TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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檸檬哀歌

桃色の唇に
一片の花

つないだ手に
寄り添わぬ心

せめて一夜の夢
接吻-くちづけ-は
淡い檸檬の味がして

濡れた睫毛は
何を想うのか

いとしいひと

このまま
遠くへ行けたなら


心の河

あなた
いとおしさに
終わりはないの

振り向けば
戻れない河

切なさに
心を焦がして

つないだ手が
ただ
ただ離れぬよう

まとわりつく水の流れに
逆らって



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