天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2004年10月31日(日) ドゥビドゥバシャバダバ  追記

まだまだ積読書架の本が減らないので、文庫本を買うのを控えている。が、しかし巷では次から次へと読みたい本が出版される。そして文庫本はすぐに絶版になってしまう運命に。ベストセラーやロングセラーになる本を読んでいるわけではないので、それこそその危険性が大きいのだが、如何せん本を読む時間(電車に乗っている時間など)が少ないのと、読むのが遅いのとで文頭に戻る。寝る前に読む手もあるのだが、布団に入ったら殆どすぐに寝てしまうので、それこそ1頁も進まないのである。
で、買うのを控えてるからと云って本屋に行かないわけではなく、素見(ひやか)しとそれでも何か買いたくなる様な良い本はないかと思い、最低週に1度は見に行っている。
昨日、ヨガとたけぞ氏の歯医者の上がり時間が一緒だったので、本屋で待合せをした。レジには珍しく店長君がいた。「やぁ!」と挨拶をしたら、「かなり前に注文してもらっていたのがあるんだけど、いる?」と 時代劇マガジンを差し出した。一も二もなく「いるでしょ」と即答。特集は見損ねた丹下左膳(トヨエツの方)。あとで引き取るから と、ぐるりと店内を見ているうちに、たけぞ氏がやってくる。またしてもうちにあるようなのと似た様な本を手に取る たけぞ氏。似た様なものではなく うちにあった。が、賢くもそれは買わず、あまりご飯を食べるうちではない癖に、色々なご飯のレシピ本を買った。で、アタクシは、付録である安西水丸の風呂敷が欲しくて、温泉本を買った。付録に弱いんだよな。
読みながら 昼寝をしてしまい、起きたら夜だったのが昨日。

今日は、まぁそこそこに起きて、昨日届いた野菜のお裾分けをM邸に運ぶ。葱・白菜・韮・柿を ハンスと云う名のショッピングカートに詰めて、てろてろ二人で出掛けた矢先、たけぞ氏がからすの落とし物襲撃に逢い、一旦戻る。落とし物を洗い流し、気を取り直してまた出かける。野菜は たいそう喜ばれる。帰り、駅前でサンドイッチと調理パンを買い、今月新しく出来た公園のベンチでランチにする。新しい公園は子供と犬の社交場の様な場所で、草ッパラと云うのに近いなだらかな斜面もある広々としたところだった。脇ッちょにベンチやら水飲み場やトイレやらがあって、打ち上げ花火や寝泊まりは禁止でもバーベキューは禁止事項にない不思議なところだった。大きな桜の木が、以前のまま残されている。春が楽しみだ。
今度、お弁当を作って来ようと話し合った。

納戸の整理をして、三味線の稽古をしてる間に日も暮れて、たけぞ氏が夕飯を作る傍らで、餃子を作って遊んでいた。

これから、御贔屓の役者が出るマゲ映画を見る。

充実した週末。呪文はドゥビドゥバシャバダバ

布団に入るとすぐに眠くなると書いたのが、先ほど、映画の後半で布団を敷いてもらい 横になったら、見事結末を見逃した。
世に不眠症やら寝つきが悪くて困る方が大勢いるとは聞くけれど、もし アタクシのこの性癖(なのか?)を分けることが出来るのなら あるいは処方箋に書くことが出来るのなら それそのとおりに差上げたいもので。

これから もう1本 ショートフィルムを見ようと思うのだけど、きっと寝るに違いない。



2004年10月30日(土) 雨降りお月さん 見えない時は雲の上

日記を書くのをご無沙汰をしているのだけれど、書いていない間も もちろん生活をしている。ごくごく当たり前。車窓から見えるマンションや民家、そこにもアタクシとは顔見知りでないだけで、アタクシの様に生活している人たちがいる。昔ッからそれが何とも不思議で面白く感じている。

