立ち直りかけると 狙いをすましたように重しが降ってくる
それは 事実だったり 虚栄だったり 権力だったり はたまた 愛情だったりもする
だけど 真実はない 他人からもたされるものに 真実はない
私の真実は 私のこの胸の中にしかない
その事を 何度も何度も頭の中で唱えて
また 立ち上がろうと もがく 日々
2006年01月28日(土) |
そうでないと困るんだ |
自分は何をしなくても、世界は動いている。 自分が強いショックを受けても、世界は昨日と同じように動いている。 自分の世界が変わってしまっても、時計も、時間も止まらない。
ただ小さな哀しみが、どこかに流されているだけ。
2006年01月27日(金) |
好意に悪意は返せない |
悪意に悪意は返せても 苦い物が胸に残る
でも
好意に好意を返せない時が一番辛い
もっと強いか もっと弱かったりしたら とっくに終っていた事だった
だけど 少し強ければ少し強いなりに 少し弱ければ少し弱いなりに また 終らない問題を君は抱えたよと
片頬を上げて笑われた
2006年01月23日(月) |
曲げてはいけない時もある |
優しさと弱さの境目とか 強さと冷たさの区別とか
きっとない すべて 一つの形容でくくられない面がある
人の数だけ正しさがあるなら 自分だけの正しさもあるから
君は顔を上げて 前を歩けばいいんだ
嘘で赦されるのはどこまでだろうと思った。
付き通せる所までだねと君は言った。
君を騙すのは難しいと僕は言った。
結構簡単だよと君は笑った。
最初から信じてないからと
君は笑った。
朝が来るのを 先延ばしにしたいんだ
理由が欲しい時と
理由を必要としない時
もしくは 理由なんてどうでも良い時
勝手な自己都合で 私達は 当然の顔をして
他人を
そして
自分を 責めるのだ
収穫したいなら
まず 種を播かないと
僕は 君に刺さった棘になるつもりはないんだ
鏡
神様
他人
全部同じ意味
彼らは私を罰し
戒め
そして
寄り添ってくれる
2006年01月05日(木) |
道は分からないけどその手を曳く |
「どちらかが大人になった方が、 残りの一人を引っ張れるからいいんじゃないかな?」
そう言ったら彼は少し笑って
「少しづつでいいからさ、一緒に大人になろうよ」
と言った。
「時間はかかるけど、その方がきっと楽しいよ」
私はため息をつく。
「足の引っ張り合いで、 ずっと子供な争いを繰り返すんじゃない?」
「バレたか」
と楽しそうに笑った後で、彼は付け加えた。
「でも、いつも一緒ならいいでしょ?」
・・・時々彼は、誰よりも大人な表情をする。 私はその顔が好きだけど大嫌いだ。 だから本当は彼に『大人』になって欲しくない。 でも誰でも、いつまでも子供じゃいられない。
いつか、別れが来るのなら その日は自分で決めたい。
分かってる。 本当に子供なのは、私なのだ。
丘を越えて行こう 空を飛んで行こう
人であるから縛られる 自分で結んだ幾つものロープほどいて
引きちぎって
すり抜けて
雲の中を
雷を浴びながら 颯爽と歩こう
そして
向かい側から 歌いながら歩いて来る
君と
笑って
恋に落ちよう
(2006/01/01 よいお年を! by SUI)
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