新・よりぬきオゲ井さん
クズんなってGO!

2001年07月30日(月) それでもキルアたんはカワイイにょ☆

落書きですら。

ハンタ載ってないとそんなに部数に影響するのかにゃ。
つうか、見・せ・し・め・?

鬼ですか。
あ、運悪く代原がなかったから?
どっちにしてもあんまし追い詰めてキーってなられて
やむなく連載打ち切り、なんてことにでもでもなられたらとおもうと。おもうと。
この先、伏線はぜったいすべて回収されると信じて止まない身としては。
まあ、どう考えても落とすほうが悪いんだが。

ジャガーさんもここんトコ苦しそうな中で、
とうとう終わってしまった、ガンなんとかが切ない。
とうとう最後までタイトル覚えらんなかったけど。
ていうか、るろ剣の作者だってしばらく気がつかなかったヨ。


夏コミカタログ、今回初めてCDROM版を買ってみた。
まだ見てないけど、どうなのかしら。
しかし、トイレに持ち込めないのはやはり難点。




2001年07月29日(日) ガオ!走れ!(追記あり)

つうわけで、本当に走って帰ってきました。
徹夜明けのパンパンに浮腫んだ足を引き摺りながら。

部屋に飛び込むなりテレビのスイッチオン!
うわあ!7分経過!

でもちょうどロウキが出てきたトコだヨ?

あの、アレですよね?
この7分間に、
ロウキ人間体の、半裸シーンとか、水浴びシーンとか、
全裸シーンとか、にゅ、入浴シーンとか、あ、あまつさえ陵辱シーンとか、
ありませんでしたか!?ありませんでしたよね!?


なら良いんですけど。


人間体役の玉山クン、ぎこちない演技がかなりソソられます。
あと、あのカラダとかな!

でも、乙女的にはロウキ様の方がスキかも。声とか☆
玉山クンは玉山クンで可愛カッコ良いけど。
つうか、人間体とオルグ体とでキャラ随分違うのね。

ていうか、え? 呪い解けちゃったの!? もう!?
てことは、この先悶え苦しむ玉山クンやロウキ様は見れないの?
いやまさかそんなこと、ないよねえ。


アギトはストーリーが一気に動きだしたようですが、
ハゲ丸の出番が少ないので、ガッカリ。


昼頃、屍のごとく寝ているとPさんから電話。
よしなりがテレビに出てると、それもキンキの番組に出てると、
必死で知らせてくれました。
ありがとうありがとう。

朦朧とする意識でテレビつけたら、
三沢さんとよしなりとあと金丸?がでてました。うっわー。
よしなりが光一くんと並ぶととても切ないナァとおもいました。
でも、関係ないVTRが多くて途中意識失ったりして、
気がついたらなんかよしなり肉喰ってた。



2001年07月28日(土) ドキドキ☆オフ会

朝、猫にメシをやろうと猫メシの下に敷く新聞紙を広げると、
そこには大きく 「大松本零士展」 の文字。
おお、これはぜひ見に行か騎士(ナイト)。
会場は伊勢丹美術館、
そして、折りしも伊勢丹本館催し物会場では、「大沖縄物産展」が大開催ちゅうであり。
(言葉頭に「大」を付けると松本零士っぽくなるよね)
もう、これは何がなんでも新宿伊勢丹に行か騎士(ナイト)。(うるさい)


今日は夜から澁谷で某オフ会に参加、その前に新宿に寄るとして、
まあ、午後から出かければ余裕であろう。
現在時刻は午前8時。
よしそうと決まれば、オーラスのカラオケに備えて体力温存すべくさっそく仮眠の方向へ。

イチ、ニィ、サン、グゥ。

次の瞬間アタシが目にしたものは午後3時過ぎを示すデジタル表示。

わー☆たいへん☆ちこく、ちこくー☆
大慌てでシャワーを浴び、トーストをくわえ、曲り角での運命の出会いを
期待しながらダッシュでGO☆
さらば大松本零士展、さらば大沖縄物産展、さらば束の間の青春の幻影・・・・

でもまあ、「大松本零士展」は9月までやってるし。


そんなこんなで案の定いつものように遅刻の憂き目に(相手が)あったわけですが、
いや違うんですよ、今日は急病人で電車が止まっちゃってたんですよ、
それさえなければ間に合ってたはずなんデスよたぶん。
とはいえごめんなさい。