この間、日記に「酒を飲まなくなった」と書いたのだけど、月曜日に義理姉と新宿で飲んでいて、日本酒を少々やりすぎた。火曜日は見事な二日酔頭痛。あはははは。
たけぞ氏(みそ爺)がお腹が出てきたことを気にしだしたので、うちではビールを買うことを止めた。人がきたり宴会をしている時は別だけど。
でも、酒は飲んでいる。
このところの食前酒(料理を作りながら飲んでいる酒)はりんごサワーで、これは自家製のもの。りんご酒にりんご酢とはちみつとレモンの絞り汁を入れて炭酸をまぜる。結構飲み口がいい。
そして、薔薇に移る。
夏に35本頂いた薔薇は、現在4本空いている。

この間、現場へ行った。会議に出たこととはあるけど、現場パトロールに行ったのは初めて。なかなかどうして 面白い。普段電話だけで話をしている元請けさんとも顔合わせをした。「おお こんな顔なのか」と多分向こうも感じたことだろう。半年ぐらいほぼ毎日の様に話をしているので、初対面の癖に気安かった。

銀行脇の宝くじ売り場で ロト6キャリーオーバーが3億円以上であるというPOPを見たので、つい買ってみる。1回に千円以上使わない。1等のあたり金額は3億円以上。というのが、アタクシの宝くじの自分ルール。5パターンの数字の組み合わせを登録してもらう。翌日、当選番号を見たら、全ての数字が前後1個ずれ。あらま このハズシ方がアタクシの人生をあらわしているようで、なんとも可笑しい。

寒い日が続くので、なるべく風呂に入るようにしている。湯舟に浸かる時に、詩集を携える。湯舟に浸かりながら、のぼせる手前までその中の作品を声を出して読む。読めない漢字や読みずらい旧仮名文字 自分の声が少し恥ずかしい。でも 声を出して読むと やはりいい。今読んでいるのは、井伏鱒二。

言い出しっぺのたけぞ氏(みそ爺)が来なかった 昨日の定例会。店主やみに、かまちんと楽しく飲み過ごす。彼等とは、まだ数年の付き合いではあるのだけど、その数年で飲んでる数が半端でない。慣れもあってか、人柄のせいなのか、アタクシの興味のナイ話題で盛り上がっていても、面白く聞ける。もちろん話の腰も折る。ただ、ここ数カ月の勤勉きわまりない生活のせいで、11時近くなるととたんに眠くなり眠くなり眠くなる。既に路上寝は卒業しているので、意識が辛うじてあるうちに家に帰る。

今朝、8時には起きられなかったのだけど、シャワーを浴びて ヨガに出かける。アタクシの様に平日働いている人間にとっては、土曜の午前中なんてとてもベストな時間だと思うのだけど、生徒さんはまだ少ない。レギュラーなのはアタクシだけ。毎回、少しずつ違うポーズを教わる(が、忘れる)。やり始めて3回目なのだけど、肩こりや腰痛が軽くなってきている。これは嬉しい。まだまだスリムになっている感じはない。多分明日は、また筋肉痛。うへ。




2004年10月24日(日) 謎の小包 と 地震の

土曜日。

枝豆パーティーだったので、すき焼を準備する。
小包が届く。
住所・電話番号の記載はあるけど、名無しのゴンベさん。
包みを開けてみても名無しのゴンベさん。
でも何となく誰だか分ったので、その電話番号に掛けてみると、ビンゴビンゴ。

包みの中味は、ルビー色に輝く秋の北の恵みがいく瓶か。
ありがたく頂戴し、少しお裾分けもしてみる。美味しいものは分かち合うと、さらに美味しいものを呼んでくる。


かなり酷い揺れの地震。
テレビをつけると、震源地の中越の次に震度がきついうちの実家。
心配だったけど、すぐに電話するのも躊躇われた。
暫くして電話をしてみたら、呼び出しが鳴るだけ。
きっと無事なんだ。この電話回線は、連絡を必要としている人たちに明け渡すべきなんだと思い直し、鍋の準備もあったので、以後連絡するのを止めた。本当に何かあったのなら、きっと連絡を取っているだろう他の姉弟から連絡があるとも思ったから。
今朝、みちえさんから電話。安否伺いの連絡をしなかったのは、あたくしだけだとなじられたので、上記の理由を述べ、反論。何となくみちえさんの言葉に苛立った。

知るのも孝行も大事なんだろうけど、ちょっと勝手過ぎ?


