世を忍ぶ仮の日記
DiaryINDEX|past|will
心頭滅却すれば火もまた涼し
何故か「怒り心頭」という言葉とペアで浮かんできてくれる、ありがた〜いお言葉「心頭滅却すれば火もまた涼し」。鬱陶しい。 ストレスが溜まってきているらしい。 深酒ならぬ深薬をして、昼に起きる。 そんなに大量に飲んだ訳じゃないんだけどねー。なんか、ストレス溜まると晩酌が少し増えるじゃ〜ん。それとおんなじノリねーベイベー。良い子は真似しちゃダメだよー(という台詞が子供心にとても疑問だった。「良い子の定義ってなあに?」て。子供の頃から定義づけが好きだったらしい)。
今日は妹は朝から物理のレポートを書きに行く為に早めに起きて早めに出ているらしい。 それなのに、13時に、物音で目が覚める。 足音だ。忍び足の。 食器をかしゃんとならす音で 「誰? 誰かいるの?」 と思わず問いただす。 「もー、分かっとるくせに〜。寝坊しちゃったぁ〜」 「…………‥‥‥・・・髪の毛結ぶ前に服着替えた方が良いと思うな、お姉ちゃん」 「あんたー偉いっ! 偉いのぅ」 消えて行きました。 流石に深薬が効いて意識が朦朧としてだるくて怒る気もしなくて良い塩梅。
しかし薬が切れてからの私は、気が付けば怒っていた。 妹が買ってきたラック(組み立て前)にお気に入りの靴3足(ブーツ含む)が踏みつぶされて自分のだけはうまい具合に避けられている。 この場合 ・私の靴がぁ〜 という怒りと、 ・自分のだけ避けやがって という怒りと ・結局相手に責任なすりつけるであろう予測 ひっくるめて怒る。予測までして勝手に怒るんだからもう手が付けられない。 「怒りをため込んで爆発する」という悪癖を持つ私は、昔から散々それで回りに迷惑をかけてきた訳だが(ある日突然爆発したきり止まらないから)今日もそれ。目の前が白くなるような怒りが突如訪れると後はもう止まらない。
つっても別に暴れたりはしませんよ。 引き籠もるだけです。うふふ。 キッチン込みで引き籠もるから、籠城戦ね、ハハハハハ(空笑い)。
台風、来てるんですか? 那須高原の方に電話したらそんなこと聞いたんですが。 世情に疎いよぅ。 そして他に書くべきことをぽっかり忘れました。
へい! 思い出した(?)から追記さ! ベルリンの友人から「キャラミル研究所」ていうサイトで性格判断をやってくれるらしい。 けっこう占いとか心理テストとか大好きな私は、速攻検索をかけて行ってみた。 そうしたら、出てきた結果が「受け身体質のキクバリスト」でした。 ほ〜ら私って受けなんだって! みんな分かって、お願い。 どうも攻めだと勘違いされそうな私だけど、実はとっても受けなの(ポッ) 最近は見た目も受けっ子に見えるよう努力中の身ではありますが、いかんせん秋冬服って、攻撃的な服が多いのよね……ゲンナリ。 西武が優勝したら西武デパートがバーゲンの予定なので、西武を応援しよう。 とか言いつつ、こないだ「THE GINZA」の秋冬セールに行き損ねたよー(号泣) でもあそこ、定価物はかなりイケてるのに、セール品になると突然レベルが落ちるんだよね…姑息なり。 久しぶりにクローゼット整理整頓したら、着られない皮パンがぎょうさん出てきました……ぶかぶかの皮パンって、ものごっつかっこわるいよね。というわけで、廃棄処分するのも癪なので、実家に送り返して誰か履ける人を捜すことにしますわ。もっとパッツンパッツンの皮パンを新しく買わないと!←はぅ! そのファッションは受けっ子ファッションではない。愕然。 冬のおなごふわふわファッションで、一番悩殺なのって、白いふわふわタートルニットのニットワンピだと思ってやみません。あれってオヤジ含めイチコロだよね〜。欲しい〜欲しい〜(駄々っ子モード)。ふわふわ白ニットが欲しいんだけど、微妙な毛糸アレルギーが邪魔をする……。
オシャレに我慢はつきものよ! というピーコの声が聞こえてきましたが、ガサガサ肌の女に色気を感じるか!? ああん? とオカマ様に向かってフェロモンを言っても仕方あるまい。
ま、しばらくはユニーニットで過ごすでせう。 やっぱり『GRACE』の服はステキでも使うとなると難しくて、私の頭を悩ませています。中世ヨーロッパ騎士風のチューブトップ、本革使用なのは良いのだが……秋なお腹にチューブトップって、着合わせ難しいんですが。下にシースルー着ちゃダメでしょうか…。とか悶々悩んでます。 整理整頓の為にスーツとかぼかすか捨てました。サイズ合わないんだもん。 ぶかぶかしたスーツもかっこわるいよね。とか思ってると段々着る服無くなってきたぞ。 危機。 誰か、深い緑色(色に詳しくないので表現が乏しい)の皮(偽です)パンと、オフホワイトの皮パンと、黒い皮パンいりませんか? あとベージュのミシェルクランのパンツもあって、それは1回くらいしか履いてないのでかなり綺麗なままの筈なのですが。 こ、このままじゃお洋服が可哀想だから、だれか着てあげて下さい〜。
そして私は清楚乙女を目指す!(キラン☆)
今日は暖かかったようで。 ……よく知らないんですが、天気後報ではあったかそうでした。
深夜、妹が余りに約束破りすぎて溜まっている洗い物を終えたあたりでふつふつと何か変な気合いが沸いてきてしまい、朝8時までコンロの周りの脂汚れとわしわし戦っていました。 人って、怒りが溜まりすぎると謎の行動に出るよ。 おかしいなあ、今日は天気予報では雨の筈、それなのになんで窓の向こうが明るいのだろう、眩しいわ、あはははは。 どすん。 お布団に入って就寝。
昼過ぎ、自分の貧乏揺すりで目が覚めました。 余程お怒りのご様子。 自分、あんまり怒りとかきちんと感じられなくなったりすることがままあるので、自分が起こした行動や、無意識に体に出てしまってから漸く、 「あ、怒っていたんだ私」 と気が付くわけなんですが……。 (てゆか後ろでピロピロがうるせぇよ…しかしハチクロ褒めてるから許す) ======================================================================= 姉妹で可愛げのある一悶着を済ませて、再び日記に集中することにします。 夕方から、ハチクロを買いに自転車で隣の駅に行くことにしました。 あった! あったよ! ハチクロ2巻!!(くるくるくるくる) しかも、思いの外『熱氷』までありました。 体力の無い私には近くの本屋にあるというのが一番嬉しいことで御座います。 買い出しを思い切り済ませる。もう手が引きちぎれるんじゃないかっていうくらい買う。主に菓子。次に保存食材。それから肉。 全部妹のじゃん! ああ、今書き出してみて気が付いたよ。 家にへとへとで辿り着いて、今度は入れ違いに妹が近所の牛角へ出かける。 姉は行きたく無いモードなのだ。ヒッキー。頼むから一人にしてくれ。 というわけで意気揚々とお見送りをしつつ、飯を食ったら胃が重たすぎて布団へ倒れ込みました。 起きたら帰ってきていた妹……。 ちっ。 胃腸がキョジャッキー(虚弱)な為に折角の自由時間を台無しにしてしまったぜ。 仕方ないので「出てけ」と部屋から完全に追い出す(笑)。 とりあえず餌はハチクロ2巻で。
だから部屋に入るなり 「ちゅうか〜ちゅうか〜中華ちゅうか〜ちゅうか〜〜〜〜〜……ハチクロいいわ」 と姉の思考回路を邪魔しにきたのね。 でも、「ドッペルゲンガー」という単語も知らない子ってホントに居るんだ、と妹の質問で驚愕のニッポンの現状を知る。
2002年09月28日(土) |
昼メロヒロインになりたい |
昨日30分だけ『真珠夫人』を見ることが出来たので、妙に夫人口調が感染しておかしなことになってしまう姉妹の会話。 妹が何か言おうものなら、直ぐに涙ぐんで「あたくしはっ!」とか叫んでしまいます。 でも出身地が鼻濁音苦手なので、ちょっと真似は苦手。 流行るドラマごっことかゲームごっことか直ぐにやるんだけど、妹は芝居心が全く無いので、結局一人芝居になってます。 「愛なんていらねえよ、夏。」ごっこの時のピロの亜子の真似は脱力ものでした。 頑張って渡部芝居した姉の気持ちをくみ取って欲しい(涙)。
久しぶりにしっかりした睡眠を摂りました。睡眠をしっかり摂った後に、ベッドで1時間ほど起床するまで時間を延ばしました。少し復活。 起きあがれる時間が少ないのでマッハダッシュをしていると、妹も一応目が覚めた様子ではありましたが、まだ体調不良で動けないということで、携帯を弄くっていたら「今日のラッキーアイテムー、お布団だった!」と騒いで、布団からあまり出ませんでした。 でも余りに食べなさすぎて尋常ならざる痩せっぷりの妹なので、姉は心配でここぞとばかりに口にものを突っ込んでおります。 でも本人が作る気満々なので、そこら辺は放任主義で。 放任主義。 嘘です。 つい突きます。そんでもって直ぐに「ひ、酷いですわ、あたくしは!」と昼メロ(真珠夫人)芝居入れて笑わせて妹は笑うことで体力を消耗するらしいのですが(笑)。
私も、しっかり睡眠を摂ったのでやっと少し動けるようになってきて、洗濯槽クリーナーをしたり、掃除片づけなどをしてましたが、ピロはまだ動くだけの体力は無く、ひたすら眠るかゲームするかしてました。 ピロの部屋に足の踏み場無し。 「片づけの神様が降りてこないの〜」 そういう問題なのでしょうか……。 踊る体力はあるみたいですよ、私と違って……。 私は、やるべきピアノとストレッチだけで精一杯です。 既に何をやるべきか、多すぎて分からないので、そろそろメモでも取らなければなりませんが、恐怖なのでやめておきます……。 現実から逃避してばかりいてはいけないのは重々承知なんですけれども。 まだ少し、待って…>ピアノのせんせーと声楽の人へ。
姉妹揃ってグロッキー、で御座います……。 妹は不整脈を出しまくるために早起きをして友達とショッピングに出かけ、私は普通に生活をして、 ……夜にダウン。 何故かシーツを洗っていたので、妹の布団の中に潜りこんで、 「き、気持ち悪い…どうも体が動かない…」 と呟きあっていました。 何故私にまで具合の悪さが遷っているのかが未だ不明。 お互いこの時点で「何かやろう」という意志だけが空回りして、色んなものが放り出されておりました。
寝たけど。
不整脈というのはいつから伝染するようになってしまったのか。
単に不摂生が祟ったのでしょう。私も心臓に自信があるわけでは無いので、仕事先で体調がおかしくなってきました。 でも、木曜日のバイトは解雇されたから、本日で自由の身なのだー! バイト解雇されて、何故か晴れ晴れとしてしまうわたくし。 意気揚々とアルバイトに励みます。 「さよならの歌」なるものが最後に存在するのですが、嘘なのに「また来週会いましょう〜」と歌う時はちょっと切なかった……。ごめんね、Mちゃん、先生、次からはもう会えないの。愛らしいお目目に向かって無言で語ってみるも、3歳児に通じるわけなく。 そして、子供と一緒に飛んだり跳ねたりしている間、目の前が真っ暗だったり白かったりして何も見えない瞬間があったんですが、見えなくても案外なんとかなるもんです。 勿論、危なくなったら給湯室でぶっ倒れてましたが。脈をとってみると見事な不整脈。ちょっと自分に感心する。私も24時間心電図撮りてー! とか思ってみたりもするが、あんまりひっかからないだろう。まあいいや、とぜえはあしてぐったりしてから、再び音楽教室のお姉さんへ変身。 こんな私ですが、木曜アルバイトの中では元気キャラで通してたんだからね。 本当は文字を大にして主張したいが、誰も信じてくれそうにないのでこれ以上の主張はしません。 だって、元気キャラ装おうにも、胃弱の先生に向けてのアドバイスが誰よりも詳しく、胃カメラの飲み方までアドバイス出来たらもうアウトだろう……。 前半は幼稚園児と一緒に飛んだり跳ねたりがあるので、何度も倒れかけましたが、後半は椅子に座って指導するだけ(監視員のようなもん)なので、一番良く出来る生徒の隣に座ってぐだぐだ話すだけという楽な場所を選んで着席。 私:「はいはい、言い訳は良いから書く!」 生徒:「言い訳じゃないも〜ん」 私:「言い訳じゃないのね正当な理由ね。しかと聞いたから書こう!」 口だけは達者なお互いですが、私は体調不良なので間違いに全然気が付かずとかそういうミスが多かったっす。 雑談の最中、ソルフェージュの授業では禁シャーペンということで、常に生徒と対立せざるをえないのです。子供の頃は確か私も「なんでシャーペンはダメなんだ!」とじたばたした覚えがありますが、今ではすっかり「鉛筆じゃないとダメなのよー」と主張する立場へ変化。……間のブランクが6年くらいしか無いところがミソです。 本音「どっちでもいいんじゃん」 そんな言葉をぐっと堪えて「鉛筆持ってるなら鉛筆にしてね〜」と言う。 生徒:「えー。でも、絵を描く時(スケッチブックに落書きしているのを見た。りぼん絵)はシャーペンの方が描きやすいよー」 私:「……そうだねぇ(確かに落書きとかだとシャーペンだろう。あとでペン入れして消す場合は特にな! でも本格的にデッサンとる場合はやっぱ違うんじゃないのか? 私は知らないけど)」 妙なところで悶々悩んでいたら、授業が進んでいました(笑)。 最後のクラスの時、一番ギャースカ五月蠅いところに着席してしまい、しまった、と思った時には後の祭り。目眩がする………。 「え? 何? 全然わかんないんだけど」 と生徒が言おうものなら、 「はー? もう私だってあんたたちの事全然わかんねーよ」 そろそろ口調も危ういです。 他の先生も「真面目にやってる人もいるんだから静かにして!」と先生の常套句を言う。 ダメだって! 五月蠅い人たちにそれを言うと逆効果なんだって! もと五月蠅い人代表の私は心の中で叫ぶも既に遅く、「んじゃここに仕切たてればいいじゃん! 誰が真面目にやってんの。全然あたし真面目にやる気ないし」と大騒ぎしてる……。 「うっせーな。こっちだって仕切立てたいよ。隣でマジ真面目にやってんだから静かにしやがれ」 「……」 流石に一人静かになりました。 小学校5年生くらいって、一番こまっしゃくれてるから、仕方ないと割り切れるんですけどね。私自身がどうしようもない手の付けられないくらい五月蠅くて暴れまくってひねくれた子供だったから。 対決方法を知っているのはもはや私だけ。 いちいちファッションチェックとかしてくるの。 「先生、最近髪型変えたよねー。なんか今日雰囲気ちがーう」 こういう時が危険です。 「そうお?」 適当に返していると、良い子が援助で「夏休みの間に少し髪の毛の色とか変えましたよね」と言ってくれているのだが(本当に良い子だ・ホロリ)既にじゃじゃ馬にかきけされている。 「もじゃってるもじゃってるー浮いてるよー」 ……カツラかよ。 ちなみに私の髪の毛、ある日ちょっとうねってきたところを妹に指摘され、「お姉ちゃんなんか髪の毛がエアリーだよ」と言われたので、妹の「パーマもどしムース」みたいなやつを適当に付けたら、本当に髪の毛がエアリーになりました。な、なんて安上がりな私の髪の毛。 怒る体力も無いので「Aちゃんの髪の毛って綺麗だよね」と適当に生徒に話を振り戻して終わりました、その話題。 授業が終わってからがすさまじく暴れていた……。 そしてそれを静かに制止しようとしたら、 「ねー、先生昔不良だったでしょー!!」 と言われた。 くっそー、育ちの悪さって災いするわ。 ごきげんようの世界で育ってないことだけは確かだ。 「…不良って、古くねえか?」 口調はそのまま、めちゃくちゃテンション低い。 ああもう頼むから早く帰ってくれ。 古い古い!てゆか不良って存在すんの〜? と大騒ぎする生徒達に向かって一言。 「頼むから片づけて部屋から出てって! 家で病気の妹が待ってるんだから!」 「え〜〜〜? なんの〜?」 「…心臓」 ……異様な沈黙が5秒くらいあったあと、 「せんせーなんでこんなところにいるの? はやく帰ってあげなよ! ダメじゃん私達なんかのところにいちゃ!」 と自分たちを異様に卑下したもの凄く五月蠅い反応が返ってきた。 自分で発言しておいてどこまで本当なのか分からなくなってきた。こっちも体調不良だし。 「仕事ですから」 そう一言言って給湯室で片づけを終えて部屋に戻ると既にもう誰も居なかった……。 そう、この子達、本当は良い子達なんだよ、先生、分かってたよ…(プププ)。 来週から来ないから、心配してくれ(くす)。
家に帰って、妹のホルター心電図(24時間計測のやつ)を見て遊ぶ二人。 夜中には「どうせ計るならひっかかる!」と、計測されすぎて楽しくなってきたと叫び「踊る!」と踊りまくっておりました。 「しぇいくみーべいびー!」 ……まぜるのか?
