TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT 

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IN THE ROOM

部屋の隅で
奴が俺を見ている

俺は奴がいるのに気づいても
素知らぬふりをしている

そして
考える

俺の死を願う者がいるという事は
すこぶる不快なことだ

しかし

それが大いなる存在の意思ならば
俺はそれに従うしかないのではないか?と


YOU

ためいきと
涙と
愛のないキス


諸悪

嘘つきは泥棒のはじまりって
習わなかったのかねぇ?

あんたたちの唯一のステータス
エリ−ト校ってとこでさ?

ま、お勉強が
机の上でのものだけだと思っている輩は
考える脳みそが足りないのも無理もない話

すべてはさ
「想像力の欠如」だよ

嘘をついても
悪いことをしても
ばれないだろうってな

んなわけねーだろ?


ソファ

夜毎
君を想う

月明かりのさす窓辺に座り
漂う煙草のけむり見つめて



IN HEARTS

愛や正義を
くだらないと
胡散臭いと
そう思うのは

本当の
愛や正義を知らないくせに
その言葉を軽々しく
口にしてきたからだ



author:蒼井冬星 HOME  
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