Mother (介護日記)
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2004年01月10日(土) 誕生日

今日は母の80歳の誕生日。


2004年01月06日(火) 誰も知らない

1日に書いた日記が、ここ数日大人気である。

数人の常連のお客様のほかに、
「喪中 正月 新年 年始 挨拶」などのキーワードで毎日たくさんの人がここに来ているのだ。


私が検索で探し回ったように、
今回、喪中で正月を迎えた人たちは皆、
喪中ハガキは出したけれど、実際の年始の挨拶をどのようにすれば良いのかがわからず、
礼を欠いてはいけないと必死になって情報を探しているのである。


路上で、電話で、会社で。
喪中の人はどう挨拶すればいいのか・・・

私は結局「今年もよろしくお願いします」にしたけれど。


2004年01月05日(月) 実家がない

「実家はどちらですか?」と聞かれることがある。
盆や正月には実家に帰る人も多いので、この時期には良くある質問である。

「ご出身はどちらですか?」と聞かれるとすぐに答えられるのだが、私には“実家”がない。
“生まれた場所”は、古いアルバムの中でしかない。

『実家』とは、生まれた家が同じ場所に継続して存在し、
家族(主に親)が住んでいて自分の帰りを喜んで迎えてくれる場所だと考えるが、
そう定義付けてしまうと当てはまらない人も多いのだろうか。

私たち母娘はアパートを転々として来たので結婚後、母と別居しても、
母の住んでいる家に対して『実家』というイメージはなかったのだが、
今は“母の住む場所”さえも失ってしまった。


2004年01月01日(木) 喪中の正月

玄関のお飾りがない。
鏡餅がない。
初詣には行かれない。
いつもなら100通近い年賀状が、郵便で3通、Eメールで2通。
挨拶ができない。
なんと寂しい正月なのだ・・・



そもそも「喪中につき、年末年始のご挨拶をご遠慮させていただきます」って、何だ?

喪中はがきは出した。
しかし、これには近況報告などを書くものではないらしいので、
銀行に復帰したことや絹江の高校入学についてなどもお知らせできていない。

『喪中を知らない人から年賀状をいただいた場合には
 6日以降に寒中見舞いを出せば良い』 と言うのはわかるけど、
道で行き会った人には、いったい何と挨拶をすれば良いのだ・・・
いくら調べても『喪中はがき』についてばかりなのである。

仕事納めの日にも、みんなにどう挨拶をすれば良いのか混乱してしまった。
本来なら、
「本年もいろいろとお世話になりました。来年もまたよろしくお願いいたします」と言うところだが、
『年末の挨拶を遠慮する』って、何も言わなくて良いということか?
だが挨拶せずには帰れなかった。



レフティーは仕事で、今日明日に限り自宅近くの支店勤務である。
昼にお弁当を届けながら買い物に行ったのだが、行き会う人との挨拶に困った。

書店のオーナー夫妻と、近所の人はこちらの事情はわかってはいるのだけど、
お互いにどのように挨拶して良いかわからず結局、
「今年もどうぞよろしくお願いします」になった。
しかし、これだって立派に年始の挨拶じゃないか・・・

近所でもなく、喪中はがきを出すような間柄でもない関係の場合は面倒だ。
半年以上も前の、他人の葬儀なんて覚えているわけがないし、知らない人だっている。
開口一番「うちは喪中ですから」なんて説明するのも変だし、
元旦から「こんにちは」と言うのも、知らない人が聞いたらマヌケだ。
レフティーの勤務先の人には、結局、会釈だけで逃げ帰って来た。

5日の初出勤も、何と挨拶すれば良いのかわからない。


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