今回は、J医大の付属病院です。 ……なんとなく伏せてみた。特に意味は無いんですが。 妹の「ウサギ病」(正式名称は別)を調べて貰う為に、二人でてくてく歩いて行くことにする。
ちなみに妹のこの日の睡眠時間は2時間。 「折角心電図撮って貰うのに、引っかからんと悔しいけ、不摂生する!」 と暴れてゲームをしたりしていたのですが、最後の2時間で挫折して眠ってました。 私はというと、完徹。 妹の病名についてネットで検索して読んでたら止まらなくてヨー! 流石に循環器の専門用語飛び交うサーフィンは乗れませんでした。 心エコーなんか、クリックしたら拡大する大親切されても読めるかっつーの(笑)。どこから映したものなのかも定かでは無い、恐ろしきエコー。私昔エコー撮られた時に「ほら、ここがね」と説明してもらいましたが、全然分かりませんでした。 あの瞬間、医者って凄いなと尊敬したね(ポイントズレ)。 あんなもん読めるようになる人々ってすごい。 でも、レントゲンくらいなら矢印さしてくれると、なあんとなあく分かるじゃないですか。 そんなトリックにひっかかっていたら朝だった訳です。 ぐおお、ついでに私の心電図も撮ってくれぇ。
さて、病院へ到着。 今まで見た大学病院の中では、一番の地元密着型であるが、駅から遠い為、徒歩で来る人はとても少ない。だいたい、駅に近い大学病院って、場所全然知らなくても人の流れで到着できたりするものなのだが。今回はそうも行かず。 1階で受付を済ませる時に、既に書き間違いを連発する妹。 「ああ! お父さんの職業に『子』て書いちゃったよう。でも斜線引けば大丈夫!」 「……書き直せ(くしゃくしゃ)」 妹は、大きな病院に入るのがはじめてなので「ナースのお仕事みたいっ!」とはしゃいできょろきょろするのをやめようとはしない。 内科受付の前に立つと、妹よりも先に 「はいなんですか?」 と看護婦さんに訊ねられる。 「あ、いやこっちです…」 そして、検査の前のチェックシートの最後の欄を見て、看護婦さん、絶句しつつ苦笑。 「ほら、だから言ったじゃないの」 「え? え? 何?」 「すいません…一応止めたんですけど、本人が気になるならと思って、敢えて書かせました…」 「そうですよねぇ、ご本人が気になるなら仕方無いですけど、今おいくつ?」 「……え!? あっ!」 そう、それは最後の項目に「何か気になっていることや、質問がありましたらお書き下さい」と書かれた欄に、二十歳未満の娘が「おさけはのんでもへいきですか?」といと素朴に書いてあったところであった。 気が付けよ…。 はいじゃあ呼ばれるまで待っています。長々と待たされるかと思いきや、あっというまに通される。意外や意外。待ち時間が少ないっていうのは重要ですぞ。 中に入ると、ちょっと診察室が狭い……。 そして、瞳孔も一緒に拡大するんじゃないか、というくらいに目を見開いて患者と会話する医師。 ……患者じゃなくて良かったー。 失礼な事を思いつつ、妹と医者の会話を観察する。 しかし、話はあれよあれよという間に 「大病院ってさ、今混んでるからさ、直ぐに調べてもらえるようにこれから電話するから待ってて(電話機)これから一人至急お願いしたいんだけど。うん。いや、至急。はい、直ぐ行かせるから(がしゃん)。というわけでこれから詳しく検査して、結果もなるべく早く出させるから」 とかいうことになっていた。 明日は24時間心電図の日。 最初にレントゲンを撮るということで、レントゲン室に行く。 説明をしてくれる看護婦さんも、私を見て説明。 …頼りなさそうだしねぇ、ピロ。そしてどこか幸せお花ちゃんオーラだしねぇ。どっちかつーたら私の方が今にも倒れそうオーラだもんねぇ(完徹やし)。 「これから被爆してきまーす!」 楽しげにレントゲン室に入るピロ。 次に心電図室に行く。 心電図の受付の人も、やっぱり私を見て説明する……。 私じゃないですって! 後ろについてる背後の不幸オーラは長年背負ってきた業であって、心臓が不健康故じゃありません! どっちかつーたら心! 確かに心臓は心の臓だが、今調べるのは私じゃなーい。 「ひっかかるよう願ってきまーす!」 楽しげに心電図室に入るピロ。 その後、次の日の24時間心電図の質疑応答に入ったのだが、そして私と受付の人の会話になる。 ……自分のことなんだからしっかりなさい! と怒る気力も既になく、テキパキと進めて、今日は終わり。 「いやあ、お姉ちゃん居て良かった」 ……迷子になるかもしれない恐怖だったらしい。 あんた、ここで迷子になってたら、聖路加では帰れないよ?(迷子った私)
私の唯一の取り柄は、看護婦受けが良いってことかもしれない、と勘違いするくらいに、普段の世界とは、視線の受け方が違うということに気が付く。普段は明らかにピロピロの方がかまわれているように感じるこの世の中、病院の中に行くと、私の方がちやほやしてもらえるの〜(違う…)。 病院内では妙にシカトこかれかける妹でした。多分幸せオーラが駄目だったのだろう。看護婦さんの職業病で、つい不健康そうな人に「大丈夫ですか?」と声をかけてしまうのだろう。そうか、端から見てもやっぱり私は不幸。ええそうです私は後ろに不幸オーラ背負ってます。死の匂いプンプンです。
だって、黄泉の帝王トート閣下ですもの!(宝塚大見得切り風)
帰りがけ、眠さの余り記憶を飛ばし幼児退行起こす私(ヲイ)。 やっぱ、通りすがりの「精神神経科」のところで姉も診てもらえば良かったかなあ…。 だって、眠たかったんだもんプー。
帰宅して、二人で昼寝して、夕方妹を「はいはい、ごはん食べてらっしゃいね」と友達のところに追い出して、ほげーっとして寝て起きて寝て起きて眠った…。不摂生は良くないぞ>自分。
朝、学園祭に行くために少し早くに起きて、妹の部屋を通り過ぎると、何かにうなされている様子。ウキウキと近づく。 「どうしたの?」 眠っている人間に話しかけてみると、見事返事が返ってきた。素敵な返事が。 「中国はいやぁ……いやっ」 泣きそうなくらいにうなされている。 「何がそんなにイヤなの?」 興味本位に訊ねてみた。 「名前がしょっちゅう変わるけえいやあ〜」 「それって、今の中華人民共和国の事で良いんだよね?」 「うん」 それだけ言って眠る妹。 でかける前にもう一度「中国は大丈夫?」と訊ねると、何故か嬉しそうな顔をして「頑張っとる」と満足げに言っていた。 頭の中が「あいかわらず面白いヤツだなあ、こいつ」というので頭がいっぱいになりつつお出かけをする。
学校に到着して、直ぐにメールを打って、友人がどこにいるのか訊いてみたら、声楽科の歌のイベント会場に居る、との事で、ダッシュでギリギリ開始には間に合う。 最初はクラシックのアカペラ(綺麗)。2部がミュージカルメドレー(楽しい、可愛い)。ミュージカルメドレーの方は、懐かしい曲がいっぱいいっぱいあって、笑顔がこぼれました。『天使にラブソングを』の曲を聴くのは何年ぶり!? 自分たちが合唱コンクールで歌った曲じゃなかったから踊れなかったけど(笑)「おお! 蘇る我が青春! あの先輩は格好良かった!」というので目頭が熱く……アメリカンドリーム〜……。ウエストサイドやサウンドオブミュージック、コーラスライン、レントなどもりだくさんで、男性も歌うので、今まで女子クラスノリで育った私には、男トニーが新鮮! 耽美トニーで育成された(?)私の脳みそですが、トニーって実は健康優良児なんだよね…。私のトニーは病弱で今にも倒れそうな美形のままなのよ。永遠の、トニー……(懐古モード)。折角だから『エリザベート』のミルクの大合唱も聴きたかったね! と横でエリザベートは言っていたが、声楽科の人に地声オンリーの『ミルク』の歌は可哀想でしょう? というと、 「声楽科っぽい綺麗な『ミルク』も案外面白いかもよっ!」 と言うことでリヒテンシュタイン(エリザベートの妹)と3人で合唱して遊んでました。かなり笑えます。綺麗な『ミルク』 声楽科の高校生の男の子なんて、すっごく不器用そうにボックスステップ踏むから果てしなく私のツボを刺激してやみませんでした。ステップ踏むのに必死になりすぎて歌って無い時があるよー!! 目が離せないっ。
すんごく楽しかったね〜、と晴れ晴れとしながら、次は『エリザベート』の大学1年有志版を観る為席取りをしつつ、お昼ご飯を食べる。オケの関係上1時間押しということで、まったりとお昼ご飯。学園祭の模擬店って、高いのか安いのか分からない。たこ焼き300円って実は高いような気がしてならないのだが、そうでもしないと採算が合わないのだろうか。もう一つの大学ミュージカル、『オズの魔法使い』のドロシーちゃんがやたらやつれた状態で現れたので、友人であるリヒテンはそっちに行く。私はエリザベートと踊りの話で華やぐ。そして私の注文したホットケーキは30分間来なかった。1分間で食べ終えてから、『エリザベート』を観に行く。 私達、役の人が通る通路側の端、しかも最前列の席を取っておりました。 鬼? いや、そのくらいでくじけるようじゃ、音楽科じゃなーい! 2日連続で観てました。 何故って?(ルキーニ口調) 1日目の失敗が2日目に生かされるのを観察するのが、昔やった側としてとてもとても興味深いから。そして更に細かくくだらないところに目が行くから。ツッコミどころが増えるから。 鬼? 腕より上まで白い手袋で、肘上に飾りがあるのはやっぱり有明の潮風を感じます<衣装。 でもこれ、学校の人たちに言ったって分かるわけが無いんだよね(分かったら怖いよん)。でもなー、コスプレ広場の人々って、大抵髪の毛切らないんだよね。でもって今回、髪の毛短いのはかり出されたのであろうリヒテンシュタイン役の子だけだった……。トート閣下役、1日目はお嬢様結びだったぞ。あれはどのトート閣下の映像をまねたのか、ご本人に尋ねたいが、多分会うことはあるまい(私あんまり学校行ってないから)。