必要なものがそれを本当に必要としている方々へ少しでも早く伝わるよう。
心からそう思う。
災害にあわれた方々へお見舞い申し上げます。



2004年10月22日(金) 習う前に慣れてみる

夕方、予定していた買い物を 第三者のまことにごもっともな提案に因り明日の午後に延期して、では飲みに行くかラーメンを食べに行くかの問題に移行したのだが、イカの塩辛を貰ったのと昨日届いた芥子明太子をすぐに家の冷凍庫へ移さなければならないとで、寄り道もせずに真直ぐに帰宅。

でも何かをしたかったので、着物きてみた。

その格好で夕飯を作ったり、それを食べたり、今こうして日記を書いたりしている。
おやびんから貰った着物なのだけど、単衣だから本当ならそろそろ違うのかもしれない。浴衣の様に半帯を締めているだけなのでけっこうラクチン。
和服に慣れるのに、丁度よい。部屋着としてこれから着ていこう。

そのうちにちゃんと着付けを習うつもりだけど。変な癖がつかない程度に慣れよう。

今年の秋のテーマは 大正昭和桐下駄色足袋。




2004年10月20日(水) 似て異な・・・

自動車免許がゴールデン なのと 運転(とりわけ駐車)が上手い ということ。
片付けが好き なことと 掃除が好き なこと。
好き ということと 上手い ということ。
趣味が旅 ということ 気が付いたら何処ぞへ行っていた ということ。
パソコンが出来る ということと DVDの予約録画が出来る と云うこと。

この間の北でのスリルとサスペンスがもれなくついてくるドライブのあたくしにとっての冒頭のシーン。
その2時間前から操作していただろう ナビの使い方を元モヘヅもみなみさんもいっこも分っていなかったようで、後ろから口出しをしたら随分と誉められた。誉められて云うのもなんだが、あれはさほど難しい操作もなく、そこに書かれている文字を読みさえすれば、それなりに出来るナビだった。(まぁ、たいがいはそうだと思うのだけど)そこにこれからの旅を暗示するものが微かに感じとられた。
が本人の為にここで敢て云うのなら、

他の車にいちゃもんをつけるのは、まぎれもなくプラチナン。ブラーボブラーボ

みちえさん(多分還暦越えた)もそうなのだが、元モヘヅもかなりにちびっこなので、きっと対向車からは運転手が見えない状態だったに違いない。その助手席にぴろが座ったあかつきには、きっと前席無人後部満員状態でちとこわいに違いないと、ひっひひっひ笑っていたのである。今回の旅は 何を思い出すにしてもドライブがその主たるものなのだが、その車中で繰り広げられる様々な人間模様は、まるで三谷氏が得意とする舞台の脚本のようでもあり、台風で根こそぎ倒された森林の樹木やキラキラとした湖面の画像と共にいつまでもアタクシノココロに残るであろう。