ドクター中松の演説とテーマソング
(ドクター中松ドクター中松ドクタードクタードクター中松♪つう、いっぺん聞くと暫くアタマん中グルグルする、ショーコーショーコーと同種なアレ。でもこっちはサンプリング)
が響き渡る澁谷の雑踏を抜け、一路オフ会場の串揚げ屋へ。

さあ、喰い放題です。
初対面の方々に対する緊張や気遣いも何もあったもんじゃなく、
揚げては喰い、揚げては喰い、もちろんデザートも喰い、の100分間をひたすら堪能。
満足。
ココ、わりとお気に入りの店なので、できたらココで意馬心オフとかやりたいナァ、
なんて思ってるんですが(そばにパセラもあるしね!)
そしたら誰か来てくれるかナァ・・・ど、どうですか?お客さん。
ていうか、UMOってどーなってるんですかー?会長ー?


その後、顔テカテカにさせながらやはりというかパセラへGO☆
串喰い過ぎてハニトー喰う余裕がなかったのが、かなり心残りではありますが、
いやー、これほどまでに選曲に気を使わなくていいカラオケは初めてです。
そしてこんなに選曲が他の人と重なるカラオケも。
とにかく濃い。その濃さといったらカルピス原液くらい。
不純物一切ナシの濃度。いや逆に一切が不純物というか。とにかくすげえ。
だって、つぼいノリオのお万の方や鶴光の鴬谷ミュージックホールなんか
そうそう聞けるモンじゃないですよ?

ていうか、いつもはきっとアタシがこの役回りなんだろうナア。

アタシ的には「さよなら銀河鉄道999」の主題歌、「SAYONARA」が歌えたのが大収穫。
画面に出る本編ダイジェストが泣けます。懐かしくて死にそうに。
あと、お約束、ジョー2「傷だらけの栄光」で権藤様に萌えー。
椎名林檎の「警告」歌うのは凄く気持ちが良い。

あ、「チュッ!夏パーティー」は歌いませんでした。
まだフリが完璧じゃないので!
あとメンバー募集!

宴のラストには
最近の持ちネタ、キャンディーズの「つばさ」を熱唱。
セリフも熱演。自分だけが盛り上がる。(迷惑)
次回までにランちゃんスーちゃんミキちゃんの歌い分けをもっと研究しようとおもった。
そして大トリは「あの鐘を鳴らすのはあなた」で
アッコさん(アタシじゃないヨ)のお見送りの中、各自退場。おつかれさま。

オフ参加の方々及び主催者様、まぜて頂いてありがとうございました。
楽しかったです。(つうかココ見てないですよネ)



11時からオールで6時まで、みっちり7時間歌ったけどまだぜんぜんイケそう。
アタシは未だカラオケで、もう充分、もう堪忍して、おウチに帰して!
と思った事がありません。
いつか時間無制限耐久カラオケに挑戦してみたいナァ。


などと、
心地よい疲労感とともに
徹夜開けの狂った朝の光にも似た妄想にぼんやり耽ってもいられぬ。
だって今日は日曜日、
ビデオ録画予約してないウッカリやさんは無事7時半までにおウチへかえれるのでしょうか?



ギャア、今日はガオシルバー登場だってのに!



2001年07月27日(金) ブーツブツブツ、ブーツブツブツ、

ユカイツーカイ物欲君は物欲ランドのプリンスにあらせられるぞ!
ええい、頭が高いわ!ひかえい、ひかえい!


ここのところ、にわかに物欲がスゴイ。
どれくらいスゴイかと言うと
百万持った筒井康隆に何時出会っても慌てないように
すでにシュミレーションはバッチリなくらいスゴイ。
さあ、何時でも来い!