見終わって、ミスドへ異動。 しばらく粘ってみたのですが、あまりの寒さに移動を強いられました。 移動直前に、妹から電話。 「ねえ、お父さんから今日ご飯一緒に食べようって電話があったんだけど」 「そんなこと言われても無理! 今日は学生会オケで友達が指揮して友達がコンマス! 今年で最後! 絶対聴く。ボレロだし!」 学生会オケの話はさっき知ったばっかりだ。そろそろ体力限界なところに、ダメージが大きすぎた。 そんな訳で断りの電話を妹にしてもらったら。 「明日でも大丈夫だってー」というメール。 突然、意識が飛ぶ私。 繊細な友達は私の状態を直ぐに察して、「大丈夫? 目がうつろだよ!」と心配してくれました。 「いや。えっと。ほっといてくれえ。ご飯食べたら保健室行く」 エリザベート姉妹は「ご飯、ご飯いいな〜美味しいものいいな〜」とステレオでした(笑)。きっと暖かいご家庭に育ったのでせう……(突然テンションが低い)。 近くの安いファミレスでご飯を食べる。なんか何食べてるのか分からないけど、辛かったのを覚えてます。そこら辺からそろそろ記憶アバウト。 学校に着くなり保健室ダッシュ。 ちょっとだけ休んで、野外ステージに、学生会オケを聴きに行こうとする。 スタンバイがだいぶ終わり、コンサートミストレスの友達が座って、調弦しようかな〜、というところで。 ……小雨。 ぽつぽつと。 案の定「しばらくお待ち下さい」という羽目になってしまう。 聴く方としては辛いのだが、楽器を弾きはじめてからざあざあ降られては、楽器が堪えられない。指揮者、一度神憑りになると止まらないだろうし……。しかし7時から、ティンパニーやハープ2個の移動をしているとすんごい時間になるのでは? 一度「いざ聴こう」というモードで、心の蓋を少し開いてしまった私には、人の多さが既に辛かった。挙げ句、明日父親と会わなきゃいけないかもしれない、という恐怖……(恐怖とか書いて良いのか私は)。流されるまま、4階に向かう列の1階に居たら、 「もう駄目」とあっさり駄目になってしまった。 保健室に逃げ込んで「ごめんなさい人混みのすごさも手伝って久しぶりに本気で調子が悪くなったのでしばらくベッド借ります」と蓋をして、先生も(あまりにも人が多すぎて、将棋倒し事件が起こりかねなかった)心配で廊下を覗きに行っている間に、過呼吸発作を起こす。もうへとへと。本気で駄目なんだけど、それよりもオケが聴きたい。 発作治まった頃、保健室の内線に、学生課から「酸欠の人が出ないようにドアを開けました」と報告の電話が入る。 ……そのくらいの人がいるのね……随分帰った筈なのに……。 それでも頑張って這い蹲るようにしてベッドを出て、オケを聴きに行く。 丁度ゲストソリストのギターだったので、ヒールの音厳禁。 私が聴きたかったのは、渾名ハッチ率いるオーケストラ。 この人のラベルの『ボレロ』の解釈が、どうしても知りたい。聴いて直ぐ理解できるか、それは自信無いけど、凄いだろうってことは予測が出来る。
いざ、ボレロ。 すっと一瞬もの凄い緊張感が走る静寂の中、ボレロが始まる。 何処から聞こえてくるのか分からない位置にある、小太鼓。一糸乱れない。サンプリングでもしたかのように、淡々とリズムを刻む。そこに何の感情も無い。ラベルの望んだ通りに。 興味深いのは、弦楽器(バイオリンとビオラ)のピチカートが、今回ゲストがギターだったことで閃きがあったのか、ギターの構えのままピチカートだったことでしょうか。あれはもともとそういう風に設定されているのか? 効果はてきめんでした。最初は恐ろしく計算高い無表情のピチカート。管楽器がソロではなく、4度で流れはじめたあたりから、弦楽器がところどころで刻みの為に構えたりもするが、刻みもどこまでも無表情に、押さえ込んで。そして直ぐに淡々としたピチカートの刻み。一糸乱れぬ太鼓。 そしてとうとう来た。弦楽器のメロディ。ここからはもう独壇場。弓の返しの一つ一つ、フレージングまでが私を痺れさせました。脳天突かれるようなエネルギーを突然突きつけられるのですが、弓の返し方、フレージング、全てがもの凄い主張をしてくる。そして、指揮者はここから神憑る。 左利きの指揮者、右手が動き始めるとそれは神憑りの合図。 「もっと来い!」「そのエネルギーは受け止めた。もっとだもっと」 右手が言っている。 右手に言われた演奏者各自は「もっとか! それならもっとやってやる!」と更に指揮者に対して与えるのだが、指揮者のキャパは余りに大きく、「受け止めた。もっとだ!」と更に相手に返してくるからどんどん演奏者はムキになってくる。今回ビオラがよく見える位置にいたんですが、ビオラトップが非常にサディスティックタイプの人で、「…もっと? もっと欲しいんだ? これならどうよ?」みたいな表情をしている(ように見える)のですが、最後になれば成る程もうムキになっているのが見え見えで、しかもその後ろは演奏を心から楽しむタイプだから、顔が紅潮しまくってもうたいへんなことに! チェロの人も顔が紅潮して、全員トリップしている。指揮者は熱く神憑り、どこまでも飛ぶのだが、どこかしっかり地に足がついているというか、恍惚の表情では無い。どこか「もっとだ! まだまだぁ!」と勝負されている気がしてきて、弾いている方は気がおかしくなるくらいのテンションまであげさせられてる気がするんだけど、全員の表情が楽しそう(そりゃ指揮者の動きが面白いというのもあるだろうが)。音楽でトリップしている。 ボレロ。最後の最後まで溜めておいたエネルギーを後半、「ここまでいけるのか音楽は!」という限界を超えられるんじゃないか、マキシマムになったところで音楽が終了。 聴いている方が、丁度昇天しちまったところで音楽が終わる。 これ、ラベルが思い描いていた通りのことをやって、大成功に終わったのでは? そして、何よりも、時間が押しすぎた、環境が悪すぎた所為で自然淘汰されてしまった「なんとなく聴きに行こう」という人々が消え「どうしても聴きたい」という人が残った為、観客のボルテージも最高潮に上がる。もう駄目だ、最高越えてる、あんたは凄いよ。終わると同時に腰砕けになりそうになった。もう目の前がオーケストラしか見えない。 音楽って素晴らしい! 叫びたくなりました。クラシック最高だよ。目頭熱いよ私。 しかし人混みに酔い過ぎて(端っこで聴いてたくせに)父親に「明日は無理!」と直談判しました。過呼吸で体力消耗した後に、人混みに酔いつつ(人混みでも過呼吸になれる←なれるなれないじゃなくて・笑)良い音楽を堪能して足腰立たなくなったら、これはもうしばらく休まないと自分おかしくなっちゃうよ。 そして、観客をおかしくさせるくらいのオーケストラと指揮者って凄いよ。 男性的な指揮だなーと思った。 日本人男性の指揮者って女性的だというのは前に友人と語り明かした事があるが、今日のは、音楽が男性的だったというのもあるが、指揮の仕方が雄々しかった。 個人的には、こっちが主流の時代が来て欲しい。切に。 そして、男性的=あくまでもジェントルマンに。 同級生で、高校の倫理の授業の時からすっとばしていたハッチへ。 帰ってきたときには更に5回りくらい音楽と人間として大きくなっているよう、願っておりまする。 学園祭って、非生産的なことにエネルギー費やしてるとは思うけどね(でも学生会オケは、地雷ゼロ運動に参加していた)、非生産的なことでも、これだけの感動を産むのは並大抵のエネルギーと尋常ではありえない才能の集まりだ。 聴かせてくれてありがとう! と叫びたい気分でした。
保健室で一休みしていたら、 「あの、倒れた方とかいらっしゃいませんね?」と学生課から心配の電話。 「はい、現在誰もいらっしゃいません(倒れたのはわたしー)」と思いつつ電話の応対。 そして保健室の先生とまったりグロいお話をあいかわず楽しげにしてから、さて帰る。 帰りがけに指揮者に会った。 「やっぱさいこーだったよー」 言葉にならないってこういうことを言うね。 何がやっぱりだ、と自分に突っ込みたくなったが、相手も終わりたてだし、色んな人から賞賛を受けているだろう(受けなきゃ変だ!)から「ありがとう〜」とかなんとか言ってた。日本語聞き取れないくらいへろへろになってた。
なんとか帰宅までできました。 妹が「生きてる〜?」と訊いてきたので 「うーん。半分以下と少し生きてる」と答えておきました。
ベッドに横になると、深々と思う。 エネルギーを受け止めて、それを変換して更に返していくことのすごさ。 ……悔しい。私も出来るようにならなきゃ……。 まだ、悔しいと思うことが出来る間に、それをやらなきゃ、自分が駄目になる気がする。 空回りでも良い(エリザベートと散々「私達って、空回りばっかの人生ね」と語っていた)から、とりあえずまた、ひた走って倒れよう……(起きたばっかりなのに?>自分)
次の日がネタとして多すぎるので、2日に分けることにしました。 日付としては次の日なのですが、眠る前の出来事。
それは妹の部屋を通り過ぎた時の事。 「え〜? 10月にももう1回新刊が出るんじゃって」 妹は、本で新刊をチェックすることはまずあり得ないので、漫画の事です。 ピロの読む漫画は全て私も読んでいるものなので(そもそも書籍類の金は私持ちだ、ノンノ以外)何を言いたいのか全て把握しております。 思わず 「ああ! 出るよ出るさ! 10月中旬、集英社から『NANA-ナナ-』の新刊が一ヶ月おきにね!」 集英社は最近こういうことをよくやるよね! コバルトとかさ。更に語りたい気持ちはタンスに仕舞い込む。 「男の人もナナ読むんじゃねえ」 妹の発言に私は思わず、シュタッと床に座り込んだ。さしずめ忍びの頭領の気分である。女性が少年漫画(ことジャンプとか)を読むのと、男性が少女漫画を読むのでは微妙に違うニュアンスが出るんじゃないか、と女は考えてしまうのである。それも自分が思春期真っ盛りの頃、雑誌で買っていた『りぼん』の代表漫画家、矢沢あいの漫画となると聞き捨てならない。最近ご飯の友は私だって『ナナ』なんだから。でもってタクミにマジでムカついて真剣にヤスと結婚できたらな〜とか夢見るヲトメ(腐乱)なのである。 男性視点から読んだらこれってどうなのどうなの。 「はいはい!(電話越しに挙手)質問ですっ! 男性から見たらやっぱりサチコみたいなのって可愛いですか?」 「聞こえた〜? お姉ちゃんが真剣に話題に入ってきたよー。どおなん?……ああ、甘えるところとか可愛いん」 そうか、同性から見たら可愛いけどムカつくサチコ、異性から見たら可愛いんだな。 納得。 「はい!(挙手)次の質問です。同性から見て一番ムカつく男性は誰ですか? やっぱタクミってムカつかない?」 「……何? ……は? アンティークショップの店長? こりゃまたマニーなところ突いてくるねぇ」 「なぬ!? 水越さん? 水越さんの何処がっ…んじゃ次! 同性から見ても「こいつは格好いい」と思うのは誰ですか?」 「……ハゲつながりでヤス? なに? ハゲとん?」 「ヤス! ヤスは確かに格好いいさ。でもあんた、ハゲてんの? そうじゃないでしょ! ヤッサンは男として格好いいのさ」 熱く語ろうとしすぎて妹から追い出されかける……しょぼん。 「はいはい!最後の質問です。ナナと奈々、異性から見てどっちが好き?」 「ねえ、お姉ちゃん目が真剣だから真面目に答えてあげてね。どっち?」 妹、優しいフォローをくれる。そのくらい私は真剣な目をしていた。 答は、矢張りナナよりも奈々であった。 それよりも一番気になったところ。 妹が、電話越しに「奈々」と「ナナ」の違いを説明しようとしていた時、ヴィヴィアンナナとプリティ系奈々じゃ説明出来ず、ハチ子と言えば良いところを、何をトチ狂ったか 「歌歌ってるナナと、アホなナナ」と言っていたところ……。 あんた、キャラで言うとハチクロの森田とハチ子を足して割ったような性格なのに、そんな自分を平気で「アホ」て言って……。 だからアホなのよぅ。