ヤギさん、今度は是非運転手。



2004年10月18日(月) どっち

「私のメールが気に入らなかったのですか?」

と元の仕事(を給料も無しで未だずるずると手伝ってるのも変だと思うのだけど)で随分とお門違いなことを云ってきた若いコの、アタクシの【自称】「お局メール」(すんごく慇懃にでも辛辣に嫌味がずんと効いているメール)ヘの返事。
自分でもあらまぁ言い過ぎ?と思ったのだけど、お陰さまで機嫌は悪いは、体調も悪いわの上に、常々K氏から「Hちゃんにも僕らに云ってたようにばんばん云ってやって鍛えて下さいよ」なんて頼まれたりしてたもんだから、まぁいっか と思ったら、敵もさるもの引っ掻くもの。
冒頭の様な言葉が、言訳と一緒に来たのだ。
んまぁ〜!アタクシに楯突こうなんて500光年早いンぢゃない?(多分楯突いてはいない)
その勇気?に敬意を表して、「何処が気に入らないと云うのではなく、憤ったのです。そして、事情も分ったのだが、ああいう物事の進め方はよろしくない。判らないことがあったら、上司なり先輩なりに自分が考えた進め方でよいのか、確認してからの方がいい」と今度はなるべく穏やかな(でもえらそうな)調子で返事を書いた。
アタクシはいじわるだから、彼ヘの返答は、先輩であるK氏や上司のU氏へCCにして送った。
一発目のメールで、K氏もU氏もとても驚いたのだと思う。
彼等はさんざんお局メールを貰ってきているので、その文面にピンときたのだろう。
「H、おまえは、おきさんに何をして怒らせたんだ!」状態だったらしい。
明日あたりの彼等からのメールが楽しみ。
何をしでかしたのかも判らず、冒頭の様な台詞を吐くあたりに オオモノさを感じるのか はたまた オオバカさを感じるのか?


新人教育って大変ね。


自分の短気は棚上げ。



2004年10月17日(日) どどん

14日。
たけぞ氏、三十路突入。「みそ爺」と呼ぶようになる。
前夜の打ち合せ通り、みちえさんが朝の8時におめでとうコール。
彼女からのプレゼントは、キルトのベットカバー。うちにはベットはないけれど、ちょっと肌寒い時に包まったりするのに丁度いい。
弟からは、金沢の地酒が届く。弟はたけぞ氏がいたくお気に入りらしい。
ま、弟だけではない。
ゆーこさんからも誕生日ケーキ代わりにショートケーキを2個頂く。

15日。
北参り準備に先立って、衣替えをしてみる。
北からは段取り替えの連絡など細やかな配慮が感じられるメールが届く。
天気は暫く振りの晴。週末はずーっとそんな感じらしい。

16日。
遊びとなると寝起きがよいたけぞ氏。「ぴろちゃんが起きてるかどうか心配」と、朝早くからメールを打つ。もちろん、すぐに返事が来る。わひわひのまま、羽田。わひわひで千歳。魚にみとれて、みなみさんが出迎えたことにも気が付かない。
元モヘちんの危なっかしいんだかゴールデンなのか判らない運転で、寿司や→支笏湖温泉→札幌。
ただひたすら 何をしていても可笑しい楽しい。
子供の様に笑って遊んで笑って。でも大人だから 酒も飲んで。
ビール園でヤギっちとジンギスカンの唄を歌って、ノリの悪い他の人たちを恨みながら、今ここにいないおにおを慕い、二次会の居酒屋で飲み過ぎで撃沈したたけぞ氏を放っておいて、KPによるとある業界における住み分け/分類方法を聴いて、お開き。
ほろ酔いを目指したアタクシは、満点に近い飲みっぷりではかなろうか?

17日。
三たび快晴。バスにて空港へ。
秋の味覚やら何やらを沢山買って、東京。
それを持ってM邸。試験が終り自己採点では合格ラインを越えたと云うかん様を祝って、宴。
喋って笑って食べて、早々にお開き。

いい週末。
しあわせしあわせ。



2004年10月12日(火) 変容

またしても 禁酒中。
連休中に「おや?」と思うところあり、医者に行ったら ビンゴ。
そういう体質なのか、そういう時期なのか。
或いは両方なのかもしれない。
「お酒は程々にして、週3日ぐらいにしておきなさい!」
久しぶりに夕御飯を食べに行ったM邸で、おばあちゃんに真顔で説教された。

ぴろも真顔で「飲み過ぎに注意しれ」と飲んでる席で云うので、やつに云われたら、色々痛いことも知られているので、「へい」と返事をする。

まぁそうでなくても、最近は飲んではいるけど量が減った(気がする)。昔の様に飲めなくなった(気がする)し、そういう飲み方が楽しくなくなった(気がする)。飲んでることが楽しいのではなくて、飲んでる時の雰囲気の方が好きなのかもしれない。

一人で飲んでる雰囲気も好きだけど。

兎に角、タバコは止めてしまったけど、酒は止めたくないので、まぁ程々にしておこうと思う。

って、なんか 大人になったみたいじゃない!

