為に
生きるんだ



2006年11月26日(日) Silent


単純だけど

一緒にいて
沈黙が耐えられなくなる人と
一緒には
暮らせないよ?

そんな基準で
選んでみて




2006年11月23日(木) Return


返したい言葉も
帰りたい場所も
そこには何も無いから

僕はまだ
振り返る事が出来ないのだろう

前を見る事でしか
前へ進めない

今はそれが精一杯で
君からの手紙は
引き出しの中にたまって行く



2006年11月22日(水) QUIZ


 現代でもたくさん見かける
 ハイリスクハイリターンの定型文

『答えられないと食べてしまうよ?』

 食べられる部位は変われども
 拒否権がないのは昔と同じ



2006年11月20日(月) Pioneer


これほど
天国と地獄がはっきりしている職業はない



2006年11月19日(日) Over

幸せというのは 現状への満足

だから『幸せになりたい』という願望は
かなり簡単に叶う

寒さをしのげる部屋があり
明日着るものがあり
好き嫌いを言えるほど食べるものがある

ねぇ、足りないものはないでしょう?
幸せでしょう?



不幸というのは 現状への不満

満足できる筈の現状を持ち
「幸せになりたい」等とほざく
恥ずかしくも強欲な私達

不幸を自ら選んでいる



けれどこの不幸願望が
羽も無いのに空を飛び
そのまま月へ行けた理由

どうせ不幸なら
空気も風も幸せも不幸もない
地上からは決して見えない場所まで行きたい

月の裏側まで行って
そこで寝転んで
ようやく私は
足るを知るのだ




2006年11月17日(金) Nation

鳥にも
砂にも
雨にも
国なんてない

好きな時に
好きな場所へ
舞い落りる

あなたと
わたしの間にある
境界線を
笑って越えて行く

決して捉えられない程
高く
今にも触れられそうに
低く

誰かの決めた
限界に
縛られるわたしたちを
嘲笑うように超えて行け



2006年11月16日(木) Maze

Maze=『迷路』の事です。

最初この言葉を聞いた時、ごく自然に『迷図』と変換してました。
あまりに日本語の意味と違和感ない事に驚きましたが、こういうモノ結構あるのですよね。津波は英語でも『tsunami』です。知ってました?
(でもこれの場合は、語源も日本語の『津波』なんですよね。すいません)
言葉は面白いと、いつも思います。



2006年11月15日(水) Lip

振り返ると
そこにまだ君がいるようで

風に揺れる髪
優しいまなざし
少し上げた口の端から
つぶやく声さえ聞こえるようで

僕は瞳をこらした
聞こえない声を
聞けなかった言葉を
もう一度この目で
もう一度この胸に刻むために

君が伝えたい事は
全て僕に伝わったよ
だから安心していいよ

僕が伝えそこねた事は
どの位あっただろう
君も僕の唇を
読む事はあっただろうか?

瞳から溢れる想いは
そのままに
微笑んで

僕はひとり
背を向けて通り過ぎる
君を忘れる為でなく
これからも
君と一緒に歩いて行く為に

前へ





2006年11月11日(土) KING

誰も知らないけど
君は王様

だから君は君の国の民を助ける義務がある
大切な人達を
それが君ひとりであっても
君は護らなくてはならない

君は王様
誰も知らないけど
頭上に輝く冠は誰の目にも見えるから
奪われないように
戦え王様




2006年11月10日(金) Jam

 ジャムの美味しさを知ったのは、一人暮らしを始めて、初めてコンビニエンスストアで買った食パンを食べた時だったりします。

 実家にいた時は、近所のパン屋以外の食パンを殆ど食べた事がなかったのですが、市販の、CMなんかバンバンやっている有名なメーカーの食パンをトーストして食べた時、何と言いますか…臭くてびっくりしました。

 真剣に賞味期限が切れてるのかと思い、確かめましたが、パンは柔らかかったし、賞味期限もまだまだでした。驚いて、それから色々な人に聞いた所、それは食品添加物の匂いだと言われました。驚いてその手の本を読むようになり、食品に気遣うようになりました。

 今ではスーパーやコンビニにも色んなメーカーの食パンが並んでいるし、買う時どんな物を買えばいいのか大体分かって来ましたが、当時は本当に種類もろくになく試行錯誤で、失敗しては『このパンどうやって食べよう…』と悩んでました。

 バターも毎朝じゃ飽きるし、匂いも余り消せません。仕方ないのでジャムを買って来ました。ジャムはお菓子で、食事という感じがしなくて敬遠していたのですが、焼いたパンに塗ると意外に美味しくて、少ししか付けなくても匂いが消えました。

 冷蔵庫にあれこれジャムを常備するようになったのは、この時からなのですが、そのうちジャムにも色々ある事を知り、悩む事になります。パンもジャムも余計なモノの入ってない物の方が高いのは、当たり前でいて、どっか矛盾した気もしますね。