生きるに当たって時間が無いな。 どのくらい無いかって、身を削って買った漫画を読む時間すら無い。 漫画だよ!? 小説なら兎も角、漫画だったらご飯食べながらでも読めるじゃん! だってご飯食べ始めたばっかりだから体力消耗するんだもん。
朝、妹に揺られ起こされて、携帯で病院が土曜診療をやっているか確認。 へんぴなところにあるので当たり前のように私が連れて行く。 今日の医者、格好いいとはお世辞にも言い難いが、どこか「この人変な人だ」と私の中の変な人センサーにひっかかってやまないまま数年経過しているので、再び観察しに行きたくてウズウズしていたのである。 へんぴな場所をひたすら歩き、やっとこさ到着。 そんなに待つことも無く入れたな、と思ったら、違う先生だった。 良さそうな先生ではあったのだが。そしてやっぱりどこか変な人センサーは働いてはいたのだが、多少普通の人。振り切れるくらいに変な人センサーが働かない。 私、妹の付き添いのくせして思わず、 「あれえ? ○○先生じゃないんですか?」と先生に向かって言ってましたよ。 「前来た時に○○先生(注:ここまでずうずうしいのは看板背負った先生の名前だからです、念の為)だったから、ちょっと不思議に…」 「あー、そうですかー。じゃあ変えますねー」 良い人じゃったよ。すごく良い人じゃった。お薦めするね。心臓と心両方悪い人に(実は心療内科もやっているんでありましたーわはは)。 次に呼ばれて行ったら、ちょっとお年を召された先生が。 前はもっと若くてピチピチに変な人だったのに、随分普通っぽくなってきたなあ、としょぼんとしていたが。 結局妹は大学病院にて精密検査行きとなったので、私が待合い室で待っていたら、妹、センサーで何かを感じ取ったらしく、 「ねえねえ、なんかお姉ちゃんの言う通り、どっか変な人じゃったね。耳にピアス開いとったし」 などと鋭い観察眼を見せる。 姉はピアスには気が付かなかったぞ(キャラの変さには直ぐに気が付いたが)。 え? それは左耳にだったかい? そう聞きたい衝動をぐっと堪え(られなくなりそうだー、ぐおお妄想渦巻いてきたー助けてくれえ)、紹介状の病院の位置や行き方を確認したりしつつ、帰路。 ミニストップでソフトクリームが食べたくなった妹。私は雑誌を貪り読む。 雑誌をゆっくり読む時間とか欲しい。買う金も欲しい。 学校のある駅で降りて、お食事をする。 その後、散々買い物をしてしまう。 だって「秋物ってば高いんだもんプウゥゥウゥ」と嘆いていたら、カットソーが1900円とかで姉妹して「ドエッ!?」とびっくりして購入。あとユニクロで部屋着とか。欲しい物はいっぱいある訳だ。ユニクロに行きたかったんだ。 学校の保健室で一休み。 「せんせー、パソコンスキャンディスクかけていいですかあ?」 人のパソコンなのに、勝手にメンテナンスする。 そして、保健室の先生に、妹の保健管理センターのヤバさを語らせていたら。 「東大理3の医者って、ほっっっっっとんどが変人! おかしいの! もおたいへん!」 保健室の先生、歴々の変人を語ってくださる。 そして妹の学校の保健管理センターの先生はビンゴ理3なのであった。 妹は、昔から医者運が恐ろしい程悪く、それは母のアバウトさにも理由があるのだが、それにしたって、保健管理センターくらいアタリであってもよかっただろうに、哀れ(ホロリ)。 ピロ、過去の痛い医者。 ・心臓の病名を言っても「わしゃあ専門外じゃけ分からんけど、マラソン大会? 去年も走れたんなら今年も走れるんじゃないん?」…終了。 ・鼻血が出たので保健室に行ったら「鼻血くらいで保健室に来るな」と怒られる。 ・その後鼻血を出した時耳鼻科に行ったら、薬を塗られて更に悪化で大量出血し、それを申し立てたが全く無駄で同じ薬を塗られ、悪化。自宅療養。 ・大学の保健管理センターの先生に紹介された耳鼻科、喉に処置をした後、再び同じ事をやりそうになり、はたと「あれ? これってもしかしてもうやったっけ?」とボケたことをヌカした。 ……一番最初の「専門外の医者」の部分、母が「インフルエンザの予防接種のついででいいじゃん」ということで、元外科部長現開業医に心臓病の細かい病名を言ったが全く理解して貰えなかった。この場合母親にもある程度は責任あると思うんですが、私は早めに親元を離れて良かったな、と痛感する一コマでした。
スーパーで買い物を済ませ、妹をベンチに座らせ本屋に寄る。 京極夏彦の新刊が出ててびっくりしたよ。思わずタックルトスキャッチしちゃってあやうく本棚ごと倒すところだった。よく考えたら5冊以上あったので奪われる心配などさらさら無いのだが、本能が勝手に庇ってたよ。しかも読む時間無いっちゅーねん(怒髪天)。 ハチクロ探して彷徨う。 思わず本屋さんの漫画コーナーのお姉さんに場所を聞いたら、1巻だけあります、と教えてもらって1巻だけ買う。 出版業界の裏事情により重版が遅れていたりして2巻が無いけれど、どこか他の本屋を探し回ればどこかにありますから! それにあとがきの違いとかがあるので、両方の出版社のを欲しがるお客様もいらっしゃいますから頑張って! のような感じで励まされ(笑)1巻だけ購入。 やたら親切な店員さん。 ハチクロ、好きだね? ……読む時間無いよー。こんなこと嘆く人間にはなりたくなかったの。 イライラしながら練習ちょっとした後疲れが出てうたた寝したらもう次の日になってるんだもん。 漫画はほかほかのうちに読みたい……積むもんじゃない……。
一日のうち大半をピロに思考回路を奪われてしまい、ピロ日記に。
アルバイト終わって携帯電話を見たら、メールが入っていました。 2通。 「お姉ちゃん、サークルの秋合宿行くのやめた。不整脈がひどくてしんどい。はやく帰ってきて」 が2通。 おいおいおいおい。 一人でいると死んじゃうってお前はうさぎさんかい!? とツッコミ入れつつ慌てて家に帰る。 帰った時には少し落ち着いた模様だが、安静時脈拍120なのでまあそれなりにおかしい。リズミカルでは無くなっただけ、本人は楽と言っていたが。 「明日からでもサークル合宿来ていいってメールくれたー」 「でもさ、不整脈って酒厳禁だよ」 「えええええ!? ダメじゃん!!!」 ダメなのはお前だー! そして切なげに 「明日、ひまぁ?」 と訴えてくる。 何よ? と訊ねると、一緒に病院行って欲しい、連れてって〜というお願いだった。 お気に入りの循環器内科の先生、面白いから良いんだけどさ…折角連休誰も居なくて自由だ、色々しようと浮かれていたところにいきなり予定入れられてかなりのダメージ。 しかもご飯零した時、悲鳴が 「あちょべちゃっ!!!」 だし。いつもにまして意味不明だよ。心臓もおかしいが頭もおかしいぞ。 テレビに小澤征爾が出てても「あ! この人! 矢沢永吉! ……じゃないっけ? ああ! 宮澤賢治だ!」と言うし。 挙げ句夜中にトイレットペーパーだと思って買ってきたものが実はキッチンペーパーだったっていう恐ろしいことが判明するし……。 これはかなりのダメージを受け、夜中風呂あがりにコンビニにトイレットペーパーを買いに走ってしまいましたよ。
本人は「いいじゃーん、キッチンペーパーでもさ」とかなんとか言ってましたが。
私はイヤだあぁー!
……運命に呪われているのだろうか。 眠る眠る眠いんだ眠いんだと大騒ぎをして、夜眠る準備を万端整えてコンタクトまで外し(メガネは3年以上前倒れた時に壊れて以来修理してない。メガネの治療より自分の治療)のそのそと動いていたら。 散々「寝ていいよー」と言っている筈のピロがコソコソとフランス語の教科書を持って 「あ、起きとるー、ねーねー、起きとったらでええんじゃけど、ここがさー」 と質問をぶつけてきてくれます。段々教科書を読み込んできたので質問に直ぐに答えられるようになる自分が怖い。あったま良い〜。 文法表があるところを色んな教科書からピックアップしてそれぞれ指示して眠ろうとしているのですが、ちょっとノソったスキをついてくるかのように「あ、まだ起きとら。寝てええんよー。つきあわんでええんよー」と言いつつ教科書を持ってくる。 「この教科書文法表が載って無くて不便なんよー、で、ここなんじゃけど」 どういう質問にどう答えたのか分からなくなってきたんだが、合っていたのだろうか。 ピロは異様なまでにハイテンションな曲をかけて、徹夜モードに入ったようです。 ……巻き込むなよ、一般人を。 たまには自分が一般人っぽいのも有りかな、ありがとピロ。私、一般人。
ごーっつーー眠い状態でバイトに到着。本来ならばもうちょっと本が読めていたのに、眠さで思考回路がトロいです。 ここ最近、バイト先の音楽教室、おサボリが多くて激烈ヒマなのでより一層眠さと虚脱感に見舞われる。やることない状態で座らされてるのも辛いんだ。虚脱感、苦手。だがしかし先輩先生に「あ、私が席外しますよ。ソルフェージュの課題とか作って無いといけないんで…」と言われる。最近胃腸の調子がよろしくないという先輩先生。良いんですよぅ、アルバイトの身、多少心の調子がよろしくなくても我慢するしか無いんですよぅ。 最近ツボな子。 お教室に入る前に、「先生、こんにちは」とお辞儀をしてから教室に足を踏み入れ、去る時には「先生、さようなら」と頭を下げてから去る4才! 先週休んだ分のことも「あ、私、それをまだやっていないわっ!」と主張なさります。親に敬意。 私は子供にそう躾ることは出来ない。 きっと出来た親なんだろーなー(職業は知ってるけどさ……納得しちゃったけどさ………)。日頃の親の背中を見て子供は育つので、素晴らしい家族を想像してレッスン中ボッケーとなってしまう私。家族って…なあに? 結婚無理な私にはそれもまた激しく虚脱感。 しかし8人クラスで3人しか来ないっていうのは、先生4人は途方もなく寂しいんで、来てくれええええ………(消え入りそうな声)。
眠さマキシマムになりつつ、後半戦に突入。 頭の切れ味が良くて好きな子の隣を陣取る姑息な私。ツーと言えばカーと帰ってくる頭のキレが好きなの。教えてて。そして何故か小学校3、4年とお話が合う。 生徒:「今日さー、待ち時間、少女漫画読んでたんだー(ちょっと後ろめたそう)」 私:「へえ? 何?」 見せてもらうとそれはリボンコミックスで、可愛いなあと思ってしまったのだが、その後漫画談義に花が咲く(だってその子出来るから時間余るんだもーん) その子が「フルーツバスケットの新刊買ったんだー」と発言したあたりから私のテンションがおかしくなってくる。 「フ、フルーツバスケット、私も真剣に読みたいんだよねぇ…」 「は? 何?」 「や、先生も、フルーツバスケット読みたいなーと思ってたの」 ここから、フルバはアニメ化もされたんだよ、とか色々漫画談義に花が咲く。いや、でもいくらなんでも先生が生徒からフルバを借りるわけにも行かないだろう…(笑)。ああ、でも読みたいよーフルバ。ついつい 「いやあ、先生にはフルバを全部揃えるだけの金銭的余裕が無くてねえ」 そんなぼやきを入れてしまう私。 ……誰かの癖が確実に遷ってる! 遷ってる! 嗚呼、幸せだから良いさ!