来ないかなあ・・・・



「虎の門」で、井筒監督が「パールハーバー」にマジギレ。
戦争体験のない井筒監督があんなに憤ってるんだから、もしかして、
戦争体験のある年代でちょっとシャレがきかない人が見たら
「やはりアメリカが許せぬとわかった」てな事になりはしまいか。心配だ。(余計な)
そんで、素直な(やわらかい表現)若者達は若者達で、「日本軍最低!」とかゆってたりして。ウヒ。

井筒監督と一緒に見てたアイドルの女の子は号泣。そ、そんなに?
むー、アタシはもしかして人として失格なのか?
最近じゃ「火垂るの墓」見てもめっきり泣けねェ。
「よォし、泣くゾー」て、腕まくりして見てても泣けねェ。

あ、でも、今朝の「ちゅらさん」みて泣いたや。
「ちゅらさん」ではけっこうよく泣いてるかも。テヘ。
あと、「初めてのおつかい」な。
あれ、泣いちゃうんだよねえ、「ガキなんかに騙されっかペッペッ」
と思ってても。つい。
何回見ても泣いちゃうのが、「いつでも会える」
あれはダメだー。


ああ、思い出しただけで涙が。





2001年07月25日(水) ニイタカヤマノボレ!

ふしだらな鬼畜米兵め!チャラチャラしおって!天誅!天誅!!天誅ううう!!!



と言うワケで「パールハーバー」みました。
ワタシ的にこの映画、デカいスクリーンで観る事のみに大変意義があったのですが、
今日行ったらワーナーマイカルシネマズ茅ヶ崎の一番デカいスクリーンは
アッサリ「千と千尋の神隠し」にとって変わられており、チッ。
さらに
良い席取ろうと30分前に並んだのに後ろに列がいっこうに出来ません。
あれえー?

ていうか、早いトコ観とかないとデカいスクリーンどころか、あっというまに
「レイトショーのみ上映」になりかねぬ空気をいち早く察知した上での
今回の英断であったわけでそれに引き換え「千と千尋」の大盛況っぷりったら。たら。
オトナもコドモもオタクも一般人もまんべんなく観に来るからナァ。
宮崎アニメ、こりゃもはや最強ですよ?

んで、「パールハーバー」です。

いや面白かったっすわー。
なんつっても
大日本帝国軍カコイイ!皇軍万歳!ゆきゆきて神軍!
とりあえずなんであんな原っぱで軍法会議してんのかはさておき、
(なんかまわりにノボリとか立てて。戦国時代?)
前半みっちり1時間半、あんだけまだるっこしいラブストーリーを延々見せつけられたら
東条君でなくとも奇襲のひとつもかけたくなるてなモノです。
つか、日本軍はやく来てえ!
遅ぇ、遅ぇよ日本軍!
早いとここいつらやっちゃってくださいよ!

そんでもー、真珠湾奇襲シーン描写の執拗さといったらアナタ!
胸がスカッとしたね!大日本帝国万歳!
イヨッ待ってました大統領!(それはむしろルーズベルト君です)
奇襲シーンだけで30分以上あったかなー、まじこれだけの為にでも観に行く価値ありデスヨ。
ここんトコをデカいスクリーンで観たかったんだけどナァ。
あん、残念。

このように、手間と金をすべて奇襲シーンに注ぎ込んだ所為かどうかは
まったくもって推し量りかねるところではあるのですが、
ラブストーリー部分のやっつけ加減がすごいよ?
ムリヤリ感がぬぐってもぬぐってもぬぐいきれません。
むしろ酷ぇハナシだ。

ラブストーリー部分の風呂敷ムリヤリたたんでるのはともかくとして、
あんだけ人がばんばん死んでるにもかかわらず、
生命の重みとか、戦争の悲惨さとか、
観てて気持ちがそっち方向にぜんぜんシフトしてゆかないとこはさすがハリウッド映画だなあ。
とおもた。いやアタシだけかもしらんが。
主人公達、戦う事自体には何の疑問も持ってなくて、いっそスガスガしい。
どっちかてえと逆に友軍の志気はますます高揚ていうか?(どっちも)
おのれ鬼畜米兵め!天誅うう!(もういい)
この映画が、眠っていた人の闘争本能を呼び覚まさなければければ良いのだが・・・(覚ましません)

3時間越えの超大作でありますが、前半は寝てても大丈夫かと。
ついでに奇襲の後、仕返しにゆくとこもあってもなくても?
あー、でもどっちか殺さなきゃハナシ終わんねェしなァ。

どっちにしても、物語り真ん中らへんはそりゃもうワクワクして楽しめましたし、
アタシの両隣りの女性は、ずっとハンカチ握り締めてたので、
そういうのがお好きな方も楽しめる映画ではないでしょうか。



いやわかんねえけど。



2001年07月21日(土) ヂャコの海岸物語

若いお姉ちゃんはいねえのかよ!