そそ、今日行った医者は、去年振りに行ったのだけど、その時にアタクシは200円多く払っていたらしい。今日返金された。
得した様な変な気分。



2004年10月11日(月)

土曜日。
台風が午後に酷くなるということで、楽しみにしていた『たこ(焼き)パ(ティー)』は延期。アタクシの仕事人も真っ青の千枚通し捌きをご覧頂けなくて残念。
午前中、ヨガ教室に出掛けた。
前々から探していたら、うちの近所で10月から始まったらしい。値段は手ごろだし、講師の先生は実力派(ダンス大会で受賞歴があるとか)。前日に電話をして状況を聴いてみたら、大丈夫だと言うことで、早速。普段でも予約の必要がないらしく、「来られそうだったら来る」程度でいいみたい。この日は雨のせいか他の生徒が集まらず、殆ど個人レッスンとあいなり、得した気分。呼吸法や姿勢など細かに指導してもらう。肩こりにいい家でもできるポーズも教わって、1時間半のみっちりとしたレッスンが終了。来週はダメだけど、これからの土曜の午前中は出来る限りここへ来てみよう。
ぴかりん姉さんに借りた映画のDVD。まぼろし というタイトル。主人公のファッションがとても素敵だった。夫が突然にいなくなり、それを認められない妻。周りの忠告や進言に耳を貸さず、まるで夫がいるかのごとく振舞う様は、哀れで愚かしいけど、それだけではないなんだか宙ぶらりんな感情。そそ、前々からかなり子供の頃から感じていたンだけど、アタクシは感想を云うのが上手くない。
今年最初の湯豆腐。モミジおろしを大量に作って、あつあつほくほく。出し汁は明日、おじやを作る時に使うことにする。

日曜日。
たけぞ氏の初めての免許の書き換え。グリーンデンからブルーデンになり、ペーパードライバーまっしぐら。途中で待合せをして、ぶり2の誕生日プレゼントを買うために吉祥寺へ。他、食料品やら食器類やらを買い、最後は時元の本屋で池波正太郎特集が組まれているサライの特大号と別冊太陽の「カタリの世界」を買う。今、積読書架が一杯なので、せめてひと段が空くまで文庫本を買うのを止めている。幾つかの新作にココロ奪われるも、ガマンガマン。
三味線の稽古をしてみるが、どうも調子が出ず、突っかかってばかり。ホントにこの調子であがれるんだろうか?金曜日にいい三味線を聴いたばかりの耳が、音の悪さに閉口してる。毎日少しでもいじった方がいいんだよなぁと、いつもの反省。
昨日の出し汁を使ったのに、洋風のおじやを作る。隠し味はパルメザンチーズ。オリジナルは、みちえさんのレシピ。だからとても簡単。風邪の治りかけの時などに作ってくれたもの。ミックスベジタブルと固形スープのもとと冷やご飯が基本。