帰りがけにシビラに行きました。 ベッドリネン一式改装。 今度はカラフルプリティで。 非常にご機嫌ザマス。
帰宅したら、徹夜によりピロ体調悪化。しかしテニス合宿には意地でも出かけるって。青春やねぇ、眩しいよ、おいら……。 帰宅前に買い物をしたら体力限界に達してしまいました。 朝昼食べ忘れているので、ヤバイ。
2002年09月18日(水) |
眠らせないぜベイビー |
……フランツ・リストの大馬鹿野郎がそんなことを言ったのか、早速アドレナリン出過ぎで眠れなくなりました。 眠る気満々だったのに。 気合い満々に眠ろうとしてる辺りで既に間違えているのかなあ。 誰か上手な眠り方教えてちょん。 まあ、そんなものがすんなり体に染みこめば病院は繁盛しないんですが。 医者と葬儀業者は不景気な方が良いとはよく言ったものです。
夜半、のしのしと更新作業を少しやり終えた後、気が付くと朝。 なんでだろう。いつの間に朝なんだろう。 ちょっと横になりました。 腕が痺れて痛くて目が直ぐに覚めました。 うぉ〜の〜れ〜フランツ(リストの方)。でも同じフランツでも私、シューベルトじゃ満足出来ない体になってしまったの。弾いてる最中に「嗚呼私、このまま死んでもいいっ」みたいな瞬間が、わーたしの体とシューベルトの体が相性合わないのよねー(誰か私を止めて…)。ホント、シューベルト弾いてれば手が痛くならない事を100も承知でガッシガッシピアノ叩いてるんだから、痛いくらい世話無いわ〜。だって新しいおもちゃを与えられた子供のようにリストで遊ぶ私。多分直ぐ飽きる。てゆかお願いだ飽きてくれ。私の体が持たない。 うーん。分裂してるなあ。心と体。
8時にピロが起きる予定だったのですが。全然起きる気配が無く眠たそうにしているのでつつきたい放題です。明日フランス語の試験らしく、一応起きようとする姿が姉の突き心をくすぐってやみません。起きたいのね、本当は。でも体が起きてくれないのね。脳みそもかなりの部分が眠っているけどどうするの? ああ、結局、朝ご飯を食べるだけしこたま食べて早速「やっぱ眠るぅ」と布団に逃げました。 食べる為だけに起きた模様。 太陽がほかほか暖かくて、フランツと懲りずに戯れていたら、昼過ぎ。 13:00からスペシャのリクエスト番組でKOKIAが出るですじゃよ。録画ですわ録画。 ここのところ、「わーわー録画だよー」と大慌てする事態が少ないのですが、録画作業がけっこう好きです。編集器具が一切無いので、必死録画オンリー。ピロは「見るんじゃけー」と布団を譲ってくれません。そしてリモコンも無いのでテレビの前に待機とはまさにこのことを言う。 『人間ってそんなものね』PV録画無事終了。 子リスさんとか小動物を思い浮かべるような顔だよーかわういよーとしばらくのろけて(←お前のもんではない)から、ピロを足蹴にしてどけて、私がベッドで眠ることにしました。
ピロに指摘されるんですけどね。 起き方が怖いから普通に起きろって。 普通の人が「うーんむにゃむにゃ」と起きるところを、私はちょっとの物音でも目をくわっと見開いて起きているらしい。顔が滅茶苦茶怖いらしい。悪気は無いんだ。ただ見ている方の心臓に悪いらしいので、今度から可愛らしく起きよう、いざというときの為にもっ(ヲトメ風)。 昼寝から起きたら食べ物コールをしながら自分で冷凍食品を2人分解凍して必死に食べてました。食べれば風邪は治ると言われて必死に食べている模様。だが実は「食べている間が一番幸せ」という人間なのだから、何をそんなに必死に、と思いつつ残してしまった分を、特に味わう訳でもない「塩味」か「甘いもの」か判別しない姉が食べてしまう。最近やっと少し食べ物を食べられるようになってきたけど、もしピロが居なかったら断食して死んでたかも、とこの夏を振り返る今日この頃。無理矢理食べさせられたもんなー。
もちつもたれつ。の筈なのですが。 お風呂あがりにちょっと仮眠を取っていたら「皿洗ったらご飯作ってあげるから、洗ったら起こせ」と言ったのに洗わずに「起きたぁ〜ごはんはぁ〜」と言ってきたあたりで寝起きも手伝って不機嫌倍増。こっちはずーっと妹の分のフランス語の勉強手伝っていたのにっ!(つか2年間アテネ・フランセ行っておいて、複数形で躓く私に問題があるんだが) ぷんすかぷんすか怒っていた割に、食べ終えると平和に戻る。
体がだいぶ回復してきたので、夜半の記憶があやふやになりがち。 体は動いてるんだけど、脳みその記憶回路がまだしっかりしてくれて無いのね。でも、なんとなくは覚えてるから、みんな、安心して!(誰に語ってるんだ)
というわけでこんばんは、ただいま帰りました。 挨拶したくなるくらい久しぶりに現実世界に居る実感を持っています。 勝手に旅に出るなよ、とツッコミ入れたくなっちゃうわ、自分の心身に。
部屋の片づけをしていたら、激烈調子が悪かった日のMRI検査予約の紙とか、親切に「何日の何時からここです」とメモされた紙とかがバサバサと出てきました。 記憶無いのに渡されて、どんなに親切にメモされても覚えて無いことに変わりは無いと思うのですが。 キャンセル料とか取られるのかな。心配。 心配なのは私の脳みそ。でも今更MRI検査したって、ねえ?(だから誰に話してるんだ)
復帰して気が付いたらいきなりリストのソナタ弾いて肩が痛いんですけど、これって自業自得ってヤツなのでしょうか。 あー、腕が鳴る、肩が鳴る(関節がバキバキと)。
私、勝負曲(勝負下着みたいなもんだと思って下さい)が全部リストで、オプションでプロコフィエフとかが付き、本当に得意なのは古典という訳が分からない人間なので、これ以上リスト増やしたくないのに。 下着に例えると、勝負下着が分かりやすいエロ下着で、たまに黒いシャープな下着なんだけど、本当は白いのっ、みたいな感じか? の前になんで下着で例えてるんだ! リストって一般的に(クラシック業界の中の一般)まだ「テクニックばかりの人が弾く脳足りん」イメージがあるっぽいのでなるべく避けたいのに。そんなことは無いのよ、フランツ!(リストのファーストネーム)あんたは確かに少年の頃はサカリのついたアホで、勝手にフレデリック(ショパン)のベッドで女と寝て、潔癖性のフレデリックから絶縁宣言されたりする阿呆でしか無かったかもしれない(しかし後でハンパな復縁をしている二人)。スケコマシでタラシ、自分にきゃーきゃー言ってくれる女の為にひけらかすテクニックの嵐だったかもしれない。 ……書けば書くほどフォローきかなくなってきた。 でも晩年はちゃんと人間として考えてるんだって、フランツ。 ということが言いたかったのに。 そして同じフランツつながりでシューベルトやってんのに、どうにもシューベルトはやっぱり辛いって、そっちが言いたかったんだけど、フランツ、現代にいたら絶対嫌いだ(笑)。
そして私が復帰したら(気管は痛いが)ピロが風邪引きました。 試験週間なのにねぇ。可哀想(遷したのはオレ様)。
昼くらいに鼻歌交じりに起きた。 何故か合いの手を入れてくるピロピロ。 しばらくふっつーに生活をしていたが、突然照れながら 「実は、あっしすっごい寝坊しとんよ。人待たせとんじゃ〜」と頭を掻いていた。 照れてないで行け! 足蹴にして追い出す。 久しぶりにご飯食べたら体重が1キロ増えた。 体ってば正直だ。 ご飯を食べる精神力があるくらいなので割と歩いたりも出来る(室内)。 お風呂入れて入ったりした。 自分が気力で生きてる生き物だっていうのは既に自覚済みなので、「歩かない歩きます歩く歩く時歩けば歩こう」と思ってからじゃないと気が付くと床の上の死体。 「生きません行きます生きる時生きれば生きよう」 うん。強く。強く生きていこう。 当分【強く】は置いておこう。とりあえず、生きよう。 そんな日。
2002年09月15日(日) |
深々と。ぷかぷかと。 |
「寒いね。なんだか足冷えたりするんだ」 妹に靴下を履け! と怒られて靴下を投げられ、寒いんなら上着を着なきゃ駄目だとGAPの上着を借り(投げられたものを着た)首にタオルを巻いてレッグウォーマーをした。 「冬場のホームレスみたい」 妹は手を叩いて爆笑していたが、その格好はとても暖かかった。 今まで、寒いと呟いても自ら暖かくしようとする手段を持っていなかった事実に今更気が付いて、愕然とした。私の生命維持装置は最後の最後にしか働かないんだった、昔から。 体が弱かった妹は逆に対策を色々知っている。
朝方までずっと考えてた。 主に昔の事。 何回も過呼吸発作起こしたけど、敢えて薬を飲まなかった。 徹底して自分を痛めつけてやりたかった。自分がどんな汚い人間で悲劇ぶったって無駄で誰も助けてくれなくて、そんなの甘えで。 暗い世界に行きたかったのかもしれない。 とうの昔に、辿り着いている筈の、暗い闇の中。更にその奥深くまで。 行けない。 怖いとは思わないから。怖くないから行けないのか。行きたくない、心がまだ何処かにあったのか。
昼過ぎに起きたら窓が開いていて、悪戯メールが入っていた。 怯えた。 動けなかった動かなかった。 でも段々どうでも良くなって、窓を開けたまま、再び自分の世界に入った。
人間とはよくできた生き物で、あれだけ辛いことを瞬発的に無理矢理思い出しても、また直ぐに忘れるように出来ている様子で、私はまた、何故あんなにも辛かったのか忘れてしまった。 もし文字に残したら、どうなるんだろう。気持ち悪くて書けなかった。 誰か読んでしまったら、吐くんじゃないだろうか。私の過去。 こんなもん背負って、まだ生きていたいのかなあ。 「忘却とは生命維持装置」とはユング派の思想だった気がする。 あの時、なんで生命維持装置が働いたんだろう。 生きたいと、思ったんだろうか。
2002年09月14日(土) |
身も心も風邪(脳みそもっ) |
あー、昨日が13日の金曜日だっていうのさえ失念していた……。
鼻と喉の炎症なんざー、脳みその炎症、意識混濁に比べればまだまだ辛く無い。 言い聞かせつつ、でもやっぱりどこかが辛い。 目覚めた時に枕元に水を置いてから出かけてくれた妹が居た時に、はじめて 「ひとりじゃ無くて良かったー」 心底思いました。 【私】というこの人格は、中学校後半から高校にかけて出来上がりはじめているので、独りで存在することの方が圧倒的に多く、故に同じ空間に人が居るということに慣れず、欲する事すら出来ず、淡々と独りで存在し続けていたので、自己管理能力が無くても生きていけるようプログラミングされているような気がするのですが、このプログラムってば穴だらけ。いやん。死んじゃう。
最近真剣に【乙女】ってなんだろうとか考えているので、妹に突然 「あなたの考える乙女とはなんですか?」 街頭インタビューのように訊ねてみたりするのですが、答が出ず。 【乙女ちっく】ってば難しいわ。 あなたの考える乙女とはなんですか? 乙女って、暴走すると乙女ちっくじゃなくなって、純文学にもサスペンスにもメロドラマにも昼ドラにもハードボイル…ドにはならないわね…でも色んなものに変化できるステキなアイテムなのですが、実体はどうなんだろう。 深々と考えるととらえどころがない、【乙女ちっく】なのであります。 フフフフフフフ(考えすぎて脳みそが煮えている)。
2002年09月13日(金) |
これってつおい?(アラレちゃん) |
風邪ひいたけど、こないだまでの体調不良に比べれば全然平気。只の風邪。 風邪なんて、意識混濁に比べればなんてことないです。つおいでしょ?
気が付いたのが遅いんですが、9月11日、わたくしは世情と全く関係なく浮かれてました。
一つ力説したいことが。 近所のスーパーマーケットに、大好きなシャウエッセンが入ったから言うんですけどね。 日本ハムをここまで追い込んだのって誰なんだよ、大臣さんよ。他の誰が「処分が甘い」と言おうがその人の勝手だと思うが、狂牛病対策を怠って日本の牛肉市場をここまで悪化させた張本人たるてめえが偉そうに「処分が甘い」とかヌカすんじゃねえよ、お前が甘いっつーの。牛肉食べたからってなんぼももんじゃコラ。既にボケてんじゃねえか。あたしが言ってることは、国のお偉いさんに「景気が悪いのはお上の所為」と言ってるのとは訳が違って、あんたの責任能力、もとい、責任認識能力の低さを叫びたいわけ、心の底から。 シャウエッセン大好き〜♪(壊れてる)
余りに壊れて、コンビニで温泉雑誌買いましたよ。とりあえずしばらく雑誌見て温泉入った気分になります。えへへへ〜。
2002年09月11日(水) |
I'm so happy |
妹が居なかったお陰か、不思議なくらい気持ちいい、体調の良い目覚めであった。 余りの目覚めの良さに周りをきょろきょろ見渡してしまうが、当たり前の話、何もない。
今日は、慶應大学病院の整形外科にて予後の検診を受ける日で御座いました。 体調を整えたい為に資源ゴミを捨てるのをやめる。 ここで体力使い果たしたら無事行って帰ることができない、と危機感を持ったのであった。(それに私の帽子の上に妹が無造作に段ボールを置いていたので精神的にダメージが大きかったというのもある) 「いやあ、Yさん、早く元気になって病院来られるようになったらいいねぇ」とは爺婆の病院での井戸端会議の会話らしいが、私もそれに似たようなものを感じる。 体調が良くなってきているのでサクサクと病院に着くも、大病院のシステムはややこしいので、オロオロとしつつ、順番を待つ。待ち時間が長いと思い、手持ちの本が3冊。しかもその内1冊は残り半分を読むのに4時間を要するであろう読みにくさ。それでも3冊持ってきてしまうあたりが活字中毒なんだろう。 「とりあえず読もうと思っているの持ってきたら3冊になっちゃったー……重っ」 よくあることではありませんか? ねえ皆さん。
予約内の人間であったからか、それ程の待ち時間も無く、呼ばれる。 待合室の中にある更に奥の待合室には、明らかにピアノを生真面目にやっているであろう学生が居た(私は含まれていない)。 スケッチブックとコピー譜。……両方とも、ピアノ譜だね? 重いからコピーで持ち歩いてるんだ。偉いねぇ。でもどこで弾くから持ってるんだい? と練習しないヤツの嫌みを心の中で思う。嫌なヤツになっちゃったもんである。そのくらいなら練習しろバカモノ。 診察室に呼ばれて直ぐ、不可思議な外国人の姿に気が付く。アメリカ人だな(プロファイル中)。恰幅の良い、人の良さそうなアメリカ人(←どうして直ぐに決めつけるんだ、ドイツ人かもイギリス人かもしれないじゃないか)。 しかし、日本人医師に付き添って勉強する外国人医師。 絵的においしい! なんか見た目がすっごい美味しい! まるでドラマのようと言おうか、兎に角私のツボを押さえられたっ。グリグリ。気持ち良い〜。
いざ、私の診断。 実は前から言っていたように、ガングリオン君がまだ残っている状態だったので私は今日も手術されたらまた腰抜かすから! というくらい緊張していったのである。 だが、見せてみたところ。 「ああ……そうか、ガングリオンか」 心の声:わ、忘れないでくださいよぅ〜。 「ディスイズザギャングリオン」 心の声:……英語では「ギャなわけね、ガじゃなくて、ギャ。 そのあとしばらく、こやつもT学園でピアノをやってる訳なんだよ、という説明を外国人医師にする。 今日1日だけで同じ学校の先生から生徒から、午前中だというのに既に数人来ているらしい。思わず「他の人は腱鞘炎とかですよねぇ」と自分が練習してない為か卑屈な発言をしてしまったわ。プライバシーがあるから「それは色々な症状の人だよ」と言われたが。 外国人のおっちゃんに説明する時、英語だとピアノをやってる人っていうのが「ピアニスト」になってしまうのだろうが、私はピアニスト……訂正しないでおこう、まあいいか、程度にしか認識していない。 そして英語は分からないし苦手だし聞き取れないし綴りが書けないし、コンプレックス甚だしいのだが、数々のサバイバルの経験から学んだ事1つ。 「分かったふりしてコミュニケーション」 外国の白衣を着た恰幅の良いおっちゃんは医者をやりつつピアノも弾ける人であることが判明。キィ。ズルイ。あたいだって両方できたらどんなに良かったか…。両方出来ない方の身になってみろー(怒)。と偽りの怒りをぶちまけてみました。本当は怒ってないの。それが世の中ってものですもの。随分昔に諦めてしまいましたわ、そんなくだらない怒りなんて…フ。 外国人のおっちゃん、「ガングリオンって本来手の甲に出来る筈なのにこの子ってば手首の親指の付け根にあるんだー。でもあるんだから仕方ないかー」みたいなのほほんとしたコメントをしているように聞こえた(違う可能性大)。 my藤木医師と言えば。 「どう? それから。ああ、まだ少し残ってるなあ。でもこうやって(もみもみ。心の声:揉むな)散らせば無くなるし、こうやって(しぼってしぼって。心の声:しぼるのかよ…)やればまた出来る。こんな感じなんだけど、ね?分かる?」 その後数度、外国人のおっちゃんにも見せる為に葡萄を搾られる私。 既にmy藤木医師(当たり前ですが本名は全然違います)のダンディフェロモンに悩殺されている私はテンションおかしく笑い出している。 ブラディ・ドールの藤木さんの描写で「少し髪の毛が薄い」と言うのがあり、それを指摘される度、私は「キィ」となっていたので、髪の毛の観察から入る(既にネクタイに白衣という一番大きなポイントは押さえてある。めっさ格好ええ)。 髪の毛、薄い訳では決して無いのだが、剛毛か、というとそうでもない。 心の声:そうそう! 藤木さんも丁度このくらいな訳! 今まで散々藤木さんをバカにしたみんなに見せてやりたいわ! やっぱあなたは私の藤木さん! ステキ!!(鼻血ふく寸前)目も大きい訳では無いんだけど適度に顔立ち整って、ストイックな雰囲気も最高。感情を押し殺してるっていうのかしら?(というか本来外科医ってあんまり心が無い)そこも藤木さんな雰囲気よね。任侠世界を渡り歩いて、凄い物をたくさん見た(だから外科医だからさ)んだけどそれを全部背負って生きてるってオーラが出てる(だから外科医…以下略)た、単品でも藤木は藤木……(←意味不明)。 「ピアノ弾くのに今のところ支障あるかな?」 「(弾いて)無いです!(キッパリ)」 「じゃあ、様子見ということで、3ヶ月後で良いかな? それまでにまた何かあったらその時は…」 その時my藤木医師は私と目を合わせた。 心の声:ぎゃあああああ、格好いい。やっぱり目を合わせると違うわ。やっぱり藤木さんだわ藤木さん。目が誠実そうなの! なんで!? もう最高。角度を変えても藤木さんっぽい。嗚呼、目が合ってしまった、幸せ……(フェイドアウト) フェイドアウトしてしまったので、もし何かあったらどうしたらいいのかを聞きそびれてしまいました。 オーマイガッ!! しかし手術料が無かったので、230円で済みました。 美味しい思いをした割には安いなあ、230円。すんごい安上がりに良い思いをさせていただいたような気が致します、慶應大学病院。 次回までに腱鞘炎になろう!(阿呆!)