心の叫びも虚しくおばちゃんまみれの大浴場を後にし、
ヨタヨタと部屋に戻ったアタシが聞いたのは。

部屋の向いの露天風呂から聞こえて来るお姉ちゃん達の楽しげな声。
こ、これは若い、若いぞ!しかも3人・・・いや、4人か?
つうか畜生!
(その後もお姉ちゃん達とのニアミスばかり。チッ。)

気を取り直して(またか)
湯上がりのお散歩。敷地内にある滝などを散策。湧き水冷てえ。
旅館自体奥まった場所にあるので聞こえる音といったら、
木々のざわめきと滝の音だけ。
部屋に帰って縁側でぼーっとしながらフト聞こえる日暮らしの声。
はー、至福。夏だねぇ。

そのあとも、風呂入ったり、昼寝したり、オヤツ喰ったりしながら
力の限り全力でだらだら過ごし、午後8時チェックアウト。
腹ペコになりつつも箱根湯本周辺は7時をすぎるとメシ屋のきなみ閉店。
仕方ないので地元まで戻ってメシ。

茅ヶ崎フィッシュセンターのおすすめメニューは
「サザエオールスターズ」と
「ヂャコの海岸物語」
デシタ。






2001年07月20日(金) キリギリス君大ピンチの巻

「あら、バッタだよ」


見ると、湯舟のフチに何やら昆虫が。
ていうか、それはキリギリスかとおもわれるのですが、うわでかっ。

「バッタも温泉に入りたいんだねー」
「このバッタきっとオスだねアハハハハ」

ていうか、助けてやってよおばちゃん!
このままじゃ湯舟に落ちてキリギリス風呂になっちゃうよう!
そんなのいやだよう、かといって
アタシゃ昆虫触れないんだよう。

願いも空しく、アハハと笑いながらおばちゃん達は出ていってしまいました。
アタシはずっと気にしつつカラダ洗ったりしてたんですが、
その時!
新たなるおばちゃんキリギリス君に気づかず思いきり湯舟に!
大津波発生!呑まれるキリギリス君!大ピンチ!
もがくキリギリス君に気付いたおばちゃん、

「あら、バッタだよ」
「バッタも温泉に入りたいんだねー」
「このバッタきっとオスだねアハハハハ」

ちーがーうー
それでもキリギリス君、おばちゃんの手助けによりとりあえず湯舟の外に放り出され、
最後の力を振り絞るようにヨタヨタと窓の方へ。
その間も通りかかるおばちゃん達、おばちゃん達、そろいもそろって、

「あら、バッタだよ」
「バッタも温泉に入りたいんだねー」
「このバッタきっとオスだねアハハハハ」

ハバアどもめ!
いいから助けてやれよ!
ていうか助けてやって下さいお願いします!!
気になって気になって仕方がありません!
結局、
命からがら窓の下までたどり着いたところを見計らって
アタシがすかさず窓を開けて無事救出。
もう2度と入って来るんじゃないよー。
ようやくゆっくり風呂につかれたのでした。


つうか、若いお姉ちゃんはいねえのかよ!


つづく。



2001年07月19日(木) 箱根温泉ドライブガイド

青い夏空とキラキラ光る海を眺めながら海沿いのバイパスをドライブ。
母親と。
途中立ち寄った小洒落た店でおしゃれにパスタランチ。
母親と。


そんなわけで、夏休み直前企画ママと箱根日帰り温泉の巻。
夏休み突入すると混むからね。突如思い立って。

今回行ったのはアタシお気に入りの温泉旅館天成園別館飛烟閣美肌うるおいの湯

どのへんがお気に入りかってゆうと、
個室利用料が2時間1000円とリーズナブルで延長可なところ。
マターリするには最適。

受付で浴衣借りる時におばちゃんに「2名様ですね。おつれ様は男の方ですか?」
ってきかれてそっと唇を噛み締める。

気を取り直し部屋にチェックイン。
夏休み前とはいえ、明日から3連休なだけにけっこう部屋はうまっている様子で、
かなり奥の部屋に通される。
前回来た時に入ってみたかった専用階段付きの部屋。
おお、広い。
古い建物なので決してキレイとは言えませんが不潔とかではないのでよいですよ。
それにこういう古い旅館の造りってすごいスキ。
ほとんどの部屋は池に面していてその向こうには竹林。
で、その向こうには露天風呂が。おお。

