小野瀬 遥の日記
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くるしい。
どうしよう。 電話したい、声聞きたい。 後ろからぎゅって抱きしめられたい。 よいこよいこされたい。
電話番号を消しても、もう覚えてるもの。
会いたい、会いたい… 会えないよね…。
会ったって仕方ないし、今私を大事にしてくれている人への 裏切りは出来ない。
でも顔が見たいの。 声が聞きたいの。 好き?って聞いたら 嫌い。 って言ってぎゅっと抱きしめるそんなところがすべて 大好きだったんだもん…。
あーぐるぐる。
どうしてそんなに私を好きでいる? わけがわかんない。
好きならその手を離してください。
「身はかくて さすらへぬとも君があたり 去らぬ鏡の かけは離れじ」 (私はこうして遠くへ流されても、貴方の側の鏡にある私の姿が、貴方の側を離れない様に、いつも貴方の事を思っていますよ) 「別れても 影をだにとまるものならば 鏡を見てもなぐさめてまし」 (お別れしても、せめて貴方の姿だけでも鏡に留まるものなら、それを見て慰める事もできるでしょうに)
こんな言葉を書いてくれるあなたは本当に私を思っていてくれてる。
それを感じるからこそ、なおつらいのです。
そんなに愛してくれているのに、どうして一緒になれないの。 こんな風に大事にしたい、愛したい、と思った人はいなかったのに。
だからこそ、一緒になれないのですか。
どうして出会ったのですか。
ずっと味方で居てくれる。 その言葉は嘘じゃない。 ずっとそばに居る。 これも嘘じゃない。 あなたの言葉は信じることが出来たのに。
今日は7月9日。 泣く日。
泣いていいよ。
なんかねー切なくて。
でも少しずつ前に進んでる。
切ないなぁー。
こんな温かい気持ちもどこか行ってしまうのかー。 ちょっと惜しい気もする(笑)
無理せんどこ。
きっと大丈夫。
今まで、私に起こったことは、すべて私の宝物になってきた。
だから、この思いも、思い出も、
私を輝かす何かになってくれる。
そう信じる。
交換日記に書いてあった言葉を見てゆれる。
ゆれるけど、別に戻りたいわけではなく。
ただ、向こうにある温かい気持ちが私に向けられなくなることが さみしいのかも。 向こうにある気持ちがどこかへ行ってしまうのが惜しいのかも。 分からないけど、前よりは大丈夫。
でも少しぐっときてしまった。
ありがとうって言われたらさ。
今でも中に存在してるって言われたら、何か…切なくなる。
でもそうしてお互い頑張って生きていかねばならないわけでしょ。
前を向いて、ちゃんと自分の線路に戻って、自分のすることしなきゃ だめでしょ。
うん、そうだ、大丈夫分かってる。
会ってしまった後のあの辛さ、空しさ、知ってる。分かってる。 もう甘いところ美味しいところ、自分をごまかさない。
このままでいたって、仕方がない。 どうしようもない。
進むしかないんだ。
自分が変わるしかない。
変わるときには、痛みを伴うが、次に進まなきゃならない。
もう前に進むって決めたんでしょ。
うん。
大丈夫、少しずつでいいよ。 今までこころに残っている思い出は消えないし、消さなくていい。
でもそのまま前に向かう勇気を持とう。
忘れることはない。 走ることもいらない。
ただ、後ろを振り向かず、前に向かって歩くこと。
頑張ろう、あたし。
小野瀬 遥
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