TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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夏の日

風が吹いて
その長い髪が
そっと
頬にかかる

蝉時雨響く
木陰のベンチで二人
いつまでも座っていたね

きっと
幸せや
愛なんて
言葉だけのこと

意味などいらないんだよ

そのとき感じたことが
幸せや
愛だったんだと
あとから分かる


RAIN

・・・ナミダじゃないよ
ただ
ちょっと

・・・そう

煙が目にしみただけ


晴天

技術ばっかり気にしてると
素敵な想いは伝わらないよね

芸術は
己の身を削って
生まれてくるものさ

それを
明日の糧にするか
清貧を貫くかということで
逡巡する気持ちを持って

迷って
迷って

心をきれいに保つ方法を考えるのさ


Say You ”Make Me Happy?”

君は
僕に
恋などしていない

君が恋しているのは
君のつくったイメージの僕



author:蒼井冬星 HOME  
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