帰りがけ、折角なので新宿を歩くことにする。 目的、秋服を見る。(←この時点ではまだ見ることオンリー)。 そして出来るならば、アルバイトの音楽教室の先生用服セオリーに行く。 だがしかし。 目的地に着く前にまずvia bus stopに寄ってメロンメロンになってしまい(買わずに逃げた)そこで意識がやられたところに、ジルスチュアートにとっつかまってしまったぁー!!! ブーツが。おブーツが……。 こないだお気に入りというか、一大決心をしてGRACEで洋服買ったのに、それに合うブーツが無くてもんんんのすっっっっっっごく不機嫌になってしまった私に、「これが合うんです」と言わんばかりに飾られたブーツ。 手触りの良い皮を、くるくると足に巻き付けるというブーツ。だから細身にして履くも、ジーンズ履いて中に入れちゃうも自由自在。なんてお便利! 大興奮して試着した後、値段を聞いてひっくり返ったが、既に頭の中はというと 「ショートにしようかしら〜、ロングにしようかしら〜。竹河みきさんはこないだロングのジルスチュアートのお姉ちゃんのラインの良さについてぐふぐふと嬉しそうに語っていたが、うーん、でも実用性があるのはショート? ああ、でもロングもラインが綺麗〜」 頭が吹っ飛んでいた。 もう駄目〜みきさん助けて〜てゆか絶対あなたは助けてくれない〜、と東京から謎の電波を発信していた(笑)。ぐるぐる電波。 結局買ってしまった、ブーツ。 在庫少ないって脅すし。つか実際前回前々回と欲しい物をジルスチュアートで買おうかな〜と迷っている間に無くしたものぎょうさんあるのよね…。 恐るべし! ジルスチュアート。 「他にお洋服とか見られますか?」 「いやもう今日はこれでいっぱいいっぱいです(よれよれ)」 となりながら、脇目もふらず帰る。 秋物、雑誌ではどうにもこうにもいけてない物が多いが(特にノンノだバカ!)実際歩くと可愛い物が多い。これって何かの戦術か!?
夜遅くに妹がJちゃんお持ち帰りして帰ってきたので、早速ブーツ見せる。 妹がジーンズに合わせる姿を見て「やっぱり私の買い物は間違ってはいなかったわ」と確信する私。 だって妹はヒールが高いと履けないから、私一人で履けるし。 合わせ方はだいたい分かった!
今日は夜幸せな出来事がありました。一応記念に記述。内容秘。
2002年09月10日(火) |
ゾオオオォォォォォ〜〜ン |
久しぶり過ぎるくらいの外出だったので疲れていたらしく、日付けが変わる頃にはうたた寝をしてしまった。 今日も夢を見た。 悪夢。 というか、『多重人格探偵サイコ』を食事中に読んでうたた寝をしておいて良い夢を見られる程、人間の脳みそは都合良く無い方に1円(安いな…見られる人も居そうだし、うちの妹とかさ)。 目覚めは最悪。 でもあたし負けない。 朝からせっせと働く。 昼から血の気が引いてくる。 夕方から色んな物に憑依されまくる。 てゆーかー、そーいやあたし昨日うたた寝のまま起きて生活してたからクスリ飲むの忘れてたんだよねー。どーりでおっかしーと思ったわー。いくらなんでも頭痛すぎるしさー、最近ツイてないと思ってたんだけど、はー、やっぱりこうなっちゃうかー、あたしってー 以上ジョークです。憑依されたって言ってもなんか古い言葉しゃべってました。 どっちにしろ変な人になってたことに変わりないけどねー、あはーん。
ところで「ZONE」という単語を聞いて、トリック2で佐野史郎が「ゾォォォ〜〜ン」と言っていたのを思い出してやまないのは私だけですか。そうですか。 ちょっと調子悪くなったりすると異常に聴覚過敏になってぶっ倒れてしまうわたくしです。 妹にも「気色悪い」とよく言われますが。そんなん序の口宵の口。 氷の溶ける音で頭がガンガンしてきた時には「やっべーそろそろ寝なきゃなー」と思いましたよ。 妹が遺言のように携帯のメールに「お姉ちゃん! ブラックメールが見られないよ! せめてお姉ちゃんだけでも見てっ!」と送ってきたので意地で起きてましたが。 アホ……アホや、人間って……。
夢を見た。 とても幸せな夢。 全ての望みが夢の中で叶えられ、目が覚めたら恐ろしい程体が冷えていた。 幽体離脱して、本当に体験していたらとても嬉しい。 そんな↑訳で夢の中で温泉保養してきました。安上がり。おほほほほ。
余りに幸せ濃度の濃い夢だったので、もう1度見たいと2度寝してみるも、2度と同じ夢は見られず、普通の夢の夢現を繰り返し、いい加減起きる。普通の時間に起床。 いい加減タイムリミットが迫ってきた、隣町の図書館に本を返しに行く。
ごそごそやっていたら妹起床。……起床? 違う。床上睡眠中。 目覚ましがずっと鳴っているので大丈夫か、起きろーと思って部屋を空けたら、昨日掘り出したばかりの床の上で動物のように眠っていた。 「……お、起きてる?」「うん」 確実に寝ている模様。 その後もソファの上に来て「5分だけ眠らせて」 を繰り返していました。 余りに阿呆なのでほったらかす事に。 ついつい「人はいつまで眠れるか大実験」をしたくなるというか、人の幸せは壊してはならないというか。 出掛けにはまだソファで、かまってもらいたい犬がフリーズしたポーズで眠ってました。南無南無。
図書館で本を借り(…増えてる)パルコで本を買い(……ぎょうさん増えてる)久々にンシャバで飯を食う。 ……当たり前の話、ちょっと気持ち悪い。 食べられるかどうか不安だったのだが、食べられるかどうか不安だわ、と思う事自体が拒食症っぽくて嫌だわ、私は違うわ、とちょっとノイローゼ恐怖症の私は必死になって普通の人ぶるのだが、胃って壊れるのは一瞬、治るのは1ヶ月、なんだよねー。忘れてた、えへ。 の癖コーヒーは好きだし。 とりあえず学校にも用事があったので、保健室に電話してリザーブしてから学校に行く。 学校で速効楽譜買って(…また増えてる)保健室行ってベッドに入る。 ツケマツゲギャルの人生の悩みを聞きつつ。 深い問題。 なかなか何にもしてあげられることって無いもんだなあ。 しんみり。
ちょっと起きあがって携帯を見てみると、妹から 「牛乳とチョコレート菓子買ってきて〜♪」というメールが。 お外は雷、豪雨の気配。 思わず電話。 「何時に起きた?」 「うーん。3時?とか?」 「……4時でしょ?」 「はーい。バレたぁ?」 よもやまさか最後の牛乳を飲んだ訳じゃあるまいな!?と質問したところで電話が切れた。電波が悪かった。その後メールで。 「お姉ちゃん、いくら牛乳飲んで怒ったからって電話切るこたないじゃん」 「違うっつーの。電波やっちゅーねん。つかこの雨の中帰るのもままならないのにどうやって牛乳買えっつーのよ。マジ、ありえなくね?」 「ありえんありえん」
保健室の先生が傘を貸してくれる。 わあい、やった無事帰れる〜と喜び勇んで学校を出たら、ちょっと小降り目。 突然 「久しぶり」 と知らない男に声をかけられた。 「誰?」 素朴に返す。知らないものは知らないし、学校の男の知り合いなんて滅茶苦茶限られてるし、日常生活で、となると皆無。 しかも私の顔形と言ったら10人並で何処にでもよく居る顔なので、何を根拠に相手が自信満々なのかが分からない。 というわけであなたは誰? 「覚えて無いの〜? あんなに仲良かったのにぃ。タモツだよタモツ。マジで覚えて無いの? ショックだなあ」 「……覚えてない」 「これからどうすんの?」 「は? 帰るし」 「送ってくよー」「いやいいっす、じゃ」 ……ナンパか。 おのれ、この大雨洪水警報出てそうな中、ずーーーーっと声をかけていたのか? ちょっと哀れだぞ。 と思った時には既に10メートル以上離れてました。 女子校狙いのナンパ男。今度は通報してみよう。リズム良いし。 【女子校狙いのナンパ男】 わはは、犯罪者みたい。
ここのところ余りに睡眠が浅く脳みそがイカれてきた気がしたので、一度テンションを落としたくて、いわゆるメジャー・トランキライザーてヤツを勝手に飲まさせていただきました。ドクターごめん。そもそもこの薬、3年前(古っ)私しか学校行ってないような夏休み明けて直ぐ、保健室をうろついてたら、学校に来ていたカウンセラーが「よっしゃ眠れないのか、うんうんじゃこの薬!」つーて薬の指定までしてきた薬なんだよね。見てびっくり。 人を勝手にてんかん扱いしないように>そのカウンセラー。これでも一応ちゃんとしつこく2回ほど脳波取ってます、キィ(しかし、しつこく脳波取らなきゃならないような人生送っちゃってるのも私に問題がある)。 ちなみにド偉い人で本とかたくさん出してます。今大ベストセラーの日野原重明先生と同系統ね。こないだとうとう自費でCDまで出してたそのS田先生。保健室の先生が「いる〜?」と手渡したが、問答無用に「要りません」と返してしまった。 いやあ、ああいう人じゃなかったら私今頃音楽療法目指してたかもね〜。
そんな訳で夜も遅くに、昼なお眠い○○○○ン(分かったあなたはマニア)を飲んだので、爆睡。一日中寝てました。てかこれ飲んでも全然効かなかったら入院だわ、流石に。一度きちんと療養してらっしゃい、あなた。 起床しても、全然体が動かない。 よーくーもー。 よーくーも私が人生最大に忙しい(大学3年)時にこんな薬飲ませやがったなあ、とこの薬を飲む度に大学3年の夏休み9月を思い返す私。普通の人間なら絶対3日は動けないようなもん飲ませて朝から晩まで雑務に追わされていた(練習行けやお前さん、文句の嵐だったぞ)のを思い返して自己憐憫の涙流したくなりますわ。 歩こうとしても目の前が真っ暗になってずったーんと盛大に倒れます。面白いくらいに目の前真っ暗なのよ。 「おっ?」 と思った時には体の力が抜けているのね。 ダルい。 この一言に集約されます。 全身の筋肉が弛緩されているから、体に力入れようとすると必要以上にエネルギー使うので、より一層記憶回路混線しそう、ダルダルと。 妹は珍しく部屋の掃除にいそしんでいたのでキリキリしてました。 なんだよぉう、自分が寝てる時にお姉ちゃんが起きてても八つ当たりしないのに、お姉ちゃんが寝てたらそんなに八つ当たりしなくてもいいじゃねえかよう。 そろそろ試験期間なようで、ちょっと頭がキリキリな妹。 私は息をするだけでも疲れてきて、頭痛くなってきて、再び唸ってました。 何故こんだけ筋肉弛緩させてもなお頭痛がするんだ。 素直にMRI撮ってくれば良かったー……。
大河ドラマ観ました。 佐々、来週黒部立山アルペンルートだー、万歳。 しかし裕一郎ファンとして言うが、ヒゲ似合わないよねー。そんな似合わないヒゲをしょっちゅうつけさせられているところもまた好きだが。 つか、最も似合わない衣装はトートの衣装であったことは間違いないのだが、中年マッチョ山口裕一郎(ああ、でもあなたの歌声は最高で御座いましたわ)。 ……今、裕一郎ファンとして裕一郎について語ろうか、ミラファンとして佐々について語ろうか迷ってしまった。 あと、今回の大河ドラマの変だなあと素朴に思うところ。 「なんでまた30年来の夫婦がいつまでも仲むつまじくしてんだろー。しかも何処の夫婦も何処の夫婦も開けて見れば夫婦むつまじく。佐々なんてホントは愛人居たのにー!」(←ミラージュの転換期、断章に必須アイテムの小百合が出ないことをずっと根に持ち続けている私) もう9月なんだから…と辟易していると、なんとまあN○Kの朝の連ドラ主演の子が利家の子を産む日が来るんだそうな。利家も矢張り人の子。 9月までずっと仲むつまじくしてたんだなあ、と思うと、嘘くさいことこの上ないなあ、今期の大河。 と思うのは不幸な家庭に生まれたからでしょうか。 どこかあたたかーい家庭に生まれた方がいたら 「そんなことないわ! 家族っていうのはみんなあったかいものなのよ!」 と嬉しいナマの反論を下さいませ。 あー、幸せって何処にあるんだろう……。
大河を見て人生に疲れる人。
私はスランプという言葉が十数年来大嫌いで、「スランプ」という言葉を使うのは、元々出来る人だけが使って良い単語だから、元々出来ない私は使ってはいけない禁忌の言葉であると思っているのですが。
……それにしたって何も書けないです。書く気マイナス100ポイント。 (遁走)
2002年09月06日(金) |
幸せについて本気出して考えてみた |