しばらくは池の鯉や何故かいたアヒルに餌やったりしてマターリ過ごす。
そして風呂へ。
ココのの大浴場は「滝の大湯」と「古代檜風呂」がありますが、
時間によって男女入れ替え制で、午後以降は「滝の大湯」が女性用になるので、「古代檜風呂」に入りたい人は午前中に行くか、泊まりましょう。

ちなみに泉質は弱アルカリ単純泉で肌の弱いアタシでも安心。
まじスベスベになるヨ。

むはあーと良い心持ちで湯に浸かっていると、おばちゃん達の声。

「あら、バッタだよ」



つづく。



2001年07月18日(水) A.I.

そしてデイビッドは幸せに旅立ってゆきました。
めでたしめでたし。                 
おわり。



モチーフが「ピノキオ」であるのだから、
素直に「お伽話」として観ればよいワケであり、
いろいろツッコんだりするは野暮というものであろう。
むしろ、2人の超大物神様級監督が30年の歳月を費やして作り上げた
大掛かりな「ピノキオリメイク版」なのではなかろうか。

いやしかしそもそも、
キューブリックが、30年間あたためて来たプロットを
スピルバーグに託したのはなんでなんだろうなあ。
単に時間と技術の問題?
神様達のやることはアタシ達には計り知れぬなあ。
てか、事実そうであるように、
この映画を観た人の何割かは確実に
「キューブリックの作ったやつが(も)観たかったナァ」と、
呟くことは想像に難くなく。
アタシも御多分にもれずその内の1人であり。
まず最初の感想が
「キューブリックが作ってたらどんな映画になってたんだろうなあ」デシタ。



そして、ツッコむのは野暮だと云いつつも、


「その愛は真実なのに その存在は、偽り」


この映画における「愛」の定義ってナニ?
「偽り」=「ツクリモノ」であるとすればこの場合「愛」だってそうでないの?
デイビッドはあらかじめプログラムされていた「愛」の機能を
強制的に「ON」にされただけであって、
それはセクスロボや子守りロボに組み込まれている「機能」と
同列のモノ、とアタシは受け取ったワケですが、
そしたらそれって「真実」ナノ?
あ、「ON」にしたら解除不可能てトコがネックなのか?
もともと「愛」てのは脳の電気信号であるとも言えるワケだし。
でもでも、それだからこそ「真実の愛」てのは
その電気信号に得体の知れない何らかのアレが加わったとこで
語られるのが常なのではなかろうか。

初めは作りモノだったはずの「愛」が経験、成長を経て「真実の愛」に変わってゆく。
てのならよくある話だけど、
デイビッドは成長はしてないよねえ。
決して報われることのない愛という感情を与えられてしまった永遠の子供は
諦めることも絶望することも、死ぬことさえ出来なくて。
しないんじゃなくて、出来ない。
だから肥大して暴走。
いや、そこまではイッテませんネ、スイマセン暴走しましたアタシが。

つまり、ボクは哀しい木の人形。
それでもピノキオは成長しておじいさんのところへ帰って来たけど。
デイビッドは2000年待つしかなかったという残酷なおはなし。

つか、あの展開はスゲェよな。

そして一番印象に残ったのが、
セクスロボジョーの「俺はここで生きた。そして消えてゆく。」
でありましたのですが、
「存在が偽り」であるのなら、このジョーの言葉はどうなるのかー。

つうか、ジュード・ロウ良いよね。アゴの割れッぷりとかとくに。

いや、つまんねかったとゆっているのではなく。ぜんぜんなく。
観る人によって果てしなくいろんな観方ができる映画だと思いました。
なんかね、
良いとか悪いとか、つまるとかつまんないとか、泣けるとか泣けないとか、
そんなことより、こう、作品自体に、呑まれたっつうか。
なんかわかんないけど、ほえー。てカンジ。
個人的には。