月曜日。
朝から約束通りちゃんと起きて、皿を洗うたけぞ氏。約束通り、ゴミ出し選手権にも見事出場を果す。積読書架も自分の分を整理して、ついでにPC書架も整理していた。朝からぱきぱきと家を片付けて掃除する。
早めの昼(たけぞ氏が作ったスパゲティーだったけど、味が今一つ惜しかった)を食べて、三味線の稽古。昨日とは違って、そこそこに音が出た。バチのあたり方や指の形に気をつけてると、つい引っ掛かったり、はたと音を忘れたり。大分自分の頭の中では曲が出来ているのだけど、指がイマイチおっつかない。引っ掛かるところを重点的にさらって、足の痺れに我慢出来なくなったところでお終い。
お針箱を片付けて、ついでに読書用のクッションを作ることにした。ゆーこさんから貰った茶色の紬を本体に、おやびんから貰った黄緑色の縦じまの紬を襠にして、ちくちくと大江戸捜査網を見ながら縫っていた。完成したのが、画録帖にアップしたもの。茶々丸と名前をつけた。
夕飯は、買い出しに行っていないので家にある残り物で、たけぞ氏がソバ飯を作ってくれた。これは、薄味だったけど、なかなか美味しくて、瞬く間に平らげてしまった。
これから、茶々丸を初使いして、今途中のブリジット・オベールの『異形の花嫁』を読むつもり。この作家のミステリーは、グロテスクで怖くて面白い。





2004年10月09日(土) 聴いてみた

昨日、会社を早退して平塚まで、ハワイアンと長唄のコラボライブ(なんだろうか?)「マカハサンズコンサートin湘南」に行ってきた。
おっしょさまが関係しているので、かん様ゆーこさんの名代としてという意味もアル。

ステージは2部構成となっていて、
第1部は、マカハサンズへの歓迎の長唄の演奏
で、どちらも考えられないくらい素晴らしい(らしい)顔ぶれ。
2曲演奏されたのだが、
1曲目は、女性だけの演奏。唄2人、三味線2人(これをどういったのか言葉を忘れた)
杵屋悦子・秀子御姉妹。今回初めて演奏を聴いたのだが、秀子さんの声が低音も高音も良い感じに響いていて、好み。悦子さんの三味線の指裁きにみとれてた。演目は、秋の色種(あきのいろくさ)。これは、三味線の
上調子との音の重なりがとても綺麗。
2曲目は、男性だけの演奏で、こちらは小鼓がはいった。
唄は、杵屋音吉。この人が玉三郎の出囃子の立唄をしている。声は明瞭でとても聴きやすい。たしかに玉三郎の舞とよくあいそうな。(生意気)
演目は、島の千歳。小鼓の端切れのよい ポンポンという音が岩に弾かれる波の音のようで、三味線はさらさらと渚に寄せる波のようで、心地よい曲だった。

第2部は、今回の主である マカハサンズというハワイアンバンドの演奏。
このライブの主催がこのバンドのファンクラブというだけあって、舞台美術もライティングも気合い入ってる。
地方の公営のホールにしては、いやに高いと思った席料は、こういうことや出演者にプレゼントされた真珠のレイに使われてるのね。とちょっと嫌味。あの半分の席料だったら、もっとヒトが入ったかもしれないのに・・・。と思うぐらいにガラガラだった。まぁ、天気もよくなかったし、しょうがないか。
話がそれたが、演奏はとても心地よかった。ギター2、ウッドベース1の3人で、ハーモニーが素晴らしい。知ってる曲はブルーハワイしかなかったけど、楽しそうに嬉しそうに演奏していて、客席にいるオジサマオバサマたち(しかいないぐらいだった)もカラダを揺らしながら楽しそうだった。
時おり、フラダンスも一緒に披露され(日本人のフラダンサーで、翻訳してくれたり、司会進行してたり)それも結構綺麗で楽しめた。初めて男性のフラダンス(ハワイ在住のフラダンスの講師らしい)をこの時に見たのだけど、女性のそれが叙情的で手の動きの美しさが引き立てられるのに比べて、ステップの軽やかさと、仕草の愉快さ(っていうのか?)を感じた。そういう曲だったのかもしれない。