昨日妹の寝言について訊ねてみたところ、 「とどのつまり、寝とる時と食べとる時が幸せなんよ、あっしは。じゃけえ、それについて幸せって言ったんじゃないんかね、うんうん」と自分で納得していた。 私は、自分自身の幸せについて本気出して考えてみた(byポルノグラフィティ)。 そうしたら真夜中完全に眠れなくなって結局完徹してしまった。 答え? 出るわけありません。 激しく鬱状態(笑)。 何も出来ない状態になっちゃったんだけど、脳内が煮え過ぎて夢の世界の住人になって段々幸せになってきたら、案外私にとってこれが幸せっていうもんで、生活が出来ないってことだけが問題なのかもしれないね。 ずっと徹夜で考え事をしてると考えは大抵が変な方向に行くのだが、不可思議な現象が起こってきて、10時に起きると宣言した妹の幸せを邪魔してはいけないと思い、本人に確認を取ってからアラームを止めてから、頭の中で勝手に旅に出て温泉に入ったり小田原城行ったり芦ノ湖行ったりしていた。 なんか……なんか幸せなひとときであったよ……。
幸せの差。 妹の幸せが「ぽわわわ〜ん」という擬音に評されるなら、私のは、BGMにcocco流しながら、ぽろぽろ涙零しながら「幸せだなあ」とか考えるタイプの幸せなんじゃなかろうか。 あ、なんか不幸な女って気がしてきた。 実際幸せな女かっつーたら座標軸全く逆方向に居るから、仕方ないんだけど。 鬱状態の中ひとしきり幸せに浸ってました。 日本語変だろうとは思うんですけどね。鬱状態ってもっと人々呪ってるから。 でも私にはあまり人を本気で恨むことって出来ないし(余程酷い事されたら別で御座いますけれども)人々の温かみとか素直に「有り難いことです、幸せです」と思える方ではあると、そこが唯一私の長所であるので大切にしていこうと思っているので、そんな訳で何もしてません。
正直に言おうね>閣下。 譜読みがぁ、譜読みが息詰まりドド詰まり糞詰まり(最後は余計)なんだよおおおおぉぉぉ。 もうできねえ、堪忍してくだせぇ旦那(←先生の誤りです)。 と泣きつきの電話をしたくなるくらい出来ない。だからといって実際電話をできる勇気のある人間ならとっとと逃げ出しているわ。おほほほ。 ここ最近少しずつ元気復活してからというもの、昔やった曲を復帰させて、いざ譜読みに取りかかっては頭痛がしてきて死んでる気がする。 阿呆です阿呆。嗚呼、思う存分罵るが良いさ(マジで罵るなよー!←既に声が聞こえたらしい)。 「ねえ? やっぱり私ってシューベルトは向いてないと思わない?」 とそこら辺歩く人とっつかまえて同意を求めたくなるものの、既に学校歩いたって知り合い居ないよ、そんなことやったら不審者で病院入れられちゃうよ、ノロイーゼだって言われてさ。この程度でノイローゼなんて甘い甘い。これから先が大変だってば、あははははん。 まあ、このくらい出来ないんですぅ。 電話しようかちら。 お仕事欲しいし。 次のレッスンの予定入れたらいい加減少し心引き締まってノイローゼ引き起こしたり鬱状態で浸って遊んだりしてる暇無くアワアワしてるかもしれないし。 できませぇ〜ん。だって夏なんだも〜ん。
起きると宣言してから4時間後、「お姉ちゃん、どうしてそんな意地悪するん?」と言いながら妹起床。 「え? 一応アラーム止めて良いか確認取ったけど…。幸せの邪魔しちゃいけないと思ってさ」 「お姉ちゃんは何しよったん?」 「あ? うーん。一仕事終えて、鬱状態に浸って楽しんでた(ゲーム中)」 「鬱状態!? いけんねぇ、それ。鬱状態になったらあっし呼びんさい。ぶち壊したげるけえ」 「……いい、浸らせて(←鬱の典型的な人)」 「ひゃっほー。どっかーん」 「やめれーーー!!!」 「あっしって、いい妹(はあと飛ばしまくり)。ねえっ!ねえっ!」 見ればそこには非常にゲームをやりたそうにしている妹が居た。 「……寝過ごした分、働くんじゃなかったの?」 「ちょっとだけっちょっとだけぇ〜」 散々やりつくしておりました。 挙げ句の果て漫画まで読んで、食うだけ食って(←妹の中の幸せ代表)「今日はオールで友達の家で飲み会」と言ってました。 私はいい加減眠すぎて(徹夜なんだから仕方ありません)動けなくなりつつあり。 しかし今日は、『北の国から』を録画しないとベルリンからバームクーヘンが貰えないので、しかと録画するためにアラームを付け、その後『愛なんていらねえよ、夏。』を見る為にも起きていなければならない訳でござんす。 しかし、『北の国から』が始まる30分前には起きちゃった私だけれども、起きて部屋を歩いてみたら、片づくどころか散らかり放題になっている妹のお部屋。 ……片づけるって、言ったじゃないっ(ドラマのヒロイン風でお願いします。半泣きで)。 そして姉はまた不幸な鬱状態の人間になる(笑)。
うーん。嫌がらせに、妹が帰ってくる時間くらいに血染めの風呂でも作っておくかー、赤い絵の具で。 手首つけて何時間待ってられるかが勝負所ですな。 姉妹で最近、『愛なんていらねえよ、夏。』ごっこが流行ってるんだけど、ピロは全然どっちの真似も似ないんだよね、口調が。 昔は広末に似てた顔も、最近顔が縦に伸びてきたし(顔が長い長い家系)。 『ごくせん』ごっこに続き、私が全部一人芝居かよ。
でも一応、森本レオの真似は出来る妹。 金をせびる役なら出来る訳ね。 分かりやすいヤツ。
夜半良い塩梅に眠たくなってきたところで「明日は燃えるゴミの日だから、起きられないようなら今捨てておいて」とお願いしたら、「うわあんお姉ちゃん怖いよう怖いようお願いだからついてきてよう」と泣きつかれ、ヘレヘレになってラリラリになっているところを無理矢理外に出されました。 ちょっと目を離した隙に直ぐに知らないところへ向かって徘徊しようとする私。 だから外に出たく無いってごねたのにぃ。 折角の眠い波を逃してしまった為、夜が白むまでパソコンでゲームをしてました。無為な時間じゃ。
結局4時間くらい眠ったところで目が覚めてしまい、一通りの用事を済ませました。つってもめんどくさがり屋なので、あんまり進行してないんですが。 例えば今日は、外国のHPを見たわけですよ。 めんどっちがり屋なので翻訳ツールを使ってみたですよ。 ……バカウケ。 どうせ私が海外にまで渡って見るHPなんざ、音楽か心理学なんですが、今回は音楽系。だから比較的英語でも読めるのに、「あー、折角翻訳ツールってものが出来たんだしぃ」と面倒を省こうとして、笑いでエネルギーをかなり消費。 worksって、工場っていう意味もあるだろうけど、作品だろー作品。 「以下の工場の中からロマン派の」と言われても……工場の中からロマンを見つけるのかー!! とか。 しかも失敗してネーデルランドとかいう(ベルギーのHPだった)得体の知れない言語にまで間違えてクリックしてしまったら、更にへんてこりんな日本語の羅列。 「興奮したハイカラな」 もうダメだ、もうダメだ、笑いの限界を試されているような気がする! ハイカラさんが興奮するのは分かるけど…、て違うんだ。あと「陪審員が死ぬ」とか突然出てきたりして(ネーデルランド語は英語では無い為、ほとんどがアルファベットのままで出てくるのだが、突然日本語に訳される)「ば、陪審員が死んでるぅ!」とか。 しかも全く関係ないぞ。陪審員も、死も。 どこがどうなったのやら、英語までは調べて遊んでいたものの、ハイカラさんでギブアップしました。 私の負けです。 やたらと興奮してました。興奮っていう単語ばっかり訳されていた。 なんの単語に反応したんだろう、翻訳ツール。
一通り練習とか終わらせて、いざ本題に入ろうとして頭が痛くなってきた夕方4時、妹起床。 とてもとてもきょと〜んとしている。 「12時くらいに起きたと思った〜……牛角行かん?」 「……(絶句)ねえ、14時間寝て起きて言う科白がそれ?」 「いやほんまなんでこんなに寝れるんかねえ、不思議じゃあ。…牛角行かん?」 「行きません。てめー肉食ってる暇あったら部屋の片づけしやがれ昨日約束したじゃねえか」 「昼に起きてやる予定じゃったんじゃって」 その後私がちょっとパソコンゲームをしているのを見て、すかさずやりたがる妹。 私は頭痛が限界付近にあったので、 「悲鳴不可。故障には保証金付けること」 と確約し、布団被って寝る。
起きたら10時。 私が起きるまで何故かご飯を作るのを待っていたようだが、私に食欲が無いと見て、諦めて食事を作っていた! 初だぜ! 祝、初冷蔵庫からの料理。 味が薄くて私には食べさせてくれませんでしたが、私もお腹空いてなかったので良いです。 でも気が付いたら今日1日、板チョコ以外食べて無いよ、ママン。
朝間違えたように早起きをしてしまい、仕方が無いので妹の部屋にうっちゃっておいた、うっちゃりというよりも既にこれは頭捻りなんじゃないのかというくらいに置いてある段ボールの山の処理に取りかかる。 BGMは朝も早くからバクチク。洗濯機回しながらガスガスと段ボールにビニール紐を回して縛っていく。 これだけ五月蠅かったら起きないか? そう思いつつふと妹を見ると、たまに夢うつつになっているらしい。 突然、 「幸せ……」 と寝言を言う妹。 この状況下で!? 洗濯機とバクチクと姉が部屋を漁るような音がする中、幸せな夢を見られるって……。 お姉ちゃん、またひとつ、あんたが案外大物かもしれないって勘違いしそうになったわ。 「し、しあわせなの?」 夢に向かって訊ねたら、「うん」と幸せそうに頷いて寝返りを打っていた。 良い夢見られるんだね、バクチク。ちなみにアルバム『極東I love you』。
幸せとは縁遠い姉は、しばらくニュースを見てない事に気が付き、ネットでニュースを見、株価の下がりっぷりにびっくりして朝から株のサイトを見漁っていた。どの系統の株が下がってるからこんなことになってるんだ? 日本経済の悪化は8月の中旬で既に預言してましたが、本当にこうなってしまうと流石に困る。 ……銀行株かしら? (自動車株を見てきたら、あんまりヤバいことにはなってなかった)。 政治経済を授業で取ったこと無いんでひとつ誰かよろしく。
昼過ぎまで頑張って生活してみましたが、そろそろ限界。 昼から妹を突きつつベッドに入る。 「愛なんていらねえよ、夏。でも見ようかな〜。ナルの演技が見たい」 と妹が言ったので。 「ちょっと待った〜! 楽譜持ってく。五線譜持ってそっち行くから待って!」 大騒ぎをして登場。 挿入曲のうちピアノで弾けるものを書き取ってしまおうという算段であった。 「……ねえ、流石に1回じゃ無理なんだけど……」 「根をあげよら」 ふと首を絞めたくなる衝動に駆られるわたくし。 確かに、学校で鍛えられたやたら難しい曲に比べればそんなに難しくは無いかもしれない。でも調号も拍数も分からずに書き取るんだ、2回はあっていいんじゃないのか。こんちくしょうめ。 とりあえず見終えたところで頭が痛くなったので、「4時に起こして」と言って寝ました。 無理は禁物でごわす。どすこい(体が重たい今日この頃)。
はっと目を覚ませば6時半。 余りにも深い眠りだったのか、朝の6時半と勘違いしそうになって大慌てしたが、それよりも、昼まで眠っていた妹が何故私と一緒にまたこんな時間まで寝ているのか、という不思議さである。 こいつ、幸せなヤツだよなー。 しかも私が起きて胃痛で蠢いているっていうのに「ねー、お腹空かぁ〜ん?」と同意を求めて料理を作ってもらおうとしてるし。 いや、空いてない。 否定すると怒るし(笑)。
お腹は空いてないけどちっこら買い出しに行ってくら〜とチャリで出かけた間に、妹は空腹に耐えきれず自分の食べ物だけ買いに行ってきたらしく、帰ってきたら牛乳が4本になってました。 姉妹揃って余程牛乳に餓えていた模様。 妹の晩ご飯のBGMは筋肉少女帯、よりにもよって『レティクル』でした。 かなりお気に入りの様子で、踊って遊んでましたが。 でもピロの頭をよくしてあげる自信は僕にはないよ。 「この人(大槻ケンヂ)は人のツボをよく心得とるねぇ」 「天然だと思うわ、大槻ケンヂは」 「ふうん。凄いねえ」 「あんたの天然っぷりもねえ」 「はあ? ……サーモンは臭い(食事に夢中)」
今日のVOGUE観察日記。 ・for menのGUCCIの広告のお兄ちゃんはまるで女のような顔に作っている割に胸毛がある。手に持っているものは何だ? ・GIANFRANCO FERREの広告のコートの素材の良さにしばしうっとりしていた私だが、五條キャラでいうとサ様に着て貰いたいコートである。サ様にはイブサンローランでは薄い。てゆかGIANFRANCO FERRE、良いコートだーうわあん。 ・爺のコートのファーに寝っ転がるおなご。 理想だー!! でもちょっと爺が私の趣味では無い。 あいかわらずfor menを舐めるように見る日々。お陰様で少しずつ元気になっていくような気がいたします。 ここのところ不健康故に色々なものを切り捨てねばならなかったのですが、切り捨てたらすっきりしたのか、少し回復した。私って、アンビバレンツな存在だ。