2006年11月09日(木) ICE


甘いけど冷たい
冷たいけど甘い

決して
『甘くて冷たく』
はない

そんなあなたと
春も夏も秋も
冬も
いる日々



2006年11月08日(水) HOPE

私が完全に失くすには
人を辞めるしかない

どんな暗く深いつづらの中にも
底に必ず一枚入っているモノ





2006年11月07日(火) GANGAN


煮詰まって
どーしよーもなくなったら

アっタマ悪いー!と
自分で
自分の周りを囲んでるナンカに向かって
怒鳴ってから

それから
もう一度
今度は
内に向かって叫ぶのだ

ただひたすらに
ガンガン行こうぜ!って




※最初は『GO!』にしようと思ったのですが…こっちの方が気分出ます。



2006年11月05日(日) Friend

「離れていてもずっと友達」

 これって
 美しい言葉として囁かれてますが

 本当は

 近くにいてずっと友達でいる事の方が
 ずっと難しい



2006年11月04日(土) Edda


足を組み
その上に乗せた手は何か包むように合わされている

僕は君を知っている
床に届く編まれた長い髪を知っている
その手の中にある秘密を知っている

幾つ歳を隔てようと
幾ら遠くまで旅をしようとも
忘れる事のなかった
君の声

言葉



もう一度聞いたら
何千何億
積み上げた夜は塵に帰すと知っていても
僕は君に乞い願うだろう

僕に歌を
君の歌を

砂の孤独に注ぐ一滴の慈悲に沈み
神々の終焉を言祝ぐ歌を
さあ
語っておくれ






※Edda:北欧の古代神話の歌謡集(…物凄く大雑把な説明)



2006年11月03日(金) D

DARK
見えない、見えにくいもの

DEATH
失うこと、なくなるもの

DEEP
底の底、深くはまるもの

DIE
止まる、消えるもの

DIRTY
汚れる、正しくないもの





そして

DIAMOND
変わらない、光り輝くもの


気づいてみれば皆
熱に弱い『D』






2006年11月02日(木) Chai

 本当は『caay』と書くらしいです。いわゆるインド式ミルクティです。
 まだ学生の頃、ちょっとした誤解からインドに行く事になり、その時の事を書き出したら三晩はかかるので止めますが、情けない事に行きの飛行機の中で「早く日本に帰りたい」と既に思っていたような旅でした。

 とにかくタイムスケジュールはあってなきがごとし、予定は常に未定でコロコロ変わり、ある日、長距離移動が軽飛行機から鉄道になりました。

 そこまでの道中で、かなりエライ目にあっていたのに、一等車両と聞いて、オリエント急行を想像した自分は、かなり夢見がちな若者だったと思います。乗り込んだ自分を待っていたのは、大昔の病院の待合室なんかに置いてある、固いビニール張りの長椅子でした。

 一応もらった白いシーツはどう敷いていいか分からず、一緒にもらった毛布と一緒に自分をぐるぐる巻きにしました。一晩中揺れる電車の中ツルツルの寝台の上、自分も相当シェイクされたと思います。ようやく明るくなり、起きた時にはもう何が何だか分からない状態でした。

 そんな自分に差し出されたのがチャイでした。車内販売というとワゴンを押した女性を想像すると思いますが、この人は白い、コックさんのような格好をして全身にポットやら何やらをくくりつけて車内を歩いておりました。

 彼は少し離れた場所からこちらを見て、にかっと笑うと不思議に優雅な仕草で高々と上げたポットから、胸元の素焼きの小さな器にチャイを注ぎました。見とれている自分に、それを『いるか?』という風にこちらへ見せるので、思わず頷くと、彼はやはり、にこにこと笑いながら湯気の出ている器をくれました。

 口にしたそれはかなり甘かったのですが、疲れた身体に染み渡るような感じで、甘い物が苦手な自分にもとても美味しく感じられました。お金を払った記憶がないので、電車のサービスだったのだと思います。

 少し気分に余裕が出て、連結部分のデッキに出ると、同じようにチャイの器を持った人がいて、その人は飲み終わるとひょいっとその器を目の前の草原に投げました。驚きましたが、他の人も同じようにしているのを見て、成るほどそういうものなんだなと思いました。

 自分は素焼きの器の感触を楽しみながら、目の前に広がるどこまでも続く草原、たまに忽然と現れる孔雀を見て笑いながら、初めて旅をして来て良かったなと思いました。

 こっちに戻って、あの全身のささくれを包むような味をもう一度と、メニューで発見すると頼んでいましたが、通常の状態で飲むには、自分には甘過ぎる代物で、とてもあの感覚を再現できません。

 かと言って、もう二度とあのサバイバルをするつもりにはなれず、かのお茶の味はこのまま永遠に失われるんだな等と、格好付けて嘯く自分でありました。



2006年11月01日(水) Baseball

 昔は好きでしたが、今は少し嫌い。
 理由は単純で、自分の嫌いな人が大好きなスポーツだっただけです。

 『好き』と『嫌い』のどちらの感情が強い?

 という比較は昔から見て来ましたが、こういう事があると
 自分は『嫌い』の方が強いかも知れないと思わざるを得ません。

 『嫌い』な人が好きなものは『嫌い』。では
 『好き』な人が好きなものは『好き』になるでしょうか?

 好みの問題、って言って逃げちゃいそうですね。
 ただ『好き』な人が『嫌い』なものは『嫌い』?と聞かれたら
 案外、自分も『嫌い』になっている事を発見しそうです。

 やっぱり『嫌い』が強いですね。


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