全ての演奏が終り、主催者の挨拶があった。
「マヒナの夢におつき合い下さりどうもありがとう」って、
この老嬢の夢だったんかい!すごいことだ。


平塚から雨の中、東京に。あまりにもお腹が空いたので、太好に寄って美味しいモノを食べさせてもらった。

今日、昨日聴いた長唄をまた聴いてみたくて、早速アマゾンで買ってみた。



2004年10月07日(木) 見てみた

フジの大奥。

松下さんの腰のししおきぐあい。
梶さんのコノミチん十年の貫禄。
高島さんの成長っぷり。
それぞれに見ごたえがあったよな。

ナレーションをしている若い女優の声に馴染みがなくて、
ちとアレなンだけど、今時はそんなものか。

藤田まことの家康が名古屋弁喋ってるのにはたまげた。

うほほ。



2004年10月06日(水) はまりもの

ここンとこ雨続きでちょいと嫌気がさしていた矢先、今日は朝からさっぱりとお日さまも出てる。
こらぁ気持ちがいいってもンで、歩く時も頭をつーっとあげていてると、この間までちぃーっとも気が付かなかった柿が赤くなってる。あれ?何時の間にこんなに赤くなったんだろうねぇ。ついこの間までは、青い実だって見えなかったのにねぇ。
匂いばかりしていたキンモクセイも頭あげたもんだから一斉に見えてきて、こんなにあったンなら、そら匂ってくるてぇな具合。
あぁ 秋だねぇ。
秋は、色々なことにハマるのに絶好の季節であるようで、チマタでは「スポーツの秋」「読書の秋」「ゲイジュツの秋」「食欲の秋」なんてよく云われますが、ここスナックたけこでも各々ちょいとばかりハマりものがありまして、今日は暫くご無沙汰してましたの御挨拶代わりにちょいと御披露。


・ペット かれこれひと月ぐらい経つかもしれない。夕方というよりもすこし暗い時間、二人で買い物をしていた時、店仕舞いしている花屋の軒先きで、唐辛子の鉢植えがとても安く売っていた。普通だったら「ほらごらんよ、唐辛子だよ。あれは食べられるのかねぇ」なんてぐあいで終るのに、何を思ったのか、たけぞ氏、仕舞支度に追われている店員をつかまえて、その鉢植えを買い求めた。嬉しそうに「この子の名前は、『唐辛子』さんだから、呼ぶ時は『からからこ』さんって呼んで」ってな具合で。朝、声を掛けながら水やりしたり、日のアタリ具合を心配してあげたりで、かいがいしく世話を焼いている。お陰でなのかどうなのか、食べられるかもしれない唐辛子の実は旬を過ぎ萎んでしまった。

・志ん朝 落語家の。ちくま文庫で志ん朝の落語集が発行され、買い求めては、ひっひひっひ 読み笑っている。あまりにも楽しそうなので、誕生日プレゼントにはちょいとばかり早かったのだが、CD集をプレゼントした。これまた ひっひひっひ。もともとが嫌いではないンで、ついついつられて こっちも ひっひ。うちに帰って、夕飯の仕度をしている最中に、このCDを流しながら調理していると、笑いながら作るせいなのか、味がまろやかになる様な。疑ってるなら、お試しあれ。

・まげ これは相変わらずのものなンで代り映えしないけど、
【雪之丞変化】ここ二三ン日前まで放映していた 五社英雄監督の丸山明宏(現・美輪明宏)主演の「雪之丞変化」にはまりまくって、凄い時は一日に三度も同じものを見てしまっていたぐらい。情念を撮らせたらこの人!と勝手に思ってイル五社英雄監督の演出もさることながら、丸山明宏のアップにも耐える、なんとも妖し気な魅力がたまらない。伏し目にした時のまつげの長さ、上目遣いの色っぽさ、復讐に燃える時の冷酷な目の輝き。これほどまでに目に魅入られれしまうのも珍しい。女形と盗人のふた役なんだが、声色から仕草までちゃんと使い分けていて、さすが!と感服。細川俊之や夏八木勲、吉行和子がぴちぴちに若い。この間、救い様がない結末で終ってしまって、本当にがっくり。や、結末はあれでしかないからいいンだけどね。
なんて思っていたら、エンピツではない日記のサイトのオフでこの間お会いした方もこのマゲをご覧になったようで、やはり丸山明宏を絶賛されていたのが嬉しく思った。