さて、昨日流石に寝過ぎてしまった為に、容赦なく徹夜を強いられる日々。テンションがどこかあがってきているともいうが、横にならないと痛くて死ぬというレベルから抜け出した為、はしゃいでしまうのは仕方の無い事。 友人からの予言「あとちょっとで元気になるでしょう」というのもあながち適当な言葉では無かったのか。流石宗教社会学占いで卒論書いただけのことはある!(←絶対適当に言ったくせに何かあると直ぐにこうやってこじつけるイヤな人な私)。 まず、新しく買った150枚入るCDラックの組み立てに入る。梱包用の段ボールは妹の部屋へポイ。その時点ではまだ帰って来ることを半分忘れている。 ガスガス無心に組み立てた後は収納。150枚ってどのくらいだろうというのはいまいち想像が付きにくかったが、どうせそんなに入らないだろうということは分かっていた。とりあえず、150枚から入れてみるか、という気持ちで買ったようなものなので仕方ない。 収納。恐ろしいことに手をつけようとしていることに私は気が付いている。 CDというのは本よりも収納力として柔軟である。大きさが同じだからだ(昔のシングル用CDの大きさは除いて)。だからひとまず大きくジャンル分けし、邦楽と洋楽とサントラとジャズとミュージカルに分けた。クラシックはたくさんあるので後回し。一応わたくしクラシックを長く専攻してまいりましたので、多いので御座いますよ、おほほほほ(←とってつけてるなあ、我ながら)。邦楽をアーティスト別に分け、ガッスガッスファイトで入れていく。適当に入る順番から入れていくのだが、「あら、私こんなもの持っていたのね」とか「な、懐かしすぎるぜベイベー」とか色んな発見があって楽しい。一番のツボ。アンジェリークのCD。そういえばそんなものもノリで買った日があった……。塩沢さーん(ホロリ)。あと幻の銀英伝アンソロジー『アドリブ銀英伝』についていたCDもなんとか発掘。発見の多い一日であった。あとガックンの出たてのCDをたくさん持っていた自分に笑ってみたりとかね。 断っておきますが、普通のCDだって持ってますよ! 普通のCD! 150枚、収めてみて、一言。 「どう見ても、何かを収納したとは思えない……」 あと大きな段ボール一箱分、クラシックが詰まってます。 クラシックは、邦楽とかと比べて収納にパズル的頭を使うんです。 まず。 ・作曲家 ・演奏者 ・レーベル ・作曲家の国(系統) ・クラシックなりのジャンル別(なるべくならバロックとロマン派は交ぜたくない) だがここで大きな問題にたくさんぶつかるのである。 一つの作曲家だけ演奏する演奏家は少ないし、演奏家はレーベルをしばしば移籍する。一番痛いのは、器楽の演奏家はたいていレーベルも作曲家も色んなのを交ぜているっていうことだ。特に同じ作曲家だけ弾く演奏家は大家の演奏家だけで、「お勉強までに」ノリで買ったCDなんてもう「あらまあそんなCDありましたっけイヤだわわたしったら、おほほほほ」と笑って逃げ出したくなるってもんだ。 助けてドラえも〜〜〜ん、ならぬ。 助けて京極夏彦〜〜〜〜〜〜である。 頑張って入れた割には腑に落ちないなあ、とボヤきつつ、次の作業。 ラックを新しく買いましてん。 活字倶楽部は本棚から壊れて落ちるわVOGUEは溜まってきたけど捨てる気さらさら無いわ、ヤバイ写真集まで出てくるわ画集もあるわで、ラックに入れてヤバイのは私の方に向けて、おされなのをピアノ側に向けておきましょう大作戦。 けっこう大成功。しかもまだスペースあるぜー、と思った瞬間私の中に囂々渺々何かが吹き荒れた。 ・何を入れようか。 ではなく ・何を買って入れようか。 になっている思考回路が怖い。 まだ部屋は散らかっています。 そして梱包から外された段ボールが積まれているぜー。 ラックの空白部分に、第一回世界妖怪会議の時ノリで買っちゃった目玉のオヤジの人形とか入れてしまいました。 オシャレ空間が台無し? いや、けっこう新手のオシャレだと思うのは、きっと私だけなのでしょうか。 次に欲しいのはキーボード(鍵盤)を置く脚立だぜベイベー。
一段落ついたところで、随分前に買った藤原薫の画集を見て、潤う。 奥さん(←誰だ)これお勧めです。 耽美じゃよー!!。
その後、ライターさんから送られてきた脚本集を読む。 同じ脚本家養成所(けっこう厳しい)の数人分であったが、好みや生活性格がいちいち出ていて笑える。 宝塚が好きな人の脚本って、口調が……口調がなんだか不可思議だったり。 出会い方が「ありえねぇ」と呟きたくなったり。 ちなみに宝塚好きな男性ってところがポイント高いです。もうツボってツボって大変でした。 声に出してみたら、自分が意味不明になっていくから余計私のテンションあがるあがる。 男の人の口調が宝塚的では無いんだが、よりにもよって女性が宝塚娘役(しかもトップ)ぽいと、くどくて笑っちゃって大変。 「ま、待って下さいっ! わたくしそんなの聞いてませんわ。……そ、そんな!」みたいな感じで30分お話が進みます。しかも書く気だけは満々だから2作ね、2作。 あ、人の事を言っていたら自虐的になってきたぞ、危険。
この頃には流石に頭が痛いのでしばしば横にはなっているのだが、コンタクトを外し忘れて迂闊に眠れない。外にも出る気満々だったのだが余りの暑さに5秒で即決家に引き籠もり。
眠る。 起きて、「愛なんていらねえよ、夏」の録画分を見て感動。藤原竜也は演技うまくなってきたねえ、渡部篤郎と一緒にやって大正解だよ、変な癖がちょうどいい具合に抜けてきちゃってまあ、とお姉さん的に大感動しました。まあ『新・星の金貨』じゃ、藤原竜也以外に誰が頑張るねん、的な演技だったので空回りしちゃったのかもしれないが……。とか人の演技に文句つける前に自分どうにかしようね、て私は役者では無いので言いたい放題で御座います。あはあは〜ん。 次週に大期待したところで再び妹のベッドの方でだる〜〜〜んとなって、それから自分のベッドで寝ていたら妹が帰ってきてしまった。 しばらく薄ら誤魔化していたのだが。 「ごーはーんーはあぁ〜〜?」 自分で作れよ材料くらい買ってこいよ、と罵るような姉でもなく、だる〜〜〜〜〜んとしてました。 帰って速攻、妹の部屋の段ボールの山に「なにこれええ!?」と怒られたし、流石に。 お詫びに一応部屋中に散らかってた『ガラスの仮面』を片づけてあげたじゃんよー!(単に読み返しつつだったくせに)。 ピザ取って食って、眠くなったので直ぐ寝た。
本日の妹日記。 女子大の酒池肉林合宿だったらしく、キスマークだらけになって帰ってきた。 相思相愛になりかけらしい。 かなり幸せさんモードでうらやましい限りである。 しかし、フランス語の勉強会には私も呼ばれているので、今から私もフランス語を再び勉強しようかと密かに意気込んでいるが。 それにしても濃いキスマークが3つもあるなあ、オイ。
2002年09月02日(月) |
time of month |
夜眠る前に、一人でvogueを切り離して遊び、for menだけ軽く持ち運べるようにしてしまう。 風呂あがりの友人に、for menを見せ、しばし語らう。 「灰色の目って良いよね」 「でも綺麗な青い目もいいよね」 「オヤジの渋みも良いよね」 「キアヌってホモなんだってね」 「無精髭って良いよね」 「唇は薄めが良いよね」 語ってません。呟きあってるだけです。潤いが無く枯れていく自分たちに恐怖し、偽でも良いから潤おうとしているのです。 「観賞用で良い」 結論に達して眠る。
成田に行くには早起きをしないと行けないので、一緒に早起きをする。 朝から唸る二人。たいむおぶまんす。ぐおおおおお。 友人なんとか起きあがる。 気が付けば、今回香水が3種類、アトマイザーと妹の分合わせたら7種類増えてました。 しかし、次回は私にも「可愛らしい」「女の子らしい」香水を買ってきてほしいな〜、とか遠い目で我が儘なことを思ってしまう。そしてエスカーダのセクシーグラフィティーとペネロペイメージのグラマラスが猛烈に欲しい。発作が起きて誰彼かまわず「免税店で買ってきて(はあと)」とねだろうかと思ったが、どうにかやめました。
朝早くにお外に出て、タクシー捕まりそうなところまで荷物持って送りましたが。 日差しが……太陽を浴びたよ……しかも最近眉毛も書かずに外に出る自分に慣れてきつつあるよ、イヤだ…、見せられたしろものじゃ無いわ。
人がこれから散々持って引きずり回す荷物を3分持って言う言葉じゃ無いんですが、荷物持ったら疲れちゃって頭が痛くなってきたので、朝からずっと横になってました。 朝寝て昼寝た。夜まで寝た。 あんたって一体……と自分が生き物として謎。
起きて「うおおお、ダーク・エンジェルの時間じゃよ」と慌ててテレビの前に行き。 マックスとローガンにメロメロになって。 再び横になる。 ……どうなのよ、この生活。人間としてどうなの!? と責められるくらいに痛さが少なくなってきたようです。 しかし怯えつつ体重計に乗ってみたら、食っちゃ寝の生活のくせにあんまり代わって無かった。だが手触りが違う! …こ、これはっ! 筋肉が消えてぶよんちゃんになってる……。 ぎゃふん。
今日は精神的に寂しく寒い一日でした。 別れって、辛い(悲劇のヒロイン風)。
朝妙に早くに目が覚めてしまい、30分ほど布団の中で耐えていたけれど、私は目が覚めるとそわそわして仕方が無い体質なので、「もう我慢できない!」と、妹を突きに行くことにする。 妹は今日から学校の合宿なのである。何しに行くのかサッパリ知らないが、合宿。 只でさえ睡眠を摂らないと持たないだろうところへ、30分前に起こしに行っちゃう鬼姉。 「寝らして…寝らして…」 現代語の基礎が不足しているのでサ変が出来ない妹は何かがおかしい懇願をするが、容赦なく突く。でも母親にモーニングコールを頼んでいるので、母は私が電話に出ると多少安心するらしい(容赦なく絶対に起こすのを母は知っている。いかんせん末の妹起こす時に「近所迷惑よ〜」とたしなめてたし)。ピロに効果的な起床方法は、『グラビデーション』のKの起こし方である。笑っちゃって起きるらしい。 「ピロリロリンリンピロリロリーン! ヤア! 寝ぼすけピロちゃん、起きてくれないとマグナムズドーン、きゃー、痛い痛い脳みそはみ出ちゃった〜、ファ〜イブ、シ〜ックス…あ、間違えた」 「きゃはははっははははははは。……起きたーやー」
荷物が重たい、と嘆いて先生用のお土産を置き捨てて行った。 いいのか、妹よ……。姉はほくほくで川通り餅を貰う。
妹の居なくなったベッドでテレビを見る。セーラームーン見てはいからさんが通るを見る。 こういうくだらない朝って大好きだー! て見てたら早速眠たくなってきたので眠りました。 なんで起きたんだ、私。 それから直ぐに起きて、駅前まで買い出しに二人で出かける。友人はそのまま中学の友達と会う為に出るのだが、私はそろそろリハビリを兼ねて外に出ることにしたのだ。少しずつ出歩く距離を伸ばして行かないと、引き籠もりになっちゃうからね(別にこの際それでも良いが)。 ドトールで二人で死にそうに具合悪そうにしていた。 気を付けていないと大抵焦点ぼけているのだが、そのまんま昇天しそうになっちゃうんだな、暑さ手伝い。段々えへらえへらと笑ってみたりとなんだか楽しい一瞬であった。 余りに精神的エネルギーが不足しているので、本屋に行く。 ただし、既に『熱氷』があるなどという過度の期待は捨てている。へん、だ。 でもねー。 『小説推理』見つけちゃったのだー。しかも重たいことこの上ない雑誌、『VOGUE』を手にした後に立ち読みしようとして失敗してお持ち帰りにしたのだー。それから何故か『アジアぱー伝』の新刊。『昴』の新刊。 お前本当に意味不明な人間だ。どこかに統一性を持ちなさい。 そして、まだ本をじっくり読む体力無いだろう! この犬畜生め! …過度に自分を罵ってみました。 とりあえず最初だけ読む限りでは鴨志田夫妻は前よりも幸せそう? 昴ちゃんは、私の中ではけっこう納得出来る人になってきた(9巻の状態が腑に落ちなくて気になっていた)。 そして。 散々寝倒して寝倒して夜たらたらVOGUEを読みました。 重いだけのことはある! 今回、for menも付いているんだ。だから楽しみにしてたの。 嗚呼、でもそれでもやっぱり美味すぎるぜVOGUE。 イブサンローランの広告だけでお腹がいっぱいになれる私も幸せさん♪
VOGUEを読むコツは値段見ないことです。 0を数えちゃいけません。
twitterアカウント @828_2828
|