あと、
子供ロボ&愛という点で「メトロポリス」が思い出されますが、
「A.I.」における「愛」は
第三者(ロボット製作者)によってあらかじめもたらされているモノなのに比べ
「メトロポリス」の「愛」はあくまで「生まれる」モノとして描かれているところは、
やはり宗教感の違いなのかにゃあとおもった。




さー、次はパールハーバーだ。
デカイスクリーンで観れるウチに観とかなきゃ。



2001年07月16日(月) 旧ル

「よしなよ、ブローニングは背中に感じやすいんだ」




ムハー!イカス!シビレル!
ルパン1stシリーズDVD全話観終わりまちたので感想。


全話通して観てあらためて気付いたこと。

思いのほか宮崎(駿)色が強かったんだなあ、旧ルパン。


前出のセリフなどに見られるように、
旧ルパンといえばアダルトでハードボイルドな大人のアニメ、
というイメージが強く、中でも、
第4話「脱獄のチャンスは一度」
第9話「殺し屋はブルースを歌う」
などは特筆に値するカッコ良さで、
アタシなんか旧ルパンと言えばまずこの2話を思い出すほど
スキスキスーな回なのですが、
奥さん御存じでした?
実は そうでもなかったんですよ。
そういう路線なのは最初の数話だけなのね。

なんでも放映当時、やはりアダルト路線では視聴率が振るわず、
お偉いさんの意向により急遽路線変更を余儀なくされ、監督の大隅正秋が降板。
そこで登場したのが、我らが(我らが?)宮崎・高畑コンビだったわけですな。

そう、そうなんデスヨ奥さん。
今までウッカリしてて気がつかなかったけど、
そう言えば不二子ちゃんがメラ色っぺーのは最初の数話だけであり、
2クール目に入って演出が全面的に宮高コンビに移行した
第14話「エメラルドの秘密」なんかは
動きや絵がパッと見「世界名作劇場」みたい。不二子ちゃんとか特に。





そういや、子供の頃やってたいろんなアニメみて、
「これもハイジ(とおんなじ宮崎駿)の絵だー」って思ってたけど
アタシ達世代って物心ついた頃から知らず知らずのウチに 
宮崎アニメに毒され、じゃない、みて育ってきたんだにゃあ。
で、未だに毒されっぱなしなんだにゃー。

それはそうと!「千と千尋」の特番で
りゅうくんがアフレコしてるとこやっててサァ!
ムッヒョーかーわーいーいーりゅーうーくーんー!!
(たまらずりゅうくんに向かってダイヴ→びよよんパンチ(※)が顔面に炸裂→止め絵)







で、話を戻すと、演出交代と同時に、
ルパンの車がベンツのオープンカーから
お馴染みのフィアットに変わってまして。
アレです。
ルパンと言えばこれ!と言っても過言ではなかろう
フィアットの崖側面走行演出はまさにこの時誕生したワケですよ奥さん!(たぶん)

そしてフィアットといえば「カリ城」。
最初に「カリ城」の時計塔のシーンみたとき思い出したのが
第10話「ニセ札つくりを狙え!」だったんだけど、
他にも、第11話「7番目の橋が落ちるとき」や、
第21話「ジャジャ馬娘を助けだせ!」とかみると
おおおー。とおもうます。
「カリ城」のあのシーンやあのシーンの原型がここに。
第18話「美人コンテストをマークせよ」もそうかな。

宮崎ルパンといえば「カリ城」。
だと思ってたけど、
ホントは旧ルの頃から宮崎ルパンは確立されていたのだなあ。

でも、マニヤなひとたちにとってはそんなの周知のことなんデスヨネ、きっと。

アタシは100円ライター使ってたり、カップラーメン食ったりする
いわゆる庶民派ルパンがやっぱ、すきです。
あと、「カリ城」でクラリスを塔から助け出す時の
「不二子ォ、ロープだ。」っていう山田康雄の演技がすきにゃん。

アレ?旧ルを語るつもりがいつの間にか宮崎ルパンを語る、になっちゃったヨ?
なので次回、
今度こそ旧ルパン全話感想に挑戦しちゃえ!の巻き。おたのしみに?
次回ていつだ?

ところで今年のTVスペシャルは8/3ですて。






※びよよんパンチ
バネの先っぽにボクシンググローブが付いてるアレ
不二子ちゃんの股間から飛び出すことが多い。


   もくじ  つぎ


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