【雪姫隠密道中記】ぴっちぴちの片平なぎさがかわいい。もともと御贔屓の中村敦夫が、化け上手の盗人の親分。大江戸特捜指令もそだったけど、ニヒルな顏して実は、コスプレ大好きなんでは?と勘ぐりしまくり。渋いんだかおちゃらなのか判らない。そこがまたいい。この芝居でのあおい輝彦は、いつ見ても目が赤い。確かにあおい輝彦だけ酒を飲むシーンが多いしと飲ンで芝居してるのかしら?と疑ってしまう。エンディングの甘い歌声は、テイチク版のマゲ主題歌には収録されている。でもあまり唄はうまくないと思う。最近はこれが仕事中の鼻歌。この間箱根を越えてしまい、目的地の江戸までもう少しなので、やきもき。

【大江戸捜査網】今見ているのは、杉良バージョンでシリーズ最初。あの有名な一列横並びの「死して屍拾う者無し」のナレーションはまだないンだな。この頃の時代劇は、ハードボイルドっぽいタッチのモノが多く、これもそうなんだけど、まだ2人しか隠密同心いない。梶芽衣子の芸者小波は、隠密だけど同心て感じではないし。ぱぱぱーんとキレがあっていなせな柳橋の売れっ子芸者、なかなかのべっぴんさん。その後、この方は修羅雪姫で炸裂するんだろうけど、タランティーノもお目が高い。そして、きんちゃっきりの山猫お七こと岡田可愛(名前の通り可愛い)のオンナ一匹ほれたオトコにゃとことん尽くすいじらしさ、将棋占い師のお虎さんである樹木希林の怪女っぷり、頼れる姐御肌で小料理屋の女将さんの白木真理の情と粋とがうまくからげってる感じやら、三ツ木清隆のオトコ好きの若もんの純なまっすぐさなんてぇ感じで、サブキャラの描きもなかなか。お約束通りなんだけど、そこがまた楽しい。

・貯金 赤豚(画録帖参照)にもちょくちょく入れているンだけど、今師走のコトの為に500円玉貯金をしている。始めると結構面白く、半月ばかりで昼の部を貯められた。たけぞ氏にも助けて貰ってちりも積もれば黄金色。このまま無事に・・・・・・師走の頃にこう御期待。

というわけでござンして、語り調はちょいと落語のそれを真似てみたり。
オチがなくてスミマセン。



2004年10月01日(金) 前略 小路芳子様


あなたがモヘジという名をさよならしたのは ついこの間。
小路芳子 という名だってアタクシが勝手につけた
純愛小説で直木賞をも手中に納めんが為の名
だから、この名前を使ってもらえるかどうかも知らないのだけど。
けど、結構乙女的でいい名前だと思ったり。

名付け親の素質あり?
そう思ってくださったら、
アタクシにHNや何かを名付けてもらいたいヒト居たら、
是非紹介して下さいませ。

そそ、ゴット・ファーザーが漢字で書くと「代父」だって御存知?
この間、ソウルの露店商で「代父」のビデオが売ってて、びっくら。
マーロン・ブランドンの顔の下に「代父」の文字。
なんだって 「代父」。ぷぷぷ。

露店商といえば、誘い文句が
「完璧な偽モノあるよ!」とか
「スーパーコピーだよ!」とか。
これにも結構笑ったけど、
タイだと
「偽モノだから安いよ!」
そして今まで最高に笑えた露店商の誘い文句はパリ。
「ビンボープライス!」
なんじゃそりゃ ではございませんか?

パリは、今年知り合いが2人も訪れる街。
一人は仕事、一人は観劇。それぞれにトレビアン。
アタクシには、酔っ払って財布を落した街。
何処へ行ってもやることが同じだなんて哀しい。

だからと云うわけではないけれど、
今月、そちらへ行きますわ。
何しに行くの?って聞かれて「えぇ 飲みに」って。
毎度のコトね。

というより、こんなことしてたらストーカーみたいだって。
いや〜ん。

                        かしこ


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